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	<title>ブリーダーズカップ | 令和電子瓦版</title>
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	<title>ブリーダーズカップ | 令和電子瓦版</title>
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	<item>
		<title>ウシュバテソーロＢＣクラシック勝てば年度代表馬？</title>
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		<dc:creator><![CDATA[松田 隆&#x1f1ef;&#x1f1f5;　＠東京 Tokyo&#x1f1ef;&#x1f1f5;]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 03 Nov 2023 01:05:23 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[海外競馬]]></category>
		<category><![CDATA[ブリーダーズカップ]]></category>
		<category><![CDATA[ＢＣクラシック]]></category>
		<category><![CDATA[ウシュバテソーロ]]></category>
		<category><![CDATA[ドバイワールドカップ]]></category>
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					<description><![CDATA[　米国の競馬の祭典ブリーダーズカップが11月３、４日（日本時間４、５日）にカリフォルニア州のサンタアニタ競馬場で開催される。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　米国の競馬の祭典ブリーダーズカップ・ワールドチャンピオンシップス</span><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">が11月３、４日（日本時間４、５日）にカリフォルニア州のサンタアニタ競馬場で開催される。今年は日本調教馬８頭が６クラに参戦する（出走予定だったエコロネオは回避）。日本勢がどこまで活躍するか注目されるが、別の意味で注目されるのがＪＲＡ賞の行方である。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;"><img src="https://s.w.org/images/core/emoji/16.0.1/72x72/25fe.png" alt="◾" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" />イクイノックスとリバティアイランド</span></strong></span></p>
<div id="attachment_16744" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/USHBA.jpeg"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-16744" class="wp-image-16744" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/USHBA-300x180.jpeg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/USHBA-300x180.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/USHBA-1024x614.jpeg 1024w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/USHBA-768x461.jpeg 768w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/USHBA.jpeg 1134w" sizes="(max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-16744" class="wp-caption-text">ドバイワールドカップのゴール前、先頭に立つウシュバテソーロ（Racin Dubai画面から）</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　2023年のＪＲＡ賞の年度代表馬については、現時点（11月２日）で天皇賞・秋をレコードで制したイクイノックス（牡４、美浦・木村哲也）と、牝馬三冠のリバティアイランド（牝３、栗東・中内田充正）の２頭が有力と見られる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　前者は今年はドバイシーマクラシック、宝塚記念、天皇賞・秋とＧ１を３勝。特に天皇賞では2000ｍを１分55秒２という信じ難いタイムで圧勝しており、その能力は底知れないものがある。リバティアイランドも三冠がすべて圧勝の内容。ここまで直接対決がないため、11月26日のジャパンＣで勝った方が年度代表馬というのが大方の見方であろう。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　それを念頭におきながらＧ１ブリーダーズカップ・クラシック（以下、ＢＣクラシック）を考えてみよう。仮にウシュバテソーロ（牡６、美浦・高木登）が勝ったとする。その場合、ドバイワールドＣとＢＣクラシックという世界最高のダートレースを勝つことになる。これを同一年に達成した馬はおらず、まさに世界の競馬史上に残る快挙。ちなみに同馬は日本でも川崎記念、日本テレビ盃を制しており、ＢＣクラシックを勝てば2023年は海外２戦を含め４戦４勝となる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　この場合、最優秀ダートホースはウシュバテソーロで決まり。問題となるのは最優秀４歳以上牡馬と年度代表馬である。仮にイクイノックスがジャパンＣでリバティアイランドを下して優勝した場合、競馬担当記者はどちらに投票するのか。ウシュバテソーロが最優秀ダートホースの部門選出馬となるのは確実であるから、そのバランスから最優秀４歳以上牡馬はイクイノックスとする者が多いかもしれない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　そうなった場合、年度代表馬は各部門賞選出馬から選ばれるから、イクイノックスもウシュバテソーロも年度代表馬の資格はある。