<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?><rss version="2.0"
	xmlns:content="http://purl.org/rss/1.0/modules/content/"
	xmlns:wfw="http://wellformedweb.org/CommentAPI/"
	xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"
	xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom"
	xmlns:sy="http://purl.org/rss/1.0/modules/syndication/"
	xmlns:slash="http://purl.org/rss/1.0/modules/slash/"
	>

<channel>
	<title>ブラックアウト | 令和電子瓦版</title>
	<atom:link href="https://reiwa-kawaraban.com/tag/%e3%83%96%e3%83%a9%e3%83%83%e3%82%af%e3%82%a2%e3%82%a6%e3%83%88/feed/" rel="self" type="application/rss+xml" />
	<link>https://reiwa-kawaraban.com</link>
	<description>政治、社会、運動、芸能など、様々なジャンルのニュース＆オピニオンサイトです</description>
	<lastBuildDate>Sun, 20 Mar 2022 11:38:03 +0000</lastBuildDate>
	<language>ja</language>
	<sy:updatePeriod>
	hourly	</sy:updatePeriod>
	<sy:updateFrequency>
	1	</sy:updateFrequency>
	<generator>https://wordpress.org/?v=6.8.5</generator>

<image>
	<url>https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/icon.jpg</url>
	<title>ブラックアウト | 令和電子瓦版</title>
	<link>https://reiwa-kawaraban.com</link>
	<width>32</width>
	<height>32</height>
</image> 
	<item>
		<title>伊藤詩織氏判決 アフターピルの陥穽</title>
		<link>https://reiwa-kawaraban.com/justice/20220320/</link>
					<comments>https://reiwa-kawaraban.com/justice/20220320/#comments</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[松田 隆&#x1f1ef;&#x1f1f5;　＠東京 Tokyo&#x1f1ef;&#x1f1f5;]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 20 Mar 2022 03:00:13 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[司法]]></category>
		<category><![CDATA[伊藤詩織]]></category>
		<category><![CDATA[山口敬之]]></category>
		<category><![CDATA[Black Box]]></category>
		<category><![CDATA[ブラックアウト]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://reiwa-kawaraban.com/?p=13341</guid>

					<description><![CDATA[　伊藤詩織氏と山口敬之氏の民事訴訟の控訴審判決で、東京高裁は明らかな判断ミスを犯していると思われる。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　ジャーナリスト伊藤詩織氏とＴＢＳ元ワシントン支局長の山口敬之氏の民事訴訟控訴審で、本訴は伊藤氏の一部勝訴となった。しかし、東京高裁は明らかな判断ミスを犯していると思われる。性交した当日に伊藤氏がモーニングアフターピルを処方してもらってた事実は、伊藤氏ではなく山口氏の供述の正しさを裏付けるもの。その点を見落として山口氏の主張を退けたのは、大きなミスと言うしかない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■対立する両者の主張</span></strong></span></p>
<div id="attachment_13368" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/ffc810b8d9c8e44ee9313bc72ad403fe.jpg"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-13368" class="wp-image-13368" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/ffc810b8d9c8e44ee9313bc72ad403fe-300x180.jpg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/ffc810b8d9c8e44ee9313bc72ad403fe-300x180.jpg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/ffc810b8d9c8e44ee9313bc72ad403fe.jpg 709w" sizes="(max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-13368" class="wp-caption-text">伊藤詩織氏（撮影・松田隆）</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　伊藤氏が山口氏に損害賠償を求め、山口氏が名誉毀損で損害賠償請求等の反訴提起をした裁判の控訴審判決は１月25日、東京高裁（中山孝雄裁判長）で言い渡された。山口氏に332万円余の支払いを命じる一方で、一審では棄却された反訴請求の一部が認められ、伊藤氏に55万円の支払いを命じた。両者共に上告している。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　本訴（伊藤氏の山口氏への訴え）のポイントは2015年４月４日午前に行われた性交につき、伊藤氏の同意があったか否かという点。密室での出来事、何があったのかは当事者である２人にしか分からない。両者は性交があったことは認めているが、伊藤氏は同意はしておらず、山口氏は同意があったと主張しており、事実関係も全く異なる。両者の主張を簡潔にまとめると以下のようになる。露骨な性表現が含まれているが、重要な意味を持つのでご容赦いただきたい。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;"><strong>★伊藤氏</strong>：４月３日夜に２人で寿司屋で飲食し、翌朝午前５時に山口氏が滞在するホテルの部屋で下腹部に裂けるような痛みを感じて目が覚めた。山口氏の性器が挿入されている状況で、「痛い」「やめて」と言ってもやめてくれず、「トイレに行きたい」と言うと体が離れ、トイレに行った。