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	<title>免職教師の叫び | 令和電子瓦版</title>
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	<description>政治、社会、運動、芸能など、様々なジャンルのニュース＆オピニオンサイトです</description>
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	<title>免職教師の叫び | 令和電子瓦版</title>
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	<item>
		<title>免職教師の叫び（終）棄却裁決 舞台は札幌地裁へ</title>
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		<dc:creator><![CDATA[松田 隆&#x1f1ef;&#x1f1f5;　＠東京 Tokyo&#x1f1ef;&#x1f1f5;]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 12 Mar 2023 12:00:21 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[社会]]></category>
		<category><![CDATA[石田郁子]]></category>
		<category><![CDATA[免職教師の叫び]]></category>
		<category><![CDATA[悪魔の証明]]></category>
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					<description><![CDATA[　30年近く前に生徒にわいせつな行為をしたとして免職された鈴木浩氏（仮名）が事実無根などとして復職を求めていた審査請求は、３月７日、棄却裁決がなされた。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　30年近く前に生徒にわいせつな行為をしたとして2021年１月28日に免職された鈴木浩氏（仮名）が事実無根であるなどとして復職を求めていた審査請求は、棄却裁決がなされた。札幌市人事委員会が３月７日付けで札幌市教委の処分（懲戒免職）を認めたものである。鈴木氏は札幌地裁に処分の取り消しを求める訴訟を提起する予定で、復職を求める戦いは最終章に入る。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■請求を棄却する裁決</span></strong></span></p>
<div id="attachment_15554" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/37e3808047553cedb34daa9b1d7ab2a3.jpg"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-15554" class="wp-image-15554" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/37e3808047553cedb34daa9b1d7ab2a3-300x180.jpg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/37e3808047553cedb34daa9b1d7ab2a3-300x180.jpg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/37e3808047553cedb34daa9b1d7ab2a3.jpg 709w" sizes="(max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-15554" class="wp-caption-text">鈴木浩氏（仮名）の復職を目指す戦いは司法の場へ</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;"><span class="Apple-converted-space"> </span>　３月７日、鈴木氏は担当の弁護士から電話連絡を受け、弁護士事務所へ駆けつけた。内容は審査請求が認められず、棄却裁決がなされたというもので、その裁決書を受け取った。鈴木氏によって2021年３月１日に請求された事案は２年の時を経て、ある意味予想外と言えるゼロ回答という結末となった。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　鈴木氏が求めた審査請求の理由は、主位的には、処分事由（わいせつ行為をしたという事実）が存在しないにもかかわらず、市教委が誤認して認定したもので、裁量権の逸脱・濫用であって、違法・不当なものである、とするもの。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　予備的理由としては、①（免職とする際に行われるべき）告知、聴聞・弁明の機会の付与原則に違反し、②当初、市教委は関連する訴訟において鈴木氏と共同被告として、わいせつ行為がされたとする元生徒（写真家の石田郁子氏）の主張する事由の存在を否定していたものが、突如、態度を豹変させて事由の存在を認めて処分したもので、信義誠実の原則に違反する、それらは裁量権の逸脱・濫用であって、違法・不当なものであるというもの。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　これら３つの理由を全て認めず、鈴木氏の請求を棄却する裁決がなされたのである。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■悪魔の証明を求める理不尽さ</span></strong></span></p>
<div id="attachment_12065" style="width: 210px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/10/2223955224a45aaf27e10d7ddd6f49d4.jpeg"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-12065" class="wp-image-12065" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/10/2223955224a45aaf27e10d7ddd6f49d4-300x211.jpeg" alt="" width="200" height="141" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/10/2223955224a45aaf27e10d7ddd6f49d4-300x211.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/10/2223955224a45aaf27e10d7ddd6f49d4-768x540.jpeg 768w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/10/2223955224a45aaf27e10d7ddd6f49d4.jpeg 787w" sizes="(max-width: 200px) 100vw, 200px" /></a><p id="caption-attachment-12065" class="wp-caption-text">鈴木浩氏が描いた石田郁子氏</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　当サイトでは、石田氏の主張するわいせつな行為はすべて虚偽であり、それを示す証言（連載<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20210706/">（12）CAN YOU CELEBRATE？</a>）や、証拠（連載<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20210815/">（19）影なき闇の不在証明</a>）を示してきたが、そうした点は、裁決では全く言及がない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　鈴木氏が2015年12月３日、石田氏の求めに応じて札幌市内の居酒屋で会って、石田氏が言うままにわいせつな行為が行われたことを認める発言をしたことを根拠に、そのような事実があったと認めているのである。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　この時、鈴木氏は石田氏の精神状態が少なくとも健康ではないことを確信し、相手を興奮させると何をされるか分からないという恐怖を感じ（実際に直前に女性から硫酸をかけられる事件がニュースで伝えられている）、『気持ちよく帰ってもらうしかないな』と思って迎合したと、説明していた。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　しかし、そのような主張は一切認められなかった。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　「危害を加えられることを回避するのであれば、まずは会うことを避けようとするのが通常の行動であると考えられるところ、録音音声によれば、請求人（筆者注・鈴木氏）は…むしろ進んで面談に応じていると認められるのであって、請求人の『本件女性の希望を断ると、本件女性が、請求人宅を訪れたり、請求人、あるいは、家族に対して危害を及ぼすのではないかと危惧したから』という主張は、採用し難い。」</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　このような理由で居酒屋での会話の真実性を否定する鈴木氏の主張を認めなかった。この点はおかしな話で、勤め先の中学校に電話をかけてきた石田氏からの面談の要求を断れば、直接会いにくる、さらにつきまといなどの被害が予想されるため、それを避けるために面談に応じるのはリスク回避としては間違っていない。実際に、以前、そのような被害に遭っているという事実が無視されており、恣意的な判断のように思える。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　結局、人事委員会は居酒屋での会話で鈴木氏が行為の存在を認めていることを唯一の拠り所にして処分に違法性、不当性はないとしていると言っても過言ではない。石田氏が主張した虚偽の事実を否定する鈴木氏側の主張は、その事実を完全には否定しきれていないという論理構成となっている。「教育委員会は自分たちに都合の悪い録音データは存在しないとか、都合の悪い部分だけ書類を提出しないなど、不誠実極まりない」と鈴木氏は怒りを露にし、その市教委の言い分をほぼ100%認める裁決となっていることに不信感を募らせる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　この裁決を読む限り、石田氏の主張した事実が存在しないことを証明しない限り、鈴木氏の復職は認められないことになる。いわゆる「悪魔の証明」を求めているに等しい。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　これが刑事事件であれば、検察側が石田氏の主張する事実を立証する義務がある。当サイトが指摘したように石田氏の主張のほとんどは客観的な事実に反するため、検察側は起訴しないのは明らか。そう考えたから市教委も石田氏の訴えに耳を貸さず、鈴木氏を処分しなかったのである。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　東京高裁は事実を認定したが、それは理由中の判断であって、既判力が及ばない部分で処分者を法的に拘束しないはず。そして、鈴木氏は勝訴しているために、その部分を不服と思っても上告して争うことはできないのである。反撃の機会がないまま不利な認定をされ、それを根拠に免職されているのであるから、たまったものではない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■真実追求は司法の場で</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　当サイトではこれまで石田氏の主張するわいせつ行為が客観的な事実と異なることを示し、また、その点を石田氏に取材を通じて明らかにするように求めてきたが、何ら有効な回答は得られていない。その意味で免職の理由とされた事実の存在を懐疑的に見ている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　しかし、審査請求は、行政上の救済手続きであり、中心となるのは処分者側の手続きに瑕疵がなかったか、処分は行政上の裁量権の範囲にあったかという部分。被害を受けたとする者の主張が事実であるかどうか、真実追求は司法の分野という棲み分けがあると言っていい。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　実際、この審査請求は市教委と鈴木氏という対立構造であり、石田氏は全く関与していない。鈴木氏は人事委員会の関係者から「真実、何があったのかは我々は解明できるものではない」という話を聞かされている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　とはいえ、被害が事実であったかどうかは、審査にかかる部分ではあるため、ある程度は立ち入らざるを得ない。そこは居酒屋での会話に信憑性があるという点で、そのような被害は事実であると認定しているのである。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　つまり、唯一の証拠は自白であり、自白があるから、鈴木氏のわいせつな行為はあったと断じて免職という”有罪判決”に等しい裁決をしているのである。法律を学んだ人なら分かるであろうが、日本国憲法38条３項は、以下のように規定している。</span></p>
<p style="text-align: left;"><strong><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">【日本国憲法38条】（自己に不利益な供述、自白の証拠能力）</span></strong></p>
<p style="text-align: left;"><strong><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">３　何人も、自己に不利益な唯一の証拠が本人の自白である場合には、有罪とされ、又は刑罰を科せられない。</span></strong></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　刑事事件なら、とても有罪にできないケースで、鈴木氏は事実上の有罪とされたのである。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■担当の弁護士選びから</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span class="Apple-converted-space" style="color: #000000; font-size: 12pt;"> </span><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　審査請求は行政上の救済措置であり、鈴木氏の主張からすれば司法でこそ救済されるべき事案と言える。ここまで鈴木氏を担当してくれた弁護士は行政上の救済等が得意分野で「訴訟になっても、これまでと同じ主張しかできません。他の弁護士さんに頼んだ方がいいでしょう」と事実上の辞任を申し出ている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　そのため、鈴木氏は早急に弁護士を決めて、札幌地裁に取消訴訟（行政事件訴訟法３条２号）を提起することになる。費用も時間もかかる戦いを前に、現実を受け入れて別の人生を歩み出す人は多いとされる。</span></p>
<div id="attachment_15557" style="width: 160px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/43efff92910aa6cae74e3bf89e85fea7.jpg"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-15557" class="wp-image-15557" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/43efff92910aa6cae74e3bf89e85fea7-300x266.jpg" alt="" width="150" height="133" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/43efff92910aa6cae74e3bf89e85fea7-300x266.jpg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/43efff92910aa6cae74e3bf89e85fea7.jpg 480w" sizes="(max-width: 150px) 100vw, 150px" /></a><p id="caption-attachment-15557" class="wp-caption-text">札幌市教委の入ったビル</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　鈴木氏も「今の心境としては２度目の免職処分を言い渡された気分です。前回の時と同様、暗黒が広がっていくようです。」とさすがにショックの色は隠せない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　しかし、新たな戦いに向けて動き出している。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　「以前と異なるのは『飲みに行くか』『大丈夫か』と友人から連絡をもらうなど、周りの皆さんに支えていただいている点です。私は石田が言うようなわいせつな行為はしていませんし、免職される理由などありません。これは自分や家族の名誉を守るための戦いです。絶対に諦めません。周囲の人に支えられている今なら、自分を見失わずやっていけそうです。」と前を向く。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■真実追求に終わりはない</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　当サイトでは事件の真相に迫るべく、ここまで38回の長期連載を組んでお伝えしてきた。裁決が出たことで、ここはひとまず、連載を終了することとする。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　鈴木氏の名誉を守る戦いは、司法の場に舞台を移して続く。当サイトでは、その戦いを皆さんにお伝えしていく考えで、近日中にタイトルを変えて、新たな連載をスタートする。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　真実追求に終わりはない。どこまでも真相を追い続けていくことを約束して、39回の連載をひとまず終えることとする。</span></p>
<p style="text-align: right;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">（終わり）</span></p>
<p style="text-align: right;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">（<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20220823/">第38回</a>に戻る）</span></p>
<p style="text-align: right;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">（<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20210607/">第１回</a>に戻る）</span></p>
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			</item>
		<item>
		<title>免職教師の叫び（38）もはや茶番「山頂の口淫」</title>
		<link>https://reiwa-kawaraban.com/society/20220823/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[松田 隆&#x1f1ef;&#x1f1f5;　＠東京 Tokyo&#x1f1ef;&#x1f1f5;]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 23 Aug 2022 11:42:15 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[社会]]></category>
		<category><![CDATA[石田郁子]]></category>
		<category><![CDATA[鈴木浩]]></category>
		<category><![CDATA[塩谷丸山]]></category>
		<category><![CDATA[免職教師の叫び]]></category>
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					<description><![CDATA[　1994年夏、山頂付近の岩場でわいせつな行為が行われたという塩谷丸山を訪れたレポートの続編をお届けする。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　1994年夏、山頂付近の岩場でわいせつな行為が行われたという塩谷丸山（小樽市）を訪れたレポートの続編をお届けする。当時高校１年生だった石田郁子氏（写真家）が主張するわいせつ行為が行われたとする現場はゴツゴツした岩が転がる場所で、落ち着いて行為を行うには極めて困難と思われる場所であった。果たしてこのような場所で言われるような行為があったのか考察する。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■わいせつ行為の舞台とされた場所</span></strong></span></p>
<div id="attachment_14058" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/08/top.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-14058" class="wp-image-14058" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/08/top-300x225.jpg" alt="" width="220" height="165" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/08/top-300x225.jpg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/08/top.jpg 567w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-14058" class="wp-caption-text">塩谷丸山の山頂</p></div>
<p style="text-align: left;"><span class="Apple-converted-space"> </span><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　前回で示した標高629ｍの塩谷丸山への登山と聞いて、多くの人が抱くであろうイメージについて（１）～（３）については、それが誤りであることは指摘した。今回は（４）についての考察である。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">（４）山頂付近の岩場では、口淫をするような場所がある。（参考・<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20220821/">連載（37）山頂付近で口淫の信憑性</a>）</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　登山道の入口で入山届を書いてからおよそ80分。整備されていないため登るのも一苦労の登山道を上がったせいで息が切れ、全身汗まみれになりながら、ようやく辿り着いた山頂は拍子抜けするほど簡素なものであった。「塩谷丸山 629ｍ」と記された木製の小さな看板と、八角柱で上部が円形の方位を示すオブジェが置かれているだけ。広さは８～12畳（約16.6～21.9平方ｍ）ほどか。ごく狭いスペースで、地面には大きな岩がゴロゴロと転がっている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　無粋と言えるような光景にはベンチなど休む場所はなく、登山者は岩に直接腰掛けるか、あるいは八角柱のオブジェに腰を下ろすしかない。そのオブジェは小樽山岳連盟が寄贈し、2012年に設置とされているため、石田氏が登ったとする1994年には存在していない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　前回同様、石田氏の主張を示そう。鈴木氏と札幌市教委を相手に損害賠償を求めた訴訟で提出された訴状には、以下のように記述されている。</span></p>
