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	<title>ドバイワールドカップ | 令和電子瓦版</title>
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	<title>ドバイワールドカップ | 令和電子瓦版</title>
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	<item>
		<title>ドバイ４鞍全敗 96年日本馬の初参戦秘話</title>
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		<dc:creator><![CDATA[松田 隆&#x1f1ef;&#x1f1f5;　＠東京 Tokyo&#x1f1ef;&#x1f1f5;]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 31 Mar 2024 05:14:56 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[海外競馬]]></category>
		<category><![CDATA[ドバイワールドカップ]]></category>
		<category><![CDATA[ドウデュース]]></category>
		<category><![CDATA[イクイノックス]]></category>
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					<description><![CDATA[　ドバイワールドＣデーが30日、ＵＡＥドバイのメイダン競馬場で開催され、日本で馬券発売された４鞍での日本調教馬の勝利はなかった。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　ドバイＷＣデーが30日、ＵＡＥドバイのメイダン競馬場で開催され、日本で馬券発売された４鞍での日本調教馬の勝利はなかった。日本の競馬ファンにとっては消化不良とも思える結果。実は筆者は1996年の第１回のドバイワールドカップにライブリマウントが参戦したきっかけを作っている。ドバイミーティングにはそれなりに思い入れがあり、来年以降の日本調教馬の奮起に期待をし、第１回当時の秘話を紹介する。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;"><img src="https://s.w.org/images/core/emoji/16.0.1/72x72/25fe.png" alt="◾" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" />惜しまれるドウデュース</span></strong></span></p>
<div id="attachment_9675" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/dubai.jpg"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-9675" class="wp-image-9675" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/dubai-300x180.jpg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/dubai-300x180.jpg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/dubai-768x461.jpg 768w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/dubai.jpg 995w" sizes="(max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-9675" class="wp-caption-text">メイダン競馬場（メイダンレーシングのTwitterから）</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　今年のドバイミーティングは、Ｇ２ＵＡＥダービーをフォーエバーヤングが制したものの、勝ち星はこの１鞍のみに終わった。Ｇ１ドバイワールドカップ連覇を狙ったウシュバテソーロは８馬身差、Ｇ１ドバイシーマクラシックは２年ぶり２度目の優勝を狙ったシャフリヤールが２馬身差、Ｇ１ドバイターフはナミュールが短頭差、Ｇ１ドバイゴールデンシャヒーンはドンフランキーが６馬身半差と、馬券発売された４鞍全てで２着。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　日本調教馬のレベルの高さは示したものの、海外Ｇ１で特にファンから強く求められる勝利がなく、全体的にフラストレーションが溜まる結果となった。2023年はウシュバテソーロ、イクイノックス、2022年はパンサラッサ（同着）、シャフリヤールでそれぞれ２勝したことに比べるとどうしても物足りなさは感じるのは仕方がないのかもしれない。ちなみに2021年も同じ４鞍で全て２着となっている。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　今年の４鞍では、ドウデュースが出遅れて馬群に包まれて後方から動くに動けず５着が惜しまれる。武豊騎手もレース後に「残念ですね。不完全燃焼です。…どこかで外に出したかったけど、そのタイミングがなかった。今日は力を出し切れなかったので…本来のパフォーマンスができなかった。」（日刊スポーツ電子版・<a href="https://www.nikkansports.com/keiba/news/202403300001183.html">【ドバイターフ】武豊「不完全燃焼。悔しい」ドウデュース進路開かず５着、昨年の無念晴らせず</a>）と語っていた。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　連覇がかかっていたウシュバテソーロの川田騎手は「はるか先に勝ち馬がいました。…2000メートルでもあれだけしっかり走られてしまっては、どの馬にもノーチャンスだったと思います。」（スポーツ報知電子版・<a href="https://hochi.news/articles/20240331-OHT1T51031.html?page=1">【ドバイ・ワールドＣ】無念２着のウシュバテソーロに川田将雅騎手「どの馬にもノーチャンスだったと思います」と勝ち馬に脱帽</a>）と話しており、Ｇ１サウジカップに続く連続２着で世界でトップクラスの実力を示せたことでよしとすべきかもしれない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;"><img src="https://s.w.org/images/core/emoji/16.0.1/72x72/25fe.png" alt="◾" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" />伏線となったダンスパートナーの遠征</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　個人的にはメーンのドバイワールドカップには特別な思いがある。1996年に第１回が開催され、日本からはライブリマウント（石橋守騎手、現調教師）が参戦し、11頭立ての６着と健闘した。</span><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">ライブリマウントが参戦するきっかけとなったのは、当時、筆者が勤務していた日刊スポーツの「ライブリマウントがドバイ参戦へ」という記事（1995年末から1996年初頭にかけての掲載と記憶している）であるのは間違いない。この記事は筆者が取材、出稿したものである。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　当該記事の伏線は1995年夏から秋にかけて行われた武豊騎手とダンスパートナー（優駿牝馬などＧ１を２勝）のフランス遠征にある。同馬はＧ３ノネット賞（芝1600ｍ、現Ｇ２）２着、Ｇ１<a href="https://ahonoora.com/vermeille_1995.html">ヴェルメイユ賞</a>（芝2400ｍ）６着と好走した。特にノネット賞では勝ったマティアラというＧ１プールデッセデプーリッシュ（仏1000ギニー）優勝馬の鼻差２着と、クラシックホースの牙城をあと一歩で崩すところまで迫った。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　筆者はこの遠征のため40日以上、フランスに滞在して取材を続けた。ノネット賞から数日後、マティアラに騎乗していたＦ・ヘッド騎手に下手くそな英語で取材した。フランス人騎手も英語で応じてくれ、「この前は何とか勝ったが、次（ヴェルメイユ賞）は2400ｍ。ダンスパートナーはオークスを勝っているし、マティアラはマイルが得意なのでマズいな」と口にしていた。結果的にヴェルメイユ賞ではマティアラが４着とダンスパートナー６着には先着したが、日本調教馬が現地の騎手にとって脅威を与える存在となっていたのは事実である。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　この取材を通じて（日本調教馬でも海外で勝負になる）と感じ、以後、日本ではその点を意識して取材をするようになった。それがライブリマウントの記事へと繋がるのである。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　この項の最後にダンスパートナー関連の情報を付け加えておこう。ヴェルメイユ賞を勝ったカーリング（他にＧ１ディアヌ賞＝仏オークス優勝）は後に社台ファームに購入され、その産駒のローエングリン（父シングスピール）はマイラーズカップなど重賞を４勝、母の母国であるフランスにも遠征しＧ１ムーランドロンシャン賞で２着になっている。種牡馬となってからはロゴタイプ（皐月賞などＧ１・３勝）を輩出するなど、確実に日本にその血を残している。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　また、マティアラはヴェルメイユ賞後に米国に移籍し、Ｇ１ラモナＨ（現Ｇ２ジョン・Ｃ・マビーＨ）を制したが、続くＧ１ビヴァリーＤＳで競走を中止、予後不良となった。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;"><img src="https://s.w.org/images/core/emoji/16.0.1/72x72/25fe.png" alt="◾" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" />ライブリマウントの調教師を直撃</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　こうして筆者が海外の大レースに気持ちを向けるようになった1995年に、ドバイワールドカップが創設されることとなった。総賞金400万ドル（約６億円）、１着賞金240万ドル（約３億6000万円）という産油国ならではの高額賞金レース（為替レートは2024年３月末現在、1996年３月は概ね４億3000万円と２億6000万円）。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　ドバイのシェイク・モハメド殿下がドバイを世界の競馬の中心地の１つにしようという理想を現実化するもので、ワールドカップという名称から大規模な国際レースとしたい思いが伝わってくる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　とはいえ、賞金は高いが海のものとも山のものとも分からないレースに日本から出走馬が出るとも思えなかった。遠征するとしたら、1995年にＧ２フェブラリーＳ、帝王賞を制し、同年の南部杯（盛岡）で地方のトウケイニセイを破ってダートでは日本最強の位置付けであったライブリマウントではないか、と筆者は思っていた。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　そこで1996年の年明けだったと思うが、栗東トレセンに取材に行った際に、同馬を管理する柴田不二男調教師に話を聞いた。午後、厩舎を訪れると、当時74歳だった柴田調教師は初めて見る関東からの記者にも優しく取材に応じてくれた。その時のやり取りは概ね以下のような感じだった。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;"><span style="color: #0000ff;"><strong>松田</strong></span>：ライブリマウントですが、ドバイワールドカップに遠征する可能性はありますか？</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;"><strong><span style="color: #ff0000;">柴田</span></strong>：何？</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;"><span style="color: #0000ff;"><strong>松田</strong></span>：ドバイワールドカップです。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;"><strong><span style="color: #ff0000;">柴田</span></strong>：何だそれ？</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;"><span style="color: #0000ff;"><strong>松田</strong></span>：今回、創設されたアラブ首長国連邦ドバイで行われる高額賞金の国際レースです。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;"><strong><span style="color: #ff0000;">柴田</span></strong>：ふーん</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;"><span style="color: #0000ff;"><strong>松田</strong></span>：招待レースで、１着賞金が日本円で２億円以上あるので世界のダートの強豪が集まると言われています。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;"><strong><span style="color: #ff0000;">柴田</span></strong>：距離は？</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;"><span style="color: #0000ff;"><strong>松田</strong></span>：2000ｍです。