しかし、トイレを出ると山口氏が目の前に立っており、ベッドに押し倒され無理やり性行為をされそうになった。英語で「何するつもりなの」「何でこんなことするの」などと罵倒した。激しく抵抗したため、この時は性交（性器の挿入）は行われなかった。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;"><strong>★山口氏</strong>：４日午前２時頃にホテルの一室で伊藤氏が目を覚まし、「私は不合格ですか」と聞くなどした。その後、伊藤氏に「少しでもチャンスがあるならこっちへ来て下さい」と誘われ、２時過ぎ頃から性交を始め、性器を挿入したものの最終的に射精には至らなかった。それから眠り午前５時に起きると伊藤氏がバスルームから出てきた。ブラウスが濡れているという彼女にＴシャツを貸し、送り出した。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　提訴の時から、性交の同意については真っ向から意見が対立しており、原審は伊藤氏の言い分に信用性があるとして損害賠償請求を一部認めている（東京地判令和元年12月18日）。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　控訴審の性交に関する同意の有無の判断は「その前後の経緯を含め、被控訴人（筆者註・伊藤氏）と控訴人（同・山口氏）の各供述が食い違うため、それらの信用性を検討することが重要であることから…その前後の経緯等を踏まえ、各供述の信用性を評価した上で、本件行為（同・両者の性交）が被控訴人の同意に基づくものではなかったと認められるか否かについて検討することとする。」（東京高裁判決令和４年１月25日、以下、本件判決 p39 16行～21行抜粋）とされている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■性交後の行動の評価</span></strong></span></p>
<div id="attachment_13343" style="width: 230px" class="wp-caption alignright"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/court.jpg"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-13343" class="wp-image-13343" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/court-300x200.jpg" alt="" width="220" height="147" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/court-300x200.jpg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/court.jpg 567w" sizes="(max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-13343" class="wp-caption-text">東京高裁の判断には疑問が残る</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　上記の方法で東京高裁が検討した結果、伊藤氏の供述に信用性があるとした。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　「被控訴人は、本件行為後、間もなくモーニングアフターピルを服用し、控訴人による性被害について、知人に相談した上で、警察署にも被害申告をしており、複数の病院の医師等に対しても、その申告内容に正確さを欠いている部分があるとはいえ、自己の意思に反して性的行為を受ける立場になったことを申し述べるとともに、精神面の不調を訴え…ほぼ一貫して、同意をしていないにもかかわらず、控訴人から性的被害を受けたことを具体的に供述しているものと認められる。…友人、医師及び警察に対して、性的被害を受けたことを繰り返し訴えていることについては、被控訴人の供述を前提にすると、事実の経緯として、合理的かつ自然に説明することができる。」（本件判決、p55 25行～p56 14行抜粋）</span></p>
<div id="attachment_13349" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/d98288564d2d909c7fc32da89e34e1f6.jpeg"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-13349" class="wp-image-13349" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/d98288564d2d909c7fc32da89e34e1f6-300x224.jpeg" alt="" width="220" height="164" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/d98288564d2d909c7fc32da89e34e1f6-300x224.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/d98288564d2d909c7fc32da89e34e1f6-768x574.jpeg 768w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/d98288564d2d909c7fc32da89e34e1f6.jpeg 780w" sizes="(max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-13349" class="wp-caption-text">2015年４月の伊藤氏の主な行動</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　ここで、山口氏と性交した</span><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">後の伊藤氏の動きを示した表を見ていただきたい。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　このように性的被害を受けた人間でなければ、絶対にしないと思われることをしている点が供述の一貫性と評価され、事実の経緯が合理的かつ自然説明できると判断している。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　性的被害を受けたと主張することを決めたら、一貫した行動をするのは当然。それが直ちに真実であるか虚偽であるかを決定する要因とはなり得ないが、その点はひとまず措くとする。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　重要なのは４月４日、まさに性交が行われた日の午後にイーク表参道でモーニングアフターピルの処方を受けていることである。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■伊藤氏がおそれた妊娠の可能性の謎</span></strong></span></p>
