取材の舞台裏(15)ラーメン二郎のツイート炎上事件…川原ひろしさんに感謝の取材

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松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵

松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵

青山学院大学大学院法務研究科卒業。1985年から2014年まで日刊スポーツ新聞社に勤務。退職後にフリーランスのジャーナリストとして活動を開始。

大盛りで有名なラーメン二郎の仙台店で、客が店員が止めるのを聞かずに「大」を頼み、半分以上残して笑いながら「食えるわけねーよ」と言ったのに対して、店員がツイートで「金払えば何してもいいと言う勘違いした態度。半分以上残した後笑いながら食えるわけねーよ。とクソ野郎三連コンボのお客様がいらしたので帰り際に人生初の『2度と来ないでくださいね~』が自然と口から出てて驚く」(原文ママ)とつぶやいたことに関する記事。当時はネット上で結構な騒動になっていた。

『ラーメン二郎』ツイート炎上、マネーの虎・川原ひろし社長吠えた「ノーマネーでフィニッシュ」

ラーメン二郎の本店(三田)

記事にするまでに苦労した。最初はラーメン二郎に行ったものの、予想通り取材はお断り。それは従業員のやったことに対して無責任じゃないのとは思うが、相手が拒否する以上、どうしようもない。

そこで一般のラーメン屋さんや、チェーン店に話を聞くということにしたが、匿名でも(そんなことに関わり合いたくない)と思うのだろう、どこも協力してくれなかった。

そこで僕の方から編集部に「川原ひろしさんに頼もう」ということで提案して、ようやく記事にできた。苦労した分、記事の反応は良くアップしてすぐに1位になったような記憶がある。

もっとも、川原さんの事務所に取材を申し込んで、その趣旨を説明したら「は?」という感じ。取材申込書を送付し、電話で口頭でも説明して取材を受けていただいた。川原さんは気さくな方で、すごく協力的だったのを覚えている。

記事の締めに使った最後の「ノーマネーでフィニッシュです」は完全に僕が狙いに行った(笑)。今の若い人には分からないだろうけど、きれいに落ちたというか。スポーツ新聞的ではあるけど。

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