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;"><strong><span style="color: #ff0000;">柴田</span></strong>：いつだ？</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;"><span style="color: #0000ff;"><strong>松田</strong></span>：３月27日（1996年）です。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;"><strong><span style="color: #ff0000;">柴田</span></strong>：そういうレースがあるんだ。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;"><span style="color: #0000ff;"><strong>松田</strong></span>：とりあえず登録されますか？</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;"><strong><span style="color: #ff0000;">柴田</span></strong>：おお、行こうか。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;"><span style="color: #0000ff;"><strong>松田</strong></span>：本当ですか？</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;"><strong><span style="color: #ff0000;">柴田</span></strong>：ああ、行くよ。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　取材をしているこちらがびっくりするほど簡単に遠征を決める、何とも豪胆な調教師である。早速、翌日の紙面に「ライブリマウントがドバイ遠征へ」の見出しが踊った。当時はＪＲＡにダートのＧ１がなく（フェブラリーＳのＧ１昇格は翌1997年）、地方のビッグレースを狙うにも４月の帝王賞まで待たなくてはならず、既に両レースを勝っていた同馬には３月末は海外遠征するのにいいタイミングではあった。また、柴田調教師は翌1997年に勇退が迫っており、最後に海外のビッグレースを使おうという気持ちもあったのかもしれない。柴田調教師が即決したのは、そうした事情があったように思う。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　この記事は日刊スポーツのスクープとなったが、他紙の記者の反応は「また、松田が飛ばし記事書きやがって」みたいなものであったように感じられた。当時はダートホースは「芝が苦手な馬」というグラスホースの二軍的扱いだったこともあり、他紙は全てスルーしたように記憶している。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;"><img src="https://s.w.org/images/core/emoji/16.0.1/72x72/25fe.png" alt="◾" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" />豪華な第１回ドバイワールドカップ</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　1996年３月27日、記念すべき<a href="https://ahonoora.com/dubaiwc_1996.html">第１回ドバイワールドカップ</a>がナドアルシバ競馬場で開催された。出走馬は米シガー（1995年米年度代表馬）、英ペンタイア（Ｇ１愛チャンピオンＳ優勝）、英ホーリング（Ｇ１エクリプスＳ、Ｇ１国際Ｓ優勝）、ＵＡＥトーレンシャル（Ｇ１ジャンプラ賞優勝）、豪デーンウィン（コーフィールドＳなど豪Ｇ１を５勝）など、各大陸のトップ級が顔を揃えた。その中に極東の競馬弱小国と思われていた日本のライブリマウントの姿があった。日本産馬で鞍上は石橋守騎手（現調教師）と、様々な面で日本を代表する存在であった。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　結果は勝ったシガーから20馬身近く離されての６着ではあったが、今では世界のビッグレースとして知られるレースの第１回開催に日本調教馬が日本人騎手で挑んだことは後世に伝えられるべき、誇れる日本の競馬史の１ページである。</span></p>
<div id="attachment_17512" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/2c65107f399be4872fff036b4bc37015.jpeg"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-17512" class="wp-image-17512" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/2c65107f399be4872fff036b4bc37015-300x180.jpeg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/2c65107f399be4872fff036b4bc37015-300x180.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/2c65107f399be4872fff036b4bc37015.jpeg 745w" sizes="(max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-17512" class="wp-caption-text">柴田不二男調教師（右、Wikipediaから）と石橋守騎手（JRA HP引退騎手情報から）</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　21世紀の今、海外遠征が盛んになるあまり、日本の競馬が空洞化するのではないかという不安も出るほどではあるが、1990年代半ばまでは海外遠征はリスクが大きすぎると二の足を踏む関係者は少なくなかった。その時代に世界の強豪を相手に果敢に挑んだ柴田不二男調教師、石橋守騎手の勇気があったからこそ、今の日本調教馬の活躍があると言っていいと思う。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　筆者はライブリマウントの遠征のきっかけを作ったと自負しており、ほんの少しであるが、競馬サークルに貢献できたと感じている。同時に見も知らぬ記者（筆者）に「ドバイに行く」と言って、本当に管理馬を参戦させた柴田調教師の有言実行に深く感謝している。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　できれば石橋守調教師には管理馬でドバイワールドカップに挑んでほしい。第１回の出場騎手が調教師として挑んで優勝したら、これ以上ないドラマである。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　今回のドバイミーティングは残念な結果に終わったが、失敗は成功の糧としなければならない。2024年のドバイでは続々と日本調教馬が勝ち星を挙げることを期待しようではないか。</span></p>
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			</item>
		<item>
		<title>ウシュバテソーロＢＣクラシック勝てば年度代表馬？</title>
		<link>https://reiwa-kawaraban.com/overseas/20231103/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[松田 隆&#x1f1ef;&#x1f1f5;　＠東京 Tokyo&#x1f1ef;&#x1f1f5;]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 03 Nov 2023 01:05:23 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[海外競馬]]></category>
		<category><![CDATA[ブリーダーズカップ]]></category>
		<category><![CDATA[ＢＣクラシック]]></category>
		<category><![CDATA[ウシュバテソーロ]]></category>
		<category><![CDATA[ドバイワールドカップ]]></category>
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					<description><![CDATA[　米国の競馬の祭典ブリーダーズカップが11月３、４日（日本時間４、５日）にカリフォルニア州のサンタアニタ競馬場で開催される。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　米国の競馬の祭典ブリーダーズカップ・ワールドチャンピオンシップス</span><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">が11月３、４日（日本時間４、５日）にカリフォルニア州のサンタアニタ競馬場で開催される。今年は日本調教馬８頭が６クラに参戦する（出走予定だったエコロネオは回避）。日本勢がどこまで活躍するか注目されるが、別の意味で注目されるのがＪＲＡ賞の行方である。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;"><img src="https://s.w.org/images/core/emoji/16.0.1/72x72/25fe.png" alt="◾" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" />イクイノックスとリバティアイランド</span></strong></span></p>
<div id="attachment_16744" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/USHBA.jpeg"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-16744" class="wp-image-16744" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/USHBA-300x180.jpeg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/USHBA-300x180.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/USHBA-1024x614.jpeg 1024w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/USHBA-768x461.jpeg 768w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/USHBA.jpeg 1134w" sizes="(max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-16744" class="wp-caption-text">ドバイワールドカップのゴール前、先頭に立つウシュバテソーロ（Racin Dubai画面から）</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　2023年のＪＲＡ賞の年度代表馬については、現時点（11月２日）で天皇賞・秋をレコードで制したイクイノックス（牡４、美浦・木村哲也）と、牝馬三冠のリバティアイランド（牝３、栗東・中内田充正）の２頭が有力と見られる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　前者は今年はドバイシーマクラシック、宝塚記念、天皇賞・秋とＧ１を３勝。特に天皇賞では2000ｍを１分55秒２という信じ難いタイムで圧勝しており、その能力は底知れないものがある。リバティアイランドも三冠がすべて圧勝の内容。ここまで直接対決がないため、11月26日のジャパンＣで勝った方が年度代表馬というのが大方の見方であろう。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　それを念頭におきながらＧ１ブリーダーズカップ・クラシック（以下、ＢＣクラシック）を考えてみよう。仮にウシュバテソーロ（牡６、美浦・高木登）が勝ったとする。その場合、ドバイワールドＣとＢＣクラシックという世界最高のダートレースを勝つことになる。これを同一年に達成した馬はおらず、まさに世界の競馬史上に残る快挙。ちなみに同馬は日本でも川崎記念、日本テレビ盃を制しており、ＢＣクラシックを勝てば2023年は海外２戦を含め４戦４勝となる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　この場合、最優秀ダートホースはウシュバテソーロで決まり。問題となるのは最優秀４歳以上牡馬と年度代表馬である。仮にイクイノックスがジャパンＣでリバティアイランドを下して優勝した場合、競馬担当記者はどちらに投票するのか。ウシュバテソーロが最優秀ダートホースの部門選出馬となるのは確実であるから、そのバランスから最優秀４歳以上牡馬はイクイノックスとする者が多いかもしれない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　そうなった場合、年度代表馬は各部門賞選出馬から選ばれるから、イクイノックスもウシュバテソーロも年度代表馬の資格はある。とはいえ、最優秀４歳以上牡馬でイクイノックスがウシュバテソーロを退けて部門賞に輝きながら年度代表馬の投票で敗れるとなると、結果そのものの整合性が取れなくなるように思われる。イクイノックスはウシュバテソーロより優れた４歳以上牡馬であるが、年度を代表する馬としてはイクイノックスよりウシュバテソーロの方が相応しいという結論をどうやって説明できるのか、ということである。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;"><img src="https://s.w.org/images/core/emoji/16.0.1/72x72/25fe.png" alt="◾" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" />ＪＲＡ賞の趣旨</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　もし、ウシュバテソーロが最優秀４歳以上牡馬となれば、イクイノックスは部門賞を獲得できないから、当然、年度代表馬にもなれない。