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	<title>教育委員会 | 令和電子瓦版</title>
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	<description>政治、社会、運動、芸能など、様々なジャンルのニュース＆オピニオンサイトです</description>
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	<title>教育委員会 | 令和電子瓦版</title>
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	<item>
		<title>教育長”失脚”で訴訟離脱 免職された教師の思い</title>
		<link>https://reiwa-kawaraban.com/justice/20240904/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[松田 隆&#x1f1ef;&#x1f1f5;　＠東京 Tokyo&#x1f1ef;&#x1f1f5;]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 04 Sep 2024 09:50:24 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[司法]]></category>
		<category><![CDATA[鈴木浩]]></category>
		<category><![CDATA[札幌・元教師の戦い 免職処分取消訴訟]]></category>
		<category><![CDATA[教育長]]></category>
		<category><![CDATA[石田郁子]]></category>
		<category><![CDATA[教育委員会]]></category>
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					<description><![CDATA[　免職処分の取消しを求める札幌市の元教師の裁判で、被告の札幌市教委代表者が変更になる見通しとなった。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　免職処分の取消しを求める札幌市の元教師の裁判で、被告の札幌市教委代表者が変更になる見通しとなった。”冤罪”で全てを失った元教師にとって、その原因を作った当の本人が訴訟から離脱することに忸怩たる思いがあるという。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;"><img src="https://s.w.org/images/core/emoji/16.0.1/72x72/25fe.png" alt="◾" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" />市教委トップが交代</span></strong></span></p>
<div id="attachment_18297" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/db2c97fe4fc280c99fc73b23aafc890a.jpeg"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-18297" class="wp-image-18297" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/db2c97fe4fc280c99fc73b23aafc890a-300x180.jpeg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/db2c97fe4fc280c99fc73b23aafc890a-300x180.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/db2c97fe4fc280c99fc73b23aafc890a-1024x614.jpeg 1024w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/db2c97fe4fc280c99fc73b23aafc890a-768x461.jpeg 768w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/db2c97fe4fc280c99fc73b23aafc890a.jpeg 1304w" sizes="(max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-18297" class="wp-caption-text">檜田英樹氏（STV北海道ニュース画面から）</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　2021年１月に中学校の元美術教師の鈴木浩氏（仮名）は28年前に中学３年だった生徒（後に鈴木氏らに損害賠償請求訴訟を提起する写真家の石田郁子氏）に非違行為をしたとして免職処分とされた。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　その処分の取消しを求める訴訟が札幌地裁で係争中であり、被告は「札幌市、同代表者兼処分行政庁　札幌市教育委員会、同委員会代表者委員長　檜田英樹」とされているが、市教委のトップの檜田英樹氏は既にその職を退いているため訴状の訂正が必要になる。現在の市の教育長である山根直樹氏に変更しなければならない（札幌市・<a href="https://www.city.sapporo.jp/kyoiku/top/information/member.html">教育長及び教育委員</a>）。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　ごく単純な事務的な手続きである。同訴訟が提起された2023年８月29日時点で市教委の代表である教育長は檜田氏であったが、2024年５月に退任し、５月25日付けで山根直樹氏が就任したことで訴状の宛名を変更するものにすぎない。おそらく、近いうちに関連する申立書のような形で原告側から出されるものと思われる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　檜田氏は、鈴木氏の処分に深く関わっている。石田氏が性的被害を受けたとして市教委に鈴木氏の免職を求めた際に、鈴木氏から事情聴取をしたのが当時の教職担当部長の檜田氏であった。４回行われた事情聴取の第３回で「わいせつ行為がなければ懲戒処分は行わない、一度出した決定は変えない。（2016年）７月には直接、石田氏に会って、処分はしないことを伝えてきます。」と明言したとされる（鈴木氏の証言などから）。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　その後、石田氏が札幌市と鈴木氏に対して東京地裁に損害賠償請求の訴えを提起した際には、共同被告として石田氏と全面的に争って勝訴した。ところが、東京高裁は石田氏の訴えを棄却しながらも非違行為は認定するという判決を出した。すると市教委は態度を一変させ、鈴木氏を懲戒免職処分としたのである。その際、檜田氏は市教委の教育次長であった。鈴木氏を懲戒免職とした４か月後の2021年５月25日、檜田氏は市教委のトップである教育長に昇進した。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　2023年８月に鈴木氏が免職処分取消しの訴訟を提起後、檜田氏は処分行政庁のトップとして訴えの棄却を求め、事情聴取を行った際には「処分はしないとは言っていない」「事情聴取は録音していない」と原告の主張と180度異なる事実を主張をしている（以上、<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20240218/">「黒塗り報告書」を謝罪 札幌市教育長の悪評を参照</a>）。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;"><img src="https://s.w.org/images/core/emoji/16.0.1/72x72/25fe.png" alt="◾" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" />「どんな気持ちで裁判に臨んでいるのか」</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　鈴木氏にすれば、檜田氏は自分を処分した張本人であり、処分取消しの判決を得て檜田氏に直接、その責任を問う形になることを望んでいたのは想像に難くない。ところが、事実と異なることを主張した上に訴訟の係争中に退任してしまったのである。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　「これで私の免職に係った関係者、当時の教育長、学校教育部長、課長、係長、職員がすべていなくなりました。彼らが何の責任もとらないまま生きていると思うと腹が立ちます。私の免職を知らない役人たちはどんな気持ちで裁判に臨んでいるのか聞きたいものです」と鈴木氏は言う。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　免職から３年半以上の年月が経ち、行政の内部でも定期的に人事異動が行われるため、そうなることは仕方のないことかもしれない。また、行政に対する訴訟の場合、個人を相手にその責任を問うのではなく組織に対する責任追及となるから当然といえば当然のこと。しかし、鈴木氏にすれば組織の中でも最終的に処分を決めるのは個人であり、誤った判断をして処分をした人間が責任を取らないまま訴訟から離脱し、当時の事情を全く知らない人が訴訟の名宛人となるというのは納得がいかないという感情を抱くのも分かる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　仮に処分が取り消され、判決が確定した場合、過去に１度も事案に関わったことがない山根氏が謝罪し、本来、謝罪すべき檜田氏は知らん顔というのは、全く身に覚えのないことで職も名誉も失った人間からすれば耐え難いものであることは容易に想像がつく。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;"><img src="https://s.w.org/images/core/emoji/16.0.1/72x72/25fe.png" alt="◾" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" />退任は事実上の更迭か</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　もっとも、檜田氏が教育長を退任したのは、更迭に近いという見方もある。札幌市で中１の女子生徒がいじめを苦に自殺した問題で、市教委は黒塗りばかりの調査報告書を公表、遺族からの声を受けて謝罪した。その際に謝罪をしたのが檜田氏である（FNNプライムオンライン・<a href="https://www.fnn.jp/articles/-/645128">【中1女子生徒自殺】“壮絶ないじめ”明らかに―黒塗りで隠された報告書再公表 「ねぇねぇ、首つって死んで」 札幌市教委が8人処分『慎重になりすぎた』</a>）。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　これは全国ニュースで大々的に報じられたのでご存じの方は多いと思われる。この後、檜田氏は、札幌市の秋元克広市長から一連の対応の不適切であったとして厳重注意処分を受けている。メディアからも、ＳＮＳ上でも批判が殺到。2024年３月には秋元市長が檜田氏の退任させることを決めたと報じられた。「市議会の一部には５月の任期満了前の交代を求める声も出ていた。」（北海道新聞電子版・<a href="https://www.hokkaido-np.co.jp/article/987174/">札幌市の新教育長に一般職出身・山根氏　内向き体質刷新なるか</a>）とあり、任期途中の更迭だけは免れたというレベルの退任であったのかもしれない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　檜田氏は教育長としては８年ぶりの教員出身者としての就任であった。そのため「庁内では教員出身ゆえに『子供や保護者ではなく、学校現場を優先している』（市幹部）との声も多かった。市立小学校特別支援学級で教諭の不適切な指導により児童の不登校が相次いだとされる問題では、複数の保護者から市教委の不十分な対応が被害を拡大させたとの批判が出た。」（前述の北海道新聞電子版記事から）という報道もなされている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;"><img src="https://s.w.org/images/core/emoji/16.0.1/72x72/25fe.png" alt="◾" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" />檜田氏ら市教委の”手のひら返し”</span></strong></span></p>