<div id="attachment_13344" style="width: 230px" class="wp-caption alignright"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/0cbd62fb27b2dd3af4785d2a2aafc5d6.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-13344" class="wp-image-13344" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/0cbd62fb27b2dd3af4785d2a2aafc5d6-300x192.jpg" alt="" width="220" height="141" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/0cbd62fb27b2dd3af4785d2a2aafc5d6-300x192.jpg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/0cbd62fb27b2dd3af4785d2a2aafc5d6-768x491.jpg 768w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/0cbd62fb27b2dd3af4785d2a2aafc5d6.jpg 850w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-13344" class="wp-caption-text">控訴審判決後、会見する山口敬之氏（撮影・松田隆）</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　伊藤氏はなぜ、モーニングアフターピルを処方してもらったのか。答えは簡単、「妊娠する可能性があると考えたから」である。実際、伊藤氏はコンドームが破けたと医師に話し、妊娠の可能性を明らかにしてピルを処方してもらった。伊藤氏がこのように話したことを原審は認定しなかったが、控訴審では認定された。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　この日４日は伊藤氏の自宅に妹が来る予定になっており、著書Black Boxで、以下のように記述している。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　「妹が来るまでに病院へ行こうと思った。妊娠の可能性が気になって、とにかくモーニングアフターピルをもらいたかったのだ。…そうしているうちに、何も知らない妹が到着してしまった。…妹に、どこか近所の店で洋服でも見ていて、と声を掛け、一番近くにある産婦人科へ出かけた。」（Black Box p61 ４行～14行抜粋）</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　妹を待たせてでもモーニングアフターピルを服用しなければという行動が、本気で妊娠を恐れていたことを示している。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　ここで考えていただきたいのが、冒頭に掲げた伊藤氏の主張である。伊藤氏は午前５時に目が覚めた時に下腹部に痛みを感じ目覚め、山口氏の性器が挿入されていることに気付いた。しかし、山口氏が射精したとは書いていない。トイレに行って体に傷があることを確認し、ドアを出たら山口氏がいて、また、ベッドに押し倒され、性交をされそうになったが、激しく抵抗したことで性器は挿入されずに終わっている。</span></p>
<div id="attachment_9241" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/02/IMG_1866.jpeg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-9241" class="wp-image-9241" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/02/IMG_1866-300x180.jpeg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/02/IMG_1866-300x180.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/02/IMG_1866-1024x614.jpeg 1024w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/02/IMG_1866-768x461.jpeg 768w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/02/IMG_1866.jpeg 1134w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-9241" class="wp-caption-text">伊藤詩織氏の著書「Black Box」</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　もし、山口氏が性器を挿入し射精をしていたら、トイレに入った伊藤氏は膣内に出された精子が降りてくるのを感じるはず。著書Black Boxにはそうした表現は一切ない。そして、伊藤氏がトイレに行っていた時間は長くても３分程度と思われるが、当時48歳か49歳の山口氏が射精した数分後に、もう一度、性交をしようと伊藤氏をベッドに押し倒すことなど考えられない。しかも、相手が「殺される」と思うほどの激しさで。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　伊藤氏の主張に沿って考えれば午前５時に性交されていることで目覚め、前述のような状況を説明するのであれば体内に射精されていないことは分かっているはず。それがその日のうちに妹との約束を後回しにしてまでも病院に行ったのである。供述とその後の行動が全く繋がっていない。つまり、ピルの服用は、伊藤氏の供述の信用性を毀損する事実なのである。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　なお、伊藤氏は警察にブラジャーを提出して山口氏のＤＮＡを検出させているようであるが、「当時、私はすぐに全ての下着を洗濯してしまったので、（山口さんとのホテルでの件の際）どの下着を身につけていたか覚えていなくて、3つの黒い下着を警察に提出しています」（Buzz Feed・<a href="https://www.buzzfeed.com/jp/kensukeseya/shiori-ito-11">伊藤詩織さんが「この際ですから」と苦言。質問者に「私の下着を公開するな」</a>）としている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　もし、山口氏が体内に射精していれば、膣内を降りてきた精子が下着に付着したはず。それをすぐに洗ってしまったのは、付着がなかったからと思われる。そもそも自分をレイプしたとする男の精子が付着した下着を他の下着と一緒に洗ってその後も使うことなど考えられず、その点からも山口氏は射精をしていない事実がうかがわれる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■ブラックアウトの可能性</span></strong></span></p>