ドバイと府中で世界を仰天させたスーパーサラブレッドに何の表彰もないことに多くの競馬ファンは納得しないと思われる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　そうなると最も落ち着きが良いのが、ウシュバテソーロは最優秀ダートホースで、最優秀４歳以上牡馬と年度代表馬がイクイノックスという選択。ただし、ドバイワールドＣとＢＣクラシックを同一年に制した馬が部門賞１つだけという不自然な結果となる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　その場合、イクイノックスは2022年に年度代表馬になっているから2023年は特別賞で我慢してよ、あるいは最優秀４歳以上牡馬にするから、年度代表馬はウシュバテソーロにという整合性が取れなくてもいいからバランスを考えてという”落とし所”も考えられなくもない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　以上はイクイノックスがジャパンＣを、ウシュバテソーロがＢＣクラシックを勝ってからの話。そうした意味でも結果には注目している。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　仮にリバティアイランドがジャパンＣを勝った場合、最優秀３歳牝馬となり、年度代表馬はＢＣクラシックも勝った場合のウシュバテソーロとの争いになる。ただし、天皇賞・秋の衝撃的な内容に加え、ドバイシーマクラシックで欧州の強豪をまとめて負かした実績からイクイノックスにも票が集まり、三つ巴の争いになるかもしれない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　そもそもＪＲＡ賞の趣旨は「競馬と馬に関する特に優れた業績に対してその栄誉をたたえ、感謝の意をあらわすため」であり、「競馬と馬をファンやマスコミや競馬関係者の方々はもとより、一般社会へも広くアピールし、競馬の市民性やステータスの向上と馬事の普及を図ること」を目的としている（ＪＲＡホームページ・<a href="https://www.jra.go.jp/gallery/jrasho/">ＪＲＡ賞</a>）。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　その活躍が国内外を問わずに競馬の業績やステータスの向上などに貢献した馬とその関係者に与えられるものであるから、ＪＲＡの競走で活躍したことが海外や地方での競馬での活躍よりも高く評価される根拠は見出せない。ダート競馬では世界一のレースであるＢＣクラシックに、それに次ぐ格を誇ると言っていいドバイワールドカップを同一年に勝つという世界的な偉業を果たした場合、最高の評価が与えられても不思議はない。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　現時点での個人的な感想と断っておくが、筆者がＪＲＡ賞の投票権を有していれば、ＢＣクラシックを勝った時にはジャパンＣの結果にかかわらずウシュバテソーロを最優秀ダートホース、最優秀４歳以上牡馬、年度代表馬として投票する。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;"><img src="https://s.w.org/images/core/emoji/16.0.1/72x72/25fe.png" alt="◾" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" />デルマソトガケが勝てばどうなる？</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　このＢＣクラシックにはもう１頭、日本調教馬が出走する。Ｇ２ＵＡＥダービー優勝、Ｇ１ケンタッキーダービー６着のデルマソトガケ（牡３、栗東・音無秀孝）である。仮にデルマソトガケが勝ったとしよう。そうなると、最優秀ダートホースはドバイワールドＣを制したウシュバテソーロとの比較になる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　ドバイワールドＣとＢＣクラシック、どちらを格上と見るかという問題と言ってもいいが、普通は後者の方が格上であろう。勝った方が最優秀ダートホース戴冠となって然るべき。問題は、デルマソトガケが勝った場合、最優秀３歳牡馬はどの馬かという点である。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　今年のクラシックを見ると、皐月賞：ソールオリエンス、東京優駿：タスティエーラ、菊花賞：ドゥレッツァと三冠すべて勝ち馬が変わった。この３頭の比較ではドゥレッツァが最も強いと思うが、どの馬もジャパンＣ、有馬記念を勝てなかったら、デルマソトガケが最優秀３歳牡馬に選出される可能性は出てくる。日本の三冠レースよりも、同じ３歳牡馬がＢＣクラシックを勝つことの方が遥かに難しいと考えることに合理性は認められる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　ただ、三冠を制した馬のどれかがジャパンＣか有馬記念を制した場合には、難しくなる。たとえばタスティエーラがグランプリを制した場合、東京優駿＋有馬記念の２勝と、デルマソトガケのＵＡＥダービー＋ＢＣクラシックの２勝、どちらを上と見るかという問題。ダービーとグランプリを勝てば年度代表馬でもおかしくないので、この場合のタスティエーラには相当な票が集まると思われる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　しかし、ＵＡＥダービーはＧ２でしかないというのは減点材料としても、日本の３歳馬がＢＣクラシックを勝つなど、今後、何十年もないかもしれない。そう考えると、一概にタスティエーラ有利とは言えないと思う。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;"><img src="https://s.w.org/images/core/emoji/16.0.1/72x72/25fe.png" alt="◾" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" />米最強３歳の回避が混乱の原因</span></strong></span></p>
<div id="attachment_16745" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/santaanita.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-16745" class="wp-image-16745" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/santaanita-300x180.jpg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/santaanita-300x180.jpg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/santaanita.jpg 567w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-16745" class="wp-caption-text">ＢＣの舞台サンタアニタ競馬場（<a href="https://www.santaanita.com">同場HP</a>から）</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　今年のＢＣクラシックは、最有力と目されていたアルカンジェロという米国の３歳馬が回避したことで、他の馬にも一気に勝機が出た。昨今の米国３歳戦線を見ると、真夏のダービーの異名を持つＧ１トラヴァーズＳを勝った馬が最も強いという印象を受ける。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　今年はアルカンジェロが三冠第３レグのベルモントＳを勝ったのに続き優勝。ねじ伏せた相手を見ると、ケンタッキーダービー馬（三冠第１レグ）、プリークネスＳ（三冠第２レグ）優勝馬に、ＢＣジュヴェナイル優勝馬（２歳王者）、ブルーグラスＳ（ケンタッキーダービーの重要な前哨戦）優勝馬など、ほぼ３歳のオールスター戦であった。その点からもトラヴァーズＳの価値の高さはお分かりいただけると思う。その優勝馬が不在となれば、日本調教馬の勝機は広がる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　ここはぜひ、ウシュバテソーロかデルマソトガケに世界最高のダートレースを勝ってもらおうではないか。その効果として、ＪＲＡ賞が史上空前のハイレベルの争いになることを一競馬ファンとして願っている。</span></p>
]]></content:encoded>
					
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		<title>米国種牡馬の経済学 フライトラインは高すぎる</title>
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		<dc:creator><![CDATA[松田 隆&#x1f1ef;&#x1f1f5;　＠東京 Tokyo&#x1f1ef;&#x1f1f5;]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 04 Feb 2023 06:12:35 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[海外競馬]]></category>
		<category><![CDATA[ドバイワールドカップ]]></category>
		<category><![CDATA[種牡馬]]></category>
		<category><![CDATA[フライトライン]]></category>
		<category><![CDATA[ＢＣクラシック]]></category>
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					<description><![CDATA[　2022年の米国の年度代表馬が怪物の呼び声が高いフライトライン（牡４、Ｊ.サドラー厩舎）に決定した。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　2022年の米国の年度代表馬が怪物の呼び声が高いフライトライン（牡４、Ｊ.サドラー厩舎）に決定した。通算６戦６勝、２着につけた着差の合計が71馬身という信じ難いパフォーマンスは怪物の呼び名に相応しく、初年度の種付け料は破格の20万ドル（約2600万円）に設定された。世界から評価される馬だが、この価格はさすがにバブルではないか。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■初年度から種付け料2600万円</span></strong></span></p>
<div id="attachment_15073" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/02/6355412019449ee1d0cd87b8cd76e084.jpeg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-15073" class="wp-image-15073" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/02/6355412019449ee1d0cd87b8cd76e084-300x180.jpeg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/02/6355412019449ee1d0cd87b8cd76e084-300x180.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/02/6355412019449ee1d0cd87b8cd76e084-1024x614.jpeg 1024w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/02/6355412019449ee1d0cd87b8cd76e084-768x461.jpeg 768w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/02/6355412019449ee1d0cd87b8cd76e084.jpeg 1134w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-15073" class="wp-caption-text">北米種牡馬の2023年の種付料ランキング（松田隆作成）</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　１月26日に米国の競馬の年度表彰であるエクリプス賞の受賞馬が発表された。年度代表馬は今季３戦３勝、通算６戦６勝のフライトラインが順当に選ばれた（最優秀ダート古牡馬も受賞）。エクリプス賞は全米競馬記者放送事業者協会、デイリーレーシングフォーム紙、全米サラブレッド競馬協会の代表者による投票で決められる。今年の投票者は246人で、年度代表馬の部門ではフライトラインが239票と97%以上の得票率で選出された。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　日本のメディアでもかなり話題になっている馬だけに、名前だけは知っているという方も少なくないと思われる。昨年は半年ぶりの実戦となった６月11日のＧ１メトロポリタンＨ（ダート８ｆ）からスタートし、２着のＧ１馬ハッピーセーバーに６馬身差をつけて勝った。Ｇ１で２着に６馬身差なら普通は楽勝の部類で、実際にこの時も楽勝と言っていい内容であったが、この時が全キャリアの中で最も接戦になったレースであった。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　続いて９月４日のＧ１パシフィッククラシック（ダート10ｆ）に出走、同年のＧ１ドバイワールドカップ優勝馬カントリーグラマーに19馬身４分の１差をつける信じ難いレースを演じた。最後の100ｍは流す余裕。そしてラストランの11月５日のＧ１ＢＣクラシック（ダート10ｆ）も楽々と優勝、２着につけた着差は８馬身４分の１であった。ＩＦＨＡ（国際競馬統括機関連盟）が発表したワールドベストレースホースランキングでは史上最高タイのレーティング140をマーク。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　これだけ強さを見せれば、もうそれ以上の性能を競馬場で披露する必要はない。現役引退は当然の選択肢と言ってよく、今年からケンタッキー州のレーンズエンドファームで繋養され初年度の種付け料は20万ドル（約2600万円）に設定された。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　日本の種牡馬の種付け料を見るとエピファネイアの1800万円が最高で、コントレイル、キズナ、ロードカナロアが1200万円で続く。米国は４年連続北米リーディングサイアーのイントゥミスチーフが25万ドル（約3300万円）でトップ、続いて２年連続（2007、2008）米国年度代表馬で、昨年のリーディングサイアーランキング２位のカーリンの22万5000ドル（約2900万円）、そして３位タイがまだ１頭の産駒も出していないフライトラインとなる（参照・<a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/02/6355412019449ee1d0cd87b8cd76e084.jpeg">北米種牡馬の2023年の種付料ランキング</a>）。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■種牡馬界の万馬券イントゥミスチーフ</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　上記の表の「比率」に注目していただきたい。これは当該種牡馬の初年度の種付け料に対して、2023年はどの程度、変動しているかを示したものである。トップのイントゥミスチーフは初年度の2009年は１万2500ドル（約160万円）に過ぎなかったが、14年後にはその20倍になっているのである。言ってみれば、種牡馬界の万馬券。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　２位のカーリンは現役時代、Ｇ１を８勝した米国を代表する馬だったので初年度から７万5000ドル（約980万円）と高額に設定されていた。それが14年後に３倍になったわけで、浮き沈みの激しい種牡馬の世界では大成功と呼んでいい。</span></p>