<div id="attachment_14059" style="width: 210px" class="wp-caption alignright"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/08/1300f40cb6582e518c31c61f7c35c8b0.jpeg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-14059" class="wp-image-14059" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/08/1300f40cb6582e518c31c61f7c35c8b0-300x189.jpeg" alt="" width="200" height="126" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/08/1300f40cb6582e518c31c61f7c35c8b0-300x189.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/08/1300f40cb6582e518c31c61f7c35c8b0.jpeg 567w" sizes="auto, (max-width: 200px) 100vw, 200px" /></a><p id="caption-attachment-14059" class="wp-caption-text">頂上付近の岩場にしゃがみ込む筆者</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">「1994年（平成６）年８月２日にも、小樽市にて山登りに誘い、頂上近くの岩場で、被告●●（鈴木氏の本名、筆者註）は原告（石田氏のこと、筆者註）に対し、被告●●自身の性器を口にくわえるように指示し、口腔性交を行った。」</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　通常の感覚であれば、石田氏の言う「頂上近くの岩場」は、この山頂付近に広がる岩場と判断されるであろう。その岩場がどのようなものかは写真を見ていただきたい。様々な大きさの岩、最大のもので長径が50ｃｍを超えるようなものが不揃いに、転がっている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　この場所で口淫を行うことを想像していただきたい。どのような体勢で行うかと考えれば、この岩場に男性が横たわることは考えられず、男性が立ち、女性が膝をつく姿勢が自然である。そこで実際に筆者がしゃがみこめそうな場所を選んで膝をついてみた。すると、思わずバランスを崩し、不安定な姿勢で岩の間に足を入れる形になった。この姿勢を行為の間（短くて３分程度か）保つのはかなり難しいと感じられた。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　写真で筆者が笑みを浮かべているのは「この姿勢で、できるわけないだろう」といった趣旨のことを口にしながら失笑したせい。女性が岩に腰掛け、男性がその直前に立つ形も可能かもしれない。しかし、岩の上に３分程度座り、上半身だけを動かして口腔”性交”を行えば、臀部が痛くなるのは明らかで、中腰の姿勢を保つのも辛く、そのようなアクロバットのような性的行為を高校１年の女子がこなせるとも思えない。しかも、山頂到着時に汗まみれであったに違いない男性器を口に入れるのである（参考・<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20220821/">連載（37）山頂付近で口淫の信憑性</a>）。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■もう１つの「頂上付近の岩場」<span class="Apple-converted-space"> </span></span></strong></span></p>
<div id="attachment_14060" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/08/f9e08329885531fc994f51873445d300.jpeg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-14060" class="wp-image-14060" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/08/f9e08329885531fc994f51873445d300-300x190.jpeg" alt="" width="220" height="140" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/08/f9e08329885531fc994f51873445d300-300x190.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/08/f9e08329885531fc994f51873445d300-768x487.jpeg 768w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/08/f9e08329885531fc994f51873445d300.jpeg 850w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-14060" class="wp-caption-text">塩谷丸山の見晴台</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　このように「頂上付近の岩場」である山頂で口淫をすることは、岩場の状況を考えると現実的ではない。そうなると、石田氏が示した場所は別にあるのではないかという疑問も生じる。実は、頂上の近くにもう１箇所、岩場が存在する。それが山頂からおよそ60ｍ離れた「見晴台」である。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　塩谷丸山を紹介するサイトなどを見ると、その多くが見晴台の景色を掲載している。連なる山や下に広がる町の全景、石狩湾を一望する絶景が楽しめるポイントで、登山者は通常、この場所を目的に訪れると言っていい。祠（ほこら）と、海が見えることから豊漁と安全を祈願したのか、錨（いかり）が鎮座しており、記念撮影をするにも絶好の地点である。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　見晴台は頂上よりはるかに広い場所で、多くの人が滞留すると思われる。そして山頂以上の剥き出しの岩が折り重なっているのは写真を見ての通り。この場所も「頂上近くの岩場」と考えることは可能であろうが、そこで口淫をすることは岩場が山頂付近より険しいという状況、滞留者が多いという状況を考えても山頂よりも困難と言えるであろう。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■わいせつ行為を見て誰も何も言わない？</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　ここで見晴台と山頂の位置関係を確認しておこう。イメージ図を作成したので、ご覧になっていただきたい。塩谷丸山の登山道は２つあるが、ほとんどの登山者はＪＲ塩谷駅の方向から入る登山道を利用する。９割ほどであるとするサイトも存在する。</span></p>
<div id="attachment_14061" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/08/8e7e0dcce53294c44a2aa80d4e6f0a76.jpeg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-14061" class="wp-image-14061" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/08/8e7e0dcce53294c44a2aa80d4e6f0a76-300x180.jpeg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/08/8e7e0dcce53294c44a2aa80d4e6f0a76-300x180.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/08/8e7e0dcce53294c44a2aa80d4e6f0a76-768x461.jpeg 768w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/08/8e7e0dcce53294c44a2aa80d4e6f0a76.jpeg 1020w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-14061" class="wp-caption-text">塩谷丸山頂上付近のイメージ図</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　つまり、多くの登山者はまず山頂に着き、そこから60ｍ先の見晴台を目指すことになる。そして、見晴台に滞留した登山者は、下山を開始する時に山頂の横の登山道を通ることになる。もちろん、逆の登山道から入ってきた登山者は見晴台を通り、60ｍ先の山頂を目指すことになる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　いずれにせよ、山頂で３分間口淫をしている間に、その横を山頂を目指す人、見晴台を目指す人、下山する人が通ることになる。山頂での口淫は公然わいせつ罪（刑法174条）が成立し、他人が見れば、眉を顰めるだけでなく「みっともないことはやめろ」「別の場所でやれ」などと怒鳴りつけてくることも予想される。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　そのような状況が容易に想像がつき、中学教師である鈴木氏がわざわざそのようなリスクを冒してまで行為を指示するというのも考えにくい。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　塩谷丸山にはほとんど登山者などいないのではないか、という考えもある。確かに筆者が登った８月20日（土）には下山時（14:07）、入山届に記されている入山者は３組７名しかいなかった。これは当日の天候が曇りと雨の予報で雷注意報も出されていたことが影響したのかもしれない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　しかし、前日８月19日（金）は8:45から13:15までの４時間30分の間に27組51人が入山届に記載している。以前、小樽山岳連盟に電話で問い合わせところ「入山届を記載せずに入山する人も存在する」（担当者）とのことで、少なくとも51人が４時間30分の間に入山していたのは間違いない。石田氏が登ったとする1994年８月２日（火）のデータは残っていないが、天候は曇り一時雨（ただし降水量は０ｍｍ、気象庁HP・過去の気象データより）で、一定数の人数が滞留していた可能性は否定できない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■わいせつ行為を再現してみると…</span></strong></span></p>
<div id="attachment_14029" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/08/f0832846247be3ff248cabe8e3a05c85.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-14029" class="wp-image-14029" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/08/f0832846247be3ff248cabe8e3a05c85-300x180.jpg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/08/f0832846247be3ff248cabe8e3a05c85-300x180.jpg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/08/f0832846247be3ff248cabe8e3a05c85-768x461.jpg 768w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/08/f0832846247be3ff248cabe8e3a05c85.jpg 850w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-14029" class="wp-caption-text">塩谷丸山の遠景（撮影・松田隆）</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　前回の連載でも摘示した事実を加え、ここまで明らかになったことから石田氏の言うわいせつな行為を再現してみる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><em><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　昼過ぎまで札幌市中央区の「さいとうギャラリー」で友人と話をしていた鈴木氏は、その後、石田氏と会って登山することを噯（おくび）にも出さず、石田氏と待ち合わせ２時間近くかけて塩谷丸山へ向かう。</span></em></p>
<p style="text-align: left;"><em><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　スポーツのように激しく発汗する運動と言える登山をこなした後で、頂上近くの岩場で鈴木氏は汗まみれの男性器を出して高校１年生の石田氏に口淫を指示する。</span></em></p>
<p style="text-align: left;"><em><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　性的経験の少ない女子高生は足場の悪い中、不安定な姿勢のまま一定の時間（３分程度か）、男性器を口に入れて口腔性交をする。その間、多くの人が滞留していると思われる見晴台や、山頂や見晴台を目指す登山者から見られることはなく、見られたとしても「やめろ」とも言われない。</span></em></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　この出来の悪い成人向けの映画のようなシチュエーションを、鈴木氏を免職させるため、損害賠償を求めるため、石田氏は札幌市教委や東京地裁に訴え出たのである。結論を申せば、上記（４）「山頂付近の岩場で口淫するような場所がある」についても、実際に取材してみた感覚ではあり得ない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　現在、鈴木氏は免職処分の取り消しを求めて札幌市人事委員会に審査請求をしている。あくまでも免職が妥当であるとする市教委には、一度、塩谷丸山に登ることをお勧めする。そうすれば石田氏が脳内で組み立てたと思われる妄想が現実にあり得るかどうか、今までと違う考えもできるというもの。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　そうせずに、書類だけ見てそれを事実と判断する考えを変えないのであれば、石田氏の言い分と同様、市教委の判断とそれに基づく処分は茶番と言うしかない。</span></p>
<p style="text-align: right;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">（次回<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20230312/">最終回</a>）</span></p>
<p style="text-align: right;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">（<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20220821/">第37回</a>に戻る）</span></p>
<p style="text-align: right;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">（<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20210607/">第１回</a>に戻る）</span></p>
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		<item>
		<title>免職教師の叫び（37）山頂付近で口淫の信憑性</title>
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		<dc:creator><![CDATA[松田 隆&#x1f1ef;&#x1f1f5;　＠東京 Tokyo&#x1f1ef;&#x1f1f5;]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 21 Aug 2022 10:20:33 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[社会]]></category>
		<category><![CDATA[石田郁子]]></category>
		<category><![CDATA[鈴木浩]]></category>
		<category><![CDATA[免職教師の叫び]]></category>
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					<description><![CDATA[　28年前から当時中学３年生の女子生徒にわいせつな行為をしていたとして、免職された札幌市の中学校教員の事件の舞台を２日間かけて取材した。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　28年前から当時中学３年生の女子生徒にわいせつな行為をしていたとして昨年、免職された札幌市の中学校教員の事件の舞台となった札幌市周辺を２日間かけて取材した。登山をした際に山頂付近で口淫を強要されたという塩谷丸山（標高629ｍ）に登ってみると、これまで分からなかった意外な事実が明らかになった。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■被害者の証言はまるで”ＡＶ”</span></strong></span></p>
<div id="attachment_14029" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/08/f0832846247be3ff248cabe8e3a05c85.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-14029" class="wp-image-14029" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/08/f0832846247be3ff248cabe8e3a05c85-300x180.jpg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/08/f0832846247be3ff248cabe8e3a05c85-300x180.jpg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/08/f0832846247be3ff248cabe8e3a05c85-768x461.jpg 768w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/08/f0832846247be3ff248cabe8e3a05c85.jpg 850w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-14029" class="wp-caption-text">塩谷丸山の遠景（撮影・松田隆）</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　札幌市の元教員・鈴木浩氏（仮名）は30代だった1993年３月から、勤務先の中学の３年生だった石田郁子氏（現写真家）にわいせつな行為をしていたとして、昨年１月28日に免職されている。現在、免職処分の取り消しを求めて札幌市に審査請求を申し立てているのは、これまで36回の連載でお伝えした通り。８月19、20日の２日間、筆者は札幌市に飛んで鈴木氏に直接取材をするとともに、関連する場所を実際に訪れた。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　塩谷丸山は小樽市にあり、頂上付近からは石狩湾を一望でき、休日には多くの人が登山を楽しむ山として知られている。石田氏は高校１年生だった1994年８月、鈴木氏とともにこの塩谷丸山を登り、頂上付近でわいせつな行為をされたと主張している。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　石田氏が鈴木氏と札幌市教委を相手に損害賠償を求めた訴訟では、以下のように記述されている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">「1994年（平成６）年８月２日にも、小樽市にて山登りに誘い、頂上近くの岩場で、被告●●（鈴木氏の本名、筆者註）は原告（石田氏のこと、筆者註）に対し、被告●●自身の性器を口にくわえるように指示し、口腔性交を行った。」</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　まるで成人向けわいせつビデオを観るかのような行為は、東京地裁では認められなかったものの、東京高裁にそのような事実があったと認定された。鈴木氏が免職された事実はこうした東京高裁の判断が影響しているのは間違いない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■鈴木氏に当日のアリバイ</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　この山頂付近での口腔性交を、鈴木氏は明確に否定している。石田氏が事実があったとする1994年８月２日は、札幌市中央区の「さいとうギャラリー」を昼頃に訪れ、展覧会の関係者である友人と話をしており、当該友人の証言も得ている（参考・<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20210614/">連載（５）まるでＡＶ元教え子の証言</a>）。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　中央区から塩谷丸山の登山道までは自動車と徒歩で２時間程度かかる。さらに登山道を上り下りすれば２時間以上。実際に筆者が登山に要した時間は登山道入口に設置されている入山届けへの記載で11:36ー14:07の２時間31分である。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　その日の午後に登山をする者が、昼まで札幌市中央区にいて登山に行くことを噯（おくび）にも出さず、その後、女性と待ち合わせて塩谷丸山に向かい、頂上で口淫をさせるというのであるから、何とも現実味に乏しい。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　もっとも、鈴木氏のアリバイは裁判では明らかにされていない。これは石田氏の請求が除斥期間にかかっていることで棄却されており、そもそも請求は認められないことから石田氏の主張する不法行為の立証部分については書面のやり取りだけでごく簡単に済ませられたという事情がある。東京高裁の判決が出た後に鈴木氏から市教委に対して陳述書の形で上記のアリバイが提出され、その点を鈴木氏は後日、当サイトの取材に対して明らかにしている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■629ｍの登山のイメージ</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　標高629ｍの塩谷丸山への登山と聞いて、多くの人はこんなイメージを抱いているのではないか。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">（１）標高629ｍなんて大したことはない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">（２）整備された、なだらかな登山道を歩いて行けば頂上に着く。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">（３）山頂到着時は、それほど疲れていないし、汗もかいていない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">（４）山頂付近の岩場では、口淫をするような場所がある。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　このようなイメージを有していれば、山頂で口淫をすることもあるのではないかという思いは持てるかもしれない。しかし、実際に登ってみると、そのような考えはほとんどあり得ないと実感できる。順に見ていこう。</span></p>
