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	<title>門田隆将 | 令和電子瓦版</title>
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	<description>政治、社会、運動、芸能など、様々なジャンルのニュース＆オピニオンサイトです</description>
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	<title>門田隆将 | 令和電子瓦版</title>
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	<item>
		<title>安楽死主張も懲役18年 嘱託殺人医師に重刑当然</title>
		<link>https://reiwa-kawaraban.com/justice/20240306/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[松田 隆&#x1f1ef;&#x1f1f5;　＠東京 Tokyo&#x1f1ef;&#x1f1f5;]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 06 Mar 2024 13:47:08 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[司法]]></category>
		<category><![CDATA[安楽死]]></category>
		<category><![CDATA[尊厳死]]></category>
		<category><![CDATA[殺人]]></category>
		<category><![CDATA[嘱託殺人]]></category>
		<category><![CDATA[門田隆将]]></category>
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					<description><![CDATA[　ＡＬＳ患者本人の依頼を受けて51歳の女性を殺害した医師の大久保愉一被告（45）に５日、懲役18年の判決が言い渡された。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　ＡＬＳ患者本人の依頼を受けて51歳の女性を殺害した医師の大久保愉一被告（45）に５日、京都地裁から懲役18年の判決が言い渡された。51歳女性に対する嘱託殺人以外にも、共犯の山本直樹元医師の父を殺害した殺人罪にも問われていたこともあり18年の長期刑が科された。ＳＮＳ上では「殺害を頼まれたのに重すぎるのではないか」という声も出ているが、当サイトでは安楽死とは程遠い殺害行為で同情の余地はないと考える。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;"><img src="https://s.w.org/images/core/emoji/16.0.1/72x72/25fe.png" alt="◾" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" />『高齢者が早く死ねばいい』</span></strong></span></p>
<div id="attachment_17229" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/c1dd66c3129ca39b09cf54a35e7f3d0b.jpeg"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-17229" class="wp-image-17229" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/c1dd66c3129ca39b09cf54a35e7f3d0b-300x180.jpeg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/c1dd66c3129ca39b09cf54a35e7f3d0b-300x180.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/c1dd66c3129ca39b09cf54a35e7f3d0b-768x462.jpeg 768w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/c1dd66c3129ca39b09cf54a35e7f3d0b.jpeg 1020w" sizes="(max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-17229" class="wp-caption-text">表Ａ（終末期医療と犯罪）</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　起訴状などによると大久保被告は2018年に被害女性とツイッター（現Ｘ）で知り合い、安楽死についてやり取りを重ね、2019年11月30日に女性が住む京都市のマンションを共犯の山本直樹被告と訪問。ヘルパーが別室に移ったタイミングを見計らい、チューブで栄養を胃に直接送る胃瘻（ろう）から薬物を投与して死に至らしめた。犯行の１週間前頃には報酬の130万円を受け取っていた（朝日新聞DIGITAL・<a href="https://www.asahi.com/articles/ASP5D63BDP5DPLZB018.html">ALS嘱託殺人事件とは　容疑の2医師20年前に出会う</a> ほか）。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　判決などによると、犯行の動機は「（被害者が）苦しみから解放されたいと願うなら、かなえてあげられたら本人のためだと思います」などと話したが、一方で共犯の山本被告からは「『高齢者が早く死ねばいい』と、しばしば口にしていました。殺人のノウハウを蓄積し、そのノウハウを金にして自分の理想とする世の中が実現すればいいと考えていた人です」との証言も出され、検察側は「真摯な安楽死を実践するものとは程遠い詭弁」としていた。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　依頼を受けての嘱託殺人として、別件の殺人罪と合わせて（刑法45条の併合罪と思われる）求刑23年のところ、懲役18年の判決となった（カンテレ・<a href="https://news.yahoo.co.jp/articles/b203b3ef508f1cdaa37be2cc19ded2025bf0465e?page=1">医師の男に懲役18年の判決　難病ALSの患者からの依頼を受けた「嘱託殺人」　「利益を求めた犯行であったと言わざるを得ない」と裁判長</a>）。