とはいえ、最優秀４歳以上牡馬でイクイノックスがウシュバテソーロを退けて部門賞に輝きながら年度代表馬の投票で敗れるとなると、結果そのものの整合性が取れなくなるように思われる。イクイノックスはウシュバテソーロより優れた４歳以上牡馬であるが、年度を代表する馬としてはイクイノックスよりウシュバテソーロの方が相応しいという結論をどうやって説明できるのか、ということである。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;"><img src="https://s.w.org/images/core/emoji/16.0.1/72x72/25fe.png" alt="◾" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" />ＪＲＡ賞の趣旨</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　もし、ウシュバテソーロが最優秀４歳以上牡馬となれば、イクイノックスは部門賞を獲得できないから、当然、年度代表馬にもなれない。ドバイと府中で世界を仰天させたスーパーサラブレッドに何の表彰もないことに多くの競馬ファンは納得しないと思われる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　そうなると最も落ち着きが良いのが、ウシュバテソーロは最優秀ダートホースで、最優秀４歳以上牡馬と年度代表馬がイクイノックスという選択。ただし、ドバイワールドＣとＢＣクラシックを同一年に制した馬が部門賞１つだけという不自然な結果となる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　その場合、イクイノックスは2022年に年度代表馬になっているから2023年は特別賞で我慢してよ、あるいは最優秀４歳以上牡馬にするから、年度代表馬はウシュバテソーロにという整合性が取れなくてもいいからバランスを考えてという”落とし所”も考えられなくもない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　以上はイクイノックスがジャパンＣを、ウシュバテソーロがＢＣクラシックを勝ってからの話。そうした意味でも結果には注目している。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　仮にリバティアイランドがジャパンＣを勝った場合、最優秀３歳牝馬となり、年度代表馬はＢＣクラシックも勝った場合のウシュバテソーロとの争いになる。ただし、天皇賞・秋の衝撃的な内容に加え、ドバイシーマクラシックで欧州の強豪をまとめて負かした実績からイクイノックスにも票が集まり、三つ巴の争いになるかもしれない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　そもそもＪＲＡ賞の趣旨は「競馬と馬に関する特に優れた業績に対してその栄誉をたたえ、感謝の意をあらわすため」であり、「競馬と馬をファンやマスコミや競馬関係者の方々はもとより、一般社会へも広くアピールし、競馬の市民性やステータスの向上と馬事の普及を図ること」を目的としている（ＪＲＡホームページ・<a href="https://www.jra.go.jp/gallery/jrasho/">ＪＲＡ賞</a>）。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　その活躍が国内外を問わずに競馬の業績やステータスの向上などに貢献した馬とその関係者に与えられるものであるから、ＪＲＡの競走で活躍したことが海外や地方での競馬での活躍よりも高く評価される根拠は見出せない。ダート競馬では世界一のレースであるＢＣクラシックに、それに次ぐ格を誇ると言っていいドバイワールドカップを同一年に勝つという世界的な偉業を果たした場合、最高の評価が与えられても不思議はない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　現時点での個人的な感想と断っておくが、筆者がＪＲＡ賞の投票権を有していれば、ＢＣクラシックを勝った時にはジャパンＣの結果にかかわらずウシュバテソーロを最優秀ダートホース、最優秀４歳以上牡馬、年度代表馬として投票する。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;"><img src="https://s.w.org/images/core/emoji/16.0.1/72x72/25fe.png" alt="◾" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" />デルマソトガケが勝てばどうなる？</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　このＢＣクラシックにはもう１頭、日本調教馬が出走する。Ｇ２ＵＡＥダービー優勝、Ｇ１ケンタッキーダービー６着のデルマソトガケ（牡３、栗東・音無秀孝）である。仮にデルマソトガケが勝ったとしよう。そうなると、最優秀ダートホースはドバイワールドＣを制したウシュバテソーロとの比較になる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　ドバイワールドＣとＢＣクラシック、どちらを格上と見るかという問題と言ってもいいが、普通は後者の方が格上であろう。勝った方が最優秀ダートホース戴冠となって然るべき。問題は、デルマソトガケが勝った場合、最優秀３歳牡馬はどの馬かという点である。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　今年のクラシックを見ると、皐月賞：ソールオリエンス、東京優駿：タスティエーラ、菊花賞：ドゥレッツァと三冠すべて勝ち馬が変わった。この３頭の比較ではドゥレッツァが最も強いと思うが、どの馬もジャパンＣ、有馬記念を勝てなかったら、デルマソトガケが最優秀３歳牡馬に選出される可能性は出てくる。日本の三冠レースよりも、同じ３歳牡馬がＢＣクラシックを勝つことの方が遥かに難しいと考えることに合理性は認められる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　ただ、三冠を制した馬のどれかがジャパンＣか有馬記念を制した場合には、難しくなる。たとえばタスティエーラがグランプリを制した場合、東京優駿＋有馬記念の２勝と、デルマソトガケのＵＡＥダービー＋ＢＣクラシックの２勝、どちらを上と見るかという問題。ダービーとグランプリを勝てば年度代表馬でもおかしくないので、この場合のタスティエーラには相当な票が集まると思われる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　しかし、ＵＡＥダービーはＧ２でしかないというのは減点材料としても、日本の３歳馬がＢＣクラシックを勝つなど、今後、何十年もないかもしれない。そう考えると、一概にタスティエーラ有利とは言えないと思う。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;"><img src="https://s.w.org/images/core/emoji/16.0.1/72x72/25fe.png" alt="◾" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" />米最強３歳の回避が混乱の原因</span></strong></span></p>