<div id="attachment_14032" style="width: 210px" class="wp-caption alignright"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/08/c3b9df2c0f2269e830805479db712983.jpeg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-14032" class="wp-image-14032" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/08/c3b9df2c0f2269e830805479db712983-300x180.jpeg" alt="" width="200" height="120" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/08/c3b9df2c0f2269e830805479db712983-300x180.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/08/c3b9df2c0f2269e830805479db712983.jpeg 567w" sizes="auto, (max-width: 200px) 100vw, 200px" /></a><p id="caption-attachment-14032" class="wp-caption-text">登山道は悪路続き（撮影・松田隆）</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　（１）筆者が登山未経験ということで簡単に考えていた。水平方向で600ｍの移動を考えると100ｍ25秒でジョギングすれば150秒。そういう潜在意識が頭の片隅にでもあれば（いかに坂であっても、たかだか600ｍぐらい）という考えに至っても不思議はない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　しかし、垂直方法に600ｍとなると、話は全く違う。スカイツリーは高さ634ｍで塩谷丸山とほぼ同じ高さ。それを夏の暑い時期に地上から階段を使って上り切ることを想像すれば、歩く人にかかる負荷がいかに大きいかを実感できるであろう。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　（２）山頂まで自動車などで行ける山も存在する。札幌市の藻岩山（標高531ｍ）は人気の観光スポットで、山頂までロープウェイや自動車で行ける。藻岩山のような山の存在が塩谷丸山を含む1000ｍに届かない山に関して「気軽に山頂に行ける」というイメージにつながっているのかもしれない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　一方、塩谷丸山の登山道の入口には小樽山岳連盟が設置した入山届があり、入山者は記入が求められる。入山届は遭難した際に、遭難者の身元を特定するために重要な役割を果たす。塩谷丸山は629ｍとはいえ遭難のリスクもあり、実際に登山道はかなり険しい。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　写真を見ていただきたいが、岩や木の根を足場にして登っていく道も多く、手をついて上がらなければならない場所もある。普通の階段を600ｍ上がる辛さはスカイツリーの例から想像できると思うが、その標高差とほぼ同じで、歩くのが困難な道を含めて登ることは、さらに体力を消耗するのは容易に想像がつく。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　</span><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">塩谷丸山の登山道は整備された、歩きやすい登山道ではない。獣道を踏み固めたようなイメージで、それが高さ629ｍまで続くのであるから登山者の体力の消耗はかなりもの。少なくとも、藻岩山の頂上に行くのとは全く条件が異なるという事情は認識する必要がある。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■塩谷丸山登山はスポーツの範疇</span></strong></span></p>
<div id="attachment_14028" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/08/f17b91876c5698a560217398b10aa04c.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-14028" class="wp-image-14028" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/08/f17b91876c5698a560217398b10aa04c-300x187.jpg" alt="" width="220" height="137" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/08/f17b91876c5698a560217398b10aa04c-300x187.jpg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/08/f17b91876c5698a560217398b10aa04c.jpg 546w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-14028" class="wp-caption-text">塩谷丸山の登山道（下り）を歩く筆者</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　塩谷丸山に登るためにはかなりの体力が必要で、629ｍとはいえ、登山というスポーツであると考えていい。そうなると（３）についてはもう明らか。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">（３）山頂到着時にはかなり体力を消耗しており、夏場であれば全身に汗をかく状態。要するにスポーツを終えた時に似た状況になっている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　どのようなスポーツでもいい。汗をたくさんかいたスポーツの直後に、性的行為をしようと考えることがどれほどあるか。一般に性欲が旺盛な若い時期に「運動で発散しろ」と言われる話はよく耳にするが、そうした経験則からしても、山頂で口淫を強要というのは考えにくいシチュエーションである。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　筆者が山頂に到着した時、着ていたシャツは絞ればしたたり落ちるぐらいの汗を含んでおり、ボトムスは下着はもちろん、ジーンズまで濡れていた。要は汗でずぶ濡れの状態。その状況で下半身から汗まみれの性器を出して口淫を要求する人間も少ないと思われるし、また、女性もいかに相手に好意を抱いていてもそのような行為に強い嫌悪感を覚えるのではないか。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　なお、筆者が登った2022年８月20日の小樽の気温は最低19.7度、最高27.8度だったのに対し、石田氏が口淫を強要されたという1994年８月２日は最低24.0度、最高28.9度と最低気温も最高気温も高い（気象庁HP・過去の気象データ検索から）。どちらが体力の消耗が激しかったか、より汗をかいたかは自明である。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■たどり着いた山頂</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　こうして筆者は登山道を登る段階で激しい体力の消耗があり、途中、２、３度休息を入れながら１時間以上かけてようやく山頂に着いた。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　石田氏はこの山頂の周囲で口淫を強要され、実際に行ったとしているのである。しかし、その周辺の環境は、石田氏の主張の信憑性を毀損するものであった。（４）については次回、詳述する。</span></p>
<p style="text-align: right;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">（<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20220823/">第38回</a>に続く）</span></p>
<p style="text-align: right;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">（<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20220614/">第36回</a>に戻る）</span></p>
<p style="text-align: right;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">（<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20210607/">第１回</a>に戻る）</span></p>
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		<title>免職教師の叫び（36）出ない•答えない石田郁子氏</title>
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		<dc:creator><![CDATA[松田 隆&#x1f1ef;&#x1f1f5;　＠東京 Tokyo&#x1f1ef;&#x1f1f5;]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 14 Jun 2022 11:30:03 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[社会]]></category>
		<category><![CDATA[免職教師の叫び]]></category>
		<category><![CDATA[石田郁子]]></category>
		<category><![CDATA[鈴木浩]]></category>
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					<description><![CDATA[　中学３年時から性的被害に遭っていたとする写真家の石田郁子氏（44）は、証言台に立たない見通しとなった。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　中学３年時から性的被害に遭っていたとする写真家の石田郁子氏（44）は、証言台に立たない見通しとなった。28年前の事件を理由に免職された元教師の鈴木浩氏（仮名）が審査請求をしている件で、札幌市の人事委員会での審理に証人として出席する可能性があったが、14日までに出席しないことになったもよう。これにより石田氏の証言が反対尋問に晒される可能性が消え、人事委員会の裁決に影響を及ぼすことが濃厚となった。なお、石田氏は当サイトの出席の可否を問う取材に対し、期限までに回答しなかった。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■市教委の意図は「瑕疵の治癒」</span></strong></span></p>
<div id="attachment_13834" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/06/isida.jpeg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-13834" class="wp-image-13834" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/06/isida-300x180.jpeg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/06/isida-300x180.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/06/isida.jpeg 591w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-13834" class="wp-caption-text">画：鈴木浩氏（仮名）</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　札幌市教委が石田氏に証人としての出席要請をしようとした意図は「瑕疵の治癒」にあったと見られる。つまり、石田氏の性的被害を受けたとする証拠・証言を何の検証もせず、反対尋問にも晒さずに、鈴木氏を最も重い免職処分をするという現代の魔女裁判のような方法で処分をした瑕疵と取られかねないことへの対策であるのは間違いない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　この事件で市教委が2021年の免職処分に先立ち、2016年の時点で鈴木氏を免職できなかったこと等に関する検証結果「平成28年当時の札幌市教育委員会における対応についての検証報告書」（２人の弁護士による検証委員会が作成）では以下のように指摘されている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">・市教委の担当職員は、過去に懲戒処分に関する手続きを担う職務に就いたことがなく、事実認定の理論や手法を学ぶ機会もなかった。処分対象者が否認した場合の事実認定の手法も学べず、参考となる前例も極めて乏しかった。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">・石田氏の供述に虚偽が含まれること等を想定しておらず、その供述の信用性を検討する意識自体が希薄であった。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　このように市教委は素人以下と認定されたに等しい表現で、その手法を厳しく非難されているのである（連載<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20220424/">（34）札幌市教委の魔女裁判</a>）。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　第三者である検証委員会にこのように断罪された以上、市教委はその失敗をカバーすべく、極めて抽象的に表現すれば「石田氏の証言はやっぱり本当だった、だから処分は正しい」と主張するしかない。こうした方法を行政法上「瑕疵の治癒」と呼ぶ。これは「瑕疵ある行政行為がなされたが、事後的に当該瑕疵が追完される場合」（行政法第５版 櫻井敬子 橋本博之 弘文堂 p95）という意味。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　こうした瑕疵の治癒は、裁判で認められる場合もあれば（最判昭和36・7・14）、認められない場合もある（最判昭和47・12・5）。本件は裁判ではないものの準司法手続きであり、こうした考えに則って裁決がなされる。その場合、石田氏の証言が反対尋問に晒されても、なお、合理性を失わなければ、行政処分、即ち、鈴木氏の免職処分は正しかったとされる可能性はあった。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　逆に、石田氏の証言で虚偽が明らかになれば、その証言を疑うことなく処分の根拠としているのであらば、不当もしくは違法な処分であるとされる可能性がある。その意味で、石田氏が証言台に立つかどうかは、市教委にとって極めて重要であるのは間違いない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■石田氏からの回答なし</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　検証委員会の指摘を受け、市教委としては石田氏を審理の場に呼び出すことを検討したもよう。それは当の石田氏サイドから明らかにされた。石田氏を支援するツイッター「<a href="https://twitter.com/schoolmetooo">SCHOOL ME TOO 学校での性暴力にNO！</a>」では、石田氏が市教委から受け取ったメールを公開している。</span></p>
<p style="text-align: left;"><em><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">なお、今後の審理において、証人尋問の出席要請をさせていただく場合は、審査請求に関し市教委が選任した代理人弁護士から、別途、ご連絡いたします。</span></em></p>
<p style="text-align: left;"><em><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">札幌市教育委員会教職員課長</span></em></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">（2022年<a href="https://twitter.com/schoolmetooo/status/1513785521083858947">４月12日午後４時46分投稿</a>）</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　SCHOOL ME TOO内では当初、カンパの呼びかけがなされ、石田氏が札幌に行く費用がかかることなどもその理由とされていた。証人として出席する場合、市教委が札幌までの交通費を負担すると思われ、何とも先走った呼びかけであると思われるが、それは後日削除された。さらに石田氏は証言するために札幌に行くことを最近では一切言及していない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　当サイトの取材では、石田氏の証言はなくなったもようである。これが市教委が証人尋問の出席要請をやめたのか、それとも、石田氏が出席要請を断ったのかは分からない。そこで石田氏が鈴木氏らへの損害賠償請求をかけた際の弁護士を通じ取材を申し込み、「審査請求の審理の場に証人として出席するか」「出席要請を受けた上で出席しないのであれば、その理由を示されたい」など４つの質問を投げかけたが、締切時間までに回答はなかった。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　いずれにせよ、石田氏の証言が得られないのであれば、前出の検証委員会が示した「供述の信用性を検討する意識自体が希薄であった」まま、処分をした瑕疵は治癒されないことになる。このことが人事委員会の決定に少なからず影響を及ぼすことは想像に難くない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■なぜ出てこない石田氏</span></strong></span></p>
<div id="attachment_11266" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/07/ca91f3b634e8c92d3939af6e4d5b99e9.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-11266" class="wp-image-11266" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/07/ca91f3b634e8c92d3939af6e4d5b99e9-300x170.jpg" alt="" width="220" height="125" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/07/ca91f3b634e8c92d3939af6e4d5b99e9-300x170.jpg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/07/ca91f3b634e8c92d3939af6e4d5b99e9-320x180.jpg 320w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/07/ca91f3b634e8c92d3939af6e4d5b99e9.jpg 567w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-11266" class="wp-caption-text">オコタンペ湖の展望台で撮影したとされる写真。合成されたものと思われる（フジテレビ画面から）</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　石田氏はこれまでに自らが受けたとする性被害を公表し、鈴木氏を攻撃し続けてきた。石田氏が鈴木氏の行為を許せないと考えるのであれば、事後であっても自らの証言の正しさを審査請求の審理の場で証明し、鈴木氏の復職を許さなければいい。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　ところが、石田氏はその貴重な機会を利用することはなかった。これまでの石田氏の言動からは、合理性に欠ける行動（不作為）である。なぜ、石田氏は証言から”逃げた”のか。一言で言えば、刑事罰を恐れたと想像する。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　鈴木氏サイドは審理の中で、石田氏が市教委に申し出た証言、証拠には多くの虚偽が含まれていることを指摘しているものと思われる。この連載でも指摘したように、オコタンペ湖での写真は合成されたものであること（連載<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20210815/">（19）影なき闇の不在証明</a>）、交際期間について実際より１年早く終わっており、それを証言する共通の友人の証言と食い違っていること（連載<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20210706/">（12）CAN YOU CELEBRATE？</a>）、1994年８月２日、塩谷丸山の山頂付近でフェラチオをさせられたという指摘に対しては、鈴木氏は当日、アリバイがあること（連載<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20210614/">（５）まるでＡＶ元教え子の証言</a>）など、数え上げればキリがない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　証人として出席すれば「法律により宣誓した証人」に該当し、その上で虚偽と思われる事実を述べた場合、偽証罪（刑法169条）が成立する可能性がある。同罪の法定刑は３月以上10年以下の懲役。もはや虚偽を言い連ねることはできず、かといって自らの虚偽を認め、真実を語ることもできない。結局、札幌まで行って、審理でずっと無言を通すよりほかなく、それならば出席しない方がいいという考えに至ったのであろう。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■鈴木氏「コメントできない」</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　鈴木氏は当初、「証拠と証言で真実が明らかになるのは、私としても歓迎です。」と、石田氏が出席することを望んでいた（連載<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20220503/">（35）押し込まれる”被害者”</a>）。これは審理の場で追及することを望んでいたものと思われる。しかし、結局は石田氏は出てこないことになったと思われる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　なお、鈴木氏は「審理の進捗状況やその内容に関わることのため、石田氏の出欠に関することにはコメントできません」としている。</span></p>
<p style="text-align: right;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">（<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20220821/">第37回</a>に続く）</span></p>
<p style="text-align: right;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">（<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20220503/">第35回</a>に戻る）</span></p>