<div id="attachment_15075" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/02/uma.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-15075" class="wp-image-15075" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/02/uma-300x180.jpg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/02/uma-300x180.jpg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/02/uma.jpg 567w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-15075" class="wp-caption-text">写真はイメージ</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　結局、種牡馬というのは結果が出ていない初年度はどんなに強い馬でも未知の部分が大きいことから一定の金額に収まり、実際に能力の高い産駒を多く出すようになれば種付け料は上昇するというシステムになっている。その天井は現在のところ、イントゥミスチーフの25万ドルということになる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　イントゥミスチーフが積み上げた実績と、フライトラインへの期待値が種付け料にして５：４という接戦になっている。これは期待の大きさを先取りしたものと考えることができ、期待以下の成果しか得られない場合、種付け料は一気に下落するリスクを孕んでいることになる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■高額種付け料の馬のその後</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　ここでもう１つの表（<a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/02/a9e533e08b5a112ab97be201cc712d26.jpeg">北米新種牡馬の高額種付け馬のその後</a>）を見ていただきたい。これは年度別の新種牡馬の最高種付け料の馬が、2023年にはいくらになっているかを示したもの。2016年から供用されたアメリカンフェローが、フライトラインと同じ20万ドルであったことが分かる。こちらは1978年のアファームド以来37年ぶりの三冠馬ということで期待の大きいスタッドインであったが、７年後の今年は６万ドル（約780万円）と70％減。2017年のフロステッドに至っては80％減である。</span></p>
<div id="attachment_15074" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/02/a9e533e08b5a112ab97be201cc712d26.jpeg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-15074" class="wp-image-15074" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/02/a9e533e08b5a112ab97be201cc712d26-300x197.jpeg" alt="" width="220" height="144" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/02/a9e533e08b5a112ab97be201cc712d26-300x197.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/02/a9e533e08b5a112ab97be201cc712d26-768x503.jpeg 768w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2023/02/a9e533e08b5a112ab97be201cc712d26.jpeg 850w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-15074" class="wp-caption-text">北米新種牡馬の高額種付け馬のその後</p></div>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　こうしてみると、フライトラインの20万ドルはあまりに高過ぎないか。種牡馬に期待されるのはやはりクラシック制覇。その点、三冠馬のアメリカンフェロー産駒は３歳時からの活躍が期待できるが、フライトラインはクラシックは不出走で３歳の12月のＧ１マリブＳが重賞初挑戦であった。この点は産駒を購入する馬主にとっては気になる部分。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　仮にいい産駒を出してリーディングサイアーになっても、４年連続首位のイントゥミスチーフの25万ドルを超えるのは簡単ではない。そうなると、当面の天井は25万ドルで、７年後にはアメリカンフェローと同じ６万ドル程度に落ちている可能性も考えられる。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■オーセンティックに魅力</span></strong></span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　米国の種牡馬争いは、期待の大きい馬が思ったように成功せず、現役時代には大した実績のない馬が成功することが多いように感じる。代表的な例がダンチヒで、３戦３勝だったものの重賞は不出走である。日本ならシルバーステートのもっとキャリアが短いバージョンという印象であろうか。</span></p>
<p style="text-align: left;"><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　個人的には2021年にスタッドインしたオーセンティックの産駒が活躍するのではないかと感じる。同年にケンタッキーダービーとＢＣクラシックを制覇して早々と引退したが、ＢＣクラシックでは１歳上の４歳世代をまとめて負かしており、内容は濃い。イントゥミスチーフの産駒ということでその後継種牡馬としての期待が高まり、牝馬のオーナーなら、期待料込みの20万ドルでフライトラインを種付けするよりオーセンティックの方が遥かに期待が持てるように思う。（※１ドル≒130円）</span></p>
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		<title>中東で９勝の荒稼ぎ 日本競馬の経済学</title>
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		<dc:creator><![CDATA[松田 隆&#x1f1ef;&#x1f1f5;　＠東京 Tokyo&#x1f1ef;&#x1f1f5;]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 27 Mar 2022 01:45:04 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[経済]]></category>
		<category><![CDATA[サウジカップ]]></category>
		<category><![CDATA[プラザ合意]]></category>
		<category><![CDATA[ドバイワールドカップ]]></category>
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					<description><![CDATA[　ドバイワールドカップデーが３月26日、ＵＡＥドバイで開催され、日本調教馬が５勝（１着同着含む）した。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　ドバイワールドカップデーが３月26日、ＵＡＥドバイで開催され日本調教馬が５勝（１着同着含む）した。２月にはサウジアラビアで４勝しており、中東で９勝。日本の競走馬は世界の大レースもそのローテーションに組み込まれる時代になってきた。日本馬の強さの原因と、これからの日本競馬の向かう方向を考えた。</span></p>
<p><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■他国から恨まれないか？</span></strong></span></p>
<div id="attachment_13433" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/43df8b77ae08f65baa8ace315c8b6996.jpeg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-13433" class="wp-image-13433" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/43df8b77ae08f65baa8ace315c8b6996-300x180.jpeg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/43df8b77ae08f65baa8ace315c8b6996-300x180.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/43df8b77ae08f65baa8ace315c8b6996-768x461.jpeg 768w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/43df8b77ae08f65baa8ace315c8b6996.jpeg 850w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-13433" class="wp-caption-text">サウジアラビアとＵＡＥドバイでの日本馬の勝利</p></div>
<p><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　ＵＡＥドバイのメイダン競馬場で開催されたドバイワールドカップデーに、日本調教馬は８クラに22頭が出走した。２ＲのＧ２<a href="https://world.jra-van.jp/schedule/result/R1007374/">ゴドルフィンマイル</a>（ダート1600ｍ）でバスラットレオンが逃げ切ったのを皮切りに、３ＲのＧ２<a href="https://world.jra-van.jp/schedule/result/R1007849/">ドバイゴールドＣ</a>（芝3200ｍ）をステイフーリッシュが優勝。その後も勝ち星を重ね、準メーンのＧ１<a href="https://world.jra-van.jp/schedule/result/R1007379/">ドバイシーマクラシック</a>（芝2410ｍ）ではシャフリヤールが好位から抜け出し、後続の追撃を抑えて昨年のＧ１東京優駿以来の勝ち星を記録した。</span></p>
<p><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　８レースで５勝。他国から恨まれるのではないかと思われるほどの強さ。２月26日のサウジアラビアのリヤドのキングアブドゥルアジーズ競馬場で行われたサウジカップデーではメーンのＧ１<a href="https://world.jra-van.jp/schedule/result/R1007362/">サウジＣ</a>にマルシュロレーヌとテーオーケインズの２頭が出走。アンダーカード５クラに10頭の合計12頭が挑んで４勝をマークした。２、３月の中東シリーズで14レースに延べ34頭が出走して９勝という、オイルマネーを大きな柄杓で掬い取ったような荒稼ぎである。</span></p>
<p><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　勝ち馬の一覧を表にまとめたが、９頭が稼いだ１着賞金は1197万米ドル（約14億3600万円＝１ドルを120円で計算）になる。同時期に開催されるＧ１フェブラリーＳの１着賞金が１億4000万円なので10クラ分、Ｇ１高松宮記念の１着賞金１億7000万円であれば８・５クラ分に相当する。</span></p>
<p><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　日本調教馬の強さはまぐれでも何でもなく、昨年12月の香港国際シリーズでも４クラで２勝をマーク、11月の米ブリーダーズＣシリーズでも２頭が優勝している。</span></p>
<p><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■シンボリルドルフの時代から隔世の感</span></strong></span></p>
<p><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　1980年代から90年代にかけて競馬の取材をした者にとっては隔世の感がある。1985年のダービー馬シリウスシンボリは欧州で14戦したが、勝ち星はなく仏Ｇ３フォワ賞（現Ｇ２）２着が最高。1986年のＧ１凱旋門賞では英国のダンシングブレーヴにひとまくりされて15頭立ての14着と惨敗を喫している。</span></p>
