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	<title>週刊新潮 | 令和電子瓦版</title>
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	<title>週刊新潮 | 令和電子瓦版</title>
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		<title>週刊新潮 進むも退くも地獄の伊藤詩織氏報道</title>
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		<dc:creator><![CDATA[松田 隆&#x1f1ef;&#x1f1f5;　＠東京 Tokyo&#x1f1ef;&#x1f1f5;]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 10 Oct 2020 02:25:36 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[司法]]></category>
		<category><![CDATA[伊藤詩織]]></category>
		<category><![CDATA[山口敬之]]></category>
		<category><![CDATA[週刊新潮]]></category>
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					<description><![CDATA[　デイリー新潮は伊藤詩織氏（31）が「世界で最も影響力のある100人」に選出されたことを快挙と報じた。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><span style="color: #000000;">　デイリー新潮はジャーナリストの伊藤詩織氏（31）が米「TIME」誌2020年版の「世界で最も影響力のある100人」に選出されたことを「快挙」と報じた。週刊新潮10月８日号掲載記事を紹介したものだが、伝統ある週刊誌の記事としては、何ともお粗末としか言いようがないものになっている。</span></p>
<p><span style="font-size: 12pt;"><strong><span style="color: #000000;">■冒頭から”フルスロットル”の週刊新潮</span></strong></span></p>
<div id="attachment_8203" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2020/10/IMG_1725.jpeg"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-8203" class="wp-image-8203" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2020/10/IMG_1725-300x180.jpeg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2020/10/IMG_1725-300x180.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2020/10/IMG_1725-1024x615.jpeg 1024w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2020/10/IMG_1725-768x461.jpeg 768w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2020/10/IMG_1725.jpeg 1134w" sizes="(max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-8203" class="wp-caption-text">週刊新潮さん、刑事訴訟法を読んでから記事を書きましょう</p></div>
<p><span style="color: #000000;">　問題の記事は「<a href="https://www.dailyshincho.jp/article/2020/10070556/?all=1">『伊藤詩織さん』が『TIME』の100人に選出　“逮捕もみ消し”は菅総理の側近で…</a>」という見出しで、書き出しが「いくら闇に葬り去ろうとしても、世界は犯された罪を忘れない。そう思わせる快挙である。」というもの。冒頭から”フルスロットル”状態である。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　記事内容は、ＴＢＳ元ワシントン支局長の山口敬之氏に発付されていた準強姦容疑の逮捕状が当時の中村格（いたる）警視庁刑事部長によって「握りつぶされた」とし、それを受けて2017年５月に週刊新潮で伊藤詩織氏の告発という形で報じた経緯を記述。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　この件に関して伊藤詩織氏本人だけでなく、三浦瑠麗氏、小林よしのり氏のコメントを掲載している。「これまでも、伊藤さんのような思いをした人たちはたくさんいて、…加害者が大手を振って社会的な立場を維持している状況に対して、臍（ほぞ）を噬（か）んで見ていることしかできなかった。」（三浦氏）、「伊藤さんが100人に選ばれたことは痛快です」（小林氏）というもの。最後はイタリアの劇作家の言葉を借り「汚名は刑罰になく、犯罪そのものにある」で締めている。</span></p>