<p style="text-align: right;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">（<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20210607/">第１回</a>に戻る）</span></p>
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			</item>
		<item>
		<title>免職教師の叫び（35）押し込まれる”被害者”</title>
		<link>https://reiwa-kawaraban.com/society/20220503/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[松田 隆&#x1f1ef;&#x1f1f5;　＠東京 Tokyo&#x1f1ef;&#x1f1f5;]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 03 May 2022 13:17:46 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[社会]]></category>
		<category><![CDATA[石田郁子]]></category>
		<category><![CDATA[鈴木浩]]></category>
		<category><![CDATA[免職教師の叫び]]></category>
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					<description><![CDATA[　28年前の事件を理由に元教師の鈴木浩氏（仮名）が免職された事件で、被害者と称する石田郁子氏が、証人として証言台に立つ可能性が出てきた。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　28年前の事件を理由に元教師の鈴木浩氏（仮名）が免職された事件で、被害者と称する写真家の石田郁子氏（44）が、証人として証言台に立つ可能性が出てきた。札幌市の人事委員会で懲戒免職処分に係る審査が行われており、札幌市教委サイドから証人としての参加の要請が出される可能性がある。証言をすることになれば、当サイトが明らかにしてきた写真の偽造や、虚偽証言について鈴木氏サイドから追及されるのは必至。自称被害者は苦しい立場に追い込まれつつあるように見える。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■市教委が証人尋問の出席要請へ</span></strong></span></p>
<div id="attachment_13732" style="width: 210px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/05/40dd2995ddfee10281cd55a0e7b16f80.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-13732" class="wp-image-13732" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/05/40dd2995ddfee10281cd55a0e7b16f80-300x265.jpg" alt="" width="200" height="177" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/05/40dd2995ddfee10281cd55a0e7b16f80-300x265.jpg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/05/40dd2995ddfee10281cd55a0e7b16f80.jpg 480w" sizes="auto, (max-width: 200px) 100vw, 200px" /></a><p id="caption-attachment-13732" class="wp-caption-text">札幌市教委が入るＳＴＶ２条ビル（提供写真）</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　石田氏を支援するツイッターのアカウント「<a href="https://twitter.com/schoolmetooo">SCHOOL ME TOO 学校での性暴力にNO！</a>」は、３月末から情報発信が増えている。前回の連載で明らかにした第三者による検証報告書（平成28年当時の札幌市教育委員会における対応についての検証報告書）が３月25日にメディアに公開されたのがきっかけになっており、検証報告書の内容への不満と、それに対する市教委の反応への不満が次々に投稿された。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　当該アカウントは石田氏が１人で運営しているのではないかと言われており、実際に石田氏自身が名乗っている投稿も存在する。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　その中で石田氏が札幌市教委に４月４日に提出した要望書に対するメールでの返答が公開されている。紹介されている部分をそのまま示す。</span></p>
<p style="text-align: left;"><em><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">また、現在、人事委員会にて懲戒免職処分に係る審査請求事案が審理中でありますことから、今後は、石田様との面会はもとより、いただいたご意見やご要望等につきましても、個別にお答えすることは差し控えさせていただきたいと存じます。</span></em></p>
<p style="text-align: left;"><em><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">なお、今後の審理において、証人尋問の出席要請をさせていただく場合は、審査請求に関し市教委が選任した代理人弁護士から、別途、ご連絡いたします。</span></em></p>
<p style="text-align: left;"><em><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">札幌市教育委員会教職員課長</span></em></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">（2022年<a href="https://twitter.com/schoolmetooo/status/1513785521083858947">４月12日午後４時46分投稿</a>）</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　問題は後半部分。鈴木氏が免職処分の取り消しを求めて人事委員会に審査請求を求めており、その相手である市教委が石田氏を証人として出席要請をするかもしれない、というのである。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■法律により宣誓した証人</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　この審査請求は「<a href="https://www.city.sapporo.jp/ncms/reiki/d1w_reiki_nonframe/H428930100006/H428930100006_j.html">札幌市職員の不利益処分についての審査請求に関する規則</a>」（以下、規則）に基づくものとみられ、証人に関する規定は37条から41条に置かれている。証人は宣誓しなければならず（39条１項）、正当な理由なく尋問に応じない場合又は虚偽の証言をした場合の法律上の制裁を説明しなければならない（同４項）とされている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　当サイトがこれまで指摘してきた、石田氏の証言は虚偽が含まれ（連載<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20210706/">（12）CAN YOU CELEBRATE？</a> ほか）、証拠として出された写真は合成されたものである（連載<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20210815/">（19）影なき闇の不在証明</a>）ことについて、石田氏が虚偽の証言をすれば制裁が科される。具体的には偽証罪（刑法169条）の「法律により宣誓した証人」に該当し、同条が適用されると思われ、もし、そうであれば、３月以上10年以下の懲役となる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　石田氏が証人として証言した場合、規則により宣誓した証人ではあるが「『法律により』とは宣誓について法律に根拠があることを意味する。法律が直接規定している場合のほか、法律の委任に基づく政令・省令等に根拠を有する場合も含まれる。」（条解刑法 第４版　編集代表 前田雅英　弘文堂 p497）と説明されるため、これに該当すると考えていい。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　たとえば、石田氏は交際期間について鈴木氏の主張より１年早く終わったとしており（1997年に終了）、鈴木氏と、その共通の友人の証言（1998年に終了）と食い違っている（連載<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20210706/">（12）CAN YOU CELEBRATE？</a>）。この点を突かれた場合、あくまでも自説にこだわれば、その時点で理論的には偽証罪成立となる。そう考えると、2016年に市教委に提出した証拠はほとんど証拠能力を失ってしまうか、偽証罪覚悟で虚偽の事実を言い続けるか、黙秘するかの選択を迫られることになる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■手続上の瑕疵の治癒</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　市教委は今でも処分は正しかったという姿勢を貫いているが、上記のように処分が取り消されるかもしれないリスクを負ってまで石田氏の証人尋問の出席要請を行うとしているのか。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　これは、１つは当サイトが指摘した石田氏が市教委に申し出た事実に数多くの虚偽が含まれている事実を、鈴木氏サイドも書面審理の中で指摘したと思われること、もう１つは、検証報告書で市教委の担当者が石田氏の供述に虚偽が含まれること等を想定しておらず、その供述の信用性を検討する意識自体が希薄であったとされていると挙げられたことに求められる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　結果的に鈴木氏の免職処分では、処分すべきとした石田氏の証言の反対尋問を含む信憑性のチェックを全くしていないまま免職にする「魔女裁判」であることは指摘済み。そのため市教委では事後的に石田氏の証言を反対尋問（規則40条１項）に晒し、指摘された手続上の瑕疵を治癒する狙いがあるものと思われる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　つまり、「免職する前に反対尋問を含むチェックをしなかったのは当方のミスだが、事後的に行い、その信憑性が確認できたので処分は取り消されるべきではない」という主張をしたいのであろう。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■追及を免れる方法</span></strong></span></p>
<div id="attachment_12065" style="width: 230px" class="wp-caption alignright"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/10/2223955224a45aaf27e10d7ddd6f49d4.jpeg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-12065" class="wp-image-12065" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/10/2223955224a45aaf27e10d7ddd6f49d4-300x211.jpeg" alt="" width="220" height="155" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/10/2223955224a45aaf27e10d7ddd6f49d4-300x211.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/10/2223955224a45aaf27e10d7ddd6f49d4-768x540.jpeg 768w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/10/2223955224a45aaf27e10d7ddd6f49d4.jpeg 787w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-12065" class="wp-caption-text">鈴木浩氏が描いた石田郁子氏</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　鈴木氏サイドとしては、石田氏が証人として出てくれば、これまで東京地裁・高裁でも審理されなかった石田氏の言い分を徹底的に追及できる絶好の機会となる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　もっとも、石田氏が出てこない場合も考えられる。証人として尋問を受けずに、文書の提出で済ませることが可能だからである（規則41条１項）。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">【規則41条１項】</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">人事委員会は、証人を尋問する場合において、口頭による陳述に代えて、口述書の提出を求めることができる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　これが認められれば、2016年に石田氏が市教委に申し出た話をそのまま繰り返す結果となりかねない。そのあたりは鈴木氏サイドもケアはしているとは思うが、何があるか分からないのが、この世界の常ではある。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　石田氏が証人として出てくる可能性が出てきたことに鈴木氏は「証拠と証言で真実が明らかになるのは、私としても歓迎です。人事委員会の進捗状況については申し上げることはできませんが、石田氏が市教委からのメールを一部公開しているようなので、証人として出てくる可能性はあると思います」と話した。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　また、規則41条１項の口述書で済ませるのではないかという件は「その条文については認識しています。ただ、細かいことは担当弁護士に任せていますので、私からはノーコメントとさせてください」と話した。</span></p>
<p style="text-align: right;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">（<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20220614/">第36回</a>に続く）</span></p>
<p style="text-align: right;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">（<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20220424/">第34回</a>に戻る）</span></p>
<p style="text-align: right;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">（<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20210607/">第１回</a>に戻る）</span></p>
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		<item>
		<title>免職教師の叫び（34）札幌市教委の魔女裁判</title>
		<link>https://reiwa-kawaraban.com/society/20220424/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[松田 隆&#x1f1ef;&#x1f1f5;　＠東京 Tokyo&#x1f1ef;&#x1f1f5;]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 24 Apr 2022 12:15:19 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[社会]]></category>
		<category><![CDATA[石田郁子]]></category>
		<category><![CDATA[鈴木浩]]></category>
		<category><![CDATA[市教委]]></category>
		<category><![CDATA[免職教師の叫び]]></category>
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					<description><![CDATA[　札幌市で28年前の事件を理由に免職された元教師・鈴木浩氏（仮名）への札幌市教委の対応に関する検証報告書が、３月末に発表された。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　札幌市で28年前の事件を理由に免職された元教師・鈴木浩氏（仮名）への札幌市教委の対応に関する検証報告書が、３月末に発表された。これまで明らかにされていなかった免職に至る経緯が明らかにされたことで、市教委の行った処分が「現代の魔女裁判」とでも呼ぶべきものであったという事実が浮かび上がっている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■検証事項は３点</span></strong></span></p>
<div id="attachment_13696" style="width: 190px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/04/2ec066bc73d4384370dd3f8ef5a533fe.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-13696" class="wp-image-13696" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/04/2ec066bc73d4384370dd3f8ef5a533fe-300x276.jpg" alt="" width="180" height="166" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/04/2ec066bc73d4384370dd3f8ef5a533fe-300x276.jpg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/04/2ec066bc73d4384370dd3f8ef5a533fe.jpg 480w" sizes="auto, (max-width: 180px) 100vw, 180px" /></a><p id="caption-attachment-13696" class="wp-caption-text">札幌市教委が入るＳＴＶ２条ビル（提供写真）</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　検証報告書は正式名が「平成28年当時の札幌市教育委員会における対応についての検証報告書」（以下、本件報告書）で、作成者は弁護士の高野俊太郎氏と野谷聡子氏（ともに札幌弁護士会）、宛先は札幌市教育委員会の檜田英樹教育長。表紙を含めＡ４で14枚に簡潔にまとめられている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　３月末にメディアに対して公表されたものの、市教委のＨＰには掲載されていない。一般の人が見るためには、札幌市の情報公開制度（公文書公開制度）を利用して取り寄せるしかない。メディアには文書を手渡しながら、一般の人々には見せない理由は明らかではないが、市教委にとっては自らの杜撰さが示されている文書を世間に遍く知らしめることに抵抗があったのかもしれない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　検証事項は３点。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;"><strong>（１）</strong>本件非違行為（筆者註・免職の理由とされたわいせつな行為、鈴木氏は全面的に否認）について、当時の教育委員会が結論に至るまでの証拠資料の収集・評価、対象者への事情聴取方法・内容、申出人（筆者註・石田氏）への対応状況等は、必要かつ十分であったのか。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;"><strong>（２）</strong>上記（１）に関して、当時の関係者はどのように考えた（感じた）のか、また、そのように考えた（感じた）理由は何か。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;"><strong>（３）</strong>今後の調査方法等について、どのような取り組みを行うべきか。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">※本件報告書 p１ 11行～15行</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　鈴木氏が全面的に否認する行為があったことを前提とし、2021年に免職したのに、なぜ、石田氏が平成28年（2016年）に市教委に申し出た時点で処分できなかったのか。その理由を明らかにするために2016年当時の市教委の対応が適切であったかを検証するものと考えていい。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　鈴木氏サイドから見れば、誤った前提で行われる調査に応じるメリットはなく、逆に自らの証言を免職処分について争っている自身に不利に働く可能性があるために調査への協力を拒否した（連載<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20220220/">（33）札幌市教委の思惑</a>）。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■事実認定の３つの問題点</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　本件報告書については「市教委の体制不備や性被害への意識不足を指摘。早期に専門家へ相談する必要があったとした。」（朝日新聞デジタル・<a href="https://www.asahi.com/articles/ASQ3T6VQVQ3TIIPE00F.html">約30年前の教諭わいせつ、札幌市教委の意識不足指摘　第三者報告書</a>）などと、市教委の対応が適切ではなかったことが報じられている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　実際、本件報告書には市教委の事実認定の問題点につき、以下のように書かれている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;"><strong>① </strong>市教委の担当職員は、過去に懲戒処分に関する手続きを担う職務に就いたことがなく、事実認定の理論や手法を学ぶ機会もなかった。処分対象者が否認した場合の事実認定の手法も学べず、参考となる前例も極めて乏しかった。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;"><strong>② </strong>石田氏の供述に虚偽が含まれること等を想定しておらず、その供述の信用性を検討する意識自体が希薄であった。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;"><strong>③ </strong>鈴木氏の弁解を聞きながら、その裏付け証拠の提出を求めた形跡がない。鈴木氏が石田氏に出したとされる手紙の筆跡を調べるための対照資料を集めながら、筆跡鑑定を行わなかった。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">※本件報告書 p８ 10行～p９ 33行 抜粋</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　このように市教委の対応が不十分であったため2016年の時点では免職にできなかったというものであり、もっと早い時点、例えば石田氏が申出を行った2016年の時点で専門家に相談すべきであった、としている。<span class="Apple-converted-space"> </span></span></p>
