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	<title>ウラン濃縮 | 令和電子瓦版</title>
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	<title>ウラン濃縮 | 令和電子瓦版</title>
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		<title>完成間近の核燃料再処理施設 六ヶ所村の現在</title>
		<link>https://reiwa-kawaraban.com/economy/20230501/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[石井 孝明&#x1f1ef;&#x1f1f5;　＠東京 Tokyo&#x1f1ef;&#x1f1f5;]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 30 Apr 2023 23:42:47 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[経済]]></category>
		<category><![CDATA[IAEA]]></category>
		<category><![CDATA[核燃料再処理施設]]></category>
		<category><![CDATA[プルトニウム]]></category>
		<category><![CDATA[核燃料サイクル]]></category>
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		<category><![CDATA[ウラン濃縮]]></category>
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					<description><![CDATA[　日本原燃の核燃料サイクル施設（青森県六ヶ所村）の完成が近づいている。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　日本原燃の核燃料サイクル施設（青森県六ヶ所村）の完成が近づいている。同社は2024年上期のできるだけ早くの竣工を目指す。それによって核燃料サイクル政策が動き出す。３月末にここを取材した。現状を報告する。（元記事は<a href="https://withenergy.jp">with ＥＮＥＲＧＹ</a>・<a href="https://withenergy.jp/2079">完成目指す青森県・六ヶ所の核燃料再処理施設、現状を取材</a>）</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 14pt;"><b>◆原子力発電を支える重要施設</b></span></p>
<div id="attachment_16259" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/04/syasin.jpeg"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-16259" class="wp-image-16259" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/04/syasin-300x180.jpeg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/04/syasin-300x180.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/04/syasin-768x460.jpeg 768w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/04/syasin.jpeg 964w" sizes="(max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-16259" class="wp-caption-text">ウラン燃料はペレット状に加工され、金属の容器に入れられる。写真のペレットは模型（撮影・石井孝明）</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　「バックエンド施設が一箇所に集まっているのは、世界にここ六ヶ所だけです。発電と再処理は原子力における「車の両輪」。一日も早く稼働させ、地元、そして原子力関係者の期待に応えたい」。施設を案内した幹部は抱負を述べた。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　「バックエンド」とは、原子力発電では燃料製造や使用済み燃料処理など、発電以降の下流部分をいう。この六ヶ所村の日本原燃には、核燃料再処理、建設中のMOX燃料製造、低レベル放射性廃棄物の処分、高レベル放射性廃棄物の一時保管、そしてウラン濃縮の５つのカテゴリーの施設が立ち並ぶ。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　核燃料サイクルで行われるプルトニウムの分離や、ウラン濃縮などは、核兵器の製造に結びつきかねない。世界で核燃料サイクルができる国は非核兵器保有国では日本だけだ。世界で核燃料サイクルができる国は自由陣営では日本以外には英仏だけだ。技術力、国力、そして他国にそれを認めさせる外交努力が必要になる。日本は関係者の努力によって、稀な地位を獲得した。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　現地を訪れると、日本原燃の敷地の広さ、それぞれの建物の巨大さが印象に残る。その面積は、青森県下北半島の六ヶ所村に約730万平方メートル、再処理施設（専用道路などを含む）だけで約390万平方メートルあり、そこに巨大な建造物が並んでいる。再処理の新規制基準対策工事のピーク時には、約3200人の同社社員に加え、約8000人の協力会社の人が働いていた。MOX燃料工場（モックス：ウラン・プルトニウム混合酸化物）も建設中だった。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　詳細は自粛し明かせないが、警備は大変厳しかった。ここにはＩＡＥＡ（国際原子力機関）の査察官と、原子力規制庁の職員が常駐し、監視を続けている。この場所で扱うプルトニウム、ウラン235が核兵器の材料になりかねないためで、国際的に注目される施設だ。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 14pt;"><b>◆着々と進む廃棄物処理対応</b></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　建設中のMOX燃料工場以外の４つの施設を順に見た。