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	<title>東京大学 | 令和電子瓦版</title>
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	<description>政治、社会、運動、芸能など、様々なジャンルのニュース＆オピニオンサイトです</description>
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	<title>東京大学 | 令和電子瓦版</title>
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		<title>河瀬直美氏 論理破綻した東大祝辞</title>
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		<dc:creator><![CDATA[松田 隆&#x1f1ef;&#x1f1f5;　＠東京 Tokyo&#x1f1ef;&#x1f1f5;]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 12 Apr 2022 16:13:13 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[芸能]]></category>
		<category><![CDATA[東京大学]]></category>
		<category><![CDATA[河瀬直美]]></category>
		<category><![CDATA[日本国憲法]]></category>
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					<description><![CDATA[　映画監督の河瀬直美氏が12日、東京大学の入学式に来賓として出席し祝辞を述べた。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><span style="font-size: 12pt;">　映画監督の河瀬直美氏が12日、東京大学の入学式に来賓として出席し祝辞を述べた。ウクライナ問題に絡め「ロシアという国を悪者にすることは簡単である」などとロシアを擁護するかのような内容。宗教家の考えを勝手に想像して述べたものとしているが、論理的にも破綻している上、主張そのものもピント外れで東大生の嘲笑が聞こえてきそうな祝いの言葉となっている。</span></p>
<p><span style="font-size: 14pt;"><strong>■宗教家の言葉を解釈</strong></span></p>
<div id="attachment_13555" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/04/0ec5e562918b5859a37062774d49dc0c.jpeg"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-13555" class="wp-image-13555" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/04/0ec5e562918b5859a37062774d49dc0c-300x180.jpeg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/04/0ec5e562918b5859a37062774d49dc0c-300x180.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/04/0ec5e562918b5859a37062774d49dc0c-768x461.jpeg 768w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/04/0ec5e562918b5859a37062774d49dc0c.jpeg 891w" sizes="(max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-13555" class="wp-caption-text">祝辞を述べる河瀬直美氏（東京大学HPから）</p></div>
<p><span style="font-size: 12pt;">　河瀬氏の祝辞で問題となったのはウクライナ問題に関して言及した部分。これはある宗教家の言葉を、自分なりに解釈して伝えたものである。</span></p>
<p><span style="font-size: 12pt;">　それによると、河瀬氏は最近、世界遺産の金峯山寺の管長と対話をする機会があった。同寺には役行者（えんのぎょうじゃ＝修験道の開祖）が鬼を諭して弟子にして、その後も修行をして歩いた歴史がある。そのため、この地域では節分の時に「福はウチ、鬼もウチ」という掛け声で鬼を外に追いやらないという。そのような吉野の里の人々の精神性に敬意を抱いているとする。</span></p>
<p><span style="font-size: 12pt;">　そうした歴史を踏まえ、同寺の管長が「僕は、この中（筆者註・本堂蔵王堂）であれらの国の名前を言わへんようにしとんや」という言葉を河瀬氏は聞き逃さなかったという。</span></p>
<p><span style="font-size: 12pt;">　この後に問題とされた部分へと繋がっていく。既に全文が公開されているので、その部分を前段と後段に分けて引用する。</span></p>
<p><span style="font-size: 12pt;">★前段：…これは私の感じ方に過ぎないと思って聞いてください。管長様の言わんとすることは、こういうことではないでしょうか？　例えば『ロシア』という国を悪者にすることは簡単である。けれどもその国の正義がウクライナの正義とぶつかり合っているのだとしたら、それを止めるにはどうすればいいのか。なぜこのようなことが起こってしまっているのか。一方的な側からの意見に左右されてものの本質を見誤ってはいないだろうか？誤解を恐れずに言うと『悪』を存在させることで、私は安心していないだろうか？</span></p>
<p><span style="font-size: 12pt;">★後段：人間は弱い生き物です。だからこそ、つながりあって、とある国家に属してその中で生かされているともいえます。そうして自分たちの国がどこかの国を侵攻する可能性があるということを自覚しておく必要があるのです。そうすることで、自らの中に自制心を持って、それを拒否することを選択したいと想います。</span><span style="font-size: 12pt;">（以上、<a href="https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/about/president/b_message2022_03.html">東京大学ＨＰ・令和4年度東京大学学部入学式　祝辞</a> から）</span></p>