<div id="attachment_13705" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/04/kotira.jpeg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-13705" class="wp-image-13705" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/04/kotira-300x195.jpeg" alt="" width="220" height="143" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/04/kotira-300x195.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/04/kotira-1024x667.jpeg 1024w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/04/kotira-768x500.jpeg 768w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/04/kotira.jpeg 1304w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-13705" class="wp-caption-text">本件報告書の位置付け</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　ここで本件報告書の性格・位置付けを図（<a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/04/kotira.jpeg">本件報告書の位置付け</a>）にまとめたのでご覧になっていただきたい。上半部の赤い部分が石田氏の立場で、下半部の水色の部分が鈴木氏の立場である。そして、本件報告書は本件非違行為があった、即ち、鈴木氏はわいせつな行為を行ったという前提に立っており、それは石田氏の主張の前提に立つものと言える。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　指摘された市教委の事実認定の問題点は上記①～③に示した通りで、これらの点は事実の摘示である。そうであれば、両氏の立場に関わらず客観的に存在した共通の事象。最終的に「早期に専門家に相談すべきだった」という結論が導かれているが、これを本件報告書及び石田氏主張の前提（赤の部分）で評価すれば「もっと早く処分できたはず」（結論Ａ）ということになる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　問題は出された「早期に専門家に相談すべきだった」という結論を鈴木氏の立場で評価するとどうなったかという点。もし、市教委が2016年の時点で専門家（具体的には弁護士であろう）に相談していたら、上記の①～③は以下のようになる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">❶ 弁護士の指導で事実認定の理論や手法に沿った判断がされたはず。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">❷ 石田氏の供述の信用性を検討する意識をもち、供述に虚偽が含まれること等を想定したはず。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">❸ 鈴木氏の弁解の裏付け証拠の提出を求め、筆跡鑑定を行ったはず。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　このような結果「石田氏の虚偽の事実が明らかになり、処分が行われなかったことになる」という結論Ｂが導き出されたことになる。これを具体的事実に当てはめてみると、本件報告書の持つ意味がより明らかになる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■為されなかった反対尋問</span></strong></span></p>
<div id="attachment_12090" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/10/IMG_1124.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-12090" class="wp-image-12090" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/10/IMG_1124-300x200.jpg" alt="" width="220" height="146" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/10/IMG_1124-300x200.jpg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/10/IMG_1124.jpg 709w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-12090" class="wp-caption-text">東京地裁、同高裁（撮影・松田隆）</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　石田氏の供述について「教育委員会がその信用性を正面から吟味した形跡はなく、そもそも直接証拠と認識していなかったように見受けられる。…また、教育委員会は、基本的に、被害者供述に虚偽が含まれること等を想定しておらず、したがって、被害者供述の信用性を検討するという意識自体が希薄であった。」（本件報告書p９ ３行～９行抜粋）とされている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　被害者の供述が直接証拠として機能するのは、反対尋問が行われるからである。刑事裁判で被害者とされる者が虚偽の被害を申し出た場合、反対尋問でその矛盾点などを指摘する機会がなければ、被告人が冤罪被害を受けることになりかねない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　「現行法の当事者主義のものとでは、当事者による十分な主張・立証（攻撃）、反論・反証（防御）の機会が与えられるべきであり、証人に対する当事者による反対尋問を通して供述の信用性を吟味することが重要と考えられる。ことに、被告人の自己に不利益な証人に対する反対尋問権は憲法上保障された権利である（憲法37条２項前段）。」（刑事訴訟法講義第３版 安冨潔 慶應義塾大学出版会 p334）</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　市教委が行った処分は刑事裁判ではないが、疑いをかけられた人間に対して免職という非常に厳しい処分を科したにもかかわらず、反対尋問権を保障しないばかりか自らが尋問する権利も放棄し、真実追求を怠っていることが本件報告書で明らかにされたことになる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　もちろん、市教委は2016年の時点では本件非違行為を認めていない。「本件非違行為を事実として認定できないということは、申出人の供述の信用性を十分検討の上、その信用性がない（あるいは、乏しい）ことを意味することになる」（本件報告書p９ ９行～11行）のは当然であるが、実際には「本件において、担当職員が、申出人の供述の信用性を評価するための要素を個別に検討した形跡はなく…」（本件報告書p９ 11行～12行）とされている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　2020年12月15日に東京高裁の判決が出され、2021年１月28日の免職処分に至るまでの間も、石田氏の供述の信用性が検討された形跡はない。こうなると現代の魔女裁判である。その事実が本来の市教委が検証の目的とは別に、告発者の証言の信憑性の検討がないまま処分が行われたという処分の重大な欠陥が明らかにされたことは見逃せない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■免職との因果関係</span></strong></span></p>
<div id="attachment_11550" style="width: 210px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/08/8cff5ced3d23072681dfb881bd63dee0.jpeg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-11550" class="wp-image-11550" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/08/8cff5ced3d23072681dfb881bd63dee0-300x270.jpeg" alt="" width="200" height="180" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/08/8cff5ced3d23072681dfb881bd63dee0-300x270.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/08/8cff5ced3d23072681dfb881bd63dee0-768x691.jpeg 768w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/08/8cff5ced3d23072681dfb881bd63dee0.jpeg 787w" sizes="auto, (max-width: 200px) 100vw, 200px" /></a><p id="caption-attachment-11550" class="wp-caption-text">石田氏が市教委に提出したと思われる写真（上）と、その３Ｄイラスト</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　もし、2016年の段階で市教委が弁護士に相談していれば、どうなったか。当サイトがこれまで指摘したように、オコタンペ湖で撮影したとされる写真は合成されたフェイク写真であること（連載<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20210815/">（19）影なき闇の不在証明</a>）、石田氏が主張する交際時期は虚偽であること（連載<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20210706/">（12）CAN YOU CELEBRATE？</a>）、塩谷丸山の山頂付近でフェラチオを強要されたなどの数々の供述も虚偽、そこに至らないまでも立証は極めて困難であること（連載<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20210612/">（４）疑わしい元教え子の主張</a>、連載<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20210614/">（５）まるでＡＶ元教え子の証言</a>）なども明らかになったはず。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　当然、2016年に鈴木氏が処分がされることはなく、その後の石田氏が鈴木氏と札幌市を相手に提起した損害賠償請求訴訟においても、東京高裁が本件非違行為を事実認定することはなかったと思われる。それ以前に、石田氏の訴訟を担当しようなどという弁護士は出てこなかったであろう。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　結局、市教委は2016年の対応が不適切で、石田氏の主張を虚偽であるから認めないとすべきところを怠ったために、鈴木氏とともに石田氏の損害賠償請求訴訟の被告とされ、勝訴したにもかかわらず、東京高裁の認定により、一転して鈴木氏を免職せざるを得なくなったのである。本件報告書からは、市教委のミスのために、本来、何の処分も受けるべきではなかった鈴木氏を免職したという因果関係が読み取れる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　こうしてみると、市教委が本件報告書をＨＰに掲載しない理由も自ずと想像がつく。</span></p>
<p style="text-align: right;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">（<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20220503/">第35回</a>に続く）</span></p>
<p style="text-align: right;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">（<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20220220/">第33回</a>に戻る）</span></p>
<p style="text-align: right;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">（<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20210607/">第１回</a>に戻る）</span></p>
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			</item>
		<item>
		<title>免職教師の叫び（33）札幌市教委の思惑</title>
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		<dc:creator><![CDATA[松田 隆&#x1f1ef;&#x1f1f5;　＠東京 Tokyo&#x1f1ef;&#x1f1f5;]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 20 Feb 2022 04:20:30 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[社会]]></category>
		<category><![CDATA[石田郁子]]></category>
		<category><![CDATA[鈴木浩]]></category>
		<category><![CDATA[市教委]]></category>
		<category><![CDATA[免職教師の叫び]]></category>
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					<description><![CDATA[　鈴木浩氏（仮名）を免職にした札幌市教委の対応に関する報告書が、近日中に公開されることになった。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;">　鈴木浩氏（仮名）を免職にした札幌市教委の対応に関する報告書が、近日中に公開されることになった。北海道新聞２月17日付け朝刊に記事が掲載された。2016年に写真家の石田郁子氏が市教委に被害を訴えた際に、法律の専門家らの協力を得るべきだったと指摘しているというこの報告書は客観性の欠ける性質の文書であることは明らかで、市教委の自己正当化のための文書を、第三者による客観性が担保されたものを装ったものと言える。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■難解な道新の記事内容</span></strong></span></p>
<div id="attachment_13060" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/02/289bfc38414cd86425858a6e8c311eb7.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-13060" class="wp-image-13060" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/02/289bfc38414cd86425858a6e8c311eb7-300x234.jpg" alt="" width="220" height="172" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/02/289bfc38414cd86425858a6e8c311eb7-300x234.jpg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/02/289bfc38414cd86425858a6e8c311eb7.jpg 392w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-13060" class="wp-caption-text">北海道新聞２月17日付け紙面から</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;">　問題の記事はメイン見出しが「第三者調査 必要だった」、サブ見出しに「札幌わいせつ教諭問題 報告書で指摘」となっている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;">　28年前から教え子（石田郁子氏）にわいせつな行為をしたとして、2021年に懲戒免職になった鈴木浩氏の案件に関し、2016年に石田氏が市教委に処分を求めたのに処分がされず、東京高裁の判決（石田氏の請求棄却）が出た後の2021年に処分がされたことを問題とするもの。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;">　つまり「被害を訴えたにもかかわらず処分を見送った2016年の市教委の対応を、第三者の弁護士が検証し、報告書にまとめた」ものである。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;">　報告書は「発生から20年以上経過し、男性教員が全面的に否認したため事実認定が困難だったとした。その上で、証拠や証言の信用性を評価する際、『早い段階から法律の専門家を含む第三者の協力を得て調査を行うべきだった』と総括した」とされている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;">　さらに、市教委が最終的に2016年の判断と異なった判断を下した要因について「裁判では医療記録が証拠として提示されたため、との見解も示した」と記事は伝えている（以上、同記事から）。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■市教委がしたかったこと</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;">　この記事を読んで、（一体、市教委は何をしたいのか、北海道新聞は何を伝えたいのか）と理解に苦しんだ読者が多いと思う。順を追って説明しよう。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;">　2020年12月15日、東京高裁の判決で請求棄却とされた石田氏の訴えであるが、当人の陳述も一切ないまま、高裁はわいせつな行為が行われたと判断。石田氏は敗訴したにも関わらず上告せず、高裁の事実認定を確定させた。それを受けて市教委は翌2021年１月28日に鈴木氏を免職としたのである。２月10日には長谷川雅英教育長が石田氏に謝罪し、そのことがニュースで伝えられたのは記憶に新しい。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;">　鈴木浩氏は言う。「石田氏はそこで、今、免職するなら、2016年に処分をしてほしいと願い出た時に免職にしなかったのか、と市教委に激しく迫りました。第三者に調査させ検証すべき、と言っていたと聞きます。それを受けての市教委（札幌市）の調査ということです。」</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;">　市教委は2016年には石田氏の言い分を採用せず、石田氏が損害賠償請求を求めて提訴（2019年２月）した際には、鈴木氏と札幌市が被告として、訴えを棄却するように求めていた。それが高裁判決（石田氏の請求棄却）後に一転して鈴木氏を免職したのであるから、その変節ぶりは鈴木氏にとっても信じ難いが、逆の立場である石田氏からも信じ難いものと言える。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;">　教育長が石田氏に謝罪した以上、その理由を説明すべきであり、そのために第三者である弁護士に依頼して報告書を作成したというのが、北海道新聞の記事になったのである。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■報告書の性質</span></strong></span></p>
<div id="attachment_13062" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/02/4cba661b99c6a0633a1314b08c46f2d1.jpeg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-13062" class="wp-image-13062" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/02/4cba661b99c6a0633a1314b08c46f2d1-300x212.jpeg" alt="" width="220" height="156" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/02/4cba661b99c6a0633a1314b08c46f2d1-300x212.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/02/4cba661b99c6a0633a1314b08c46f2d1-1024x725.jpeg 1024w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/02/4cba661b99c6a0633a1314b08c46f2d1-768x544.jpeg 768w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/02/4cba661b99c6a0633a1314b08c46f2d1.jpeg 1134w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-13062" class="wp-caption-text">鈴木浩氏（仮名）に送られてきたヒアリング調査依頼書（同氏提供）</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;">　ここまで読むと、報告書を書いた第三者の弁護士が<span style="color: #ff0000;"><b>証拠や証言を整理し、免職にしたのは正しかったと判断し</b></span>、その上で「2021年になされた処分は2016年になされるべきであった。ところが、鈴木浩氏が全面否認したことなどが理由で処分できなかった。早めに弁護士を入れていれば、処分できたはず。それをしなかった上、2016年には石田氏の医療記録が出されていなかったが、裁判では出されたから、2021年に市教委が処分を行ったのだ」と結論付けたように思えてしまう。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;">　ところが、この報告書は真実追求とは全く無縁。特に上記の赤の太文字で書かれた部分は、報告書の前提にはなっていないことに、多くの読者は気付いていないと思われる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;">　実はこの報告書を担当した弁護士は、鈴木氏にもヒアリングの依頼をしている。その依頼文書には「平成28年当時の札幌市教育員会（ママ）における対応についての検証に係るヒアリング調査協力依頼」とされている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;">　聴取者は「札幌市教育委員会から調査業務を受託した弁護士」であり、調査趣旨には以下のように書かれている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;">　「…平成28年に被害者（筆者註・石田氏のこと）から申し出を受け…たものの、その時点では非違行為の認定に至らず、懲戒等処分を行うことはありませんでした。当時、札幌市教育委員会が本件非違行為の認定に至らなかったことについて、その原因等を分析し、今後の調査方法に反映させること等を目的として…」</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;">　つまり、この調査は「最終的な処分は正しかった。