<div id="attachment_13347" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/4454019_s-2.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-13347" class="wp-image-13347" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/4454019_s-2-300x178.jpg" alt="" width="220" height="130" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/4454019_s-2-300x178.jpg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/4454019_s-2.jpg 583w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-13347" class="wp-caption-text">写真はイメージ</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　ピル服用の事実が伊藤氏の供述の信用性を毀損するとして、山口氏の供述でも射精の事実はないため、山口氏の供述の信用性も毀損すると考えられないか。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　しかし、ピル服用は山口氏の供述の正しさを証明する働きがある。これは端的に言えば、「射精をされていない確信」を伊藤氏が持ちうるかという問題。伊藤氏供述の午前５時に性交が行われたと考えると、性交後、相手を罵倒し、Ｔシャツを借りる交渉をした後で６時にホテルを出てスタスタと歩いている。それらの要素から酔いはかなり覚めていると思われ、体内に射精されていない確信を持っても不思議はない。普通に考えれば焦って産婦人科に行く必要はない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　ところが、山口氏供述では性交が行われたのは午前２時過ぎとしている。午後11時まで寿司店で飲食し、伊藤氏はアルコールを過剰に摂取したためにタクシーやホテルで激しく嘔吐した。そして、控訴審判決はアルコール性健忘症（アルコール性ブラックアウト）の存在を認めている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　「ブラック・アウトでは、記憶喪失や短期記憶障害、前向性健忘を起こすため、周辺環境に対して短期的に応答できたとしても（例えば会話や車両運転等）、本人はそれらの事象をほとんど記憶していない。このような状態では記憶障害以外の認知機能に異常は少なく、日常的な自動行動は行えるが、正常な論理的思考や合理的判断はできない。」（本件判決 p39 ４行～９行）</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　このような判断の上で、判決文は以下のように断ずる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　「被控訴人が…同日午後11時頃まで、本件寿司店で控えめに見ても日本酒を２合から３合程度は飲んだことを前提とすると、翌４日午前５時頃の血中アルコール濃度は、1.29～1.65～2.00 mb/ml と推測され、その時点もアルコール性健忘が生ずる可能性が指摘されているのである。」（本件判決 p66 8行～13行抜粋）</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　午前２時に性交をした後、そのままベッドで休んでおり、立ち上がって膣内の精子が降りてくるということはなく、下着に精子が付着する蓋然性も低い。午前５時より午前２時の方がアルコール性ブラックアウトの可能性が高いのは言うまでもない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　周辺環境に対して短期的に応答して性交を行ったとしても、記憶障害が生じるのは午前２時の方が高いということであり、体内に「射精をされていない確信」を持てる可能性は圧倒的に午前５時の方が高い。そう考えると、伊藤氏がピルを服用したのは、午前２時に性交が行われたもののブラックアウトで「射精されていない確信」が持てなかったからと推理するのが自然な流れである。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■上告受理申立ての理由になるか</span></strong></span></p>
<div id="attachment_12864" style="width: 210px" class="wp-caption alignright"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/01/ddb448db82e290a08026d3799c17f50c-1.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-12864" class="wp-image-12864" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/01/ddb448db82e290a08026d3799c17f50c-1-300x180.jpg" alt="" width="200" height="120" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/01/ddb448db82e290a08026d3799c17f50c-1-300x180.jpg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/01/ddb448db82e290a08026d3799c17f50c-1.jpg 709w" sizes="auto, (max-width: 200px) 100vw, 200px" /></a><p id="caption-attachment-12864" class="wp-caption-text">写真はイメージ</p></div>
<p style="text-align: left;">　<span style="color: #000000; font-size: 12pt;">参考までに原審での判断について言及すると、イーク表参道でモーニングアフターピルの処方を受けたことについて、「避妊することなく行われた本件行為が、原告の予期しないものであったことを裏付ける事情」（東京地判令和元年12月18日）と評価している。それは避妊具を使用しなかった際に採用するＢプランと解釈すべきと思うが、そのような判断は示していない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　伊藤氏が「体内に射精されていない確信」を持てなかった事情を考えると、両者の供述の比較において、山口氏の供述の信用性は一気に高まる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　ところが、東京高裁は「主張の一貫性」という観点からその事実を伊藤氏供述の信用性を補強するものとした。証拠の評価を誤った結果、不当な結論を導き出したことは民事訴訟法318条１項後段、いわゆる裁量上告の制度で上告受理申立ての理由にあたると解される可能性はある。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　この点、民事訴訟の基本書は「実際の運用では、受理、不受理の判断に際して、個別事件の救済も考慮の要素とされている…」（ジュリスト1317号 平成18年６頁・35頁を引用する新民事訴訟法講義 第２版補訂２版p625 中野貞一郎ほか 有斐閣）と説明している。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　当該判決はそれ以外にも理解に苦しむ部分があり、その点は稿を改めて、指摘することとする。</span></p>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://reiwa-kawaraban.com/justice/20220320/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>10</slash:comments>
		
		
			</item>
	</channel>
</rss>