<p><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　天皇賞馬ギャロップダイナは1986年にフランスのマイルＧ１・２クラに参戦して12着、10着と敗れ、無敗の三冠馬シンボリルドルフは欧州より格が落ちる米国の芝のレースに遠征し、Ｇ１サンルイレイＳ（現Ｇ３サンルイレイＨ）で故障もあり６着と敗れた。</span></p>
<p><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　トップ中のトップが遠征して惨敗するのが当時の海外遠征であったが、40年近くの時を経て準トップの馬が日本より高い賞金を求めて遠征し、多額の賞金を持って帰る時代になった。特にサウジアラビアは金満状態で、Ｇ３の<a href="https://world.jra-van.jp/schedule/result/R1007897/">紅海ターフＨ</a>、<a href="https://world.jra-van.jp/schedule/result/R1007363/">ネオムターフＣ</a>でさえ１着賞金１億8000万円と、日本のフェブラリーＳなどのＧ１よりも賞金が高い。</span></p>
<p><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　クラブ馬主所有の馬であれば、会員に儲けさせるには格好の標的。ステイフーリッシュは社台レースホースの所有馬で、日本ではＧ１に行くと足りないが中東での２戦で２億5000万円を稼いだのだから、感極まって「Allah Akbar!」と叫んだ出資者が</span><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">いたかもしれない。</span></p>
<p><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■日本馬が強くなった理由</span></strong></span></p>
<p><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　こうした日本馬の海外の活躍の原因は、第一に馬資源の向上が挙げられる。種牡馬サンデーサイレンスの輸入が日本の競馬を変えたのはよく言われるが、社台グループなどが海外から良質の繁殖牝馬を積極的に導入したのも見逃せない。</span></p>
<p><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　大きな話をすれば、1985年のプラザ合意で円高ドル安が進み、合意以前は１ドルが230円前後を推移していたものが一気に120円程度まで上昇したことで、こうした牡牝双方の良質のサラブレッドの導入が可能になった。</span></p>
<p><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　また、ＪＲＡの管理競馬で売上が上昇、それに伴ってレース賞金がアップされ、高額のサラブレッド（競走馬、繁殖馬も含め）を取引できるマーケットの土台が醸成された面も指摘できる。</span></p>
<p><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　海外遠征が盛んになり、厩舎関係者のノウハウが蓄積されたことや、外国人騎手に門戸を開いて騎手のレベルがアップしたこと、海外のビッグレースの馬券発売を実施するための法整備を行い、ＪＲＡに日本馬による海外遠征がもたらす果実を享受できるシステムにしたことも見逃せない。そうした様々な要因があって、今日の日本のサラブレッドの強さがある。</span></p>
<p><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　あくまでも個人的な感覚であるが、シンボリルドルフも今の時代にあれば、Ｇ１を１つ勝てるかどうかというレベルと思う。シンザンになると、もうオープンに入れるかどうかというところではないか。昭和の競馬と令和の競馬はそれぐらいの差があるように感じる。</span></p>
<p><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■資産を最大化する手段としての競馬</span></strong></span></p>
<div id="attachment_9675" style="width: 230px" class="wp-caption alignright"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/dubai.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-9675" class="wp-image-9675" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/dubai-300x180.jpg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/dubai-300x180.jpg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/dubai-768x461.jpg 768w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/dubai.jpg 995w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-9675" class="wp-caption-text">ドバイワールドＣの舞台・メイダン競馬場（メイダンレーシングのTwitterから）</p></div>
<p><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　今、競馬関係者で心配されているのが、日本競馬の空洞化である。３月23日発売の週刊競馬ブックでも、識者の声として中東の競馬に大量の出走馬が出ることで２月下旬に開催されるＧ１フェブラリーＳが手薄になり、しかもドバイワールドＣの前哨戦的な位置付けになってしまうと危惧する声が掲載されていた。</span></p>
<p><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　ＪＲＡもその点には警戒心を持っており、2022年からはＧ１の賞金アップを図った。フェブラリーＳは１億2000万円から１億4000万円に、高松宮記念は１億3000万円から１億7000万円に、ジャパンＣと有馬記念はともに１億円アップの４億円に増額された。それはそれで一定の効果は見込めそうではあるが、Ｇ１サウジカップは1000万ドル（約12億円）、Ｇ１ドバイワールドＣは696万ドル（約８億3500万円）である。</span></p>
<p><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　競走馬の所有者にとって、競馬は自らの資産（競走馬）を最大化させるための手段。それは単純に賞金を稼ぐよりも、繁殖としての価値を高めるという点に力点が置かれる。日本の大レースよりも海外の大レースを勝った方が繁殖馬としての価値が高まると考えれば、海外を選ぶであろう。牡馬なら種牡馬の際の価値、牝馬なら産駒の価格ということを考えれば、出走レースを国内にとどめる理由はない。</span></p>
<p><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　日本競馬の空洞化は、マーケットを海外に広げることの裏返しでもある。日本の競走馬の強さを目の当たりにした海外の関係者の中には、日本のサラブレッドを輸入して、強化を図ろうとする者も出てくる。アグネスタキオンやディープインパクトに対して、ＵＡＥドバイのシェイク・モハメド殿下が興味を示していたことは良く知られている。</span></p>
<p><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　実際、日本の種牡馬の産駒が欧州の大レースを制している。たとえば昨年のスノーフォール（父ディープインパクト）は英オークスなどＧ１を３勝した。</span></p>
<p><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="color: #000000;">■空洞化ではなく「棲み分け」</span></strong></span></p>
<div id="attachment_6436" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/707ba17c7ef8d9ef08b39ef314adf432.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-6436" class="wp-image-6436" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/707ba17c7ef8d9ef08b39ef314adf432-300x180.jpg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/707ba17c7ef8d9ef08b39ef314adf432-300x180.jpg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/707ba17c7ef8d9ef08b39ef314adf432-768x461.jpg 768w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/707ba17c7ef8d9ef08b39ef314adf432.jpg 992w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-6436" class="wp-caption-text">写真はイメージ（東京競馬場）</p></div>
<p><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　日本の競馬の空洞化を心配するよりも、日本の競馬は日本の馬場に合った馬が出るもので、日本の競馬はいまひとつ合わない、海外でより力を発揮できる馬は海外へというのが基本的な棲み分けと考えるべき時代と思う。</span></p>
<p><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　たとえばグローリーヴェイズ、ステイフーリッシュのような馬は、海外でその素質が花開いたと思えばいい。それらの馬が日本競馬産業全体の広告塔になり、日本の競走馬生産界を外に広げることに繋がる。</span></p>
<p><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　世界のサラブレッド生産は質・量の双方で考えれば米英愛がビッグ３と言っていいが、そこに日本が加わってビッグ４になれるだけの素地は出来上がったように思う。</span></p>
<p><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">　日本の産業が総じてシュリンクしていく時代、成長を感じさせる分野としての競馬の可能性を感じさせてくれる日本馬の活躍であったと言えるのではないか。</span></p>
]]></content:encoded>
					
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		<title>チュウワウィザード２着確保 ドバイW杯</title>
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		<dc:creator><![CDATA[松田 隆&#x1f1ef;&#x1f1f5;　＠東京 Tokyo&#x1f1ef;&#x1f1f5;]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 28 Mar 2021 02:55:08 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[海外競馬]]></category>
		<category><![CDATA[ドバイワールドカップ]]></category>
		<category><![CDATA[ミシュリフ]]></category>
		<category><![CDATA[クロノジェネシス]]></category>
		<category><![CDATA[チュウワウィザード]]></category>
		<category><![CDATA[ミスティックガイド]]></category>
		<category><![CDATA[Ｏ.マーフィー]]></category>
		<category><![CDATA[北村友一]]></category>
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					<description><![CDATA[　Ｇ１ドバイワールドカップが27日（日本時間28日）、メイダン競馬場で行われ、米国のミスティックガイドが優勝した。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><span style="color: #000000;">　Ｇ１<a href="https://world.jra-van.jp/race/dubai/2021/worldcup/result/">ドバイワールドカップ</a>（芝2000ｍ）が27日（日本時間28日）、ＵＡＥドバイのメイダン競馬場で行われ、米国のミスティックガイド（牡４、Ｍ.スティッドハム厩舎、Ｄ.イーガン騎手騎乗）が優勝、日本のチュウワウィザード（牡６、栗東・大久保龍志厩舎）が２着に入った。</span></p>
<p><span style="font-size: 12pt;"><strong><span style="color: #000000;">■２頭が出走取り消し波乱の幕開け</span></strong></span></p>
<div id="attachment_9685" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/086ed23dea187b3edf8f86bb4649b94e.jpeg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-9685" class="wp-image-9685" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/086ed23dea187b3edf8f86bb4649b94e-300x180.jpeg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/086ed23dea187b3edf8f86bb4649b94e-300x180.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/086ed23dea187b3edf8f86bb4649b94e-1024x614.jpeg 1024w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/086ed23dea187b3edf8f86bb4649b94e-768x461.jpeg 768w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/086ed23dea187b3edf8f86bb4649b94e-1536x921.jpeg 1536w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/086ed23dea187b3edf8f86bb4649b94e.jpeg 1701w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-9685" class="wp-caption-text">優勝したミスティックガイドとＤ.イーガン騎手（メイダン競馬場YouTube公式チャンネル動画より）</p></div>