その処分がなぜ、2016年の時点でできなかったか」を調べるものであり「鈴木氏はわいせつ教員である」ことを前提とした調査なのである。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■もし調査に応じていたいら</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;">　弁護士が調査して報告するからには、その処分が正しかったかどうか、事実関係を明らかにして、公平公正な立場から判断するかのように思えてしまう。実際、北海道新聞の記者は、その点を誤解して報じている可能性はある。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;">　しかし、当該弁護士の依頼人は市教委であり、依頼の内容は「私たちの正しい処分が、なぜ、５年前にできなかったかを調査し、報告書にまとめてほしい」というものである。免職処分が正しかったかどうかを調査することは依頼内容に含まれていない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;">　つまり、当サイトが明らかにしてきた写真の偽造、交際期間に関して虚偽の事実、わいせつな行為をしたとされる日に鈴木氏のアリバイがあることなどは調査の対象外である（連載<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20210612/">（４）疑わしい元教え子の主張</a>、<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20210614/">（５）まるでＡＶ元教え子の証言</a>、<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20210706/">（12）CAN YOU CELEBRATE？</a>、<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20210815/">（19）影なき闇の不在証明</a> ほか）。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;">　当然、この調査依頼に対し、鈴木氏サイドはヒアリングを拒否した。その理由を「調査の前提が、わいせつなことをしたというものであり、私はそのような事実は全くなかったとして復職を求めていますから、間違った前提の調査に協力する意味がありません」と説明する。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;">　仮に鈴木氏が応じていたら、以下のようなやりとりが行われたことが考えられる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;"><strong><span style="color: #ff0000;">弁護士</span></strong>：あなたは、石田氏の訴えた事実について、全面的に否認しましたか</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;"><span style="color: #0000ff;"><strong>鈴木</strong></span>：しました。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;"><strong><span style="color: #ff0000;">弁護士</span></strong>：そのことで市教委はあなたの非違行為を認定できなかったと思いますか</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;"><span style="color: #0000ff;"><strong>鈴木</strong></span>：石田氏の話は全くの虚偽ですから、当然です。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;"><strong><span style="color: #ff0000;">弁護士</span></strong>：あなたは石田氏にわいせつな行為をしたとする録音データを取られています。もし、あなたがそれを「その通りだ」と言っていたら、処分されたのではないですか</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;"><span style="color: #0000ff;"><strong>鈴木</strong></span>：居酒屋での会話は石田氏が精神的に不安定な状態が分かり、話を合わせて気分良く帰らせるのがいい、と思って相手の嘘に合わせただけです。嘘の話を調査に対して肯定するはずがありません。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;"><strong><span style="color: #ff0000;">弁護士</span></strong>：当時、弁護士から聞き取りなど、調査をされましたか</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;"><span style="color: #0000ff;"><strong>鈴木</strong></span>：されていません。ただ、市教委が処分を決める際には「法曹関係者の見解も聞いて決めた」という話が、報道用資料に書かれていました。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;"><strong><span style="color: #ff0000;">弁護士</span></strong>：あなたは弁護士さんから話を聞かれたということですか</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;"><span style="color: #0000ff;"><strong>鈴木</strong></span>：いいえ、直接、調査はされていません。市教委が処分を決める時に弁護士の話を聞いたとメディアに発表したということです。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;">　ここで、北海道新聞に掲載された記事内容を、もう一度見ていただきたい。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;">　「発生から20年以上経過し、男性教員が全面的に否認したため事実認定が困難だったとした。その上で、証拠や証言の信用性を評価する際、『早い段階から法律の専門家を含む第三者の協力を得て調査を行うべきだった』と総括した」</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;">　鈴木氏は懸命に自らの潔白を訴えても、報告書では一切触れられずに、市教委は上記の結論を導ける。しかも、市教委が報告書を公表する際に「わいせつ行為をして免職された元教師にもヒアリングを行った上での報告書である」と、その正当性、客観性を強調する材料にできる。</span></p>
<div id="attachment_13063" style="width: 230px" class="wp-caption alignright"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/02/66e91069625f43abb2d8f87acd82c5da.jpeg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-13063" class="wp-image-13063" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/02/66e91069625f43abb2d8f87acd82c5da-300x185.jpeg" alt="" width="220" height="135" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/02/66e91069625f43abb2d8f87acd82c5da-300x185.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/02/66e91069625f43abb2d8f87acd82c5da-1024x630.jpeg 1024w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/02/66e91069625f43abb2d8f87acd82c5da-768x473.jpeg 768w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/02/66e91069625f43abb2d8f87acd82c5da-600x371.jpeg 600w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/02/66e91069625f43abb2d8f87acd82c5da.jpeg 1134w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-13063" class="wp-caption-text">免職時の市教委のプレスリリース。弁護士の見解を聞いて処分しなかったことが明記されている。</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;">　結局、鈴木氏が調査に協力するということは、わいせつな行為をしたという前提の補強材料に使われるだけのこと。こうした騙し討ちのような形で調査への協力依頼を市教委がすること自体、著しく正義に反すると考えるのは当サイトだけではないと思われる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;">　もうひとつ問題なのは、上記の記事を見る限り、読者は免職処分に至るまで弁護士は一切関与していなかったかのような印象を持つことである。実際には当時の報道用資料でも明らかなように、市教委は処分を決める際には弁護士の見解を聞いている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;">　また、札幌市にも顧問弁護士がおり、市教委は2016年には、全ての証拠を検討した上で弁護士の見解を聞いて処分はしないと決定していた。当サイトでは市教委は顧問弁護士から「処分は無理筋だよ」という趣旨のことを言われていたという証言を得ている。もっとも、当該弁護士に取材を申し込んだところ、「お話しすることはない」とのことであった。この点は弁護士の守秘義務（弁護士法23条ほか）にかかるところなので、明らかにされることはない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;">　そうした諸々の事情を踏まえての報告書であることに注意しなければならない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■市教委に正義と真実はあるのか</span></strong></span></p>
<div id="attachment_13061" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/02/c8b568e3d0d2257fe0e15da99f8885fe.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-13061" class="wp-image-13061" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/02/c8b568e3d0d2257fe0e15da99f8885fe-300x180.jpg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/02/c8b568e3d0d2257fe0e15da99f8885fe-300x180.jpg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/02/c8b568e3d0d2257fe0e15da99f8885fe.jpg 709w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-13061" class="wp-caption-text">雪の積もる冬の札幌（提供写真）</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;">　市教委は石田氏からの「なぜ、2016年に免職しなかった」という追及から逃れるために、このような報告書を作成したのは明らかである。それに鈴木氏に協力してほしいというのも信じ難い。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;">　現在、鈴木氏と市教委は処分をめぐって札幌市人事委員会で争っており、最終的な結論が出るのはもう少し先になりそうである。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;">　この事件を取材して思うのは、市教委が正義の組織とは縁遠いものであるという事実。そもそも地方公共団体における教育行政は「教育基本法の趣旨にのつとり、教育の機会均等、教育水準の維持向上及び地域の実情に応じた教育の振興が図られるよう、国との適切な役割分担及び相互の協力の下、公正かつ適正に行われなければならない。」（地方教育行政の組織及び運営に関する法律第１条の２）とされている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;">　公正かつ適正に行われるべき教育行政を担う教育委員会が、全く身に覚えのないことを理由に免職された教員について、真実はどうであったかを追求することなく、自ら下した処分と、その経緯に間違いがなかったことを主張立証するために、弁護士の力を借りて鈴木氏を騙し討ちするかのような方法で協力を求めている姿を見ると、果たして教育委員会に正義や真実はあるのか疑問に思う。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;">　もちろん、教育委員会は捜査権限を有しないため、調査には限界がある。今回の報告書で『早い段階から法律の専門家を含む第三者の協力を得て調査を行うべきだった』というのはある意味、正論。もし、そうしていれば、2016年の時点で石田氏の申し出に対して、その虚偽を簡単に見破れたはずである。当サイトでさえ分かったものを、弁護士が分からないはずがない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;">　今回、市教委は弁護士に依頼するのであれば、石田氏が2016年に提出した証拠を徹底的に調査させるべきであった。それを、自分たちが2016年に処分しなかったことは間違っていなかったことを報告させるために弁護士に依頼しているのである。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;">　それは市教委が対鈴木氏、対石田氏という対立する相手から、我が身を守る立場で弁護士を依頼したということである。それをあたかも免職処分の正しさを第三者に検証してもらったかのように報じさせていることは、見過ごすことはできない。</span></p>
<p style="text-align: right;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;">（<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20220424/">第34回</a>へ続く）</span></p>
<p style="text-align: right;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;">（<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20220129/">第32回</a>に戻る）</span></p>
<p style="text-align: right;"><span style="font-size: 12pt; color: #000000;">（<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20210607/">第１回</a>に戻る）</span></p>
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		<title>免職教師の叫び（32）君の気持ちはよく分かる</title>
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		<dc:creator><![CDATA[松田 隆&#x1f1ef;&#x1f1f5;　＠東京 Tokyo&#x1f1ef;&#x1f1f5;]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 29 Jan 2022 11:13:23 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[社会]]></category>
		<category><![CDATA[石田郁子]]></category>
		<category><![CDATA[鈴木浩]]></category>
		<category><![CDATA[免職教師の叫び]]></category>
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					<description><![CDATA[　28年前の事件を理由に免職された元教師・鈴木浩氏（仮名）と同様の”冤罪”で大学を去った元教授が当サイトの取材に応えた。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　28年前の事件を理由に免職された元教師・鈴木浩氏（仮名）と同様の”冤罪”で大学を去った元教授が当サイトの取材に応えた。女子学生からレイプされたと訴えられ、身の潔白を主張したが最後は大学を去るしかなかった元教授には、鈴木氏の考え、思いは理解できる部分があるという。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■首都圏の私大・元教授</span></strong></span></p>
<div id="attachment_12887" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/01/syasin.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-12887" class="wp-image-12887" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/01/syasin-300x176.jpg" alt="" width="220" height="129" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/01/syasin-300x176.jpg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/01/syasin.jpg 567w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-12887" class="wp-caption-text">写真はイメージ</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　取材に応じた元教授のＡ氏は60代前半、首都圏の私大で教授であった。その事実は当サイトも確認できている。Ａ氏が大学を辞めた経緯を本人の説明のまま紹介する。ただし、法的に守秘義務があるなどの事情から、関係する人物や団体が特定できないように詳細は明らかにしていない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　Ａ氏の教え子にＢ子さんという精神的に不安定な学生がいた。躁鬱病と統合失調症の薬の処方を受けており、感情の起伏が激しく、自傷行為に及ぶこともあった。しかし、在学中、Ａ氏から学業だけでなく自身が有する精神面の問題でもフォローも受け、無事に卒業することができた。ところが卒業後しばらくして「Ａ氏に何度もレイプされた」と言い出し、大学に訴え出たのである。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　Ａ氏からすればＢ子さんの証言は虚偽で、提出された証拠は荒唐無稽なものばかりであり、客観的事実と異なることが証明できる部分は証拠を付して反論した。しかし、そうした反論は聞き入れてもらえず、その後、裁判で処分をめぐって争うことになるが、結果的に退職金と解決金を受け取る形で大学を去ることになった。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　Ａ氏は、当サイトの「免職教師の叫び」の連載を第１回から全て読んでいるという。当連載の事例では、写真家の石田郁子氏が自身が中学３年生の頃（1993年３月）から教師の鈴木氏からわいせつな行為を受けていたとして処分を求め、2016年に札幌市教育委員会に訴え出て、さらに2019年２月に東京地裁に鈴木氏と札幌市に対して損害賠償請求の訴えを提起している。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　鈴木氏によれば石田氏の主張は事実に基づかない虚偽であり、当サイトでは石田氏の証言には虚偽があり（連載<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20210706/">（12）CAN YOU CELEBRATE？</a>）、証拠は捏造されたものであることを示した（連載<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20210815/">（19）影なき闇の不在証明</a>）。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■札幌市の事件との類似点</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　Ａ氏のケースは鈴木氏のケースと類似する点がある。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;"><strong>（１）</strong>被害を訴えたのは指導を受けていた女子学生</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;"><strong>（２）</strong>指導を受けていた時を含め、長期間、良好な関係を保っていた</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;"><strong>（３）</strong>卒業後、しばらくしてから態度を豹変させ、性的被害を訴え出た</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;"><strong>（４）</strong>被害を受けたとする場所に学内の研究室が含まれる</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;"><strong>（５）</strong>被害を訴え出る前に長期間にわたって精神的に不安定な状況にあった（石田氏に関しては連載<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20211017/">（26）聖女の仮面</a> ほか）</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;"><strong>（６）</strong>処分者が客観的な証拠より、被害者の主張を重視した</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　Ａ氏に鈴木氏のケースについてどのように感じるかを聞くと、連載で示された事実を見る限りという条件で、以下のような答えが返ってきた。</span></p>