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　こうした判決に対して「殺してほしいと頼まれて殺して、何が悪いのか」「ＡＬＳで体が動かない状態の人は自分で死ぬこともできないから、願いを叶えられるのは医師だけ」などという声も起きることは想像される。実際にタレントのフィフィさんはＸで以下のように投稿した。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;"><strong>治る見込みの無い病で死を選択した所謂”尊厳死”の類だと思う、嘱託殺人を許せとは思わないが、患者の望みを叶えた医師に18年の懲役が果たして妥当なのだろうか…日本の司法の判断には度々バランスが取れていないのでは？と思うことがある。</strong>（2024年３月５日午後５時９分<a href="https://twitter.com/FIFI_Egypt/status/1764926137405214722">投稿</a>）</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　また、評論家の門田隆将氏も以下のようにポストした。一部を紹介する。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;"><strong>…何と懲役18年の判決を言い渡した｡絶句…司法は完全に“正義”を失った</strong>（2024年３月６日午前０時３分<a href="https://twitter.com/KadotaRyusho/status/1765030367881503082">投稿</a>）</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　実際、大久保被告は安楽死を頼まれて応じただけで無罪を主張していたようである。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;"><img src="https://s.w.org/images/core/emoji/16.0.1/72x72/25fe.png" alt="◾" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" />積極的安楽死の４要件</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　終末期医療と法は非常に困難な問題を抱えている。ここで筆者の見解であるが、医師による患者の生命の終わらせ方を５通りに分けてみた。冒頭の<a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/c1dd66c3129ca39b09cf54a35e7f3d0b.jpeg">表Ａ</a>をご覧になっていただきたい。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　上から順に尊厳死、安楽死、自殺関与、嘱託（承諾）殺人、殺人である。尊厳死は最近は治療中止と呼ばれることが多く「延命のための治療をせずに死を迎えさせる」もの。たとえば後期高齢者がステージ４のガンが発見された場合など、抗がん剤治療や手術での切除など負担の大きい治療はせずに、自宅で最期を迎える人は少なくない。こうした治療中止はもちろん合法である。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　問題となるのは安楽死、それも積極的安楽死と呼ばれるものである。「積極的行為によって患者の死期を早めることを言う場合が多く」（医事法講義第２版 米村滋人 日本評論社 p186）と説明され、具体例を挙げれば苦しむ患者を見て（これ以上、苦しむのはかわいそうだ）と考えて筋弛緩剤などを投与して絶命させるものである。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　殺害の故意を有して実際に患者を死に至らしめるわけであるから殺人罪や嘱託殺人、同意殺人、自殺幇助などの構成要件を満たすことになる。ただし、全ての場合、違法性が認められて犯罪が成立するかと言われるとそうではない。極めて厳しい要件をクリアした時のみ、違法性が阻却されると考えられている。クリアできない場合は自殺関与、嘱託殺人、殺人などの罪に問われることになる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　つまり、安楽死が合法と違法の境界。それでは、どのような場合に合法となるのか。これははっきりと法令があるわけではないが、現時点ではいわゆる「東海大安楽死事件」の判決（横浜地裁平成７年３月28日）が基準とされる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　この事件では多発性骨髄腫で末期症状にある患者に対し、医師が家族からの要請を受けて、最終的に致死的な薬剤（塩酸ベラパミル製剤、塩化カリウム製剤）を投与して死に至らしめた。医師は殺人罪で起訴され、懲役２年執行猶予２年と有罪判決を受けた（確定）。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　判決では積極的安楽死が認められる４つの要件が示された。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">（１）患者が耐え難い肉体的苦痛を受けている</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">（２）死が避けられず、死が迫っている</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">（３）患者の肉体的苦痛を除去・緩和するために他の手段がない</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">（４）生命の短縮のための患者の明示の意思表示</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　これが現在の一応の指針となっていると言っていい（それ以外の考え方もある）。いずれにせよ「安楽死は原則として違法であるが、極めて厳格な要件の下で例外的に正当化の余地があるとする見解が多数を占めている」（医事法講義第２版 米村滋人 日本評論社 p188）状態とされる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;"><img src="https://s.w.org/images/core/emoji/16.0.1/72x72/25fe.png" alt="◾" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" />川崎協同病院事件でも殺人罪</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　その後、似たような例で「川崎協同病院事件」が発生した。