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	<title>大澤昇平 | 令和電子瓦版</title>
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		<title>伊藤詩織弁護団こそ名誉毀損ではないのか</title>
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		<dc:creator><![CDATA[松田 隆&#x1f1ef;&#x1f1f5;　＠東京 Tokyo&#x1f1ef;&#x1f1f5;]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 21 Aug 2020 12:00:29 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[司法]]></category>
		<category><![CDATA[名誉毀損]]></category>
		<category><![CDATA[伊藤詩織]]></category>
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					<description><![CDATA[　ジャーナリストの伊藤詩織氏が８月20日、杉田水脈衆院議員らに対し損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><span style="color: #000000;">　ジャーナリストの伊藤詩織氏が８月20日、杉田水脈衆院議員と東大大学院の元特任教授の大澤昇平氏に名誉毀損などによる損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。本人に代わり記者会見に臨んだ３人の弁護士のうちの１人が伊藤詩織氏と性交渉があったとされるTBSの元ワシントン支局長山口敬之氏の名誉を毀損する発言を行った。一体、弁護士の人権感覚はどうなっているのか。</span></p>
<p><span style="font-size: 12pt;"><strong><span style="color: #000000;">■「いいね」で損害賠償請求は無理筋では？</span></strong></span></p>
<div id="attachment_8046" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2020/08/e948d432efc3db9ae686e0fa7c0220bf.jpg"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-8046" class="wp-image-8046" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2020/08/e948d432efc3db9ae686e0fa7c0220bf-300x180.jpg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2020/08/e948d432efc3db9ae686e0fa7c0220bf-300x180.jpg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2020/08/e948d432efc3db9ae686e0fa7c0220bf-768x461.jpg 768w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2020/08/e948d432efc3db9ae686e0fa7c0220bf.jpg 992w" sizes="(max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-8046" class="wp-caption-text">写真はイメージ</p></div>
<p><span style="color: #000000;">　伊藤詩織氏は杉田水脈議員に対しては、ツイッターで自らを中傷する投稿に繰り返し「いいね」を押されて名誉感情を侵害されたことで、また、大澤昇平氏に対してはツイッターの投稿で名誉を傷つけられたとして、それぞれ損害賠償請求を提起した。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　会見に臨んだ弁護士は、杉田水脈議員に対する訴訟は佃克彦弁護士、大澤昇平氏に対する訴訟は山口元一弁護士、そして、これまでTBSの元ワシントン支局長山口敬之氏との訴訟を担当している西廣陽子弁護士の３名。それぞれ今回の提訴に及んだ経緯や意義について説明した。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　伊藤詩織氏が訴訟を提起するのは、憲法でも保障された裁判を受ける権利（憲法32条）を行使するものであるという説明もあり、「どうぞご自由に」と言うしかない。ただ、「いいねを押したことで、名誉感情を侵害された」というのは無理筋と感じる。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　そもそも「いいね」は備忘のために押すこともあり、誹謗中傷の意図がない場合もある。仮に賛同の意を示す場合でも、元のツイートが単なる誹謗中傷なのか、許容される批評なのかを区別するのは簡単ではない。リツイートのように拡散されるという性質とは異なり、対象者に対する法益侵害の程度も軽微である。「いいね」をしたことで損害賠償請求が認められるなら、表現者は萎縮し、その結果、表現の自由の過度な制約となってしまうであろう。</span></p>
<p><span style="font-size: 12pt;"><strong><span style="color: #000000;">■名誉毀損ではなく名誉感情の侵害</span></strong></span></p>