<p><span style="font-size: 14pt;"><strong>■論理的に破綻した河瀬祝辞</strong></span></p>
<p><span style="font-size: 12pt;">　これがテレビやネットで報じられると、多くの反応が寄せられた（FNNプライムオンライン・<a href="https://www.fnn.jp/articles/-/345817">「『ロシア』という国を悪者にすることは簡単である」映画監督･河瀬直美さん 東大入学式で祝辞</a> ほか）。ヤフー記事のコメントを読むと、否定的な意見が多数を占めているように思える。</span></p>
<p><span style="font-size: 12pt;">　結論として、河瀬氏の祝辞は、問題の文章が前段と後後で意味が食い違っており、破綻している。</span></p>
<p><span style="font-size: 12pt;">　前段で言っている趣旨は以下のようなことと言っていい。</span></p>
<p><span style="font-size: 12pt;"><strong>（１）</strong>ロシアとウクライナの正義同士がぶつかり合っている。</span></p>
<p><span style="font-size: 12pt;"><strong>（２）</strong>ウクライナ側の意見に流されて本質を見誤って、ロシアを悪者にしている。</span></p>
<p><span style="font-size: 12pt;"><strong>（３）</strong>戦争を正邪の図式にすることで、安心している。</span></p>
<p><span style="font-size: 12pt;">　河瀬氏は管長の言葉を、ロシアを一方的な悪者にするのはおかしい、と感じとったのは文脈から見て間違いない。この（１）～（３）を踏まえた上で、後段で以下のように語っている。</span></p>
<p><span style="font-size: 12pt;"><strong>（４）</strong>自国（おそらく日本を指している）が他国を侵攻する可能性があることを自覚すべき。</span></p>
<p><span style="font-size: 12pt;"><strong>（５）</strong>他国を侵攻した際にはそれを拒否したい。</span></p>
<p><span style="font-size: 12pt;">　良く分からないのが、ロシアの場合には「ロシアの正義がウクライナの正義とぶつかり合っているのだとしたら」と仮定しているのに、</span><span style="font-size: 12pt;">日本の場合には「日本の正義が外国の正義とぶつかり合っているのだとしたら」とは考えないこと。</span></p>
<div id="attachment_13554" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/04/74f4f27fa5242dd9531dbc5d097e2c1d.jpeg"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-13554" class="wp-image-13554" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/04/74f4f27fa5242dd9531dbc5d097e2c1d-300x212.jpeg" alt="" width="220" height="156" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/04/74f4f27fa5242dd9531dbc5d097e2c1d-300x212.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/04/74f4f27fa5242dd9531dbc5d097e2c1d-1024x724.jpeg 1024w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/04/74f4f27fa5242dd9531dbc5d097e2c1d-768x543.jpeg 768w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/04/74f4f27fa5242dd9531dbc5d097e2c1d.jpeg 1134w" sizes="(max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-13554" class="wp-caption-text">図・河瀬氏の破綻した論理（作成・松田隆）</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 12pt;">　前段ではロシアの侵攻は「ウクライナの側からだけ見ている」「ロシアにも主張すべき正義がある」としているのであるから、後段では日本の侵攻を「侵略された外国の側からだけ見ている」「日本にも主張すべき正義がある」とまとめなければ、前段で管長の言葉の真意を推測し、紹介した意味がない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　この主張を図式化したのが（図・河瀬氏の破綻した論理）である。ロシアの侵攻にも正義があるかもしれないと管長の言葉を推測しているのであるから、ロシアに正義があれば、ロシア人は侵攻に反対する必要はなくなる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　ところが、日本が侵攻した場合には、日本は悪のままである。日本にも言い分があり、正義同士のぶつかり合いであるはずなのに、この場合は外国側の意見に流されて本質を見誤ったまま、自分達の侵攻は悪だから批判しよう、止めようと言っているのである。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　今回のようなロシアの侵攻を正義と考えるのか、悪と考えるのか。その最も重要なポイントで、河瀬氏は「ロシアの侵攻は正義」で、「日本の侵攻は悪」としているに等しい。ロシアのような一方的な侵攻、民間人への虐殺は悪以外の何ものでもないと多くの人は考えるはず。それを否定しながら、その根拠も示さず、日本の場合は悪だから批判しよう、悪に同調しないようにしようと言われても、東大生は首を捻るしかないと思われる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■せめて僕ならこう語る</span></strong></span></p>