<p><span style="font-size: 12pt;"><strong><span style="color: #000000;">■新潮社は訴訟当事者 客観性は担保されているのか</span></strong></span></p>
<p><span style="color: #000000;">　この記事を読む際には、山口氏が新潮社に対して損害賠償を求める裁判が係争中であることを念頭に置く必要がある。新潮社は訴訟当事者であり、その点を明記せずに一般の記事の扱いをする時点でメディアに求められる公平公正、不偏不党の立場から離れている。客観性が担保されていない状況で書かれた記事は、プロパガンダと大差ない。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　この種の記事を出すのであれば、文末にでも山口氏から損害賠償請求を受け、係争中であることを明記すべき。それを伊藤詩織氏が山口氏を提訴している事実だけを明らかにしているのだから、メディアとして最も大事な部分を蔑ろにしていると言っていい。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　細かい点を見ると、伊藤詩織氏が山口氏に対する訴訟について「（一審は勝訴）」としている点も誤解を招く表現である。正確には「一部勝訴」。原告の請求額は1100万円であり、その一部の330万円の支払いが認められたに過ぎない。伊藤詩織氏は附帯控訴で敗訴部分の取り消しを求めているとされることが書かれておらず、新潮社に都合のいい事実だけが不正確な形で書かれている。</span></p>
<p><span style="font-size: 12pt;"><strong><span style="color: #000000;">■逮捕は刑罰ではない 刑事訴訟法を読みなさい</span></strong></span></p>
<p><span style="color: #000000;">　逮捕状が執行されなかった件について「握りつぶされた」と表現しているが、そもそも被疑者の身柄拘束は「逃亡及び罪証隠滅のおそれを防止することにある」（最大判昭和45年９月16日）。逮捕後、48時間以内に検察官へ送致し（刑事訴訟法203条１項）、検察官による勾留請求（同204条１項、205条１項）、公訴提起（同247条、248条）と進むのが通常の手続きであり、起訴するかどうかは最終的に検察官が決定する。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　こうした一連の刑事手続きの１つが逮捕であり、嫌疑に対して重要なのは起訴されるかどうか、裁判所によって有罪と認められるかどうかであって、逮捕されるかどうかではない。逮捕しなかったことをあたかも不正義であるかのように書くのは逮捕を刑罰とでも考えているからかもしれない。書いた記者には刑事訴訟法の条文を一読することをおすすめしたい。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　山口氏は検察官によって不起訴とされ、さらに検察審査会は「不起訴相当」と判断した。そのような案件で逮捕することの方が人権侵害としてよほど問題である。検察審査会の出した結論を見れば逮捕状を執行しなかった判断は正当であり、捜査当局が容易に身柄拘束をしようとする風潮に一定の歯止めとなったものといえる。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　ちなみに検察審査会を構成する検察審査員は、衆議院議員の選挙権を有する者の中からくじで選定された11人で組織される（検察審査会法４条）。つまり、八百屋のおじさん、サラリーマンの奥さんなど、一般の人であり（同５条、６条）、一般の国民の目線から見て、検察官の不起訴相当と判断されたことは忘れるべきではない。</span></p>
<p><span style="font-size: 12pt;"><strong><span style="color: #000000;">■新潮社の引くに引けない事情</span></strong></span></p>
<p><span style="color: #000000;">　このような「らしくない」新潮社の報道は、この事件を最初に報じたメディアとして、引くに引けないという事情によるのかもしれない。最初から山口氏を攻撃するスタンスを取り続けており、方針転換をすれば、それまでの自分たちの報道が誤っていたことを認めることになってしまう。メディアにはよくある自縄自縛のパターン。その結果、伊藤詩織氏の弁護団の人権無視の言動も見ないフリをするしかないという状況になる（参照：<a href="https://reiwa-kawaraban.com/justice/20200821-02/">伊藤詩織弁護団こそ名誉毀損ではないのか</a>）。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　東京高裁で山口氏が逆転勝訴となった場合、新潮社はどうするのか。そして、山口氏によって伊藤詩織氏は刑事告訴されており、民事の結果がそれに影響する可能性もある。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　進むも地獄、退くも地獄。そんな構図に苦しむ新潮社の呻き声が聞こえてくるような最新記事である。</span></p>
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		<title>伊藤詩織氏の事件でドアマンの証言の無意味さ 週刊新潮の記事は雑すぎる</title>