<div id="attachment_14797" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/12/31e010ea77d697ed6c0c3a9fb6841664.jpeg"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-14797" class="wp-image-14797" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/12/31e010ea77d697ed6c0c3a9fb6841664-300x180.jpeg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/12/31e010ea77d697ed6c0c3a9fb6841664-300x180.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/12/31e010ea77d697ed6c0c3a9fb6841664.jpeg 709w" sizes="(max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-14797" class="wp-caption-text">処分取消しを求める鈴木浩氏（仮名）</p></div>
<p style="text-align: left;"><span class="Apple-converted-space" style="color: #000000; font-size: 12pt;"> </span><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　石田氏が訴えの提起前に市教委に鈴木氏の処分を求めた際、同委では弁護士の話も聞いて処分しないことを決め、檜田氏もその線に従って行動したようである。そこまではまともな判断力を有していたと思われるが、東京高裁の認定があると態度を変え、共同被告として戦っていた鈴木氏を懲戒免職にする”手のひら返し”をしている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　東京高裁の司法の判断があった時に、それが既判力の及ばない判決理由中の判断であって、それ自体を勝訴した鈴木氏は争うことができないといった事情から、当初の市教委の判断（鈴木氏を処分しない）を貫けばいいと思うが、そこであっさり転進したことが今日の事態を招いたものと思われる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　世論や石田氏の背後にいるような左翼勢力からの批判に戦うだけの気概がなかった、風見鶏のように世間の流れに沿うことだけを考えていたのではないか。そう考えないと、ここまでの檜田氏の行動を説明することはできない。”いじめ・黒塗り”事案でも、鈴木氏の事案でも、檜田氏は「保護されるべき法益は何か」という部分の判断力が決定的に欠けているように見える。その結果、どれだけ多くの人が傷つき、心を痛めたのか、本人は気付いているのかどうか。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　「教育長は退任後に札幌市の施設の長などの名誉職につき、２年ほどで退任して退職金を稼ぐというパターンが多いように思います。檜田氏は今はどうしているのか。」</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　鈴木氏はやり切れない思いを筆者にメールで送ってくれた。</span></p>
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			</item>
		<item>
		<title>横浜市教委「傍聴人締め出し」の無法</title>
		<link>https://reiwa-kawaraban.com/justice/20240526/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[松田 隆&#x1f1ef;&#x1f1f5;　＠東京 Tokyo&#x1f1ef;&#x1f1f5;]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 26 May 2024 02:34:03 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[司法]]></category>
		<category><![CDATA[教育委員会]]></category>
		<category><![CDATA[鈴木浩]]></category>
		<category><![CDATA[教育長]]></category>
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					<description><![CDATA[　横浜市教育委員会が横浜地裁の公判で職員を動員して傍聴席を独占し、一般の人が傍聴できないようにしていたことが明らかになった。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　横浜市教育委員会が横浜地裁の公判で職員を動員して傍聴席を独占し、一般の人が傍聴できないようにしていたことが21日、明らかになった。被害者側の要請を受けた対応であったことが後の記者会見で説明されたが、憲法で定められた裁判の公開の原則を歪めかねない行為を組織ぐるみで実行していたことは強い非難に値する。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;"><img src="https://s.w.org/images/core/emoji/16.0.1/72x72/25fe.png" alt="◾" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" />被害者側からの要請で開始</span></strong></span></p>
<div id="attachment_17815" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2024/05/baka.jpeg"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-17815" class="wp-image-17815" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2024/05/baka-300x180.jpeg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2024/05/baka-300x180.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2024/05/baka-1024x614.jpeg 1024w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2024/05/baka-768x461.jpeg 768w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2024/05/baka.jpeg 1134w" sizes="(max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-17815" class="wp-caption-text">笑いながら（？）会見する横浜市教委担当者（ABEMA画面から）</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　横浜市教委の発表によると、横浜地裁での教員によるわいせつ事件の公判に職員に指示をして傍聴席につかせたのは2019年、2023年、2024年の４度で、１回あたり最大50名を動員した。そのような行為を行ったのは「児童生徒に関するプライバシー情報への配慮を目的」としたものであったとした。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　村上謙介教職員人事部長名で「公開の裁判で教育委員会事務局職員の傍聴により、一般の方の傍聴の機会が損なわれたことについて、大変申し訳なく思っています。今後は行わないことを徹底いたします。」というコメントが出されている（横浜市・<a href="https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/kyoiku/2024/kyosyokujinji.files/0001_20240521.pdf">記者発表資料</a>令和６年５月21日）。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　同日実施された記者会見では担当者が「被害者からの要請で始めたことであり、教員を庇う意図はない」とした（ANN newsCH・<a href="https://www.youtube.com/watch?v=Cfa_ihpJ63o">教員の性犯罪の裁判で職員50人動員　一般傍聴者“閉め出し”　横浜市教委が謝罪</a>）。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　翌22日の横浜市議会の常任委員会で下田康晴教育長は「これはあってはならないことであり、行き過ぎた行動であると大変申し訳なく思っています」と話し、さらに市議からの質問に対して「裁判所等に配慮する方法について意見を言ったり、相談をするということがあっても、おそらくやるべき立場ではないのにもかかわらず、外の声を聞いて動いているということ自体を間違いと思えずに動いたということが一番」と説明した（tvk News Link・<a href="https://www.youtube.com/watch?v=HPETjOQEq80&amp;t=117s">横浜市教委　裁判傍聴に大量の職員…教育長「行き過ぎた行動」と謝罪</a>）。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;"><img src="https://s.w.org/images/core/emoji/16.0.1/72x72/25fe.png" alt="◾" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" />裁判の公開原則</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　一連の横浜市教委の行為は極めて悪質である。そもそも日本国憲法は裁判の公開を定めている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><strong><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">【日本国憲法】</span></strong></p>
<p style="text-align: left;"><strong><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">第82条　裁判の対審及び判決は、公開法廷でこれを行ふ。</span></strong></p>
<p style="text-align: left;"><strong><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">２　裁判所が、裁判官の全員一致で、公の秩序又は善良の風俗を害する虞があると決した場合には、対審は、公開しないでこれを行ふことができる。但し、政治犯罪、出版に関する犯罪又はこの憲法第三章で保障する国民の権利が問題となつてゐる事件の対審は、常にこれを公開しなければならない。</span></strong></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　少し込み入った話になるが、裁判の公開原則は「対審および判決が公開されるとは、誰でも傍聴ができる状態で行われるということを意味する」（基本講義憲法　市川正人 新世社 p339）ものであって、「各人が裁判所に対して傍聴することを権利として要求できることまでを認めたものでない」（<a href="https://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/213/052213_hanrei.pdf">最高裁大法廷判決平成1・3・8</a>）とされている。そのため、市教委の組織ぐるみの行為が直ちに国民の権利を侵害したかと言われると、一概にはそうとも言えない部分はある。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　とはいえ、多くの傍聴人が予想されるために事前に抽選で傍聴人を決める公判ではなく、事実上先着順で傍聴人が決まる公判で傍聴席以上の人数を動員して席を占有した行為は前出の「誰でも傍聴ができる状態」の作出を妨害したのは明らか。憲法82条１項の精神を踏み躙るものと言っていい。これは公務員の憲法尊重擁護義務（憲法99条）からして、許されざる行為と言える。</span></p>