<div id="attachment_16745" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/santaanita.jpg"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-16745" class="wp-image-16745" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/santaanita-300x180.jpg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/santaanita-300x180.jpg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/santaanita.jpg 567w" sizes="(max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-16745" class="wp-caption-text">ＢＣの舞台サンタアニタ競馬場（<a href="https://www.santaanita.com">同場HP</a>から）</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　今年のＢＣクラシックは、最有力と目されていたアルカンジェロという米国の３歳馬が回避したことで、他の馬にも一気に勝機が出た。昨今の米国３歳戦線を見ると、真夏のダービーの異名を持つＧ１トラヴァーズＳを勝った馬が最も強いという印象を受ける。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　今年はアルカンジェロが三冠第３レグのベルモントＳを勝ったのに続き優勝。ねじ伏せた相手を見ると、ケンタッキーダービー馬（三冠第１レグ）、プリークネスＳ（三冠第２レグ）優勝馬に、ＢＣジュヴェナイル優勝馬（２歳王者）、ブルーグラスＳ（ケンタッキーダービーの重要な前哨戦）優勝馬など、ほぼ３歳のオールスター戦であった。その点からもトラヴァーズＳの価値の高さはお分かりいただけると思う。その優勝馬が不在となれば、日本調教馬の勝機は広がる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　ここはぜひ、ウシュバテソーロかデルマソトガケに世界最高のダートレースを勝ってもらおうではないか。その効果として、ＪＲＡ賞が史上空前のハイレベルの争いになることを一競馬ファンとして願っている。</span></p>
]]></content:encoded>
					
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		<title>名物レースの終焉 米国衰退の象徴か</title>
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		<dc:creator><![CDATA[松田 隆&#x1f1ef;&#x1f1f5;　＠東京 Tokyo&#x1f1ef;&#x1f1f5;]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 17 Aug 2021 05:06:04 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[海外競馬]]></category>
		<category><![CDATA[武豊]]></category>
		<category><![CDATA[ジャックルマロワ賞]]></category>
		<category><![CDATA[アーリントンミリオン]]></category>
		<category><![CDATA[サウジカップ]]></category>
		<category><![CDATA[ブリーダーズカップ]]></category>
		<category><![CDATA[栗原純一]]></category>
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					<description><![CDATA[　米イリノイ州のアーリントンパーク競馬場で15日、ミスターＤステークスというレースが行われた。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　米イリノイ州のアーリントンパーク競馬場で15日（日本時間16日）、ミスターＤステークスというレースが行われた。９月には閉場する同場の最後のビッグレース。そのお寒い内容に20世紀の海外競馬を知る者には一抹の寂しさが漂う。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■９月の開催を最後にアーリントンパーク閉場</span></strong></span></p>
<div id="attachment_11617" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/08/6b96546f7de75d6484861c18220c34ee.jpeg"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-11617" class="wp-image-11617" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/08/6b96546f7de75d6484861c18220c34ee-300x232.jpeg" alt="" width="220" height="170" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/08/6b96546f7de75d6484861c18220c34ee-300x232.