		<link>https://reiwa-kawaraban.com/society/20191221/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[松田 隆&#x1f1ef;&#x1f1f5;　＠東京 Tokyo&#x1f1ef;&#x1f1f5;]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 21 Dec 2019 07:04:59 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[社会]]></category>
		<category><![CDATA[TBS]]></category>
		<category><![CDATA[伊藤詩織]]></category>
		<category><![CDATA[山口敬之]]></category>
		<category><![CDATA[週刊新潮]]></category>
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					<description><![CDATA[　ジャーナリストの伊藤詩織氏（30）がTBSワシントン支局長だった山口敬之氏（53）に対して損害賠償を求めた裁判に関して、週刊新潮12月26日号がホテルのドアマンの陳述書について記事を掲載している。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><span style="color: #000000;">　ジャーナリストの伊藤詩織氏（30）がTBSワシントン支局長だった山口敬之氏（53）に対して損害賠償を求めた裁判に関して、週刊新潮12月26日号がホテルのドアマンの陳述書について記事を掲載している。「控訴審のカギを握る新証拠」という小見出しがついているものの、実際に読んでみると、とても「カギを握る」などとは言えないような代物。誤字もあるし、週刊新潮はこの程度だったのか!?</span></p>
<p><span style="font-size: 12pt;"><strong><span style="color: #000000;">■タクシーから降りるのを嫌がった伊藤詩織氏</span></strong></span></p>
<div id="attachment_4376" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-4376" class="wp-image-4376" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2019/12/IMG_1112-2-300x300.jpg" alt="" width="220" height="220" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2019/12/IMG_1112-2-300x300.jpg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2019/12/IMG_1112-2-150x150.jpg 150w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2019/12/IMG_1112-2-768x768.jpg 768w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2019/12/IMG_1112-2-200x200.jpg 200w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2019/12/IMG_1112-2.jpg 850w" sizes="(max-width: 220px) 100vw, 220px" /><p id="caption-attachment-4376" class="wp-caption-text">週刊新潮12月26日号から</p></div>
<p><span style="color: #000000;">　週刊新潮が「控訴審のカギを握る新証拠」というのは事件のあった2015年４月３日、東京・白金のシェラトン都ホテルに勤務し、ドアマンとしてエントランスに立っていた人物の一審では取り上げられなかった陳述書である。山口敬之氏と伊藤詩織氏がタクシーを降りるところから、ホテルに入っていく場面を目撃し、その一部始終を供述している。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　そもそもドアマン氏が見たのが本当に山口・伊藤の両氏であったのかが確かではないが、そこはそうであるとして見てみよう。伊藤氏が泥酔状態で、タクシー内で嘔吐したことは両者の間で争いはないようである。ドアマン氏が目撃したのは既に伊藤さんが車内で嘔吐した後のことである。便宜的に各供述に番号を付した。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">※タクシーを降りる場面</span></p>
<p><span style="color: #000000;"><strong>（供述１）</strong>＜（山口氏は）奥に座った女性に腕を引っ張るようにして降りるように促していた＞</span></p>
<p><span style="color: #000000;"><strong>（供述２）</strong>＜女性の方は（中略）「そうじするの、そうじするの、私が汚しちゃったんだから、綺麗にするの」という様な事を言っていました。＞</span></p>
<p><span style="color: #000000;"><strong>（供述３）</strong>＜女性は左側のドアから降ろされる時、降りるのを拒むような素振りをしました。「綺麗にしなきゃ、綺麗にしなきゃ」とまだ言っていたので、座席にとどまって車内を掃除しようとしていたのか、あるいはそれを口実に逃げようとしているのか、と思いました。それを、男性が腕をつかんで「いいから」と言いました＞</span></p>