<div id="attachment_13206" style="width: 230px" class="wp-caption alignright"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/7cda6e251ecf2d84ea8a425b69c2f232.jpeg"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-13206" class="wp-image-13206" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/7cda6e251ecf2d84ea8a425b69c2f232-300x180.jpeg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/7cda6e251ecf2d84ea8a425b69c2f232-300x180.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/7cda6e251ecf2d84ea8a425b69c2f232.jpeg 720w" sizes="(max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-13206" class="wp-caption-text">駐日ウクライナ大使ツイッターの写真から</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　河瀬氏が言いたかったのは、要はロシアの情報統制などでウクライナや西側諸国の主張を耳にすることがなく、ロシア人は自国の行動が正義だと思っているから、戦争を止めようとしない。しかし、我々、東大生を含む日本人は、仮に情報統制があっても侵攻は悪いことなので止めよう、ということと思われる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　その話に説得力を持たせようと考えたのであろう、金峯山寺の管長の話を持ち込んだので、喩えが元の話からズレてしまい、非論理的な主張になってしまったというところではないか。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　個人的には、前段の管長の言葉の解釈、あるいはその表現方法が間違っているのではないかと思う。もし、僕なら、せめて以下のように東大生の前で語ると思う。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">★前段：…これは私の感じ方に過ぎないと思って聞いてください。管長様の言わんとすることは、こういうことではないでしょうか？　例えば『ロシア』という国を悪者にすることは簡単である。けれども、<span style="color: #ff0000;">ロシアの人々が、自国の</span>正義がウクライナの正義とぶつかり合っていると<span style="color: #ff0000;">思い込んでいるとしたら</span>、それを止めるにはどうすればいいのか。なぜこのようなことが起こってしまっているのか。<span style="color: #ff0000;">一方的な側からの意見にばかり耳を傾け、ロシア人がどういう状況に置かれ、どう考えているかという点にまで気を配るべきであったのに、それを怠ってきてはいないだろうか</span>。誤解を恐れずに言うと『<span style="color: #ff0000;">ロシア人も</span>悪』と<span style="color: #ff0000;">位置付けてしまうこと</span>で、私は安心していないだろうか？</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">★後段：人間は弱い生き物です。だからこそ、つながりあって、とある国家に属してその中で生かされているともいえます。そうして自分たちの国がどこかの国を侵攻する可能性があるということを自覚しておく必要があるのです。<span style="color: #ff0000;">その自覚が残念ながらロシア人にはなかったのではないでしょうか。しかし、私たち日本人は自らの中に</span>自制心を持って、<span style="color: #ff0000;">もし、日本がロシアと同じような外国への侵攻をするようなことがあれば</span>、それを拒否することを選択したいと想います。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　赤字部分が付け加えたもので、黒字部分は原文のままである。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■ウクライナを語るなら…</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　少なくとも上記のような祝辞なら炎上することはなかったとは思うが、日本がロシアのように外国に侵攻することなど考えられず、ほとんど可能性がない状況に陥った際の心がけを東大の入学式で言う必要があるかと言われると、その必要性などないであろう。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　河瀬氏も東大生に話をするなら、一方的に他国に侵攻し、多くの民間人を殺害しながらも自らの正当性を主張する国家が今でも存在し、日本国憲法前文の「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」が全く空虚なものであり、終戦後の日本での平和幻想が崩れ去った事実を指摘すべきではないか。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　そしてポスト・ウクライナ侵攻の世界秩序の中で日本はどうすべきか、君たち東大生がリードして平和で安全な日本を構築していかなければならないはず、と言えばよかったと思う。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　人と変わったことを言いたい、そのためにロシア側からものを見て東大生に感心されたいと思ったのかは知らないが、多くの東大生は河瀬氏の話を聞いて嘲笑していたのではないかと思われる。</span></p>
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		<title>「キラキラネーム」で輝かない子供の未来</title>
		<link>https://reiwa-kawaraban.com/society/20210322/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[石井 孝明&#x1f1ef;&#x1f1f5;　＠東京 Tokyo&#x1f1ef;&#x1f1f5;]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 21 Mar 2021 18:14:08 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[社会]]></category>
		<category><![CDATA[林修]]></category>
		<category><![CDATA[オバマ大統領]]></category>
		<category><![CDATA[ひろゆき]]></category>