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/08/6b96546f7de75d6484861c18220c34ee.jpeg 736w" sizes="(max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-11617" class="wp-caption-text">アーリントンパーク競馬場の閉場を伝える写真（同場HPから）</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　Ｇ１<a href="https://world.jra-van.jp/schedule/result/R1005053/">ミスターＤステークス</a>（芝10ハロン）は単勝５番人気の<a href="https://world.jra-van.jp/db/horse/H1011829/">トゥーエミーズ</a>が先手を取り、６ハロン１分16秒64、マイル１分40秒62というスローペースに落とし楽々と逃げ切り勝ちを収めた。Ｇ１を２連勝中、単勝1.4倍の１番人気のドメスティックスペンディングは４番手から追い込んだが首差及ばず２着となった。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　日本の海外競馬ファンでもトゥーエミーズという馬名は聞いたことがない人がほとんどであろう。そもそも「ミスターＤステークスって何だ？」という人も多いかもしれない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　答えを言うと、2019年までのアーリントンミリオンが、今年はミスターＤステークスとして施行されたのである（2020年は新型コロナウイルス禍で競走が実施されず）。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　ミスターＤステークスの「Ｄ」は、アーリントンパーク競馬場を買収した投資家のリチャード・ダチョウソワ氏にちなむものだという（NBC CHICAGO：<a href="https://www.nbcchicago.com/news/local/final-arlington-million-mr-ds-day-event-set-for-this-weekend-at-racetrack/2589936/">Final ‘Arlington Million,&#8217; ‘Mr. D&#8217;s Day&#8217; Event Set For This Weekend at Racetrack</a>）。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　このアーリントンパーク競馬場は地域の再開発計画が進む中、所有するチャーチルダウンズ社が売却を決定、今年９月25日の開催を最後に閉場されることになった。1927年の開設から94年、名門競馬場は姿を消すことになる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■創設時はバドワイザーミリオン</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　アーリントンパーク競馬場の閉場は、20世紀の競馬を知る者には寂しさを感じさせるものであろう。この競馬場の最大のヒットは1981年に創設した世界初の総賞金100万ドルのアーリントンミリオンである。当初はスポンサー名を冠してバドワイザーミリオンという名称だったが、1987年からアーリントンミリオンに変更となった。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　当時としては破格の賞金、しかも米国では主流ではない芝のレースとあり欧州から米国に移籍しての参戦や遠征も少なくなく、格の高いレースだった。優勝馬はジャパンＣに遠征することが多く、1991年の優勝馬ゴールデンフェザントは、当時、国内で無敵だったメジロマックイーンを差し切って優勝している。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　当時のアーリントンミリオンの優勝馬を見ると、ゴールデンフェザント以外にも、ディアドクター、スターオブコジーン、パラダイスクリーク、アワッドなど、来日し、さらに日本で種牡馬になった馬も少なくない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　そうした状況から、1980年代後半から1990年代前半にかけて、競馬担当記者にとって観戦したいレースの１つがアーリントンミリオンであり、僕もそうだった。当時、サンケイスポーツで岡部騎手の番記者だった栗原純一記者が海外競馬に詳しく、よく話を聞いたものである。ある時、栗原記者がこう言った。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　「アーリントンミリオンってさ、スタートしてすぐにカーブなんだよね。そんなコースでよくＧ１レースをやるよな。アメリカはそういう国なんだろうね」</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　当時、海外のレース映像も満足に見られない時代、（ああ、そうなんだ）と妙に感心したのを覚えている。そうしたコース形態でありながら高い格を誇るレースを「生で見たい」という思いはより強くなった。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　2002年には武豊騎手がチェシャーという馬で８月17日に行われたアーリントンミリオンに参戦（７着）、レース終了後、すぐに飛行機で大西洋を渡り、翌18日に仏ドーヴィル競馬場でジャックルマロワ賞にボウマンで参戦して６着となっている。当時は競馬担当を離れていたが、欧州のトップジョッキーと一緒にジェット機で大西洋を横断し、時差を克服して２日連続で米仏のＧ１レースに騎乗する武豊騎手を何となく誇らしく感じたのを覚えている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■サウジカップ総賞金は20倍</span></strong></span></p>