<p style="text-align: left;"><strong><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">【日本国憲法】</span></strong></p>
<p style="text-align: left;"><strong><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">第99条　天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。</span></strong></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　市教委は被害者の児童サイドからの要請でそのような行為に至ったと説明をしているが、要請があった時点で、裁判公開の原則を説明して理解を求めるべき。また、憲法82条２項は対審の非公開についても定めており、合法的な手段を用いて非公開とする努力をすればいい。前出の下田教育長の「裁判所等に配慮する方法について意見を言ったり、相談をするということがあっても」というのはその部分を指しているのは間違いない。それをせずに当時の幹部が職員を動員して他者を排除する手法を用いることに疑問を感じなかったとしたら教育行政に携わる資格などない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　こうした重大な問題を孕んでいるにもかかわらず、21日の記者会見に出てきた担当者はニヤニヤと笑いながら話しているように見えた。外見からは重大な問題を引き起こしたことへの反省は皆無。そのような態度がいかに横浜市民の感情を逆撫でするか理解できないのか不思議に思う。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　そもそも教育長、教育委員ともに「人格が高潔」であることが任命の条件とされており（地方教育行政の組織及び運営に関する法律４条１項、２項）、同市ＨＰにもその旨が明記されている（横浜市・教育委員会制度 <a href="https://www.city.yokohama.lg.jp/kosodate-kyoiku/kyoiku/iinkai/soshiki-info.html">教育長及び教育委員</a>）。人格が高潔な人々の指示で憲法の趣旨を踏み躙る行為が行われていたわけで、一体、何の冗談かと思わされる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　動員された職員も同罪。公務員試験のために憲法は勉強しているであろうから、「そのような行為は憲法82条１項の精神を踏み躙るものであって許されない」程度のことは言えるはず。そうせずに唯々諾々と憲法の精神に反する行為を行っていたことは真剣に反省されなければならない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;"><img src="https://s.w.org/images/core/emoji/16.0.1/72x72/25fe.png" alt="◾" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" />市教委はこのレベルか…</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　個人的な見解で申せば（教育委員会はこのレベル）といった諦めに似た思いがする。当サイトでは札幌市の元教師の免職処分取消訴訟を扱っており、その中で札幌市教委に関する問題はたびたび出てくる（<a href="https://reiwa-kawaraban.com/tag/元教師の戦い/">札幌・元教師の戦い 免職処分取消訴訟</a>）。</span></p>
<div id="attachment_17816" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2024/05/c6521a19feee6dcdf6703a9002f79120.jpeg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-17816" class="wp-image-17816" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2024/05/c6521a19feee6dcdf6703a9002f79120-300x180.jpeg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2024/05/c6521a19feee6dcdf6703a9002f79120-300x180.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2024/05/c6521a19feee6dcdf6703a9002f79120-1024x614.jpeg 1024w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2024/05/c6521a19feee6dcdf6703a9002f79120-768x461.jpeg 768w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2024/05/c6521a19feee6dcdf6703a9002f79120.jpeg 1134w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-17816" class="wp-caption-text">下田康晴教育長（tvk画面から）</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　たとえば、免職された鈴木浩氏（仮名）が処分前に市教委の事情聴取を受けたが、その際に録音の許可を求められたので了解したが、裁判になって「その時の録音を出せ」と言ったところ、過去４回の事情聴取のうち３回は録音したが、提出を求められた回だけ録音はないと堂々と虚偽の事実を述べたとされる（<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20240218/">「黒塗り報告書」を謝罪 札幌市教育長の悪評</a>）。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　各自治体の教育委員会を十把一絡げに論ずるわけにはいかないが、少なくとも札幌市と横浜市において教育行政を担う組織が、組織ぐるみで許されない行為をする事態が発生したと言っていい。教育行政を担う組織だから、少なくとも倫理に反する行為はしないと思ったら大間違いである。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　横浜市の事件は今後、弁護士を交えて経緯を検証するという（tvk News Link・<a href="https://www.youtube.com/watch?v=HPETjOQEq80&amp;t=117s">横浜市教委　裁判傍聴に大量の職員…教育長「行き過ぎた行動」と謝罪</a>）。この行為に出張手当等も支給されているというから、その返還が求められて然るべきで、そもそも業務として大量の職員を動員しているから、その分の人件費も市に返還させるべき性質のものと言える。曖昧に済ませずに、徹底的な責任追及がなされることを望む。</span></p>
]]></content:encoded>
					
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		<title>「黒塗り報告書」を謝罪 札幌市教育長の悪評</title>
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		<dc:creator><![CDATA[松田 隆&#x1f1ef;&#x1f1f5;　＠東京 Tokyo&#x1f1ef;&#x1f1f5;]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 18 Feb 2024 06:22:38 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[社会]]></category>
		<category><![CDATA[教育委員会]]></category>
		<category><![CDATA[鈴木浩]]></category>
		<category><![CDATA[札幌・元教師の戦い 免職処分取消訴訟]]></category>
		<category><![CDATA[教育長]]></category>
		<category><![CDATA[石田郁子]]></category>
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					<description><![CDATA[　札幌市で中１の女子生徒がいじめを苦に自殺した問題で市教委が黒塗りばかりの調査報告書を公表、遺族からの声を受けて謝罪した檜田英樹教育長は、以前から感心できない評判も聞こえてくる人物であった。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　札幌市で中１の女子生徒がいじめを苦に自殺した問題で市教委が黒塗りばかりの調査報告書を公表、遺族からの声を受けて謝罪した檜田英樹教育長は、以前から感心できない評判も聞こえてくる人物であった。2021年１月に全く身に覚えのないワイセツな行為をしたとされた元教師の鈴木浩氏（仮名）は、檜田氏の下で懲戒免職とされている。その経過を聞くと、現教育長の信じ難い言動が明らかになった。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;"><img src="https://s.w.org/images/core/emoji/16.0.1/72x72/25fe.png" alt="◾" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" />この人なら、このレベル</span></strong></span></p>
<div id="attachment_17103" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2024/02/9eef51b818dda499cd56623e353da8ec.jpeg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-17103" class="wp-image-17103" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2024/02/9eef51b818dda499cd56623e353da8ec-300x180.jpeg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2024/02/9eef51b818dda499cd56623e353da8ec-300x180.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2024/02/9eef51b818dda499cd56623e353da8ec-1024x614.jpeg 1024w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2024/02/9eef51b818dda499cd56623e353da8ec-768x461.jpeg 768w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2024/02/9eef51b818dda499cd56623e353da8ec.jpeg 1247w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-17103" class="wp-caption-text">檜田英樹教育長（北海道ニュースUHB画面から）</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　当サイトの「<a href="https://reiwa-kawaraban.com/tag/免職教師の叫び/">免職教師の叫び</a>」（連載全39回）や、特集の「<a href="https://reiwa-kawaraban.com/tag/元教師の戦い/">札幌・元教師の戦い 免職処分取消訴訟</a>」で 扱っている元教師の鈴木浩氏は現在59歳。長年中学校の教師をしていたが、2021年１月、かつての中学校での教え子である写真家の石田郁子氏に対して、学校内などでわいせつな行為をしたとして懲戒免職された。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　これに対して、全くの”冤罪”であるとして処分の取消しを求める訴訟を2023年８月30日付けで提起した。同年11月17日に第１回口頭弁論が開かれ、現在、札幌地裁に係属中である（<a href="https://reiwa-kawaraban.com/justice/20231122/">免職の元教師法廷へ「絶対に納得できない」（前）</a>）。