ライター諸氏へ 胡散くさい会社に気をつけよう

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松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵

松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵

青山学院大学大学院法務研究科卒業。1985年から2014年まで日刊スポーツ新聞社に勤務。退職後にフリーランスのジャーナリストとして活動を開始。

 6月は珍しく仕事が忙しく、おかげでこちらの更新が滞ってしまった。期待して待ってくれている人がいるとは思えないが、もし、いらっしゃったらすみません。

■「偽名でいいからプロフィールを」

中にはおかしな会社もあって・・

 フリーランスのライターとしては多くの媒体から指名をいただけると嬉しいのだが、現実は厳しい。いったん、付き合いができた会社でも2度目は仕事が来ないこともある。それは僕が相手の期待するような原稿を書けなかったということなので、仕方がない。もっとも原稿を頼んでくる相手にも色々あって、こちらから距離をとることもある。

 そんな例は結構あるのだが、1つだけ紹介しよう。昨年、法律等のライティングを請け負う会社がチョコチョコと仕事をくれたので、僕もそれなりに仕事をしていたのだが、ある時、そこの取締役が「ライティングスタッフに松田さんの名前とプロフィールを入れたい」と言ってきた。

 付き合いができたばかりの会社に、その協力スタッフとして名前を入れられるのはリスクを伴う。その会社が裏でおかしな仕事をしている場合に、その仲間だと思われてしまうし、そういう会社は「もう協力スタッフから外してくれ」と言ってもノラリクラリであろう。そこで「しばらく待ってください」と答を先延ばしにしていたら、その取締役がこう言った。

 「偽名で結構ですから、お願いできませんか? プロフィールはそのままで」。

 びっくりしたよ、その時は。「偽名でいいから」って、その会社は社会を欺くつもりなのかなと思った。知り合いが見たら、僕が信用を失う。(本名を出せないような仕事をしているのか?)みたいな。

■取締役が「偽名」でライティングの講師

 よくよく調べてみると、その取締役自体、別の名前で外部でライティングの講師をしている。自分が偽名を使っているから、相手に平気で「偽名」なんてことを言えるのかもしれない。その後、その取締役は既に提出した原稿に対して「決められた原稿料は出せません。契約を変更します」と一方的に通告してきた。法律のライティングも請け負う会社だが、契約の概念が全く分かっていないのだろう。

 それ以後、その会社とは距離をとり今は全く付き合いはない。協力スタッフに名前を入れないで本当に良かったと思っている。生涯の汚点になるところだった(笑)。

 逆に言えば、僕の署名入りの記事は、僕が責任を持って書いているということ。もし、記事に間違いや、合理性を書くような記述があれば僕が非難を受けるし、最終的に責任を負う。そういう記事でなければ僕は署名入りにしない。今、一番書かせていただいているのはFoodist Mediaさんで、61本の署名記事がアップされている。どれも僕がすべて責任を持てる記事ばかりである。

 フリーランスは1つ1つの記事に責任を持ち、同時に自分のことは自分で守る。こんな僕でも、僕なりに色々と考えて仕事をしているということを分かっていただけるとありがたい。

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