<div id="attachment_12886" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/01/70f67d591f25e92849c5bc811c6b4cf9.jpeg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-12886" class="wp-image-12886" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/01/70f67d591f25e92849c5bc811c6b4cf9-300x203.jpeg" alt="" width="220" height="149" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/01/70f67d591f25e92849c5bc811c6b4cf9-300x203.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/01/70f67d591f25e92849c5bc811c6b4cf9.jpeg 591w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-12886" class="wp-caption-text">鈴木浩氏（仮名）が描いたイラスト</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　「石田郁子さんと私の卒業生の発言や行動の共通性については、２人の性格や状況等が異なると思われるので、具体的に指摘することは難しいように思います。しかし、はっきりと感じるのは、通常では、とても考えられないような嘘の付き方をすることです。相手とどれだけ付き合いが深かったか、世話になったか等を全く顧みず、思い切った嘘を堂々とつき、迷いを見せないということです。普通の人であれば、途中で反省や遠慮、羞恥、思いとどまりを見せるでしょうが、それがありません。そこは連載を読む限り、共通していると思いました。」</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　男性の側からすれば荒唐無稽な主張は怒りを感じると同時に、（こんな嘘が他人から信用されるはずがない）という油断が、後で決定的な結果を呼び込むことになったように見える。処分を受けた男性側からすれば（何でこんな嘘を信じるの？）という思いがすることであろう。Ａ氏は続ける。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　「石田さんは写真を合成したとされていますが（連載<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20210815/">（19）影なき闇の不在証明</a>）、後でどうなるか考えなかったのかなと思います。Ｂ子に関して言えば、自分が嘘をついたことで、あとで自分に何が起きるかを考えていないように見えました。自分にとっての損得を考えないで虚偽を述べる、そのことが周囲の人間にとって彼女たちが『真実を語っている』ように映るのではないでしょうか。何かのキッカケがあれば、こちらの想像を超えた、振り切った発言や行動をするのです。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　Ｂ子と一緒にいたときに、そのまともではない部分の片鱗を事あるごとに感じていました。こちらが精神的に飲み込まれてしまうということもあったようにも思えます。小さな底なし沼のような感覚でした。全国にそういうことで職を失うなどの被害を受けた人がいるかもしれません。鈴木氏も含まれるのでしょうが、そうした人々に共通する体験ではないかと思っています。」</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　一般に虚偽を述べる者は、自己に利益があるように、少なくとも不利益が及ばないようにする目的を有している。そのことを１つの判断基準として発言の真偽が見極められることは少なくない。そうした損得の計算を抜きにした嘘、さらにいえば自分が不利益を被ることになるような虚は言わないはずという思い込みが、正確なジャッジを阻害することは論理的にはあり得る。客観的な状況と一致しない虚言も、虚言の動機がないことで信じられてしまう可能性がある。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　極めて抽象的に表現すれば「だって彼女がそんな嘘を言う理由ないじゃない！」という言い方で虚偽を頭から信じてしまう人を見た経験がある人は少なくないと思う。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■鈴木氏の気持ちは分かる</span></strong></span></p>
<div id="attachment_11015" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/06/6d8fb81c3acf77af847a9367b3ef210c.jpeg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-11015" class="wp-image-11015" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/06/6d8fb81c3acf77af847a9367b3ef210c-300x180.jpeg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/06/6d8fb81c3acf77af847a9367b3ef210c-300x180.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/06/6d8fb81c3acf77af847a9367b3ef210c-768x461.jpeg 768w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/06/6d8fb81c3acf77af847a9367b3ef210c.jpeg 866w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-11015" class="wp-caption-text">鈴木浩氏（仮名）が描いた居酒屋での石田氏</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　Ａ氏が連載の中で「気持ちが分かる」としたのは、鈴木氏が石田氏と17年ぶりに居酒屋で会った時のエピソードである。この時、鈴木氏は石田氏が精神的に不安定であることを確信し、「これは危ない」と感じ「こうなったら相手が言うことを認め、『はいはい、おっしゃる通りでございます』と言って、気持ちよく帰ってもらうしか方法はないと思いました。」という考えから、相手の言う話をすべて肯定した（連載<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20210628/">（９）妄想と迎合</a>、連載<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20210630/">（10）そこまでまだ覚えてない</a>）。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　この時の音声は石田氏によって録音され、その後、裁判では「債務の承認」という形で主張され、録音データは証拠として提出された。鈴木氏も現在は「それは間違いでした。石田氏に格好の攻撃材料を与えてしまったわけですから。…石田氏が『15歳の時にキスをして…』などと言い出したら、『お前は20年前の嘘をまだ言っているのか』と言えばよかったと思います。」（連載<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20211022/">（27）命のコメントに感謝</a>）と悔やんでいる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　この点についてＡ氏は言う。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　「鈴木氏は失敗しているのは確かですが、彼が相手の話に合わせたくなる気持ちは分かります。精神的に不安定な人とやりとりすると、こちらも不安定になってくるものです。『早く終わってくれないかな』『もう治まるんだったらいいや』と思って、相手の言うことを肯定してしまいたくなります。」</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　実際にＡ氏はＢ子さんと接するときに恐怖心を覚えることはあったという。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　「たとえば、相手の女性にお願いをされた時などに『そんなことできないよ』と断った瞬間に、相手がどう変わるか分かりません。後から何を言われるか分からないと恐怖を感じるものです。Ｂ子も普段、調子が良い時は穏やかですが、気に入らない話になると表情が一変します。それが続いていると、もう相手のペースに飲み込まれていきます。ですから、鈴木氏が『あの時、こうだったね』と言われて『うん、そうだよね』と言ってしまう気持ちは分かります。普通の状態ではないものを感じた時、それがごく小さなものでもとても怖いものです。」</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■現在進行形の問題</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　鈴木氏は今、復職を目指し、札幌市の人事委員会に審査請求をしているが、「石田氏の言っていることは虚偽である」という主張はメディアではほとんど取り上げられていない。そのせいか一般の人でも「本当にそんなことがあるのか」という思いを抱く人は少なくないかもしれない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　しかし、現実にはＡ氏のような例も存在する。相手の女性が全くの虚偽を述べ、それをなかったことを証明するように求められても、極めて困難であるのは言うまでもない。その困難さゆえに疑惑を払拭できないとして処分され、社会的な地位も、名誉も失う。そのように疑われる事例が現在進行形の問題として存在していることは認識すべきである。</span></p>
<p style="text-align: right;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">（<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20220220/">第33回</a>へ続く）</span></p>
<p style="text-align: right;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">（<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20220118/">第31回</a>に戻る）</span></p>
<p style="text-align: right;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">（<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20210607/">第１回</a>に戻る）</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">【おことわり】</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　Ａ氏の表現の中には精神障害者に対して誤解を生じかねない表現があったため、本人の了解を得た上で、別の表現に改めました。また、本文は精神を病んでいることが原因と思われる事象で、本来、処分を受けるべきではない人が処分を受けていることの不条理を明らかにするものであり、精神障害者への偏見や差別を助長するものではありません。</span></p>
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		<title>免職教師の叫び（31）トンネルの先の光</title>
		<link>https://reiwa-kawaraban.com/society/20220118/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[松田 隆&#x1f1ef;&#x1f1f5;　＠東京 Tokyo&#x1f1ef;&#x1f1f5;]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 18 Jan 2022 13:51:53 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[社会]]></category>
		<category><![CDATA[石田郁子]]></category>
		<category><![CDATA[鈴木浩]]></category>
		<category><![CDATA[免職教師の叫び]]></category>
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					<description><![CDATA[　2021年１月、28年前に女子生徒にわいせつな行為をしたとして免職された中学教師・鈴木浩氏（仮名）は身の潔白を訴え、今も復職を求めて戦っている。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　2021年１月、28年前に生徒（写真家・石田郁子氏）にわいせつな行為をしたとして免職された札幌市の中学教師・鈴木浩氏（仮名）は身の潔白を訴え、今も復職を求めて戦っている。免職後の日々と、現在の鈴木氏の思いを明らかにする。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■態度を一変させた札幌市教委</span></strong></span></p>
<div id="attachment_12787" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/01/898715b3a81f65235dbf98281c5c80cb.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-12787" class="wp-image-12787" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/01/898715b3a81f65235dbf98281c5c80cb-300x201.jpg" alt="" width="220" height="147" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/01/898715b3a81f65235dbf98281c5c80cb-300x201.jpg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/01/898715b3a81f65235dbf98281c5c80cb.jpg 709w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-12787" class="wp-caption-text">事件の舞台となった札幌市（鈴木浩氏（仮名）提供）</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　初めてこの連載をご覧になる方のために、事件の概要から説明しよう。昨年１月28日、鈴木浩氏は札幌市教育委員会（以下、市教委）から免職処分を受けた。理由は1993年から、当時15歳だった教え子に学校などでわいせつな行為を続けていたというもの。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　被害を訴え出ていたのは写真家で現在44歳の石田郁子氏。実名、顔出しでメディアに登場している。石田氏は2016年に札幌市に対し、在学中に性的被害を受けていたとして、鈴木氏を処分すべきと訴えていたが認められず、2019年２月に鈴木氏と札幌市に対して3000万円の損害賠償を求め提訴。１、２審とも除斥期間にかかっていることから訴えは棄却されたが、２審東京高裁は、中学・高校時代にわいせつな行為が行われたことを認定した。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　これを受けて市教委はそれまでの鈴木氏の処分は必要ないという態度を一変させ、懲戒免職処分としたのである。テレビや新聞などでも大々的に報じられた（朝日新聞電子版１月28日公開・<a href="https://www.asahi.com/articles/ASP1X7HL7P1XUTIL03B.html">28年前のわいせつ行為認定、教諭を免職に　札幌市教委</a> ほか）ことで、報道直後からネット上ではすさまじいバッシングが沸き起こり、鈴木氏は家族と一緒に暮らすこともできない状況に陥った。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　多くの人が当該事件を伝える一報と、その後、市教育長が石田郁子氏に謝罪した報道（朝日新聞電子版２月11日公開・<a href="https://www.asahi.com/articles/ASP2B6WNYP2BIIPE003.html">28年前わいせつ、札幌市教育長が謝罪　年度内に検証へ</a> ほか）を最後に、この事件については記憶の片隅に追いやっていたのではないかと思われる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　しかし、その後、当サイトの調べで石田郁子氏の証言に次々と矛盾点が見つかり（連載<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20210706/">（12）CAN YOU CELEBRATE？</a> ほか）、また、証拠として提出された石田氏と鈴木氏の写真は合成・偽造されたものであることが明らかになった（連載<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20210815/">（19）影なき闇の不在証明</a>）。鈴木氏は今も復職を目指して、戦っている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■オコタンペ湖の写真</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　昨年１月に免職となった鈴木氏は身に覚えのないことで処分されることはおかしいとして、処分の取り消しを求める考えは持っていた。その時点で考えられる方法は２つ。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">（１）免職処分取消の訴え（行政事件訴訟法３条２項）を裁判所に提起する。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">（２）札幌市人事委員会に免職処分取り消しを求め、審査請求（地方公務員法８条８項及び51条、49条の２第１項）を行う。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　鈴木氏は弁護士と相談した上、（２）を選択した。これは審査請求期間が処分があったことを知った日の翌日から起算して３か月以内にしなければならない（同法49条の３）こと、審査請求による裁決があった後に取消訴訟を提起できること（行政事件訴訟法14条３項）などを考慮した上での決定であるという。</span></p>
<div id="attachment_11266" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/07/ca91f3b634e8c92d3939af6e4d5b99e9.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-11266" class="wp-image-11266" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/07/ca91f3b634e8c92d3939af6e4d5b99e9-300x170.jpg" alt="" width="220" height="125" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/07/ca91f3b634e8c92d3939af6e4d5b99e9-300x170.jpg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/07/ca91f3b634e8c92d3939af6e4d5b99e9-320x180.jpg 320w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/07/ca91f3b634e8c92d3939af6e4d5b99e9.jpg 567w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-11266" class="wp-caption-text">オコタンペ湖の展望台で撮影したとされる写真（フジテレビ画面から）</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　市教育長が石田氏に謝罪した２月10日から19日後の３月１日に審査請求書を人事委員会に提出し、同９日に受理された。その後、市教委との書面のやりとりが続いている。鈴木氏によると、鈴木氏サイドから４度、書面を提出。市教委からは３度の書面提出があったという。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　市教委に提出させた証拠には当サイトが問題にしたオコタンペ湖の写真も含まれているもよう。石田氏と鈴木氏と思われる人物がオコタンペ湖の展望台で写っている写真は両者にあるべき影がなく合成されたものであることは、前述した通り、明らかになっている（連載<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20210815/">（19）影なき闇の不在証明</a>）。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　「<a href="https://www.city.sapporo.jp/ncms/reiki/d1w_reiki_nonframe/H428930100006/H428930100006_j.html">札幌市職員の不利益処分についての審査請求に関する規則</a>」（以下、規則）によると、裁決の基礎となった証拠が偽造のものであることが判明した場合は再審事由となるとされている（規則56条１号）。証拠の偽造については裁決の上で重要視されるのは明らかで、オコタンペ湖の写真が偽造であると人事委員会に判断されれば、これから出される裁決に大きな影響を与えることは間違いない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　これに関して鈴木氏は「審査請求の中身については、現在進行形で行われていることであり、詳細は言えません。オコタンペ湖の写真は当然、こちらとしては『どうなってるんだ』と言いたいポイントです」と説明する。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■試合に勝って勝負に負ける不安</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　今後、当事者の口頭審理も行われる可能性があり、裁決がいつ出されるのか、そしてどのような結果になるのかは鈴木氏も分からないとする。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　この中で鈴木氏が不安視するのは、裁判と同じように勝訴したものの、疑惑は残るという判断をされること。「石田氏の言い分は一応認められ、市教委としての処分は適切ではなかった」という理由で処分が取り消される、あるいは処分が変更になる可能性はある（規則52条３項）。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　免職にするにあたって市教委は聴聞・弁明の機会を保障しなかった。また、石田氏の訴えに対して鈴木氏とともに防御し、問題とされる行為はなく懲戒処分は科してこなかった事実がありながら東京高裁の判決後、態度を一変して免職処分としたことは信義則に反するという主張が認められてもおかしくない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　そのような手続き上の瑕疵が認められることのみをもって処分が取消、変更とされたとすれば、裁判同様に「試合に勝って、勝負に負けた」という状況に陥りかねない。あくまでも、処分事由が不存在にもかかわらず、本件処分が科されたことが認定されなければ鈴木氏の名誉は回復されない。手続き上の瑕疵で処分が取り消された場合、処分取消の訴えはもはや訴えの利益がなく提起できないのは明らかである。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　「仮に、市教委の手続き上の瑕疵だけを理由に処分が取り消され復職が認められた場合、市教委は私を教壇に立たせない可能性はあるように思います。ですから、『処分されるワイセツ事由がないのに、処分がなされた』という判断をしてもらえるように弁護士の先生と相談して、市教委と戦っています」と鈴木氏は強調する。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■被処分者全員が”クロ”とは限らない</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　教育現場で教師が生徒にわいせつな行為をすることは許されることではない。令和２年度には公立学校で91人の免職処分者が出ている（文科省・<a href="https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/jinji/1411820_00005.htm">令和２年度人事行政状況調査</a>）。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　教育委員会としては、そうした行為に及んだ者に対し、免職を含む厳しい処分で臨むのは当然のこと。ただし、本当に免職に値するような行為が行われていれば、の話である。鈴木浩氏の場合、一貫してそのような行為の存在を否定しており、いわば”冤罪”で免職されたとしている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　処分の決め手となったのは東京高裁の認定であるが、その認定は判決理由中の判断に過ぎないため法的拘束力がなく、しかも民事訴訟法の基本書などでいう”不意打ち”であった。鈴木氏は全面的に勝訴しているため上告することができず、石田氏が上告しなかったために高裁判決が確定してしまったという、二重三重の不利益を受けている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　全国の教育委員会が辞めさせるべき者を免職にするのは何の問題もないが、多くの免職者の中には、全く事実ではないことで処分をされた者が含まれている可能性は否定できず、実際に鈴木氏はそのように主張し、その主張通りに石田氏の提出した証拠や、主張はほとんど根拠がないことが分かってきている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　全国の教育委員会が教育現場で生徒が性的な被害を受けないようにさまざまな努力をしているのは理解できる。しかし、そのための努力は個別の事案に沿って的確に判断されなければならず、「疑わしきは罰す」の姿勢では今後も同様のケースが発生しかねない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■復職までに技量を落とさないように</span></strong></span></p>