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　この鈴木氏が免職された時の札幌市の教育次長で、直後に教育長になったのが、いじめで自殺した中学生の調査報告書をほとんど黒塗りにして公表したことを謝罪した檜田氏である（FNNプライムオンライン・<a href="https://www.fnn.jp/articles/-/645128">【中1女子生徒自殺】“壮絶ないじめ”明らかに―黒塗りで隠された報告書再公表 「ねぇねぇ、首つって死んで」 札幌市教委が8人処分『慎重になりすぎた』</a>）。鈴木氏と檜田氏の関わりはそれだけでない。実は女子生徒（石田郁子氏）が性的被害を受けたとして市教委に鈴木氏の免職を求めたことで、市教委が鈴木氏に対して事情聴取を実施している。その時の責任者である当時の教職担当部長が檜田氏であった。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　今回、黒塗りの調査報告書で謝罪する檜田氏をテレビ画面を通じて見た鈴木氏は「この事件は報道されたものを見ると本当に悲惨です。その調査報告書の多くを黒塗りして公表する意味が分かりません。後から謝罪し、修正したものを公表するなら最初から公表すればいい話です。檜田氏が謝っているのをテレビで見ましたが、『この人なら、このレベルだろうな』というのが正直な感想です」と話す。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　鈴木氏がこのように話すのも、檜田氏の前言を簡単に翻す、明らかな虚偽を申し述べる言動に振り回され、結果的に自身が懲戒免職にされたという思いゆえである。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　前述の事情聴取は４度実施され、2016年６月24日の第３回に檜田氏が出席した。それまでは課長以下だけの聞き取りだったものが、この時は処分を決定できるとされる部長の出席で、鈴木氏も緊張して臨んだという。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　「市教委側が『いつものように録音させていただいてよろしいですか』と聞くので、『はい、分かりました』と答えました。そして、檜田部長はこう言ったのです。『石田氏と鈴木先生の話は対立している。あなたは間違いなく石田氏へのワイセツ行為はしていないのだね。これは時効はないのだから、正直に話すように。わいせつ行為がなければ懲戒処分は行わない、一度出した決定は変えない。７月には直接、石田氏に会って、処分はしないことを伝えてきます』。それを聞いて（真実を話してきて良かった。石田の妄想に騙されず、しっかりと判断していただける部長で良かった）と思いました。」</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　しかし、この後、檜田氏は態度を一変させる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;"><img src="https://s.w.org/images/core/emoji/16.0.1/72x72/25fe.png" alt="◾" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" />東京高裁の判決後の変わり身</span></strong></span></p>
<div id="attachment_11996" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/10/70f67d591f25e92849c5bc811c6b4cf9.jpeg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-11996" class="wp-image-11996" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/10/70f67d591f25e92849c5bc811c6b4cf9-300x180.jpeg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/10/70f67d591f25e92849c5bc811c6b4cf9-300x180.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/10/70f67d591f25e92849c5bc811c6b4cf9-1024x614.jpeg 1024w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/10/70f67d591f25e92849c5bc811c6b4cf9-768x461.jpeg 768w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/10/70f67d591f25e92849c5bc811c6b4cf9.jpeg 1134w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-11996" class="wp-caption-text">石田郁子氏（Brut.画面から）</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　石田氏はその後、札幌市と鈴木氏に対して東京地裁に損害賠償請求の訴えを提起する。これに対して、札幌市と鈴木氏は共同被告として（石田氏の申し出は虚偽であり、認められない）と全面的に争った。結果、2019年８月23日、一審は20年の除斥期間の経過により損害賠償請求権が消滅しているために棄却し、石田氏がわいせつな行為を強要され、それを当時は恋愛と誤解させられていたという主張も一蹴した。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　ところが、控訴審（東京高裁2020年12月15日判決）では訴えそのものは原審と同じ理由で棄却したもの、石田氏の性的被害を受けたという主張を認めたのである。これは既判力のない判決理由中の判断。訴えそのものは棄却されているため、鈴木氏は上訴してその判断の部分を争うことができず、また、石田氏も上告しなかっために判決は確定した。１、２審を通じて、鈴木氏も石田氏も尋問は行われず、鈴木氏に至っては石田氏の主張に対する反証の機会もないまま、「お前はやっている」と決めつけられたのである。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　つまり、高裁判決により事案は「鈴木氏はわいせつな行為をしたが、昔のことなので損害賠償の支払いはしなくていい」という形で決着したことに他ならない。これは市教委、とりわけ事情聴取をして、わいせつな行為はなかったと判断した当時の檜田氏の立場を非常に厳しいものにしたことは想像に難くない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　年が明けた2021年１月５日に判決が確定。２日後の７日に市教委は10日以内に判決に対する考えを陳述書として提出するように、鈴木氏に求めた。１週間後の14日に陳述書を提出した鈴木氏だが、その２週間後の28日に懲戒免職処分とされたのである。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　この時点で檜田氏は教育次長であり、４か月後の５月25日付けで教育長に昇進する（DOTSU-NET 日刊教育版・<a href="https://education.dotsu.co.jp/articles/detail/76697#:~:text=（札幌市%202021%2D05%2D,が起用される見通し%E3%80%82">札幌市教委　５月２５日付人事　教育長に檜田英樹次長　次長は竹村真一氏起用</a>）。自らの教職担当部長時代のミスと評価される判断を、鈴木氏を懲戒免職にすることで帳消しにして教育長への昇進の条件を整えたと穿ったものの見方をする者がいても不思議はない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;"><img src="https://s.w.org/images/core/emoji/16.0.1/72x72/25fe.png" alt="◾" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" />「本当に最低、最悪」</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　一方、鈴木氏は2021年３月１日、地方公務員法49条の２第１項の規定に基づき、札幌市人事委員会に免職処分の取消しの裁決を求める審査請求を行なった。その中で、前述の檜田部長（当時）の発言について同年５月25日の反論書の中で処分しないと明言した事実を指摘。奇しくも、檜田氏が教育長に昇進した日に提出されている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　これに対して市教委は７月19日付けの再答弁書で「『わいせつ行為がなければ懲戒処分は行わない、一度出した決定は変えない。７月には私が直接、石田氏に会って、処分はしないことを伝えてきます。』との発言をした事実はない。」と全面的に否定した。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　これには鈴木氏は怒りの色を隠せない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　「『処分はしない』と言ってないし、そう思われるような発言もしていないと言ってます。また『石田さんには処分はしないと言ったけど、鈴木さんにはそういったことは言ってない』とも言ってます。」</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　当事者の２人に全く違うことを教職担当部長が言うとも思えず、いかにも苦しい言い分である。それならば事情聴取は録音しているのであるから、それを聴き直して判断すればいい。ところが、市教委は考えられないような言い訳をした。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　「市教委側は４回事情聴取して録音していたものの、第３回の2016年６月24日の時の録音だけはありませんと言っています。私は事情聴取の時に録音をしますからというのを聞いていますし、録音も了解もしています。それなのにその時だけない、と。本当に最低、最悪です。」</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　ちなみにその時に市教委から出された事情聴取の概要なるものでは、鈴木氏が言ったことも聞いたこともない虚偽が並べ立てられていたという。「ウソを言う、そして隠蔽体質と感じます」と、鈴木氏はもはや怒りを通り越して呆れた様子であった。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;"><img src="https://s.w.org/images/core/emoji/16.0.1/72x72/25fe.png" alt="◾" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" />いつからこんな組織に…</span></strong></span></p>
<div id="attachment_17104" style="width: 200px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2024/02/2ec066bc73d4384370dd3f8ef5a533fe.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-17104" class="wp-image-17104" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2024/02/2ec066bc73d4384370dd3f8ef5a533fe-300x274.jpg" alt="" width="190" height="174" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2024/02/2ec066bc73d4384370dd3f8ef5a533fe-300x274.jpg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2024/02/2ec066bc73d4384370dd3f8ef5a533fe.jpg 480w" sizes="auto, (max-width: 190px) 100vw, 190px" /></a><p id="caption-attachment-17104" class="wp-caption-text">札幌市教委の入ったビル（鈴木浩氏提供）</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　こうした檜田氏のやり方を見てきた鈴木氏にとって、今回の黒塗り事件での対応も想像の範囲内であったのは間違いない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　いじめにより自殺に追い込まれた女子中学生がいて、その真相究明、再発防止のために必要な貴重な資料である調査報告書の公表よりも、いじめた側のプライバシーの保護を優先する信じ難い価値判断、そして遺族の反発、メディアからの批判を受けて、あっさりと手のひらを返す信念のなさ。こうした姿勢が鈴木氏の事案でも、ものの見事に現れているように思う。冒頭で示した鈴木氏の『この人なら、このレベルだろうな』という檜田氏評も納得できるというものである。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　鈴木氏は「いじめ問題で被害者のご遺族の方たちも教育委員会を信じていたけど、最後は結局、教育委員会に裏切られた気持ちではないでしょうか。いじめの被害者に寄り添う気持ちがなかったと言われても仕方がないと思います。」と黒塗り事件について語る。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　鈴木氏はため息混じりに語り、締め括った。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　「教育委員会はいつからこんなふうになってしまったのでしょう。年齢が近い教員と『二、三十年前の教育委員会とは全く違う』と話したことがあります。以前は教員や保護者のことも考え、教育をどうすればいいのかという人が教育委員会にいましたが、今はそういう人はいるのかもしれませんが、目につきません。良くない組織になってしまったと、そんな話をしました。」</span></p>