<div id="attachment_9528" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/08828c7a1cb097d31b909b8e5a0ca145.jpeg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-9528" class="wp-image-9528" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/08828c7a1cb097d31b909b8e5a0ca145-300x180.jpeg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/08828c7a1cb097d31b909b8e5a0ca145-300x180.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/08828c7a1cb097d31b909b8e5a0ca145-1024x615.jpeg 1024w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/08828c7a1cb097d31b909b8e5a0ca145-768x461.jpeg 768w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/08828c7a1cb097d31b909b8e5a0ca145-1536x922.jpeg 1536w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/08828c7a1cb097d31b909b8e5a0ca145.jpeg 1984w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-9528" class="wp-caption-text">今年のサウジCを制したミシュリフ（EquestrianCR画面から）</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　そんな名物レースも時代の波には勝てない。米国ではブリーダーズカップこそがチャンピオン決定戦の性質が強くなり、アーリントンミリオンもブリーダーズカップへの１つのルートに過ぎなくなった。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　アーリントンパーク競馬場もスタンドの火災や、競馬人気の低迷で所有者も替わり、２年間開催を休むなど、経営状態の悪化もレースの質の低下に拍車をかけた。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　売り物だった総賞金のミリオンも、21世紀の今では売り物どころか敬遠する材料となりかねない。芝のレースで言えば、ブリーダーズカップターフの総賞金は368万ドル（約４億円500万円）、１着賞金だけで208万ドル（約２億2900万円）。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　米国以外では、ダート戦だがサウジアラビアのサウジカップは１着賞金だけでミリオンどころかテンミリオン（1000万ドル＝約11億円）、総賞金は2000万ドル（約22億円）であるから、まさにケタが違う。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　結局、最後に行われたアーリントンミリオンは、総賞金60万ドル（約6600万円）、１着賞金35万2800ドル（約3880万円）と、１着賞金でいえば15日に行われたＧ３関屋記念とほぼ同額（3900万円）。レースも（チンタラ流れて直線用意ドン）というＧ１と呼ぶにはお寒い内容であった。総賞金がミリオンの６割しかないレースを「アーリントンミリオン」名で開催するわけにもいかず、苦し紛れのミスターＤステークスという名称という事情が透けて見える。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■寂しすぎる最後のアーリントンミリオン</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　一時は世界のトップに位置していたレースも時代の流れには勝てない。それは米国の世界におけるプレゼンスの低下とも無縁とは言い切れないように思える。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　競馬というごく限られたジャンルとはいえ、米国が輝いていた時代を日本の片隅から見ていた身としては、最後のアーリントンミリオンは寂しすぎた。</span></p>
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		<title>ケンタッキーダービー馬がＢＣクラシック制覇</title>
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		<dc:creator><![CDATA[松田 隆&#x1f1ef;&#x1f1f5;　＠東京 Tokyo&#x1f1ef;&#x1f1f5;]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 08 Nov 2020 00:17:53 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[海外競馬]]></category>
		<category><![CDATA[インプロバブル]]></category>
		<category><![CDATA[タルナワ]]></category>
		<category><![CDATA[ティズザロー]]></category>
		<category><![CDATA[オーセンティック]]></category>
		<category><![CDATA[ブリーダーズカップ]]></category>
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					<description><![CDATA[　ブリーダーズＣが11月７日（日本時間８日）キーンランド競馬場で行われ、メーンのＢＣクラシックはオーセンティックが制した。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><span style="color: #000000;">　米国の競馬の祭典ブリーダーズＣが11月７日（日本時間８日）、ケンタッキー州キーンランド競馬場で行われ、メーンのＧ１ＢＣクラシック（ダート10ハロン）はオーセンティック（牡３、Ｂ・バファート厩舎）が制した。また、Ｇ１ＢＣターフ（芝12ハロン）はＧ１ヴェルメイユ賞、オペラ賞を制したタルナワ（牝４、Ｄ・ウェルド厩舎）が優勝した。</span></p>
<p><span style="font-size: 12pt;"><strong><span style="color: #000000;">■逃げて後続突き離す ２着に２馬身1/4差の快勝</span></strong></span></p>