こちらは気管支喘息の重積発作（けいれんする発作、あるいはけいれんしない発作が通常より長く続くか、何度も繰り返す状態）で昏睡状態に陥り、回復は望めない患者に対して家族の要請を受けて人工呼吸器を外した後に筋弛緩剤ミオブロック投与で死に至らしめ、殺人罪で起訴された事件である。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　こちらは懲役１年６月執行猶予３年が確定している（最高裁決定平成21年12月７日）。決定文では「回復可能性や余命について的確な判断を下せる状況にはなかった」とされており、これは上記４要件のうち（２）を満たしていないことは明らかである。（３）も満たしていないと言えるのではないか。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　さらに昏睡状態に入っているということは（４）も当然のように意思表示があるわけがない。「上記抜管行為が（患者名）の推定的意思に基づくということもできない」と断じている。このように４要件のうち少なくとも３要件は満たしていないのは明らかで、殺人罪の成立も止むを得ないと言える。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　このように安楽死に違法性がないと認められる、すなわち無罪となるのは簡単ではない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;"><img src="https://s.w.org/images/core/emoji/16.0.1/72x72/25fe.png" alt="◾" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" />「生命軽視の姿勢は顕著」</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　それでは今回の大久保被告はどうか。ＳＮＳでやり取りし、会ったのは殺害したその日が初めて。上記４要件を十分に確認する術などない。しかも、偽名を使ってマンションに入り、冒頭で示したように、ヘルパーが別室に移ったタイミングを見計らい、チューブで栄養を胃に直接送る胃瘻（ろう）から薬物を投与して死に至らしめたと、人の目を盗んで殺害を実行している。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　130万円の報酬を事前に受け取り、「高齢者が早く死ねばいい」と日々口にしていたことも共犯者が明かしている。</span></p>
<div id="attachment_17230" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/8ef5bc165883b20c177b0b6833286aeb.jpeg"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-17230" class="wp-image-17230" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/8ef5bc165883b20c177b0b6833286aeb-300x180.jpeg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/8ef5bc165883b20c177b0b6833286aeb-300x180.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/8ef5bc165883b20c177b0b6833286aeb.jpeg 624w" sizes="(max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-17230" class="wp-caption-text">写真はイメージ</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　報道に現れたものを見る限り「金儲けのために、医師としての知識や経験を利用して他人の目を盗んで殺害した」という評価が相応しい。「東海大安楽死事件」や「川崎協同病院事件」の医師が終末期治療の中で家族に要請されて安楽死させたのとは全く事情が異なっていることは誰しも感じていただけるのではないか。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　実際に判決では「130万円の報酬の振り込みがあってから行動したのを考えれば、被害者のためを思って犯行に及んだものとは考え難く、利益を求めた犯行であったと言わざるを得ない。被告人の生命軽視の姿勢は顕著であり、強い非難に値する」とされている。被害者の父親の意見陳述は「ネット上で知り合った医師の口車に乗せられて金銭まで要求され、あの世へと旅立ってしまいました。…なぜ思いとどまるよう説得してくれなかったのか。優里（筆者註・被害者）は亡くなったのではなく、亡くならされてしまいました。」と無念さが伝わる内容であった。（この節は前出のカンテレの記事より）</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　こうして考えると、「安楽死は本人が望んでいるのだから、お医者さんがかわいそう」とは、本件では到底言えない。個人的にはスイスやオランダで実施されている積極的安楽死が日本でも一つの選択肢としてあってもいいのではないかと思うが、大久保被告の事件はそうした次元の話とは全く異なることは強調しておきたい。</span></p>
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		<title>光市母子殺害犯が反省 正気か？門田隆将氏</title>
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		<dc:creator><![CDATA[松田 隆&#x1f1ef;&#x1f1f5;　＠東京 Tokyo&#x1f1ef;&#x1f1f5;]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 30 Aug 2021 12:08:37 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[雑記]]></category>
		<category><![CDATA[死刑]]></category>
		<category><![CDATA[文藝春秋]]></category>
		<category><![CDATA[門田隆将]]></category>
		<category><![CDATA[大月孝行]]></category>
		<category><![CDATA[福田孝行]]></category>