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		<title>免職の元教師法廷へ「絶対に納得できない」（前）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[松田 隆&#x1f1ef;&#x1f1f5;　＠東京 Tokyo&#x1f1ef;&#x1f1f5;]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 22 Nov 2023 11:25:17 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[司法]]></category>
		<category><![CDATA[石田郁子]]></category>
		<category><![CDATA[教育委員会]]></category>
		<category><![CDATA[鈴木浩]]></category>
		<category><![CDATA[市教委]]></category>
		<category><![CDATA[札幌・元教師の戦い 免職処分取消訴訟]]></category>
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					<description><![CDATA[　全く身に覚えのない行為を理由に免職された元教諭が提起した札幌市に処分の取り消しを求める訴訟の第１回口頭弁論が11月17日、札幌地裁805号法廷で行われた。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　全く身に覚えのない行為を理由に免職された元教諭が提起した札幌市に処分の取り消しを求める訴訟の第１回口頭弁論が11月17日、札幌地裁805号法廷で行われた。2021年１月の免職から３年近い月日が経過、その間、元教師の復職と名誉回復に向けた戦いを追い続けた当サイトが、その思いをあらためて当人に聞き、同時に裁判の見通しについて２度に分けてお伝えする。前編の今回は、提訴に至った経緯と、元教師の思いを紹介する。（事件の詳細は連載・<a href="https://reiwa-kawaraban.com/tag/免職教師の叫び/">免職教師の叫び</a>全39回を参照）</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;"><img src="https://s.w.org/images/core/emoji/16.0.1/72x72/25fe.png" alt="◾" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" />メディアは記者１人 傍聴は２人</span></strong></span></p>
<div id="attachment_16805" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/e7f71d2f5d3d96c60830afdb76371df3.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-16805" class="wp-image-16805" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/e7f71d2f5d3d96c60830afdb76371df3-300x180.jpg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/e7f71d2f5d3d96c60830afdb76371df3-300x180.jpg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/e7f71d2f5d3d96c60830afdb76371df3.jpg 652w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-16805" class="wp-caption-text">札幌地裁が入ったビル（提供・鈴木浩氏）</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　第１回の口頭弁論は提出された書類と今後の予定について確認が行われただけで、わずか15分で終了。来年１月半ば頃までに証拠の提出を行い、その後、本格的な審理に入ることとなった。出廷した元教師の鈴木浩氏（59＝仮名）によると、報道陣は北海道新聞の記者１名で、傍聴席には鈴木氏を応援する夫婦１組がいただけだったという。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　「書類の提出が終わってから審理に入るわけですが、裁判長が『証人尋問が…』と言っていましたから、（僕の話を聞いてくれるのかな）と思いました」と鈴木氏。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　1993年３月、当時15歳だった女子生徒、現在は写真家の石田郁子氏を自宅に招いて部屋でキスをするなどし、石田氏が高校生になってからもそうした行為が続いたとして免職された。28年前の行為を理由に免職という異例の展開に、メディアは大々的に報じた（朝日新聞DIGITAL・<a href="https://digital.asahi.com/articles/ASP1X7HL7P1XUTIL03B.html#:~:text=東京在住の写真家,する処分を発表した%E3%80%82">28年前のわいせつ行為認定、教諭を免職に 札幌市教委</a> など）。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　こうした石田氏の言い分を全くの虚偽であるとする鈴木氏にとっては免職は受け入れられないのは当然で、直ちに札幌市人事委員会に審査請求をしたが、今年３月７日に棄却裁決がなされた。復職と名誉回復の最後の望みが司法への救済の申立てという状況である。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　出訴期限は裁決の翌日から６か月以内。それまで担当していた弁護士が辞任し、新たな弁護士探しから始めて訴状を提出まで持っていくのは容易ではない。札幌では有名な弁護士でも審査請求で棄却裁決となった案件を引き受けようという弁護士は少なく、そこでかなりの時間を費やすことになった（参照・<a href="https://reiwa-kawaraban.com/justice/20230331/">”冤罪”元教員の戦い ワイセツ行為してない</a>）。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　結局、東京に事務所を構える弁護士が依頼を引き受けてくれることになり、出訴期限の９月７日のほぼ１週間前の８月30日付で札幌地裁に訴状を提出。その２か月半後の11月17日に第１回口頭弁論が開かれたという経緯である。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;"><img src="https://s.w.org/images/core/emoji/16.0.1/72x72/25fe.png" alt="◾" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" />「迷いはありました」</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　鈴木氏の場合、処分の理由が地方公務員法に反したということのため、いきなり処分の取消を求める訴訟は提起できず、処分が不服の場合、まず、審査請求をしなければならない（地方公務員法49条１項、51条の２）。処分から３年近くが経過して訴訟が始まるのは審査請求前置主義という制度のためで、被処分者にすれば針の筵（むしろ）に座らせ続けられるような居心地の悪さを覚えるものと言っていい。真実を明らかにする時がやってきたという思いがあるのか、ようやくスタートラインに立った鈴木氏の声は明るい。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　<strong>「気持ちの中でモヤモヤしていたものが、すっきりした思いです。泣き寝入りしたくないという気持ちがありますので、提訴してよかったなという気持ちです。多くの方に支えていただいているのが実感としてあるので、これからの戦いを頑張っていきたいという、そういった様々な気持ちが自分の中で交錯しています」</strong>。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　しかし、鈴木氏にも迷いが生じていたのは事実。取材を続けている中で、今年３月に裁決が出た後は気持ちが揺れ動いているように見えた。その点について聞いた。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　<strong>「それ（迷い）は確かにありました。裁決が出た時にはショックでした。できる限りの戦いをしてきたけれども、出てきた裁決書を見ると『何じゃ、これは』と。『こんなことだと裁判をやってもダメなんじゃないかな』という気持ちは３月の時点ではありました。『ここでやめれば楽なのかな』とか、『お金もかかるしな』とか、葛藤はありました。」</strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　筆者も取材を続ける中、（鈴木氏はもしかしたら提訴しないのではないか）と感じる時はあった。裁決が出て１、２週間後だったと思うが、そうした様子が見てとれたので電話で「僕がホームページで連載をやっているから戦いをやめにくい、やめるにやめられない、迷いの原因になっているというのであれば、全く気にすることはありません。ご自身の考える通りに生きてください」と率直に伝えた。その時、鈴木氏は「わかりました」とだけ答えたが、その後、弁護士選びを始め、提訴に向けて動き出したという経緯がある。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;"><img src="https://s.w.org/images/core/emoji/16.0.1/72x72/25fe.png" alt="◾" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" />正面からぶつかっていく</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　鈴木氏も今年で59歳。人生の折り返し点は過ぎ、ある程度、先が見えてくる年齢でもある。勝てるかどうか分からない戦いを続けるよりも、別のことに生きがいを見出す方がいいという現実的な計算をしても不思議はない。半世紀以上生きていれば、辛いことがあっても、そこから目を背け『自分はこのことをもう乗り越えたんだ』と自分に言い聞かせる術はほとんどの人が身につけているはず。そうした方が鈴木氏にとっても楽だったかもしれない。しかし、その道は選ばなかった。</span></p>