<div id="attachment_8396" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2020/11/bc.jpeg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-8396" class="wp-image-8396" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2020/11/bc-300x180.jpeg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2020/11/bc-300x180.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2020/11/bc-1024x615.jpeg 1024w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2020/11/bc-768x461.jpeg 768w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2020/11/bc-1536x922.jpeg 1536w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2020/11/bc-2048x1229.jpeg 2048w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-8396" class="wp-caption-text">ＢＣクラシックを制したオーセンティック（中央）（ＮＢＣスポーツ画面から）</p></div>
<p><span style="color: #000000;">　先手を取ったオーセンティックはＪ・ヴェラスケス騎手に導かれマイペースで逃げ、直線では末脚を伸ばして後続を突き放し快勝した。勝ちタイムは１分59秒19、全く危なげのない勝利だった。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　２馬身４分の１差の２着に、Ｇ１を３連勝中のインプロバブル（牡４）が入り、Ｂ・バファート厩舎が１、２着を独占した。単勝4.2倍の１番人気に推されたティズザロー（牡３、Ｂ・タグ厩舎）は６着。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　勝ったオーセンティックは昨年の北米リーディングサイアーのイントゥミスチーフの産駒で、通算８戦６勝。デビューから３連勝で挑戦した６月６日のＧ１サンタアニタダービーで２着と初黒星を喫したが、続く７月18日のハスキルＳ（ダート９ハロン）でＧ１初制覇を達成した。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　新型コロナウイルスの感染症の拡大のため、９月５日の開催となったＧ１ケンタッキーダービー（ダート10ハロン）は１番人気のティズザローに１馬身４分の１差をつける快勝で第146代の王座に就いた。10月３日のＧ１プリークネスＳは牝馬のスイススカイダイバーに首差及ばず２着と敗れたが、今回、見事に巻き返して実力を証明した。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　20度目の挑戦で初のＢＣクラシック優勝を遂げたＪ・ヴェラスケス騎手は「完璧にうまくいった。調教師から先行させるように言われていたが、馬は何も迷うことなく走りに集中していた。オーセンティックは、騎手が望んだことを、全てやり遂げてくれた」と話した（AFPから）。</span></p>
<p><span style="font-size: 12pt;"><strong><span style="color: #000000;">■ＢＣターフはタルナワ直線一気の末脚で差し切り</span></strong></span></p>
<p><span style="color: #000000;">　なお、ＢＣターフはタルナワ直線大外から後方一気の追い込みを決めて優勝、ヴェルメイユ賞、オペラ賞に続きＧ１・３連勝を達成した。今季は４戦４勝。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　勝てば欧州年度代表馬も夢ではなかったマジカル（牝５、Ａ・オブライエン厩舎）は、１馬身差の２着に終わった。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　混沌とする欧州年度代表馬情勢は、ガイヤースが選出される可能性が高くなったと言えそうである。</span></p>
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		<title>英チャンピオンズデー波乱 混沌の欧年度代表馬</title>
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		<dc:creator><![CDATA[松田 隆&#x1f1ef;&#x1f1f5;　＠東京 Tokyo&#x1f1ef;&#x1f1f5;]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 17 Oct 2020 23:59:49 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[海外競馬]]></category>
		<category><![CDATA[エネイブル]]></category>
		<category><![CDATA[マジカル]]></category>
		<category><![CDATA[凱旋門賞]]></category>
		<category><![CDATA[ガイヤース]]></category>
		<category><![CDATA[ブリーダーズカップ]]></category>
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					<description><![CDATA[　2020年の欧州年度代表馬（カルティエ賞）争いが混沌としてきた。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><span style="color: #000000;">　2020年の欧州年度代表馬（カルティエ賞）争いが混沌としてきた。10月17日、アスコット競馬場で開催された英チャンピオンズデーは人気馬が次々と敗れる波乱の結果。欧州チャンピオンはどの馬になるか分からない状況となっている。</span></p>
<p><span style="font-size: 12pt;"><strong><span style="color: #000000;">■マジカルまさかの３着、パレスピアも敗れる</span></strong></span></p>