<p><span style="color: #000000;">　佃弁護士は名誉毀損ではなく、名誉感情の侵害での提訴と説明していたが（朝日新聞電子版は名誉毀損としているが誤報であろう）、佃弁護士自身、名誉毀損では難しいと判断したのは間違いない。「『いいね』で社会的な評価が傷ついたとは言わないが、気分が悪い」という裁判で勝ち目があると考えたのであろうか。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　実は僕は2017年12月に同弁護士を直接、取材した（参照：<a href="https://www.inshokuten.com/foodist/article/4656/">飲食店を悩ます「ネット上の名誉毀損」に弁護士がアドバイス。まずは削除依頼、法的責任の追及も</a>＝Foodist Media）。穏やかで常識的な方という印象だっただけに、（何でこんな筋の悪い案件を引き受けたのだろう）というのが正直な感想である。</span></p>
<p><span style="font-size: 12pt;"><strong><span style="color: #000000;">■「性犯罪被害」と３度言った弁護士の倫理観</span></strong></span></p>
<p><span style="color: #000000;">　記者会見の様子はYouTubeで見ることができる（<a href="https://www.youtube.com/watch?time_continue=2&amp;v=IB5vkgRTQwQ&amp;feature=emb_logo">伊藤詩織さんが杉田水脈議員と大澤昇平 元東大大学院特任准教授を提訴　弁護団の会見</a>）が、</span><span style="color: #000000;">驚かされたのは、山口元一弁護士による発言である。同弁護士は伊藤詩織氏について「性犯罪被害を受けた」と表現したのである。それも確認できるだけで３度。</span></p>
<p><span style="color: #000000;"><strong>①</strong>「伊藤さんが<span style="color: #ff0000;"><strong>性犯罪被害</strong></span>を受けた後に、さらに誹謗中傷を受けたと。その誹謗中傷について…」</span></p>
<p><span style="color: #000000;"><strong>②</strong>「伊藤さんとしては、まあ、前回、はすみとしこに対する裁判と同じように、<strong><span style="color: #ff0000;">性犯罪被害者</span></strong>が、声を上げられない事態に対して、非常に憂慮している、おかしいことだと思っている。」</span></p>
<p><span style="color: #000000;"><strong>③</strong>「はすみさんの裁判については、<strong><span style="color: #ff0000;">性犯罪被害</span></strong>に対する声を上げたことに対する二次被害という側面を持ちますけど…」</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　伊藤詩織氏と山口敬之氏との間で性交が行われたことについては争いはない。その件で伊藤詩織氏は同意なき行為だったとして刑事告訴したが、検察は不起訴処分とし、さらに検察審査会は「不起訴相当」という判断をした。</span><span style="color: #000000;">山口敬之氏は起訴すらされていない、そして、検察審査会は不起訴相当と判断しているのである。それをなぜ弁護士が「性犯罪」という言葉を使えるのか。自分こそが名誉毀損をしていることの認識はないのか、不思議に思う。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　山口敬之氏自身、メディアの前で「私は犯罪者ではない」と何度も口にしている。伊藤詩織氏がどのように、どれほど苦しんでいるか知らないが、起訴すらされていない山口敬之氏がメディアから犯罪者のように扱われることがどれだけ苦しいことなのか、山口元一弁護士は想像できないのであろうか。</span></p>
<p><span style="font-size: 12pt;"><strong><span style="color: #000000;">■「言論には責任を伴う」…それなら責任とって</span></strong></span></p>
<p><span style="color: #000000;">　会見内で佃克彦弁護士は「言論というのは責任を伴うものである。何でも言っていいということではない。表現の自由、言論の自由というのは何でも言っていいということではない」と語った。</span><span style="color: #000000;">それならば伊藤詩織氏、その代理人も自らの言論に対し、責任を負ったらどうか。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　「伊藤詩織氏は性犯罪被害を受けた」という発言は、山口敬之氏を犯罪者と断じたことと同義である。山口元一弁護士に、それがわからないはずがなく、３度も言っているのだから「口が滑った」と言い訳もできない。そして、同席した弁護士もその発言に対して一切、止めたり、訂正を求めていない以上、弁護団としての見解であると取られても仕方がない。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　少なくとも、山口元一弁護士に対する責任追及はあってしかるべきと考える。</span></p>
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