ウラン濃縮工場は、1992年から稼働している。天然ウランに0.7%程度しか含まれていない「ウラン235」の割合を３～５%に濃縮して高め、発電に使えるようにして燃料に加工する。濃縮度を70％以上にすると、ウラン型核爆弾の材料になりかねないために、厳しい監視を国と国際機関が行なっている。中は原則非公開だ。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　低レベル放射性廃棄物埋設センターは1992年から操業している。作業員の服など原発の作業で出た廃棄物をセメントなどで固型化して埋設する。放射線量は搬入の時点からほぼない。60万立方メートル分、ドラム缶300万本分の埋設が計画されている。現在、24.5万本程度が運び込まれた。22年度は約１万本が搬入された。まだ当面、埋設の余裕はある。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　「トイレのないマンション」などと、原子力反対派は50年前から変わらないスローガンを掲げている。しかし実際には着々と廃棄物処理の対応が進んでいる。20年以上前、高レベル放射性廃棄物のこの施設への搬入の際に、反対派が全国から押し寄せた。しかし安全な運営を続け事故もなかったために、今ではそのような運動は周囲で見られなくなったという。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 14pt;"><b>◆再処理工場の稼働で原子力の諸問題が前進</b></span></p>
<div id="attachment_15792" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/04/eb565a1c0b92e29c3e2db1d095491493.jpg"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-15792" class="wp-image-15792" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/04/eb565a1c0b92e29c3e2db1d095491493-300x180.jpg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/04/eb565a1c0b92e29c3e2db1d095491493-300x180.jpg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/04/eb565a1c0b92e29c3e2db1d095491493.jpg 567w" sizes="(max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-15792" class="wp-caption-text">建設中の日本原燃の核燃料再処理施設（同社HPから）</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　そしてこの施設の中核は、核燃料の再処理工場だ。原子力発電で行われる核分裂反応で、ウラン燃料の全てが物質転換するわけではない。大半の成分はそのままで、プルトニウムや核分裂の生成物ができる。その使用済み核燃料を化学反応させて物質を分離させ、使えるウランとプルトニウムを取り出す。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　使用済み核燃料６体（約３トン）から、ウラン燃料１体、MOX燃料は１体、高レベル放射性廃棄物のガラス固化体（約500キロ）３本が作られる。燃料は再利用ができ、処分しなければならない廃棄物の体積が4分の１に減り、プルトニウムもMOX燃料で消費できる。年約800トンの使用済み燃料を処理できる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　プルトニウムは核兵器に利用しやすい。日本は原子力の平和利用を進める観点から、余剰プルトニウムを持たず、核燃料サイクル政策でそれを消費すると世界に説明してきた。六ヶ所の再処理工場は、民間企業の一工場である一方で、日本の対外公約を実現する重要な施設になっている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　仮に使用済み核燃料を直接処分した場合、放射線量が天然ウラン並みに低下するのは10万年必要だ。これに対し、燃料を再処理することによって同じ程度に低下する期間は8000年程度で済む。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　つまり再処理をすることで、燃料再利用、放射性廃棄物の減容、有害度低減というメリットがある。そして余剰プルトニウムを持たない国策の実現という意味がある。日本は無資源国だ。この核燃料サイクルによって、エネルギーの海外依存度を減らそうと1950年代から構想されてきた。それが今、実現しようとしている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　再処理工場の建設費は当初計画の４倍の３兆1000億円になり、建設開始から2040年ごろまでの総事業費のめどは14兆4000億円になる。確かに巨額であり、その予定外の出費の是非は検証されなければならない。しかし現在の電力市場の規模は2022年で15兆1000億円と巨大なもので、核燃料サイクル事業費はそれよりはるかに小さい。核燃料サイクルの多くのメリットを考えれば、コストは決して高いものではなくなる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 14pt;"><b>◆なぜ審査は遅れたのか</b></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　ただし再処理工場の竣工は遅れている。1992年に建設を始めたが、昨年22年９月に26回目の工事完成の延期を発表した。日本原燃は「2024年度のできるだけ早く」と期限を設定した。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">26回の延期は、原燃のマネジメント体制の問題もある。しかし2011年以降の原子力の新しい規制体制にも問題があるように思える。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　東日本大震災の後に、これまでの許認可を棚上げし、原子力規制で建設の認可が全ての原子力施設でやり直しになった。これは無駄なことだし、法律上の根拠はなかった。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　日本原燃は2014年１月に事業変更許可申請を出し、それが2020年７月にようやく認められた。