<div id="attachment_16802" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/honninn.jpeg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-16802" class="wp-image-16802" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/honninn-300x180.jpeg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/honninn-300x180.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/honninn.jpeg 709w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-16802" class="wp-caption-text">困難に正面からぶつかる鈴木浩氏（仮名）</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　<strong>「多くの弁護士さんがおっしゃってましたけど、途中でやめる人が多いらしいです。圧倒的とは言わないけれども、途中でやめる人の方が多いとか。お金の問題もありますし、裁判は気持ちと体力が必要ですから」</strong>と言いつつも、<strong>「別の道で成功して世間を見返してやるというよりも、正面からぶつかっていくしかありません」</strong>と、司法の場に臨むことを決めた経緯を口にする。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　<strong>「61歳、62歳まで続けた時に『僕は何をやっているんだろう』と途中で思ってしまったら、僕の負けです。始めるなら絶対に勝つぞ、という思いです。やってもいないことを、世間から『いや、お前はやってる』と決めつけられた状態のままというのは絶対に納得できません。そして、62歳、63歳になった時に『間違いをたださなくても、僕は次の人生を歩むんだ』と思えるかと言われたらどうでしょうか。悪い病気になったけど、もう治ったからいいや、とはなりません。」</strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;"><img src="https://s.w.org/images/core/emoji/16.0.1/72x72/25fe.png" alt="◾" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" />決着までに２、３年か</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　こうして鈴木氏は提訴に踏み切った。一審で勝訴しても札幌市が控訴してくる事態は考えられ、一般的に考えて決着までに２、３年はかかることになりそう。長い戦いの第２章は今、始まったところである。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　その裁判のポイントについては後編で詳細に。</span></p>
<p style="text-align: right;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">（<a href="https://reiwa-kawaraban.com/justice/20231123/">後編</a>に続く）</span></p>
]]></content:encoded>
					
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		<title>免職教師の叫び（２）決意した別れ</title>
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		<dc:creator><![CDATA[松田 隆&#x1f1ef;&#x1f1f5;　＠東京 Tokyo&#x1f1ef;&#x1f1f5;]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 10 Jun 2021 03:45:12 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[社会]]></category>
		<category><![CDATA[懲戒免職]]></category>
		<category><![CDATA[免職教師の叫び]]></category>
		<category><![CDATA[石田郁子]]></category>
		<category><![CDATA[教育委員会]]></category>
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					<description><![CDATA[　28年前に教え子にわいせつな行為をしたとして懲戒免職になった鈴木浩氏（仮名）の連載第２回を、お届けする。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　28年前に教え子にわいせつな行為をしたとして懲戒免職になった鈴木浩氏（仮名）の連載の第２回をお届けする。1993年に中学生だった<a href="https://reiwa-kawaraban.com/tag/石田郁子/">石田郁子</a>氏（43＝写真家）に対し、わいせつな行為をしたとされ処分された鈴木氏だが、果たして両者の関係はどのようなものであったのか。鈴木氏の話は、石田氏が主張し東京高裁が認定した事実とは全く異なる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt;"><strong><span style="color: #000000;">■石田氏は中学時代から性被害と主張</span></strong></span></p>
<div id="attachment_10835" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/06/09bbc67ecb3712daf0966a96c43dfd95.jpeg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-10835" class="wp-image-10835" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/06/09bbc67ecb3712daf0966a96c43dfd95-300x180.jpeg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/06/09bbc67ecb3712daf0966a96c43dfd95-300x180.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/06/09bbc67ecb3712daf0966a96c43dfd95-1024x614.jpeg 1024w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/06/09bbc67ecb3712daf0966a96c43dfd95-768x461.jpeg 768w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/06/09bbc67ecb3712daf0966a96c43dfd95.jpeg 1134w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-10835" class="wp-caption-text">石田氏と交際当時の写真（提供：鈴木浩氏＝仮名）</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　まず、石田氏が主張し、東京高裁が認定した事実を示す。月日の後ろの（　）内の数字は、石田氏の年齢＝学年である。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">・1993年３月（15歳＝中３）：鈴木氏のアパートで告白され、キスをした。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">・同３月～４月（15歳＝中３・高１）：中学校内でキスや胸を触られ、床に段ボールを敷いてキスをした（２度行なったとされる）。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">・同８月（15歳＝高１）：海に行き、鈴木氏の自家用車内で上半身の服を脱がされるなどした。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">・同10月か12月（16歳＝高１）：鈴木氏のアパートでキスし、口腔性交をした。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">・1994年８月（16歳＝高２）：登山をして、山頂付近で口腔性交をした。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">・1997年７月頃（19歳＝大２）：既に鈴木氏と性交渉を行なっていたが、交際が一方的に解消された。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　このような行為を、当時、石田氏は恋愛感情に基づくものと思っていたが、その後、鈴木氏による性犯罪だと思うようになった。被害を受けたことを2015年５月（37歳）から札幌市教育委員会に訴え出て、2019年２月（41歳）に東京地裁に損害賠償を求めて提訴した。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　ところが、中学生、高校生に対してわいせつな行為をしたとされた鈴木氏は、事件の核心、処分の原因となったそれらの事実を全くの虚偽であるとしている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt;"><strong><span style="color: #000000;">■鈴木氏が語る交際開始から別れまで</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　鈴木氏によると、石田氏から中学卒業後も頻繁に電話がかかってきて、進路や家庭内のことで相談を受けることが多く、接触はあったという。石田氏は私立高校の美術系への進学を希望していたこと、実際に北大卒業後に金沢美術工芸大に進学したことからも、美術教師の鈴木氏に相談するのは当然であった。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　ただし、それはあくまでも教師と元生徒という関係でしかなく、性的な関係はもちろん身体的な接触すらなかった。その２人が交際をするようになったのは、石田氏が交際を一方的に解消されたとする1997年７月頃だったという。以下、鈴木氏とのやりとりを示す。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;"><strong><span style="color: #0000ff;">松田</span></strong>：交際を始めることになった経緯を教えてください</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;"><span style="color: #ff0000;"><strong>鈴木</strong></span>：石田が中学を卒業後も、年に数回程度、彼女の家族のことなどで相談事をされて、主にファミレスで話を聞いていました。もちろん、それだけの関係です。ところが1997年の春、５月ぐらいだったと思いますが「好きだから、付き合ってください」と言われました。彼女が19歳、私が30代前半です。その時は（教師と元教え子だしなぁ）というのが引っかかりまして、即答を避けました。ただ、それまで年に何度か会っていたし、その時は石田が変な人間ということも分かりませんでしたから、後から「いいですよ」ということで交際を始めました。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;"><strong><span style="color: #0000ff;">松田</span></strong>：当初、交際は順調で、グループで焼肉に行くなど、笑顔の絶えない明るい交際だったとか</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;"><span style="color: #ff0000;"><strong>鈴木</strong></span>：そうです。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;"><strong><span style="color: #0000ff;">松田</span></strong>：別れるきっかけになったのが、石田氏が他者との性行為を語ったことと聞いていますが、その点について教えてください</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;"><span style="color: #ff0000;"><strong>鈴木</strong></span>：1998年の夏休みの時期に石田が突然、東京に行くと言い出しました。当時は交際していたので「一緒に行こうか」と言ったのですが、「いえ、来ないでください。一人で行きたいんです」ということで一人旅になりました。