		<category><![CDATA[森鴎外]]></category>
		<category><![CDATA[キラキラネーム]]></category>
		<category><![CDATA[徒然草]]></category>
		<category><![CDATA[東京大学]]></category>
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					<description><![CDATA[　最近、難読の名前の子供が増えたように感じる。いわゆる「キラキラネーム」である。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　最近、難読の名前の子供が増えたように感じる。いわゆる「キラキラネーム」である。親を責める声も出ているが、この傾向をどう分析すればいいのだろうか。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;"><strong>◆「読めない名前の子供は遺伝により頭が悪い」？</strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　ある人気ユーチューバーが３月17日、児童ポルノ禁止法違反の罪で逮捕された。その本名が、難読だった。それに「ひろゆき」氏がTwitterでコメントした。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">「<em>親の知能は子供に遺伝します。 他人が自分の子供を呼ぶために、名前をつけるのですが、一般的に読めない名前をつける親は頭が良くない可能性が高いです。よって、読めない名前の子供は遺伝により頭が悪い可能性が高いです。 と言う話をしてたら、また実例が増えました。</em>」（<span style="color: #00ccff;"><a style="color: #00ccff;" href="https://twitter.com/hirox246/status/1372145713988173829">３月17日午後８時20分投稿</a></span>）</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　これには賛否両論が出たが、批判が多かったように思う。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　この問題について、米国で難読の名に対する様々な研究が出ている。（以下慎重な言い回しをするが）難読の名前の子供が、遺伝的に頭が悪いという研究結果は見つからない。しかし、名付けの選択は親の社会での立ち位置を示し、その親が子供の人生に影響を与える可能性はある。難読や、派手な名前（いわゆるキラキラネーム）をつける親は学歴、所得の面で、平均より劣る傾向がある。おそらく、そうした親の影響として、変な名前の子供は刑事罰の多さ、所得水準や学歴が低いなどの傾向が出ている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　米国でこうした統計的に分析した名前と所得の研究が経済学や社会学で蓄積されているのは、同国での人種差別と人種間格差の解明のためだ。15年ほど前のベストセラー、「ヤバい経済学」（邦訳・東洋経済新報社）に、研究が紹介されている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　米国では珍名が親の就学年数の短さや所得の低さと関係する傾向にある。例えば2005年当時、親の教育年数が低い名前の女の子のトップ３は１位エンジェル（天使、Angel）、２位ヘブン（天国、Heaven）、３位ミスティ（霧深い、Misty）という。筆者は英語を母語にしないが、確かに変な感じがする。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;"><strong>◆「痴女」という名の少女の末路</strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　同書では、奇妙な例をあげている。ディズニーのアニメ映画アラジン（1992年）では、非白人のヒロイン「ジャスミン」（花の名前から）が活躍した。その後、ジャスミンが非白人の名付けで流行した。ところが「Jasmine」というつづりがわからず、間違ったつづりで登録された名前が、かなり増えたという。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　ある州の家庭裁判所に、テンプトレス（Temptress、痴女という意味）という15歳の素行不良の少女がきた。裁判官が審問に出席した母親に、なぜ名付けたのか聞くと、テレビで見て気に入った女優からとったと言う。しかし女優の名前はテンペスト（大風、Tempest）で、後からつづりの間違いに気づいた。「痴女」の単語の意味も後から知ったが、改名しなかった。困った母親に育てられた子供がかわいそうだ。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　近年はそうでもなくなりつつあるが、米国では社会を主導するアングロ・サクソンの文化が社会規範に色濃く出ている。同書によれば、米国の新移民、また黒人社会では1960年ごろから、そうした社会に反発するために、白人的な名前と違うオリジナルな名前をつけるのを誇らしいとする動きが出たそうだ。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　筆者が思いだす例は、オバマ元大統領の名前だ。ケニア人留学生のムスリム（イスラム教徒）の父と白人女性の間に1961年に生まれたオバマ氏のフルネームは「バラク・フセイン・オバマ」で、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の聖典である旧約聖書からの名前「バラク」（稲妻、光の意味だが、米国では珍しい）、ムスリムの名「フセイン」が入っている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　ところが、米国ではマイノリティは社会的弱者のままであることが多かった。一方で、変わった名前をつける流れも残った。米国の難読名の問題は、親の社会能力の問題に加えて、こうした同国特有の複雑な歴史、社会状況とも重なっているようだ。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　日本は社会と文化が他国に比べて均質で、民族も大半が大和民族だ。米国ほど人種で名前の差は出ていない。しかし、似た傾向が少しあるようだ。（以下はネットで集めた情報）人気予備校講師の林修氏があるテレビ番組で語った話がある。テストの後で、高得点を取った順に名前を見ると、下位で途中から急に名前が読めなくなったという。また林氏によれば東京大学の合格者名簿では全員、名前が読める。米国と似た状況があるのだろう。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　日本でも昔から、難読やキラキラネームの問題はある。800年前の随筆集の徒然草に「人の名前で見なれない珍しい漢字を付けるのがはやっているが、くだらない。どんなことも珍しさを求め、一般的ではないものを好むのは、薄っぺらな教養しかない人（浅才の人）が必ずやることである」（116段、要約と翻訳は筆者）と書かれている。つまり、完全否定している。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;"><strong>◆例外もある、心配しすぎてもいけない</strong></span></p>