<div id="attachment_12786" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/01/20169c676dde364c557f74857e8ad4b0.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-12786" class="wp-image-12786" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/01/20169c676dde364c557f74857e8ad4b0-300x180.jpg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/01/20169c676dde364c557f74857e8ad4b0-300x180.jpg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/01/20169c676dde364c557f74857e8ad4b0.jpg 405w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-12786" class="wp-caption-text">豊平川の川縁に座る鈴木浩氏（仮名、本人提供）</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　免職された鈴木氏は現在、他の仕事に就いている。しかし、復職への思いは揺らいだことはないという。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　「教員に戻り、一人一人の生徒の個性を生かした作品作りができる授業をしたいと思っています。そのため、今も鉛筆、ボールペン、10色クレヨンで絵を描いています。復職までの間に技量が落ちないように、いざ、生徒の前に出た時に恥かしくないようにするためです」。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　仕事が終わってからアパートの一室で黙々とペンやクレヨンを走らせる鈴木氏の目は、名誉回復、そして復職へと向いている。長く続いたトンネルの先に、ほのかに明かりは見えてきているのかもしれない。</span></p>
<p style="text-align: right;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">（<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20220129/">第32回</a>へ続く）</span></p>
<p style="text-align: right;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">（<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20211222/">第30回</a>に戻る）</span></p>
<p style="text-align: right;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">（<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20210607/">第１回</a>に戻る）</span></p>
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		<item>
		<title>免職教師の叫び（30）ドミノ倒しの起点</title>
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		<dc:creator><![CDATA[松田 隆&#x1f1ef;&#x1f1f5;　＠東京 Tokyo&#x1f1ef;&#x1f1f5;]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 22 Dec 2021 13:06:57 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[社会]]></category>
		<category><![CDATA[民事訴訟法]]></category>
		<category><![CDATA[石田郁子]]></category>
		<category><![CDATA[鈴木浩]]></category>
		<category><![CDATA[不意打ち]]></category>
		<category><![CDATA[免職教師の叫び]]></category>
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					<description><![CDATA[　文部科学省は21日、令和２年度人事行政状況調査を公表、児童生徒等への性暴力等で91人の公立学校教職員が免職されたことを明らかにした。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　文部科学省は21日、令和２年度の人事行政状況調査を公表した。児童生徒等に対する性犯罪・性暴力により懲戒処分を受けた公立学校の教職員は96人、うち免職は91人であることが明らかにされた。今年１月28日に免職となった札幌市の鈴木浩氏（仮名）も含まれているとみられるが、このような大量の処分者の存在が鈴木氏を免職へと追い込む背景となっているのは間違いない。さらに法の盲点を突いたとも言うべき東京高裁の判決が、免職処分に決定的な役割を果たしている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■２年間で200人以上が免職</span></strong></span></p>
<div id="attachment_12429" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/12/isida.jpeg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-12429" class="wp-image-12429" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/12/isida-300x180.jpeg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/12/isida-300x180.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/12/isida.jpeg 709w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-12429" class="wp-caption-text">鈴木浩氏（仮名）が描いた文科省前に立つ石田郁子氏のイメージ</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　文科省は毎年、人事行政状況調査を公表しており、教育現場での処分状況を明らかにしている。令和２年度の<a href="https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/jinji/1411820_00005.htm">同調査</a>では教職員による性犯罪・性暴力で懲戒免職となった者は91人に達している。令和元年度の<a href="https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/jinji/1411820_00002.htm">同調査</a>では121人であり、２年間で200人を超える教職員が児童生徒へのわいせつな行為で免職になっている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　全国の教職員は平成30年度で92万34人（<a href="https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&amp;toukei=00400001&amp;tstat=000001011528">学校基本調査</a>）という多人数のため、２年間で212人という数値が多いか少ないかは個人の考え方によって異なるが、被害が１度だけとしても、およそ１週間で２度、児童に対するわいせつな行為が行われている計算となる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　これらは表に出てきた数値であり、表沙汰にならないものの免職に相当する行為が行われていたケースも存在すると考えられる。そして、これだけ多くの処分者が出ていながら、免職処分が覆ったという例はほとんど聞こえてこない。実際に処分の取り消しを争う例も少ないようで、結局、被処分者が認めている、裏付けがしっかりと行われている、など”クロ”確定と言っていい案件がほとんどということと予想される。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　そのような事情から、多くの国民はもとより、メディアも「被害を受けたと称する児童生徒の狂言」などという事態は想像もしていないと思われる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　鈴木浩氏は今年１月28日に免職となっている。写真家の<a href="https://reiwa-kawaraban.com/tag/石田郁子/">石田郁子</a>氏（44）が中学３年生だった1993年から約２年にわたり、わいせつ行為を行ったと認定された。それに伴うネット上のバッシングの嵐は、鈴木氏はわいせつな行為をしていたに違いない、という人々の思い込みがあったのは間違いない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■当初は常識的だった市教委の判断</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　当サイトはこれまで石田郁子氏の証言やメディアを通じて提供された証拠などに疑義を投げかけ、その証言の多くが虚偽であることを明らかにしてきた（連載<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20210706/">（12）ＣAN YOU CELEBRATE？</a>、連載<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20210815/">（19）影なき闇の不在証明</a>）。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　そもそも免職処分は、被処分者の身分を剥奪するもので、一生にかかわる重大なもの。軽々に行われていいはずがなく、まして、処分を受けるべきではない者が免職になるという「冤罪」は絶対に避けなければならない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　札幌市教委は2016年２月に、石田郁子氏から鈴木浩氏の懲戒処分申し立てを受けた。しかし、同委は鈴木氏を処分しなかった。今から思えば、偽造（合成）された写真や、招待券かどうか分からない展覧会のチケット、客観的な証言と異なる交際期間に関する証言など、およそ真実とは思えない証拠の数々で１人の教師を免職にすることなどあり得ず、その意味で市教委の判断はごく常識的なものであったと言える。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　石田氏が2019年２月８日、東京地裁に損害賠償を求めた訴えを提起した際には、その被告は鈴木浩氏と、鈴木氏を処分しない札幌市（市教委）であった。つまり、当初、市教委は鈴木氏と力を合わせて石田氏の訴えの棄却に努力していたのである。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■東京高裁の判決で流れは一変</span></strong></span></p>
<div id="attachment_10946" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/06/b42e284a984c767776647bd291c8f9b8.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-10946" class="wp-image-10946" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/06/b42e284a984c767776647bd291c8f9b8-300x180.jpg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/06/b42e284a984c767776647bd291c8f9b8-300x180.jpg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/06/b42e284a984c767776647bd291c8f9b8.jpg 464w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-10946" class="wp-caption-text">札幌市の遠景</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　結局、訴えは一、二審ともに棄却され、石田氏の敗訴が確定した。本来なら、これで終わるはずであった。ところが、控訴審である東京高裁の判決文が事態を一変させる。原審・控訴審ともに訴えは不法行為の20年の除斥期間（民法724条後段）にかかり、石田氏のいうわいせつな行為があったかどうかの前に訴えを棄却するいわば門前払いの判決をしている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　そのため、石田氏がわいせつ行為を受けたという主張と、鈴木氏がそのようなことはしていないという実体面の審理は双方が書面を提出しただけに終わっている。その中で原審は訴えを除斥期間にかかるとして棄却し、その上で、実際の交際期間（石田氏は大学１年から、鈴木氏は大学２年からとしている）の中で、恋愛と思わされていたという主張は認めず、性的関係の意味するところは認識できていたはずと認定。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　仮に石田氏が言うような中学３年時からわいせつな行為を受けていたとしても、その意味は分かっていたはずとした。つまり、原審は中学３年時からのわいせつな行為が行われていたという主張は認めず、仮にそうであったとしても、除斥期間にかかっているという判断をしている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　控訴審での判断も概ね原審と同様であるが、事実に認定でほぼ石田氏の言い分を認め、原判決を補正。「裁判所の判断」で石田氏の主張をほぼそのまま認めてしまったのである。それは中学３年の時に鈴木氏のアパートでキスや、胸を触られた（連載<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20210612/">（４）疑わしい元教え子の主張</a>）、高校１年の時にアパートで、同２年の時に塩谷丸山の山頂付近でフェラチオをした（連載<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20210614/">（５）まるでＡＶ元教え子の証言</a>）など、鈴木氏に言わせると「完全な石田氏の妄想」というストーリーである（以下、石田氏のわいせつに関する主張を当該事実とする）。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　2020年12月15日に言い渡された東京高裁の判決は、それまでの市教委の態度を一変させ、鈴木氏を一気に免職へと追い込む。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■東京高裁の”不意打ち”</span></strong></span></p>
<div id="attachment_12090" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/10/IMG_1124.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-12090" class="wp-image-12090" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/10/IMG_1124-300x200.jpg" alt="" width="220" height="146" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/10/IMG_1124-300x200.jpg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/10/IMG_1124.jpg 709w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-12090" class="wp-caption-text">東京地裁・同高裁が入る建物（撮影・松田隆）</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　一般の人からすれば、書面をやり取りしただけで、本人尋問も証拠調べもないまま、重要な判断が180度変わっていいのかと思うであろう。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　関係者の話を総合すると、そもそも東京地裁は事実の認定に先立って、除斥期間の適用について中間判決を示すとしていた。そのため、鈴木氏側は当該事実への反論、反証を準備していたが、それを出す前に除斥期間に関しての判断が示され請求棄却の判決を受けることになってしまった。当初、中間判決されたものは、終局判決となってしまったのである。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　控訴審でも反論、反証は提出されることなく終局判決を迎えたが、東京高裁は鈴木氏にとっては重要な東京地裁の当該事実に関する判示を変更する心証を開示せずに、審理を終結して判決の中で当該事実を認定したのである。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　こうしたやり方は民事訴訟法の基本書などでは「不意打ち」と呼ばれ、禁止されている。「裁判所は職権で事実・証拠を収集できるのであるが、しかし、そのことは、裁判所がこれらの職権で収集した事実・証拠について、あらかじめ当事者に意見陳述の機会を与えずに、まったく不意打ち的に判決の資料として利用しても構わないということまで意味しない。」（新民事訴訟法講義 第２版補訂２版p210 中野貞一郎ほか編 有斐閣）というのが一般的な解釈である。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　このような致命的な事実認定をされた鈴木氏と札幌市は上告して争いたいところであるが、裁判の結果としては、石田氏の請求棄却、鈴木氏と札幌市の全面勝訴になっており、上訴の利益が認められないため不服を申し立てる術がない。本来なら石田氏が上訴して請求認容を求めるところ、上告せずに判決を確定させた。その結果、東京高裁が認めた当該事実が確定判決として、司法の最終的な判断となってしまったのである。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　この点について鈴木氏は「除斥期間ではなく、石田氏の主張の真偽をしっかりと判断して訴えを棄却してほしかったです。石田氏の嘘を暴く機会が与えてもらえないまま、裁判が終わってしまったのは本当に残念です。石田氏の矛盾点を突いて、完全に勝訴したかったという思いは今もあります」と振り返る。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■加速したドミノ倒し</span></strong></span></p>
<div id="attachment_12124" style="width: 230px" class="wp-caption alignright"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/10/9d2d2aaa092debf76b412e8335799331.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-12124" class="wp-image-12124" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/10/9d2d2aaa092debf76b412e8335799331-300x209.jpg" alt="" width="220" height="153" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/10/9d2d2aaa092debf76b412e8335799331-300x209.jpg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/10/9d2d2aaa092debf76b412e8335799331.jpg 480w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-12124" class="wp-caption-text">鴨々川のほとりで佇む鈴木浩氏（本人提供）</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　こうして鈴木氏は原審、控訴審を通じ当該事実への反論、反証を示せないまま、「わいせつ教師」の烙印を押されてしまう結果となった。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　それ以後は激しいバッシング、メディアによる非難、そして免職と坂を転がり落ちるように転落していく。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　「柔道で言えば、畳の上で立ったまま何もしないのに審判から『試合は君の勝ち』と言われ、畳を降りると大会役員から『君は２度と畳の上に立つな』と言われたようなものです。それを見た観客に『お前は最低だ』と罵声を浴びせられ、私は何もできずに呆然と立ち尽くしている感じです」と鈴木氏は苦笑する。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　自分の手の届かない場所で事態が勝手に進み、何もできないまま気づいたら谷底に落ちていたというのが正直な感想であるのかもしれない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　鈴木氏の免職へのドミノ倒しの起点は、2020年の東京高裁の判決にある。そして、上述の公立学校の教職員の多数の処分という事実が、ドミノの倒れる速度を加速させていった。</span></p>
<p style="text-align: right;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">（<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20220118/">第31回</a>へ続く）</span></p>
<p style="text-align: right;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">（<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20211120/">第29回</a>に戻る）</span></p>
<p style="text-align: right;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">（<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20210607/">第１回</a>に戻る）</span></p>
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