あらためて思う拉致問題の人権侵害、最終解決方法は「そこ」なのか
松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵
最新記事 by 松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵 (全て見る)
- スポーツ紙消滅で競馬界のカオス 須田鷹雄氏提言 - 2024年11月20日
- 見えてこない導入の必要性 分娩費用の保険適用化 - 2024年11月18日
- 検討会で弁護士暴論「産科医は医療安全に前のめり」 - 2024年11月16日
神奈川新聞が横田早紀江さんのインタビューを掲載したようだ。拉致問題への対応について時間と体力の限界を吐露したとネット経由で見たが、本当に悲惨な現実。
横田めぐみさんが拉致されてから、ご両親は心から笑ったことなんてないんじゃないか。半世紀近くこの状態が続いているという、ご家族が受けた人権侵害は言語に尽くせない。自国民がこのような目に遭い、未だその人権侵害状態が進行しているというだけで通常の国家なら戦争状態になっても不思議はない。
しかし日本国憲法は国際紛争を解決する手段としての戦争、武力による威嚇、その行使を禁じているから、手が出さないというジレンマ。当然、相手に足元を見られるだろう、それは。
こうした人権侵害に憤っているのが安倍晋三首相でありドナルド・トランプ大統領だ。トランプ大統領が訪日した時に拉致被害者の家族と会ったのは北朝鮮問題への一つの政治的決断であったのだろうけど、それだけではないと思う。
アメリカという国は、時に損得を超えて、自由とか人権とか普遍的な価値を攻撃する者に対して毅然とした行動をとる。トランプ大統領の一連の言動を見ていると、複雑な国際情勢の中でも極めて単純な正義感に基づく判断をしている部分があるように感じる。そして「こんな連中と、まともに話し合えるか」というごく当たり前の価値観が、北朝鮮政策の根底にあるような印象を受ける。
そう考えると、アメリカは北朝鮮に武力行使をする可能性は非常に高いのではないか。国際政治の専門家でもないし、何の情報も持ってないけど感覚的にそう思う。結局、拉致問題の最終解決は北朝鮮の体制を終わらせることに行き着くのかなと、思える。