<p><span style="color: #000000;">　レースは14頭立ての予定が、グレイトスコットが馬場入場後に放馬、さらにミリタリーローがゲートに突進して放馬と、２頭が出走取り消しとなる波乱で始まった。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　レースはハイポセティカルが逃げ、キャッペッザーノが追う展開となり、３番手に人気のミスティックガイド、その内の４番手にチュウワウィザードという並びとなった。ミスティックガイドが３角過ぎから上昇、４角では先頭のハイポセティカルに並びかけ、直線で一気に突き抜けて優勝した。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　チュウワウィザードは直線で抜け出した勝ち馬をジワジワと追い上げ、粘る内のハイポセティカルを交わし、３馬身４分の３差の２着に入った。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　前哨戦のＧ１アルマクトゥームチャレンジＲ３を制したサルートザソルジャーは５着、Ｇ１ＢＣダートマイル２着のヘスースチームは６着。</span></p>
<p><span style="font-size: 12pt;"><strong><span style="color: #000000;">■チュウワウィザード相手にも恵まれ２着</span></strong></span></p>
<p><span style="color: #000000;">　勝ったミスティックガイドは2004年の米年度代表馬ゴーストザッパーの産駒で、母ミュージックノートはＧ１を４勝という良血。昨年９月のＧ２ジムダンディＳ（ダート９ハロン）で重賞初制覇を達成した。この時の３着がヘスースチームだからレースのレベル自体は低くない。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　その後、Ｇ１ジョッキークラブゴールドカップＳで同じ３歳のハッピーセイヴァーの２着の後、Ｇ３レイザーバックＨ（ダート8.5ハロン）で２着に６馬身差をつける圧勝劇を演じ、ＵＡＥドバイ入りしていた。中東の地で良血開花、今後は米国のトップホースの１頭として、大レースの常連となるものと思われる。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　チュウワウィザードは好位の経済コースを通り、直線でジワジワと追い上げるロスのない競馬で、力を出し切っての２着。よく走ったと言えるが、同時に勝ち馬とはかなりの差があったのは認めざるを得ない。例年に比べ、相当、メンバーが手薄なのに助けられての２着と言っていい（参照：<a href="https://reiwa-kawaraban.com/overseas/20210327-2/">史上最低水準のドバイワールドカップ</a>）。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　とはいえ２着は２着。賞金240万ドル（約２億6400万円）を手にしたのだから馬主孝行であるし、海外の大レースは、参加しないことには好結果は得られないということを自ら証明したのは評価すべきであろう。</span></p>
<p><span style="font-size: 12pt;"><strong><span style="color: #000000;">■クロノジェネシス２着 惜しまれる馬体の接触</span></strong></span></p>
<p><span style="color: #000000;">　それ以外のレースでも日本勢の健闘が目立ち、Ｇ１<a href="https://world.jra-van.jp/race/dubai/2021/sheemaclassic/result/">ドバイシーマクラシック</a>ではクロノジェネシス、Ｇ１<a href="https://world.jra-van.jp/race/dubai/2021/turf/result/">ドバイターフ</a>はヴァンドギャルド、Ｇ１<a href="https://world.jra-van.jp/race/dubai/2021/goldenshaheen/result/">ドバイゴールデンシャヒーン</a>はレッドルゼルがそれぞれ２着に入った。Ｇ１の４鞍は日本勢が全てシルバーメダルという、やや消化不良の感がありながらも、全体としてのレベルの高さを示した。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　惜しまれるのがドバイシーマクラシックのクロノジェネシス（北村友一騎手騎乗）。直線でラヴズオンリーユー（Ｏ.マーフィー騎手）と２頭で激しく競り合う形になり、２、３度馬体が接触。終始、外に押圧される形になり、外からミシュリフに差し切られた。接触・押圧がなくても勝てたかどうかは分からないが、結果、外のミシュリフに差し切られているのだから、日本のファンからすれば「あれがなければ」という思いは残る。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　Ｏ.マーフィー騎手にすれば競馬はチーム戦ではないから自分が勝ちに行くのは当然で、結果、同じ日本調教馬に迷惑をかけたとしても、それは自身が勝利を求める以上は仕方がない。このあたりが競馬の難しいところなのであろう。</span></p>
<p><span style="font-size: 12pt;"><strong><span style="color: #000000;">■ミシュリフは２戦で14億円超の賞金</span></strong></span></p>
<p><span style="color: #000000;">　勝ったミシュリフは２月のサウジカップに続く優勝で、この２戦で稼いだ賞金は1000万ドル＋290万ドルの合計1290万ドル（約14億2000万円）。この後、欧州の安い賞金のＧ１など使うのがバカバカしくなるような稼ぎである。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　こうした状況も踏まえ、日本勢は２、３月はサウジアラビア→ＵＡＥドバイ、帰国前に４月の香港（ＱエリザベスⅡ世Ｃ）という遠征を主流にするのがいいように思う。世界的な競馬のローテーションが構築されつつあるのは競馬関係者にはありがたいことと言えるし、積極的に利用していただきたいと一ファンとして思う。</span></p>
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		<title>史上最低水準のドバイワールドカップ</title>
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		<dc:creator><![CDATA[松田 隆&#x1f1ef;&#x1f1f5;　＠東京 Tokyo&#x1f1ef;&#x1f1f5;]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 27 Mar 2021 05:51:50 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[海外競馬]]></category>
		<category><![CDATA[チュウワウィザード]]></category>
		<category><![CDATA[ドバイミレニアム]]></category>
		<category><![CDATA[ドバイワールドカップ]]></category>
		<category><![CDATA[サウジカップ]]></category>
		<category><![CDATA[アロゲート]]></category>
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					<description><![CDATA[　ＵＡＥドバイで３月27日、ドバイワールドカップデーが開催される。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><span style="color: #000000;">　ＵＡＥドバイで３月27日、ドバイワールドカップデーが開催される。メーンのＧ１ドバイワールドカップ（ダート2000ｍ、発走28日1:50）は過去に例を見ないほどの低調なメンバー構成となった。これなら日本から参戦するチュウワウィザード（牡６、栗東・大久保龍志厩舎）でも何とかなってしまいそうな雰囲気である。</span></p>
<p><span style="font-size: 12pt;"><strong><span style="color: #000000;">■ドバイワールドカップと思えないメンバー構成</span></strong></span></p>
<div id="attachment_9675" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/dubai.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-9675" class="wp-image-9675" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/dubai-300x180.jpg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/dubai-300x180.jpg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/dubai-768x461.jpg 768w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/dubai.jpg 995w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-9675" class="wp-caption-text">メイダン競馬場（メイダンレーシングのTwitterから）</p></div>
<p><span style="color: #000000;">　ドバイワールドカップは世界的には１年の前半の古馬最強を決める戦いという位置付けと言って良かった。欧州はシーズン開幕前に早めに始動する馬が目標とし、米国も前年秋のＧ１ＢＣクラシックを終え、海外遠征しやすく、もちろん、地元ＵＡＥ勢はここを最高目標にするため、例年ハイレベルな戦いが繰り広げられてきた。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　過去の優勝馬を見ても、古くはシガー、シングスピール、ドバイミレニアムと伝説級の名馬の名前が並び、最近でも2016年カリフォルニアクローム（米二冠ほか）、2017年アロゲート（ＢＣクラシックほか）などは米国の最強クラスであった。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　ところが今年は出走14頭で、豪ブックメーカー・ジャストホースレーシングの前売りオッズを見ると、１番人気は世界的には全く無名の米国のミスティックガイド（牡４、M.スティッドハム厩舎）。Ｇ１勝ちはなく、前走Ｇ３レイザーバックH（ダート8.5ｆ）を勝って重賞２勝目をマークしたばかりである。ゴドルフィンの所有馬ということでこちらに回ってきたのだろうが、過去の優勝馬、１番人気馬に比べると数段格落ちは否めない。</span></p>
<p>▼<a href="https://world.jra-van.jp/race/dubai/2021/worldcup/racecard/">ドバイワールドカップ2021出走表</a></p>
<p><span style="color: #000000;">　２番人気も米国でヘスースチーム（牡４、J.ダンジェロ厩舎）。こちらはＧ１ＢＣダートマイル、Ｇ１ぺガサスワールドカップがともに２着、Ｇ１プリークネスＳが３着と安定しているが、同時に勝ち切れない詰めの甘さが残る。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　３番人気が前哨戦のＧ２アルマクトゥームチャレンジＲ２とＧ１アルマクトゥームチャレンジＲ３を連勝中のバーレーンのサルートザソルジャー（騸６、Ａ.デフリース）という顔ぶれになっている。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　この手薄なメンバーであれば、日本のチュウワウィザードでも３着ぐらいはあるかもしれない。ブックメーカーのオッズでは９番手の評価となっている。</span></p>
<p><span style="font-size: 12pt;"><strong><span style="color: #000000;">■手薄なメンバーとなった４つの理由</span></strong></span></p>
<p><span style="color: #000000;">　今年はどうしてここまでメンバーが手薄になったのか。考えられる理由は４つである。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">（１）新型コロナウイルス禍</span></p>
<p><span style="color: #000000;">（２）昨年、中止となった影響</span></p>
<p><span style="color: #000000;">（３）サウジカップの創設</span></p>