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					<description><![CDATA[　光市母子殺害事件について、犯人と面会した門田隆将氏の文章が発表から11年の時を経て、文春オンラインに掲載された。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　1999年に発生した光市母子殺害事件について、犯人と面会したジャーナリスト・門田隆将氏の文章が発表から11年の時を経て、８月30日、文春オンラインに掲載された。幼児を含む２人を殺害し死刑判決を受けた大月（旧姓福田）孝行被告（当時）に関するもので、差し戻し控訴審での遺族を挑発するかのような主張について「反省が深まっている証拠」とする内容。文章を書いた門田氏も、掲載して11年後に再掲する文藝春秋社も</span><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">一体何を考えているのか、理解に苦しむ。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■文春2010年10月号の再掲</span></strong></span></p>
<div id="attachment_11728" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/08/5ded354730062fceb8323df799c6d8f2.jpeg"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-11728" class="wp-image-11728" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/08/5ded354730062fceb8323df799c6d8f2-300x180.jpeg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/08/5ded354730062fceb8323df799c6d8f2-300x180.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/08/5ded354730062fceb8323df799c6d8f2.jpeg 729w" sizes="(max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-11728" class="wp-caption-text">ジャーナリスト門田隆将氏（同氏Twitterから）</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　問題の記事は「<a href="https://bunshun.jp/articles/-/48249">光市母子殺害事件　死刑判決の翌朝、広島拘置所で聞いた元少年の肉声『胸のつかえが下りました』</a>」（以下、当該記事）。ジャーナリストの門田氏が文藝春秋2010年10月号に寄稿したものの再掲であることが明記されている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　光市母子殺害事件は1999年、当時23歳だった主婦のＡさんの自宅に配管工事を装って侵入し、殺害した上に強姦（いわゆる屍姦）、その後に長女Ｂちゃん（当時生後11か月）が泣き止まないことに激昂し、殺害した凄惨な事件である。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　犯人の大月（当時は福田姓）が犯行当時18歳だったこともあり、山口地裁は求刑死刑に対して無期懲役判決を言い渡し、広島高裁も検察控訴を棄却。しかし、最高裁は高裁判決を破棄し、審理を広島高裁に差し戻した。差し戻し控訴審では弁護側は「母への甘えたさからただ抱きついただけだった」「性行為は生き返らせるための復活の儀式だった」（当該記事から）と傷害致死を適用すべきと主張、遺族を刺激しただけでなく世間から批判を浴びた。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　門田氏が最初に面会をしたのは2008年４月23日、差し戻し控訴審で死刑判決が出た翌日であり、当該記事は2010年７月12日の面会の後に書かれたものである。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■憎むべきは犯罪 責められるべきは加害者</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　冒頭から違和感のある表現が並ぶ。大月が海が恋しくなる、潮の香りを嗅ぎたい、風にあたりたいという趣旨の発言をした後に、門田氏はこう書いている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　「山口県光市の美しい海のもとで育っていたＦ（筆者註：大月のこと）は、事件以来もう11年も、海の風景から遠ざかっている。無機質な拘置所の壁は、潮の香りをＦのもとに運んで来てはくれないのである。」</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　門田氏のこの一文に何か意味があるのか。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　大月が海の風景から遠ざかっているのは、２人を殺害して刑事施設に勾留されているから。それは本人の責任であり、それ以上でも以下でもない。無実の人間が、11年間刑事施設に勾留された状況で「海が恋しくなる」と言ったのであれば上記の表現も心情的には許される。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　しかし、凄惨な殺害をした挙句、「殺意はなかった」と主張して退けられての死刑判決、その翌日の面会で「海が恋しい」と被告が言ったことを美化するかのように書くことで、遺族の心情をどれだけ傷付けるか、その程度の想像力も働かないことを不思議に思う。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　僕なら面会など行かないが、もし、面会して上記の発言を聞いたら「お前は本当に反省しているのか」と言う。そしてもし、記事を書くなら「荒唐無稽な主張が退けられての死刑判決。混乱しているのか、恐怖を感じているのか。被害者ではなく自分の拘禁生活のことを言い出すあたり、真摯な反省とは程遠いものがあるように感じる。その意味で死刑判決は妥当」とでも書くであろう。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　門田氏は遺族に密着して「<a href="https://www.amazon.co.jp/なぜ君は絶望と闘えたのか―本村洋の3300日-新潮文庫-41-2-門田-隆将/dp/4101231427">なぜ君は絶望と闘えたのか―本村洋の3300日</a>」（新潮社）を著している。大月との面会は、いわば”敵方”にも会ってもらっていることになり、被害者と加害者どちらにも公平に接し、真実を伝えているということをアピールしたかったのかもしれない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　しかし、憎むべきは犯罪であり、責められるべきは加害者。それを忘れて「加害者の言葉にも耳を傾けよう」というのはジャーナリストとして順番が逆であると指摘しておく。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■さらに強くなる加害者擁護</span></strong></span></p>