<div id="attachment_7537" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2020/06/52fe4cbab667888cf9dd0d9cf659e9b1.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-7537" class="wp-image-7537" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2020/06/52fe4cbab667888cf9dd0d9cf659e9b1-300x180.jpg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2020/06/52fe4cbab667888cf9dd0d9cf659e9b1-300x180.jpg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2020/06/52fe4cbab667888cf9dd0d9cf659e9b1-1024x614.jpg 1024w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2020/06/52fe4cbab667888cf9dd0d9cf659e9b1-768x461.jpg 768w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2020/06/52fe4cbab667888cf9dd0d9cf659e9b1.jpg 1134w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-7537" class="wp-caption-text">写真はイメージ</p></div>
<p><span style="color: #000000;">　英チャンピオンズデーは１日でＧ１を４鞍行う、英国競馬の総決算の日と言っていい。これが波乱の結果となった。メーンのＧ１英チャンピオンＳ（芝９ハロン212ヤード）は単勝10倍の伏兵アデイブが２番手から抜け出して優勝。単勝１番人気のマジカルは３着に敗れ、今年の英ダービー馬サーペンタインは４着、仏ダービー馬ミシュリフは８着に終わった。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　マジカルが勝てば今年Ｇ１を４勝目となって欧州年度代表馬となる可能性が高かったが、完敗の３着では苦しくなった。英仏のダービー馬もタイトルが１つだけでは難しい。勝ったアデイブは今年３つ目のＧ１タイトルとなったが、残る２つは”格落ち”の豪Ｇ1を２鞍ではさすがに厳しいだろう。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　先立って行われたＧ１クイーンエリザベスⅡ世Ｓ（芝８ハロン）は単勝１番人気のパレスピアがまさかの３着。デビューから５連勝、今年マイルＧ１を２連勝しており、ここを勝てばというところであったが、これでその目は消えたと言っていい。勝ったのは昨年の２着馬のザレヴェナントで、これがＧ１初勝利。こちらも年度代表馬の対象とはなり得ない。</span></p>
<p><span style="font-size: 12pt;"><strong><span style="color: #000000;">■チャンピオンが決まらなかったチャンピオンズデー</span></strong></span></p>
<p><span style="color: #000000;">　こうしてチャンピオンズデーではチャンピオンが決まらないという皮肉な結果となった。そうなると別路線組になるが、Ｇ1凱旋門賞（芝2400ｍ）を制したソットサスはＧ1ガネー賞（芝2100ｍ）も制しているが、ガネー賞自体の格に疑問が残り「５頭立てで２着ウェイトゥパリスの競馬では…」という思いが大方の評価ではないだろうか。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　引退を表明したエネイブルは今年獲得したビッグタイトルはＧ１キングジョージⅥ世＆クイーンエリザベスＳ（芝11ハロン211ヤード）１鞍では圏外。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　こうなると11月６、７日に行われるブリーダーズＣの結果も影響してきそうである。今年はキーンランド競馬場での開催となり、ガイヤースがＢＣターフ（芝12ハロン）に参戦予定。今季Ｇ1を３勝、それもコロネーションＣ、エクリプスＳ、英インターナショナルＳと格の高いタイトルばかりで、しかもエクリプスＳではエネイブルに完勝した。ワールドベストレースホースランキングでは、レーティング130でトップを守っている。ＢＣターフを勝てば決まりだろう。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　ＢＣターフには凱旋門賞のブックメーカー の前売りオッズで１番人気だったラブが出走予定だったが、回避の方向。英愛オークス＋ヨークシャーオークスを制し、年度代表馬の最短距離にいたが、凱旋門賞に続きＢＣターフ回避でシーズン終了となると印象は悪い。土付かずでＧ1を３勝とはいえ、いずれも牝馬限定戦での結果となる。しかもヨークシャーオークスは６頭中５頭が３歳馬だったから、実質、同世代の牝馬としか戦っていないという評価は避けられず、さすがに厳しいかもしれない。ガイヤースのＢＣの結果次第だろうが、ＢＣ回避で年度代表馬のタイトルは遠ざかった印象は否めない。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　仮にマジカルがＢＣターフに出てきて勝つようなら、Ｇ1愛チャンピオンＳ（芝10ハロン）に続きガイヤースを負かしての優勝となるため決まりだろう。問題は中２週で大西洋を渡るかどうか。２年前の３歳時には中１週で遠征を敢行し、エネイブルの２着となっている。可能性としてはあるかもしれない。</span></p>
<p><span style="font-size: 12pt;"><strong><span style="color: #000000;">■重賞ポイントではガイヤースが１位</span></strong></span></p>
<p><span style="color: #000000;">　こうして欧州年度代表馬の結果が、米国でのレース待ちというのは皮肉な結果である。もし、マジカルとガイヤースが米国のグラスホースに惨敗するようであれば、ポイントトップのガイヤースの目はあるが、ラブの可能性もないわけではない。現時点ではこの３頭が候補と言っていいだろう。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　なお、カルティエ賞は欧州重賞レースの着順ポイント、競馬記者の投票、読者・視聴者の投票ポイントの合計で決定される。発表は11月で、10月７日に発表された重賞レースの着順ポイントでは１位ガイヤース118、２位マジカル112、３位ラブ96となっている。</span></p>
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