<p><span style="color: #000000;">※タクシーを降りてホテルに入っていく場面</span></p>
<p><span style="color: #000000;"><strong>（供述４）</strong>＜足元がフラフラで、自分では歩けず、しっかりした意識の無い、へべれけの、完全に酩酊されている状態でした。「綺麗にしなきゃ、綺麗にしなきゃ」という様な言葉を言っていましたが、そのままホテル入口へ引っ張られ、「うわーん」と泣き声のような声を上げたのを覚えています＞</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　こうした供述の後、ドアマン氏は以下のように結論づけている。</span></p>
<p><span style="color: #000000;"><strong>（供述５）</strong>＜客観的に見て、これは女性が不本意に連れ込まれていると確信しました＞</span></p>
<p><strong><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">■ドアマン氏供述で立証できることは？</span></strong></p>
<p><span style="color: #000000;">　この供述で立証できることは、伊藤詩織氏はタクシーから直ちに降りることを嫌がったということに過ぎず、ホテルに入る事を直接嫌がったことの立証はできないと思う。タクシー内に吐瀉物があり、女性としてはそのようなものを人目に晒すのは嫌だろうし、自分が吐いたものを片付けずに降りていった礼儀知らずと思われるのも嫌だったのかもしれない。そこで、せめてそれを片付けてからという考えだったが、それを山口氏が片付けをさせずに引っ張っていったので泣き声のような声を上げたという考えは十分に成立する。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　そこはドアマン氏も意識しているのかもしれない。供述５で、不本意に連れ込まれていると確信した旨を語っている。しかし、それはドアマン氏の主観に過ぎない。正確に言えば、「タクシー内を清掃したいと言う伊藤氏を、山口氏が強く引っ張り、清掃をさせずにタクシーから下ろし、ホテル入口へ引っ張られ泣き声のような声を上げた」という客観的な状況を見て、主観的に「不本意に連れ込まれていると思った」ということである。</span></p>
<p><strong><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">■検面調書が作成されなかった理由</span></strong></p>
<p><span style="color: #000000;">　ドアマン氏の供述は員面調書（警察官作成の供述調書）にされ、検察に送られているそうであるが、検面調書は作成された形跡が見当たらないという。この点を週刊新潮は「『検面調書』を取っていない時点で、検察のやる気のなさがわかるというもの」と結論づけている。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　しかし、前述のような事情を考えれば検察官がドアマンの調書を作成しなかった理由は、明らかであろう。それは伊藤氏がホテルに入る事を拒否していたという立証には結びつかないからである。そもそも泥酔していた伊藤氏が、そこがホテルである事を認識していたかどうかすら分からない。事実、週刊新潮によると「東京・恵比寿で2軒目までハシゴしたところから意識を失った彼女は、その後タクシーに乗せられた。タクシーはシェラトン都ホテルへ。山口記者の部屋へ連れ込まれ、翌日未明、性行為の最中に目が覚めた」とある。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　そうなるとタクシーを降りることは認識しているが、そこがホテルかどうかの認識はなく、とにかく降りる前に吐瀉物を清掃したいという思いだけが強かったのではと考えることに一定の合理性は認められよう。何より伊藤氏の行動は泥酔した人間の行動としては、よくあるタイプのもので、それが取り立ててホテルに入る事を拒否するための行為とは考えにくいように、僕には感じられる。</span></p>
<p><span style="font-size: 12pt;"><strong><span style="color: #000000;">■ドアマン氏の主観的評価の合理性に疑問</span></strong></span></p>
<p><span style="color: #000000;">　後日、伊藤氏は山口氏に「お疲れ様です」というメールを送ったとされている。そうした事情も合わせて考えると、ドアマン氏が見た客観的な状況に対する主観的な評価の合理性には疑いを挟む余地はある。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　これがなぜ、控訴審のカギを握ると考えるのか。週刊新潮編集部の思考経路が分からない。僕は真実は分からないが、少なくともドアマン氏の陳述で山口氏が決定的に不利になるということはないと思う。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　ついでに言えば、文章には誤字もある。P20の最下段「逮捕状が発<strong>布</strong>された」とあるのは「逮捕状が発<strong>付</strong>された」の間違い。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　記事が雑ですよね、週刊新潮さん。</span></p>
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