<div id="attachment_10947" style="width: 210px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/06/IMG_2033.jpeg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-10947" class="wp-image-10947" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/06/IMG_2033-300x241.jpeg" alt="" width="200" height="161" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/06/IMG_2033-300x241.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/06/IMG_2033.jpeg 567w" sizes="auto, (max-width: 200px) 100vw, 200px" /></a><p id="caption-attachment-10947" class="wp-caption-text">写真はイメージ</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　当該記事は後半になるとさらに加害者擁護が強くなる。門田氏は大月と向かい合いながら、以下のように感じたという。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　犯罪者が反省が深まった末に行き着くのは反省と悔悟。そうすると犯罪があまりに無惨な場合には「罪の重さに愕然として、自殺、あるいは発狂という事態に陥ることもあると聞く。それを防ぐために、人間は往々にして防御本能を発揮し、無意識の内に自己の行為に『理由づけ』をおこなうことがあるということを、私はこれまで多くの司法関係者から聞いている。」とする。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　そのため、「あの奇想天外な主張こそ、実はＦの反省が深まっている証拠ではないかと私は思った。」と結論づける。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　また、「僕は、これまで検察に迎合して（裁判で）嘘を言っていました。これは、僕のもう一つの罪です」という大月の言葉を紹介。これは、</span><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">本当は殺意がなかったのに、検察官に迎合して殺意を認めていたに過ぎないとするもので、荒唐無稽な理由は真実であると主張していることにほかならない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　門田氏は大月がこのようなことを言い出したのは、罪はあまりに重く、とても償いきれないと絶望的な思いになるところ、それを防ぐために防御本能が発揮され、無意識のうちに自分の行為を理由付けしたことによると判断したのであろう。それゆえ、反省が以前より深くなっていると結論付けたのである。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　しかし、その理屈に納得できる人がどれだけいるのか疑問に思う。殺人ではなく傷害致死を適用すべきと主張している時点で、自らの刑事責任を軽減させようとしているのであるから、反省が以前より深くなることなどあり得ない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　殺意をもって殺しながら、生き返らせるために死んだ被害者を強姦したのであって「殺意はありませんでした」と主張する人間を「反省が以前より深くなった」と本当に考えているなら、ジャーナリストの看板をおろした方がいい。まともな判断力を持ち得ない者が、どうしてジャーナリストとして活動していけようか。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　大月が荒唐無稽な理由を言い出したのは反省が深くなったのではなく、①苦し紛れに嘘を並べた、②死刑判決が迫っている恐怖から正常な判断能力を失った、③弁護団から「もしかしたら死刑を免れるかもよ」と吹き込まれ、言われるまま嘘をついた、</span><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">そのいずれかであろう。少なくとも僕はそう思う。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■遺族を傷つけ読者を不快にするだけの記事</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　大月は死刑が確定し、昨年12月７日には最高裁が特別抗告を退け、再審請求が認められないことも確定した。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　懲役刑なら受刑者の矯正が重要であるが、確定死刑囚は矯正の必要などない。当然、刑の執行前に反省しようが、開き直って遺族を攻撃しようが関係ない。ただ、刑罰を受ければいい。犯行から20年以上経っても執行されていないことの方が、よほど問題である。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　僕は一読者として、大月死刑囚の反省の言葉など聞きたくないし、仮に死刑囚が語ったとしても聞く価値もないと思う。まして死刑確定前に「海の香りが恋しい」と語ったことなど、伝える価値のない情報である。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　門田氏と文藝春秋社はこの記事で何を伝えたかったのか。遺族を傷つけ、読者を不快にするだけの記事は掲載（再掲）すべきではない。</span></p>
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