<p><span style="color: #000000;">（４）賞金の減額</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　一つ目は言うまでもなく、新型コロナウイルスの感染症の世界的な拡大によって、人馬ともに国境を超えて移動させることについてさまざまなリスクが考えられることである。国によるが、レース後に帰国検疫で２週間程度隔離され騎乗できなくなるため、「今年は遠征は控えよう」となるのも当然であろう。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　（２）は（１）に関連するが、昨年はレース６日前に中止が決まっており、今回も”ドタキャン”があるのではないかと疑う人がいても不思議はない。帰国して２週間程度の隔離は覚悟の上で遠征したのに中止になったというのであれば、まさに踏んだり蹴ったり。関係者が慎重になるのも分かろうというもの。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　（３）が案外、大きいように思う。米国勢はサウジカップにチャルラタン、ニックスゴーと強力２頭を送り出し、２、４着を占めた。当然、サウジアラビアからＵＡＥドバイに転戦と思いきや、２頭はサッサと帰国してしまった。サウジカップは1800ｍ、ドバイワールドカップは2000ｍと１ハロンの距離の違いが案外大きい。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　チャルラタンは1800ｍまでしか距離経験がなく、唯一のＧ１勝ち鞍のマリブＳはダート７ハロン戦である。ニックスゴーもＧ１勝ち鞍はマイルと９ハロン（ＢＣダートマイル、ペガサスワールドカップ）。どちらも2000ｍのドバイワールドカップは微妙に長い。これまでなら使っていたかもしれないが、1800ｍのビッグレース（サウジカップ）に全力投球し、帰国して適距離のレースを選んでいく方がシーズンを戦う上では好都合と判断したものと思われる。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　（４）賞金の減額も若干は影響しているかもしれない。ドバイワールドカップデーは９つのレースで総額2650万ドル（約29億2000万円）の賞金が与えられるが、2020年は3500万ドル（約38億5000万円）だった。新型コロナウイルス禍の影響もあるのだろうが、約24.3％の減少。メーンのドバイワールドカップは総額1200万ドル（約13億2000万円）に据え置かれたが、他のレースがその分、大幅減額になっており、帯同馬を含めて考えれば行く価値が減少したのは間違いない。</span></p>
<p><span style="font-size: 12pt;"><strong><span style="color: #000000;">■海外で勝つ条件は「行くこと」</span></strong></span></p>
<p><span style="color: #000000;">　こうした事情があって、ドバイワールドカップが過去に例をみないほどの低調な顔ぶれになったと考えられる。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　チュウワウィザードはサウジカップで９着と惨敗しており、通常の年ならとても勝負にならないであろう。ところが、上記のような事情から少しは楽しめる状況となってきた。これも勝負の綾というもの。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　その場に行った者だけが優勝する資格を得られるのであるから、海外のビッグレースを勝とうと思ったら、まずは行かないと始まらない。どうか日本代表として頑張っていただきたいと思う。</span></p>
]]></content:encoded>
					
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		<title>日本勢に勝機 Ｇ１ドバイシーマクラシック</title>
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		<dc:creator><![CDATA[松田 隆&#x1f1ef;&#x1f1f5;　＠東京 Tokyo&#x1f1ef;&#x1f1f5;]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 16 Mar 2021 12:17:46 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[海外競馬]]></category>
		<category><![CDATA[ドバイワールドカップ]]></category>
		<category><![CDATA[ミシュリフ]]></category>
		<category><![CDATA[ドバイシーマクラシック]]></category>
		<category><![CDATA[ドバイゴールデンシャヒーン]]></category>
		<category><![CDATA[クロノジェネシス]]></category>
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					<description><![CDATA[　ドバイワールドカップデーに12頭の日本馬が参戦することになった。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><span style="color: #000000;">　ドバイワールドカップデー（３月27日、メイダン競馬場）に12頭の日本馬が参戦することになった。今年はクロノジェネシス、ラヴズオンリーユーが出走するＧ１ドバイシーマクラシック（芝2410ｍ）制覇が最も期待される。最大のライバルは仏ダービー馬ミシュリフ（牡４、英Ｊ.ゴスデン厩舎）となりそうだが、チャンスは十分ある。</span></p>
<p><span style="font-size: 12pt;"><strong><span style="color: #000000;">■昨年はコロナで中止のドバイワールドカップデー</span></strong></span></p>
<p><span style="color: #000000;">　昨年は新型コロナウイルス禍のため、土壇場で開催が中止になったドバイワールドカップデーだが、２年連続の中止はさすがにないのではないか。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　３月16日時点で日本馬で招待を受諾したのは下記の12頭。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">・Ｇ１ドバイワールドカップ：チュウワウィザード（牡６、栗東・大久保龍志）</span></p>
<p><span style="color: #000000;">・Ｇ１ドバイシーマクラシック：クロノジェネシス（牝５、栗東・斉藤崇史）、ラヴズオンリーユー</span></p>
<p><span style="color: #000000;">（牝５、栗東・矢作芳人）</span></p>
<p><span style="color: #000000;">・Ｇ１ドバイターフ：ヴァンドギャルド（牡５、栗東・藤原英昭）</span></p>
<p><span style="color: #000000;">・Ｇ１ドバイゴールデンシャヒーン：コパノキッキング（騸６、栗東・村山明）、ジャスティン（牡５、栗東・矢作芳人）、マテラスカイ（牡７、栗東・森秀行）、レッドルゼル（牡５、栗東・安田隆行）</span></p>
<p><span style="color: #000000;">・Ｇ２ＵＡＥダービー：タケルペガサス（牡３、美浦・加藤征弘）、ピンクカメハメハ（牡３、栗東・森秀行）、フランスゴデイナ（牡３、栗東・森秀行）</span></p>
<p><span style="color: #000000;">・Ｇ２ゴドルフィンマイル：デュードヴァン（牡４、美浦・加藤征弘）</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　日本のファンの注目は、シーマクラシックであろう。有馬記念を勝ったクロノジェネシスが人気を集め、ラヴズオンリーユーも２月のＧ２京都記念で前年のオークス以来の勝ち星を挙げただけに、侮れない。</span><span style="color: #000000;">英国のブックメーカーのオッズを見るとクロノジェネシスが３～3.5倍で、仏ダービー馬ミシュリフと同オッズで高い支持を受けている。</span></p>
<p><span style="font-size: 12pt;"><strong><span style="color: #000000;">■砂のサウジカップを制したミシュリフは芝へ</span></strong></span></p>
<div id="attachment_9528" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><a href="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/08828c7a1cb097d31b909b8e5a0ca145.jpeg"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-9528" class="wp-image-9528" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/08828c7a1cb097d31b909b8e5a0ca145-300x180.jpeg" alt="" width="220" height="132" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/08828c7a1cb097d31b909b8e5a0ca145-300x180.jpeg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/08828c7a1cb097d31b909b8e5a0ca145-1024x615.jpeg 1024w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/08828c7a1cb097d31b909b8e5a0ca145-768x461.jpeg 768w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/08828c7a1cb097d31b909b8e5a0ca145-1536x922.jpeg 1536w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/08828c7a1cb097d31b909b8e5a0ca145.jpeg 1984w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /></a><p id="caption-attachment-9528" class="wp-caption-text">サウジカップ優勝時のミシュリフとD.イーガン騎手（YouTubeのEquestrianCR画面から）</p></div>
<p><span style="color: #000000;">　ライバルと目されるミシュリフは前走サウジカップ（ダート1800ｍ）を優勝し、１着賞金1000万ドル（約10億8000万円）を稼いだばかり。しかし、もともと芝でこその馬で、サウジカップに出走したのはオーナーがサウジアラビアのファイサル王子ということも関係しているのであろう。昨年はサウジカップデーのサンバサウジダービーカップ（ダート1600ｍ）に参戦して、武豊騎手騎乗のフルフラットの２着となっている。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　ミシュリフはこれまで仏ダービーの2100ｍまでしか経験がなく、初距離の2410ｍが鍵になる。あえてこの距離に挑んだのは、秋にはＧ１凱旋門賞（芝2400ｍ）に参戦するからと言われている。この点、以前、騎乗していたＬ.デットーリ騎手は、ソフトな馬場が好きで2000ｍがこの馬には完璧な距離と話しており、距離延長はプラスにはならないと思われる。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　それ以外ではモーグル（牡４、愛Ａ.オブライエン）が怖い存在。パリ大賞と香港ヴァーズの２つのＧ１を優勝。遠征での強さ、距離とドバイの芝への適性を考えると、案外、こちらの方がミシュリフより先に来るかもしれない。ブックメーカーのオッズは６～７倍。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　Ｇ１ＢＣターフで３着のチャンネルメーカー（騸７、米Ｗ.モット）は７～９倍、前哨戦のＧ２ドバイシティオブゴールド（芝2410ｍ）を２分26秒83のトラックレコードタイで楽勝したウォルトンストリート（騸７、英Ｃ.アップルビー）は６～８倍となっている。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　こうしてみると、粒揃いのメンバーとなっている。展開次第では伏兵の台頭もありそうだが、良馬場で行われるようなら、クロノジェネシス・ラヴズオンリーユー日本勢が順当に優勝するチャンスは十分だろう。</span></p>
<p><span style="font-size: 12pt;"><strong><span style="color: #000000;">■史上初の日本調教馬のゴールデンシャヒーン制覇も</span></strong></span></p>
<p><span style="color: #000000;">　メインのＧ１ドバイワールドカップのチュウワウィザードは入着までか。面白いのがＧ１ドバイゴールデンシャヒーン。コパノキッキングとマテラスカイで、２月20日のリヤドダートスプリント（ダート1200ｍ）で１、２着を独占したばかり（ジャスティンは６着）。今回、さらにレッドルゼルが加わり４頭出しとなる。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　マテラスカイが軽快に先行して前残り、あるいはブンブンと飛ばしてコパノパッキングの差し浮上と、スローでもハイペースでも楽しめるメンバー構成となっている。史上初の日本馬による同レース優勝があるかもしれない。</span></p>
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		<title>Ｇ１ドバイワールドカップが中止</title>
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		<dc:creator><![CDATA[松田 隆&#x1f1ef;&#x1f1f5;　＠東京 Tokyo&#x1f1ef;&#x1f1f5;]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 22 Mar 2020 14:10:40 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[海外競馬]]></category>
		<category><![CDATA[G1]]></category>
		<category><![CDATA[ケンタッキーダービー]]></category>
		<category><![CDATA[アーモンドアイ]]></category>
		<category><![CDATA[新型コロナウイルス]]></category>
		<category><![CDATA[ドバイワールドカップ]]></category>
		<category><![CDATA[サウジカップ]]></category>
		<category><![CDATA[クリソベリル]]></category>