現在、設計と工事計画の認可を求め、並行して認可前でも施工可能な場所は安全対策工事を行なっている。ところが、今年３月末の原子力規制庁との審査会合では原燃が提出した申請書６万ページのうち約3000ページに、誤記や記載漏れがあったことが明らかになった。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　規制庁の上部機関である原子力規制委員会の山中伸介委員長は、「何らかの方策を考えなければならない時期に来ている」と、原燃を批判する発言を行った。確かに原燃の準備の足りなさは問題であるが、責任は原燃だけにあるのかと、私は思う。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　再処理施設は国内でここしかない。そこには他の原子炉の６倍程度の多くの設備がある。国内で審査の先行事例がないため、規制庁も、原燃も審査に試行錯誤を繰り返している。この事情を考えた対応を規制庁もするべきだった。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 14pt;"><b>◆過剰規制が</b><b>招いた工事の遅れ</b></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　また素人の筆者の判断であるが、装備を過剰につける形で安全対策の規制が行われ、それが合理的であるか疑わしかった。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　新規制基準では、航空機衝突、天災による冷却機能の喪失などの重大事故への対応が行われている。しかし再処理施設は高熱を管理する必要のある原子力発電所ではなく、化学プラントだ。アクシデントが起きても、その事故の進行度が全く違う原発と同じような規制を課している。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　例えば、ここでは主要設備に竜巻対策が取られていた。他の原子力発電所と同じように、国内の気象観測で最大級の風速毎秒100メートル以上の竜巻対策を規制庁は求めた。そのために施設の冷却に必要な冷却塔、排気・換気ダクト、重要な配管に、竜巻での飛来物から設備を守る、鋼鉄製の防護網や板が設置されていた。また火災対策として、これまであった消火設備の地下化などが行われていた。ここでは過去、大規模な竜巻は観測されていない。ここまでの対策は必要なのか。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　原子力施設が安全になることは良いことだ。しかし対応で高まる安全性と、経費や建設の手間に釣り合いは取れているのか。日本原燃の経費は電力の利用者が最終的に負担し、遅れも利用者に負担を強いる。また稼働をしながら工事をするのが、欧米の原子力規制の一般的なやり方だ。日本の原子力は工事完成まで、プラントの稼働を止めてしまう。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　こうした一連の過剰規制が適切か。私は疑問に思った。ただし原燃は、粛々と工事と安全対策の訓練を重ねている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 14pt;"><b>◆竣工目指し努力は続く</b></span></p>
<div id="attachment_16262" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/04/plant-image-2.jpg"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-16262" class="wp-image-16262" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/04/plant-image-2-300x180.jpg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/04/plant-image-2-300x180.jpg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/04/plant-image-2.jpg 667w" sizes="(max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-16262" class="wp-caption-text">MOX燃料工場のイメージ（日本原燃HPから）</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　竣工の遅れに対し、電力業界も支援を続けている。審査対応などで日本原燃に電力各社から多数の社員を派遣している。日本原燃の増田尚宏社長は2024年度上期のできるだけ早くに竣工させるという目標は変えていない。そしてMOX燃料工場も2024年度上期に竣工の予定だ。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　2019年に社長に就任した増田氏は、エネルギー業界では「英雄」として知られる。東日本大震災の時に、津波に襲われた東京電力福島第二原発の所長として、対応を行い、プラントを安全に冷温停止させた。その実績が高く評価されている。その熱意は社長に転じた日本原燃にも活力を注ぎ込んでいるとされる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　同社は、2021年12月から体育館に関連企業、社員を集め、コロナ対策をしながらそこで400人ほどが机を並べて働いている。審査対応を、一緒に練る場所を作り、連携を強めるためだ。竣工を目指し、関係者が一丸になって取り組んでいる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　遅れは原子力のこの事業を受け入れ、それによる経済の発展を期待してきた青森県の人々を失望させることにもなる。１日も早く完成させ、核燃料サイクルを形にしてほしい。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　再処理施設の完成は核燃料サイクル政策を動かし、それが原子力をめぐる諸問題を、解決に向けて前進させる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">※元記事は石井孝明氏のサイト「<a href="https://withenergy.jp">with ＥＮＥＲＧＹ</a>」で公開された「<a href="https://withenergy.jp/2079">完成目指す青森県・六ヶ所の核燃料再処理施設、現状を取材</a>」　タイトルをはじめ、一部表現を改めた部分があります。</span></p>
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