静岡新聞カメラマンを危険運転致傷罪で在宅起訴 あおり運転は不起訴
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松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵
青山学院大学大学院法務研究科卒業。1985年から2014年まで日刊スポーツ新聞社に勤務。退職後にフリーランスのジャーナリストとして活動を開始。
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静岡新聞のカメラマン水島重慶被告(28)が9月10日に危険運転致傷罪で起訴された。水島被告はあおり運転をしたとして暴行の疑いでも逮捕され、その後、釈放されていたが、検察は同日、不起訴にした。静岡新聞が自社サイトで伝えている。
■釈放後は自宅待機の状態 裁判はこれから
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モラルなきドライバー…
水島被告は今年3月3日に沼津市内の交差点を制御ができないスピードで左折し、合計3台を巻き込む事故を起こして自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)容疑で逮捕された。さらにその後、5月21日に、事故直前、別の軽乗用車にあおり運転していた疑いが強まったとして暴行の疑いで再逮捕されている。
その後、何の報道もないので僕が8月に静岡新聞に取材したところ、逮捕の後、処分保留で釈放されたという。その段階で起訴はされていなかったため、会社は発表を待っている状況との説明だった。その間、水島カメラマンは自宅待機していたという。
■事故から半年後の起訴「厳正に対処」の中身は?
結局、3月3日の事故から半年経っての起訴となった。静岡新聞では風間隆男総務局長が「一連の事実を詳細に確認した上で、厳正に対処します。」と事件後に語っていたが、今回も「…本人には厳正に対処するとともに、同様のことが二度と起こらぬよう社員教育を徹底し、信頼回復に努めてまいります。」とコメントしている。
「本人への厳正な対処」は判決後かもしれないが、モラルの欠片もない運転をするような人間を静岡新聞がどうするのかは注目しておきたい。