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					<description><![CDATA[　アラブ首長国連邦（UAE）ドバイで３月28日に行われる予定だった第25回ドバイワールドカップが３月22日、中止となった。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><span style="color: #000000;">　アラブ首長国連邦（UAE）ドバイで３月28日に行われる予定だった第25回ドバイワールドカップが３月22日、中止となった。新型コロナウイルスの世界的な流行による影響を考慮したもの。現地のメディア「GULF NEWS（ガルフニュース）」が臨時ニュースとして伝えた。</span></p>
<p><span style="font-size: 12pt;"><strong><span style="color: #000000;">■１着賞金約８億円のリッチレース</span></strong></span></p>
<div id="attachment_5671" style="width: 250px" class="wp-caption alignleft"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-5671" class="wp-image-5671" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2020/03/dubai-300x300.jpg" alt="" width="240" height="240" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2020/03/dubai-300x300.jpg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2020/03/dubai-150x150.jpg 150w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2020/03/dubai-768x768.jpg 768w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2020/03/dubai.jpg 1000w" sizes="auto, (max-width: 240px) 100vw, 240px" /><p id="caption-attachment-5671" class="wp-caption-text">ドバイワールドカップの中止を報じるガルフニュース電子版</p></div>
<p><span style="color: #000000;">　Ｇ１ドバイワールドカップ（ダート2000m）はUAEドバイのメイダン競馬場で行われ、１着賞金720万米ドル（約７億9000万円）の高額賞金レース。今年は３月28日に予定されていた。ドバイワールドカップデーとして、メインのドバイワールドカップを含むＧ１レースが５クラ組まれ、世界の強豪が集まるレースとして知られている。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　今年は新型コロナウイルスの世界的な流行でUAEも入国制限を厳しくしており、関係者の入国すら難しい状況となっていた。当初は無観客で行うこととしていたが、最終的には中止（延期）に。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　３月22日午後、メイダングループのサイード・アル・タイヤーCEOは「新型コロナウイルスによる被害が蔓延しており、世界的な健康への影響とUAE政府によって実施されている予防措置のため、ドバイワールドカップ組織委員会は3月28日にメイダン競馬場で開催される予定のドバイワールドカップ2020ミーティングのキャンセルを残念ながら発表する」とした</span><span style="color: #000000;">。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　その上で、ドバイ・メディア・オフィスは「すべての参加者の健康と安全のために、ドバイワールドカップ2020の上位組織委員会は、第25回の大会を来年に延期することを決定しました」と発表。名目上は「延期」としたが事実上の中止と見られ、来年が第25回のドバイワールドカップとなる見通し。</span></p>
<p><strong><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">■日本から20頭が参戦予定 既に現地入り</span></strong></p>
<p><span style="color: #000000;">　今年は日本からは2018年の14頭を大きく上回る史上最多の20頭が参戦予定だった。特にＧ１ドバイターフ（芝1800m）にはこのレースの連覇を目指すアーモンドアイ（牝５、美浦・国枝栄厩舎）が出走予定で、３月19日に他の13頭とともに現地入りしていた。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　また、メーンのドバイワールドカップに出走予定のクリソベリル（牡４、栗東・音無秀孝厩舎）などは、２月29日にサウジアラビアのキングアブドゥルアジズ競馬場で行われたサウジカップなどに出走後、直接現地入りしていた。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　ＪＲＡ（日本中央競馬会）では日本馬が出走するレースのうち４鞍（ドバイワールドカップ、ドバイシーマクラシック、ドバイターフ、ゴールデンシャヒーン）の馬券を発売する予定にしていたが、その発売も行われないことになる。</span></p>
<p><span style="font-size: 12pt;"><strong><span style="color: #000000;">■変更が続く世界の競馬スケジュール</span></strong></span></p>
<p><span style="color: #000000;">　米国では５月２日にチャーチルダウンズ競馬場で行われる予定だったＧ１ケンタッキーダービー（ダート10ハロン）が９月５日に変更になるなど、世界の競馬のカレンダーも大幅に変更されている。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　昨今は日本馬による海外遠征が盛んになっているだけに、今回の決定は今年の日本馬の遠征に影響を与える可能性がある。</span></p>
]]></content:encoded>
					
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		<title>１着賞金11億円の衝撃 第１回サウジカップはJRAのG1×８クラ以上</title>
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		<dc:creator><![CDATA[松田 隆&#x1f1ef;&#x1f1f5;　＠東京 Tokyo&#x1f1ef;&#x1f1f5;]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 20 Feb 2020 10:49:32 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[海外競馬]]></category>
		<category><![CDATA[サウジアラビア]]></category>
		<category><![CDATA[G1]]></category>
		<category><![CDATA[クリソベリル]]></category>
		<category><![CDATA[マキシマムセキュリティ]]></category>
		<category><![CDATA[マジックワンド]]></category>
		<category><![CDATA[ベンバトル]]></category>
		<category><![CDATA[ドバイワールドカップ]]></category>
		<category><![CDATA[サウジカップ]]></category>
		<category><![CDATA[ミッドナイトビズー]]></category>
		<category><![CDATA[マッキンジー]]></category>
		<category><![CDATA[ゴールドドリーム]]></category>
		<category><![CDATA[UAE]]></category>
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					<description><![CDATA[　２月29日にサウジアラビアのキングアブドゥルアジズ競馬場で第１回サウジカップが開催される。１着賞金1000万米ドル（約11億円）、総賞金2000万ドル（約22億円）という桁違いの賞金に、世界の強豪が集まる。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><span style="color: #000000;">　２月29日にサウジアラビアのキングアブドゥルアジズ競馬場で第１回サウジカップ（ダート1800m）が開催される。１着賞金1000万米ドル（約11億円）、総賞金2000万ドル（約22億円）という桁違いの賞金に、世界の強豪が集まる。世界の競馬シーンを変えるぐらいの衝撃があると言ってもいい。</span></p>
<p><span style="font-size: 12pt;"><strong><span style="color: #000000;">■ドバイワールドカップを上回る世界最高賞金レース</span></strong></span></p>
<div id="attachment_4959" style="width: 230px" class="wp-caption alignleft"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-4959" class="wp-image-4959" src="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2020/02/saudi-300x300.jpg" alt="" width="220" height="220" srcset="https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2020/02/saudi-300x300.jpg 300w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2020/02/saudi-150x150.jpg 150w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2020/02/saudi-768x768.jpg 768w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2020/02/saudi-1024x1024.jpg 1024w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2020/02/saudi-200x200.jpg 200w, https://reiwa-kawaraban.com/wp/wp-content/uploads/2020/02/saudi.jpg 1615w" sizes="auto, (max-width: 220px) 100vw, 220px" /><p id="caption-attachment-4959" class="wp-caption-text">サウジカップの公式HPから</p></div>
<p><span style="color: #000000;">　１着賞金11億円は文句なく世界最高。従来の世界最高だったドバイワールドカップ（ダート2000m）の720万米ドル（約７億9200万円）を大きく上回る。JRAの春の平地Ｇ１は12クラあるが、その１着賞金の合計は14億7500万円である。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　優勝賞金だけ考えると、サウジカップ１クラの優勝賞金は桜花賞＋皐月賞＋天皇賞・春＋NHKマイルC＋オークス＋ダービー＋安田記念＋宝塚記念（10億4000万円）より多い。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　しかも、サウジカップの後、３月28日にＵＡＥドバイでドバイワールドＣがあり、遠い砂漠の地に行っても、2つの高額賞金レースを使ってこられるのは遠征へのハードルを低くする。仮にサウジカップとドバイワールドカップを連勝したら、合計で18億9200万円を手にすることになる。それは誰もが行きたいだろう、リヤドに。</span></p>
<p><strong><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">■米国から強豪続々、日本の２頭は勝機薄いと予想</span></strong></p>
<p><span style="color: #000000;">　米国からは、昨年の最優秀３歳牡馬でケンタッキーダービー１位入線のマキシマムセキュリティ</span><span style="color: #000000;">、最優秀ダート古牝馬ミッドナイトビズー、昨年のＧ１ＢＣクラシック２着のマッキンジー、１月25日のＧ１ペガサスワールドカップ招待Ｓを制したムーチョグストと、現在の米国のダート路線のトップ中のトップと言っていいメンバーが集結する。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　アイルランドからはＧ１で２着８回、豪Ｇ１マッキノンＳを制したマジックワンドが初のダート挑戦。さらにUAEからはベンバトル、カペッツァーノと近走で圧勝している元気な２頭がやってくる。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　日本からはクリソベリルとゴールドドリームがエントリー。クリソベリルは未知の部分はあるが、さすがにこのメンバーでは勝ち負けは無理だろう。ゴールドドリームは「出るだけ立派」と申し上げておこう。</span></p>
<p><strong><span style="color: #000000; font-size: 12pt;">■進む競馬のグローバル化</span></strong></p>
<p><span style="color: #000000;">　こうして２月～３月にかけての世界の競馬は、サウジアラビアとUAEドバイが話題の中心となる。欧州はシーズンオフで、米国の古馬戦線も大レースが不在という時期だけに、それも当然であろう。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　僕が日本の馬主で、そこそこ走る馬を持っていたら、春は中東遠征を目標にするだろう。そこに照準を合わせて前年の秋からレースを逆算していく。中東の金満レースを見たら、そう考える人は少なくないと思う。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">　それは日本の競馬の空洞化と言えるのかもしれないが、競馬というスポーツのグローバル化とも言えるだろう。そしてそれが世界の趨勢である。</span></p>
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