Foodist Media 2018年10月23日公開 カクニマルの挑戦、リピート率90%の秘密

The following two tabs change content below.
松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵

松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵

青山学院大学大学院法務研究科卒業。1985年から2014年まで日刊スポーツ新聞社に勤務。退職後にフリーランスのジャーナリストとして活動を開始。

リピート率90%を誇る渋谷『カクニマル』。悪立地も「ここでやる覚悟」で繁盛店に

 渋谷・道玄坂を登りきった所にある、隠れ家タイプの居酒屋「▫︎二◯」(カクニマル)の店主・黒川圭太氏にお話を伺った。2018年1月にオープンしたばかりで、しっかりと固定客をつかんで営業を軌道に乗せている。

隠れ家的な存在感が魅力

名物の角煮や、凍った瓦に乗せて提供する刺身など、繁盛の理由をあれこれ書いたが、その最大の要因は、トップの写真のスタッフの笑顔じゃないかな。この笑顔で接客されたら「楽しかった」「また来よう」と思うに違いない。黒川圭太氏の魅力でいいスタッフが集まり、いいスタッフが客を根付かせるという構図がうまくハマっている感じ。

黒川圭太氏の「ここでやる覚悟が大事」「それがないと場所や天気のせいにしてしまう」という気合い。勉強になった。

繁盛する居酒屋は、人通りの多い路面店、中がよく見通せる感じの店が多いが、カクニマルは全く逆。入り口を探すだけでも苦労する。だからこそ、行きたくなるというのが人間の心理というか、僕が学生の頃、大好きで通っていた大塚の喫茶店「YANAGI」もそんな感じだった。駅前のビルの地下にあって、何か秘密めいた感じ。昨年、用事があって大塚に行ったが、今は風俗系の店になっていた(笑)。

とにかく、一度行ってみたくなるカクニマル。来年以降、さらにリピーターを増やすのでは、と思っている。

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です