<div id="attachment_9579" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/d501cacc6215238d9e6afc8d329ba2cf.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-9579" class="wp-image-9579" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/d501cacc6215238d9e6afc8d329ba2cf-300x180.jpg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/d501cacc6215238d9e6afc8d329ba2cf-300x180.jpg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/d501cacc6215238d9e6afc8d329ba2cf-768x461.jpg 768w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/d501cacc6215238d9e6afc8d329ba2cf.jpg 850w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-9579" class="wp-caption-text">明治の頃も風変わりな名前はあった（写真はイメージ）</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　もちろん「変な名前をつける親は社会性に問題がある」と、必ず成り立つわけではない。例外も当然ある。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　例えば、明治の文豪で陸軍軍医総監・中将、東京帝国大学医学部卒、ドイツ留学、文学博士で大きな知的業績を残したと森鴎外は、子供の名前が当時の基準でも変わったものだった。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　彼は長男・於菟（おと）、長女・茉莉（まり）、次女・杏奴（あんぬ）、次男・不律（ふりつ）、三男・類（るい）と名付けた。いずれも、ドイツ、フランス系にも読める名前だが、明治の日本ではかなり違和感があり目立つ。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　名前をつけられた子供たちは、社会的に業績をあげた人がいる。鴎外の子孫は現代でも活躍しているが、失礼ながら変わった名前の人が数名いて、森一族では風変わりな伝統が受け継がれているようだ。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　変な名前を持つ人も、過度に心配してはいけない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;"><strong>◆日本で増える難読な名前</strong></span></p>
<div id="attachment_9578" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/5b9e23e23e40d226174f933d84a14c00.jpeg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-9578" class="wp-image-9578" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/5b9e23e23e40d226174f933d84a14c00-300x282.jpeg" alt="" width="220" height="207" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/5b9e23e23e40d226174f933d84a14c00-300x282.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/5b9e23e23e40d226174f933d84a14c00-768x723.jpeg 768w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/5b9e23e23e40d226174f933d84a14c00.jpeg 868w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-9578" class="wp-caption-text"><a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000153.000018863.html">2019年　赤ちゃん命名・お名前ランキング</a>（株式会社赤ちゃん本舗）から</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　ただし気になることがある。日本でも難読、キラキラネームが増えているのだ。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　子供用品のメーカー赤ちゃん本舗の新生児の<a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000153.000018863.html">2019年の名前調査</a>では、男の子で３位に陽翔（はると）、７位に大翔（ひろと）、女の子に１位に陽葵（ひまり）、２位に芽依（めい）という名前が入っている。かなり変わった字と読み方だ。上位ランキングには他にも読めないものが多い。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　もちろん、こうした名前を持つ子供に責任はない。ただし、私が説明したようなことを知る人は、親の社会の向き合い方を憶測する人がいるかもしれない。そして子供が日常生活で、困ってしまうことがあるかもしれない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000;">　子供の幸せを祈るなら、「常識」が影響する範疇で、名前をつけた方がいいだろう。名前という人生の最初から影響を与える問題で、子供に奇を衒（てら）ったことをさせる必要はない。</span></p>
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