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;"><strong><span style="color: #0000ff;">松田</span></strong>：見送りはしましたか</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;"><span style="color: #ff0000;"><strong>鈴木</strong></span>：新千歳空港まで送った記憶があります。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt;"><strong><span style="color: #000000;">■石田氏の東京旅行で感じた別れの予感</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　石田氏が東京への一人旅をした後、２人の間に隙間風が吹き込む事態となる。それは石田氏が東京で見知らぬ男性と出会ったことに始まる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;"><strong><span style="color: #0000ff;">松田</span></strong>：彼女が帰ってきてから、どんなことがありましたか</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;"><span style="color: #ff0000;"><strong>鈴木</strong></span>：１週間ぐらいで帰ってきたのですが、本人は「楽しい旅だった」と話していました。ところが、ユースホステルに泊まっていた時に「いい感じの人と出会って、そこでエッチして」と。思い出話と一緒に、他人とセックスをした話をしてきました。（何を言ってるんだろう、この人は）と、普通、思いますよね？</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;"><strong><span style="color: #0000ff;">松田</span></strong>：そうですね、驚くし、怒ると思います</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;"><span style="color: #ff0000;"><strong>鈴木</strong></span>：それで、私も「そこまでいったの？」「それって、僕とあなた、付き合ってるんだよね？」「その人に対して、あなた、今、何言ってるの？」という話をしました。石田は悪びれた様子もなく「別にいいじゃない、中に出してないから大丈夫」と。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;"><strong><span style="color: #0000ff;">松田</span></strong>：どう感じましたか</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;"><span style="color: #ff0000;"><strong>鈴木</strong></span>：唖然としました。全く話が噛み合わないし、理解できませんでした。今も理解できません。普通は隠すことをペラペラと喋っている石田を見て（気持ち悪いな、この人）と思うようになりました。そこで（この人とはやっていけないな）（別れた方がいいな）と思うようになりました。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;"><strong><span style="color: #0000ff;">松田</span></strong>：それで別れを切り出したわけですね</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;"><span style="color: #ff0000;"><strong>鈴木</strong></span>：そうです。実は付き合っている時も、石田はずっと性行為の話ばかりしていました。私との性行為ではなく、別の人との性行為の話をしたり、自分の父親と愛人の性行為の話をしたり、あるいは「自分は母親と父親の性行為で生まれた」と言ったり。それで（変な人だな）と思っていたのですが、最後にその東京で浮気をした話を平然とするものですから、それでもうやっていけないと思いました。</span></p>
<div id="attachment_10836" style="width: 160px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/06/image1-2.jpeg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-10836" class="wp-image-10836" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/06/image1-2-300x276.jpeg" alt="" width="150" height="138" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/06/image1-2-300x276.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/06/image1-2.jpeg 479w" sizes="auto, (max-width: 150px) 100vw, 150px" /></a><p id="caption-attachment-10836" class="wp-caption-text">写真はイメージ（提供：鈴木浩氏＝仮名）</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　石田氏の東京での話は鈴木氏に別れを決意させるものとなり、それから１か月ほど経った1998年秋に石田氏との交際をやめることを告げる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;"><strong><span style="color: #0000ff;">松田</span></strong>：どういう形で別れを切り出したのでしょうか</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;"><span style="color: #ff0000;"><strong>鈴木</strong></span>：別れる時に「あなたは性的に気持ち悪いから」とは言いませんでした。それをしたら、石田がおかしくなってしまうと思ったからです。そこで電話番号を口実にしました。当時、携帯電話は普及していなかったため、連絡は自宅の電話を利用していました。ところが、私は彼女の家の電話番号を知りませんでした。連絡は専ら相手から私の家にかかってくるだけです。教えるように頼んでも「嫌だ。私からかけるからいいでしょ」と。それを理由にすることにしました。「電話番号を教えないのは、僕のことを信用してないんでしょ？　だからもう、別れましょう」と。できるだけ他愛のない話で別れた方がいいと思いました。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt;"><strong><span style="color: #000000;">■1998年秋 23年後に訪れる悲劇の出発点</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　鈴木氏が相手の気持ちを考えて申し出た別れ話をした結果、鈴木氏は石田氏の性格に異常さ、一種の恐怖を感じることになる。同時に、その時に冒頭の石田氏の「虚言」（鈴木氏）が始まるのである。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　1998年秋、30代の鈴木氏は、石田氏の言葉が23年後に我が身に起きる悲劇の第一歩であることに気づく由もなかった。</span></p>
<p style="text-align: right;"><span style="color: #000000;">（<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20210611/">第３回</a>へ続く）</span></p>
<p style="text-align: right;"><span style="color: #000000;">（<a href="https://reiwa-kawaraban.com/society/20210607/">第１回</a>に戻る）</span></p>
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			</item>
		<item>
		<title>免職教師の叫び（１）「ワイセツ教員じゃない」</title>
		<link>https://reiwa-kawaraban.com/society/20210607/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[松田 隆&#x1f1ef;&#x1f1f5;　＠東京 Tokyo&#x1f1ef;&#x1f1f5;]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 07 Jun 2021 13:30:06 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[社会]]></category>
		<category><![CDATA[法務省]]></category>
		<category><![CDATA[石田郁子]]></category>
		<category><![CDATA[教育委員会]]></category>
		<category><![CDATA[審査請求]]></category>
		<category><![CDATA[懲戒免職]]></category>
		<category><![CDATA[免職教師の叫び]]></category>
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					<description><![CDATA[　札幌市教育委員会は１月28日、28年前に教え子にわいせつな行為をしたとして50代の男性教諭を懲戒免職とした。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　札幌市教育委員会は１月28日、28年前に教え子にわいせつな行為をしたとして、市内の中学に勤務する50代の男性教諭を懲戒免職とした。被害者とされたのは写真家の<a href="https://reiwa-kawaraban.com/tag/石田郁子/">石田郁子</a>氏で、実名で被害を訴えていた。校内での性犯罪が社会問題となる中、メディアでも大きく扱われた事件だが、取材を続けると不自然・不可解な部分が浮かび上がってくる。渦中の元教諭は当サイトの取材に答え、そもそも問題となったわいせつな行為そのものが存在しないとした。事件の真相を連載で追う。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt;"><strong><span style="color: #000000;">■懲戒免職ー離婚ー職探し 60歳を前の人生暗転</span></strong></span></p>
<div id="attachment_10813" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/06/31e010ea77d697ed6c0c3a9fb6841664.jpeg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-10813" class="wp-image-10813" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/06/31e010ea77d697ed6c0c3a9fb6841664-300x180.jpeg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/06/31e010ea77d697ed6c0c3a9fb6841664-300x180.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/06/31e010ea77d697ed6c0c3a9fb6841664-1024x615.jpeg 1024w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/06/31e010ea77d697ed6c0c3a9fb6841664-768x461.jpeg 768w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/06/31e010ea77d697ed6c0c3a9fb6841664.jpeg 1134w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-10813" class="wp-caption-text">30代の頃、旅行先で撮影（写真提供：鈴木浩氏＝仮名）</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　１月に懲戒免職となった元教師の鈴木浩氏（仮名）は現在、札幌市で一人暮らしをしている。退職金はなく、アルバイトをしながら再就職先を探す日々。同時に札幌市の人事委員会に審査請求を行い、懲戒免職処分の取り消しを求めている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　市教委の発表で実名が出されたため、報道直後からネット上ですさまじいバッシングを受けた。「変態」「ワイセツ教員」などの誹謗中傷が飛び交い、家族が一緒に暮らすこともできない状態になったという。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　「家族の安全を守るために離婚を選びました。一緒にいると、石田や、その背後の人たちが家に押しかけて来たり、メディアが取材に来たりなどが想定されます。そのことで家族に負担になりますから『離れて暮らしましょう』ということにしました。ただ、離れていても、いつも助けてもらい、応援してもらっていますので感謝しています」。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　２年前に提訴されたが、裁判資料に関して閲覧制限をかけることが可能で、実名は表に出ないはずだった。ところが、提訴の直後に石田氏の自己破産の手続きが開始。そちらの手続きの中で、損害賠償請求の相手として名前が表に出ることが避けられなくなった。その結果、苗字を変えざるを得なくなったのである。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　「名前が出ると家族に迷惑がかかるため、苗字を変えるしかありませんでした。住所も変えました。ネット上では『逃げるために名前を変えた』といったことが書かれていますが、違います。家族を守るためです。それを私が逃げるためなどと…本当に腹が立ちます」。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　変えた苗字も今回の免職で公表されてしまい、ネットの罵声はどこまでも追ってくる。仕事と家庭を失った上に、終わりなき誹謗中傷と向き合わなければならない日々。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　取材はzoomで行ったが、アパートの一室らしき場所からは、地味な濃いグリーンのカーテンと、椅子の背に無造作にかけられているズボンやショートパンツが映し出されていた。突然の懲戒免職から４か月余り、慌ただしい日々を過ごしてきたことを示しているかのようである。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　現在、石田氏に対してどのような思いかという問いに、鈴木氏は迷いなく答えた。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　「非常な憎しみであったり、苛立ちであったり。腹も立ちます。嘘をやめさせたいと思いますし、非常に強い怒りを持っています」。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　穏やかな話し方が、逆に深い怒りを感じさせる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt;"><strong><span style="color: #000000;">■事案の概要 1992年に札幌市の中学で出会う</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　ここで簡単に事件の概要を説明しておこう。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　石田氏は裁判資料によると1977年生まれで、1990年に札幌市内の中学に入学。３年に進級した1992年４月に赴任してきた鈴木氏と出会う。鈴木氏の担当の教科に興味があったため、相談などをするようになる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　ここから先は、両者の主張が食い違う。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　石田氏によると、中学３年の時に鈴木氏からキスをされたり、体を触られたりするなどの被害に遭い、それは大学生になるまで続いたという。交際していると感じていたが、その後、それらの行為を「暴力を振るわれている」と認識するようになった。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　一方、鈴木氏によると、中学・高校の頃にはそのような関係は全くなかった。石田氏が大学２年の時に交際を申し込まれ、１年ほど付き合った後で、自ら交際を終わらせた。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　これ以後は争いのない事実である。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　最後に会ってから20年近く経過した2015年、38歳になった石田氏は鈴木氏に連絡を取り、当時のことを聞き出し、密かに録音。その際に、自身の言い分を認める発言を引き出している。2016年に札幌市に対し、在学中に性的被害を受けていることから、鈴木氏を処分すべきと訴えたが、「事実かどうか分からないので懲戒処分はできない」旨伝えられた。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　2019年２月、わいせつな行為をされ、その後にPTSD（心的外傷後ストレス障害）を発症したとして鈴木氏と札幌市を相手に3000万円の損害賠償を求め提訴。１、２審とも除斥期間にかかっていることから訴えは棄却されたが、２審東京高裁は、中学・高校時代にわいせつな行為が行われたことを認定した。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　東京高裁の判決が2021年１月５日に確定すると、札幌市教委はこれまでの態度を一変。１月７日に鈴木氏から意見聴取を行い、同28日には懲戒免職処分とした（参照：朝日新聞電子版１月28日・</span><a href="https://www.asahi.com/articles/ASP1X7HL7P1XUTIL03B.html">28年前のわいせつ行為認定、教諭を免職に　札幌市教委</a><span style="color: #000000;">）。記者会見で札幌市教委の紺野宏子教職員担当部長は石田氏に対する謝罪を口にし、２月10日には同市の長谷川雅英教育長が直接、石田氏に謝罪した。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　一方、鈴木氏は３月１日、札幌市人事委員会に免職処分の取り消しの裁決を求める審査請求を行なった。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt;"><strong><span style="color: #000000;">■処分が違法である３つの理由</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　2019年の１審提訴の後、石田氏が実名を出して記者会見に臨んだこと、また、30年近く前の性暴力被害で損害賠償を求めるという異例の裁判ということでメディアも積極的に報じた。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　また、石田氏は2020年７月９日に行われた法務省の<a href="http://www.moj.go.jp/keiji1/keiji12_00049.html">性犯罪に関する刑事法検討会第３回会議</a>に招かれ、学校内の性的な暴力などの資料を提出、自身に関する質問に答えている。学校内における教師からの性暴力もしくは性犯罪などの被害者としての立場で、積極的にこの種の問題について発言をしているのである。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　メディアは概ね石田氏に好意的と言える。クローズアップ現代（NHK）は2020年12月15日に「<a href="https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4495/">教員からの性暴力をなくすために最前線からの提言</a>」を放映、その中で石田氏を登場させ「先生の言うことを疑わないし、まして、先生が犯罪をするとは思ってないので」とコメントさせている。さらに2021年２月12日には「<a href="https://www.nhk.or.jp/gendai/comment/0014/topic041.html">石田郁子さん “懲戒免職処分が終わりではない”</a>」という、石田氏を単独で扱う番組を放映している。</span></p>
<div id="attachment_10808" style="width: 170px" class="wp-caption alignright"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/06/5e4bc3517001a9c28258b3473bdf7f4c.jpeg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-10808" class="wp-image-10808" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/06/5e4bc3517001a9c28258b3473bdf7f4c-300x282.jpeg" alt="" width="160" height="150" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/06/5e4bc3517001a9c28258b3473bdf7f4c-300x282.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/06/5e4bc3517001a9c28258b3473bdf7f4c.jpeg 480w" sizes="auto, (max-width: 160px) 100vw, 160px" /></a><p id="caption-attachment-10808" class="wp-caption-text">事件の舞台は札幌市（鈴木浩氏提供）</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　このような報道もあり、石田氏に対する一般的な評価は「中学生の頃の被害を、勇気を持って告白し加害教諭を免職に追い込んだ勇気ある女性」といったところであろう。しかし、事案を調べてみると不可解、不明朗なことが少なくない。結論から言えば、鈴木氏の懲戒免職は、以下の３つの点から不当である。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">（１）免職のための手続きが違法</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">（２）高裁判決を処分の根拠とすることが不適切</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">（３）処分されるような行為が行われていない可能性が高い</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　（１）は札幌市教委が行政手続法（札幌市行政手続条例）の規定を無視し、鈴木氏によると聴聞の機会が与えられずに免職させられており、それだけでこの処分は違法と言いうる。また、（２）については判決理由中の判断を法的拘束力があると誤信する、札幌市教委の法の無知に基づくと思われる誤った判断である。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　最も重要なのは（３）。鈴木氏は石田氏が主張するような中学・高校時代でのわいせつ行為は行っていないと主張しており、裁判でもほぼ完璧な「アリバイ」を示していた。ところが、除斥期間による請求棄却という判決の特性から、そのアリバイが検証されないまま判決が確定してしまった。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　鈴木氏は、救ってくれるはずの法の網から次々とこぼれ落ちてしまう不運が重なり、「ワイセツ教員」の汚名を着せられ、60歳を前に仕事も家族も失ったのである。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　上記（１）〜（３）を次回以降、詳しく検証していく。</span></p>
<p style="text-align: right;"><span style="color: #000000;">（<a href="https://reiwa-kawaraban.com/others/20210610/">第２回</a>につづく）</span></p>
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