【通報済です】喫煙可の居酒屋 外資系か
松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵
最新記事 by 松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵 (全て見る)
- 無理筋か 旧ジャニーズ事務所に3億ドル請求 - 2024年12月19日
- 少子化対策の基本に還れ 保険適用化で医大教授発言 - 2024年12月16日
- マスメディア沈黙の事情 分娩費用の保険適用化 - 2024年12月15日
東京都内の飲食店は2020年4月1日から原則禁煙となったが、先日、JR山手線の駅のすぐ近くにある外資系であるとされる居酒屋で客が堂々と喫煙している場面に出会った。店が灰皿を出しており、明らかに条例に違反している。都の条例は本当に守られているのか。
■昨年4月から飲食店は原則喫煙不可
東京都では2020年4月1日から東京都受動喫煙防止条例が施行され、原則として飲食店では喫煙することができなくなった。例外として認められるのは、従業員がおらず、かつ100平方m以下の小規模の店舗や、スナックやバーなどで喫煙を目的とする店舗のみ。新宿ゴールデン街で、ママさんだけでやっているようなスナック、喫煙専用バーなどが例外的に認められているにすぎない。
ところが2週間ほど前、ある駅前の居酒屋に知人と2人で入ると、店員が「灰皿は必要ですか?」と聞いてきた。その店は従業員数人が走り回っており、喫煙専門ではなく料理メニューの充実した居酒屋、タバコが吸える訳がない。もちろん「いや、いりません」と言ったが、店員がフレンドリーな感じだったので(冗談で聞いているのかな)と、あまり深く考えずにいた。
しばらくすると、隣の席に女性の2人組が座り、そのうちの1人が堂々とタバコを吸い始めたのである。その女性はチェーンスモーカーで次から次へと吸い続け、その煙がこちらに流れてくる。さすがにイライラしてきて、店員に「何でタバコ吸ってるの?」と聞くと、「ウチは(都から)許可をもらってますので」という答え。
そう言われると(条例に大型店舗でもタバコを吸っていい例外があったかな)と自信がなくなり、それ以上の追及はしなかった。帰宅後、東京都受動喫煙防止条例を読み直したが、何度読んでも、その店が喫煙を認められる可能性などないことを確認。タバコの煙のようなモヤモヤとした感覚だけが残る結果となった。
■若手経営者「そんなことはあり得ません」
その数日後、たまたま同じ駅の近くの居酒屋を取材で訪れた。30代の若手の経営者(男性)にインタビューしたが、取材終了後、その話をしたところ彼は呆れた顔でこう話した。
「『喫煙の許可を得た』って、そんなことはありえません。駅前の●●●●ですよね? あの店は▲▲▲▲グループが経営していたはずです。とんでもないですね」。
店員は日本語が流暢だったので日本人だったと思うが、▲▲▲▲グループは近隣国の大手企業グループである。
その話が本当なら、外資の傘下に入ったのであろうその店の遵法精神の欠如ぶりには呆れるしかなく、また、他の客の迷惑になっているにもかかわらず喫煙を続けた女性に対しても腹が立つ思いである。非喫煙者にとってタバコの煙がかかることは相当程度の苦痛。この時代、その点を理解できない喫煙者がいることが信じられない。
■区の保健所に通報
二度とその店には行く気はないが、条例に違反して客に喫煙を認めるような営業を許していては客足が遠のくのを覚悟で禁煙にしている他の真面目な店舗経営者に損害が生じかねない。何より、受動喫煙防止条例は喫煙しない客を守る条例であり、法令に反して客に危険を及ぼす行為を黙認していることは飲食店経営者として悪質極まりない。そこで管轄する区の保健所に電話で情報提供をした。
保健所の担当者は、条例で例外的に認められている店舗でないかについて確認。従業員がいるか、喫煙目的の店舗などでないかの確認を求めてきた。その上で、僕が店員の「東京都から許可を貰っている」という発言を明らかにすると、「それは勘違いだと思います」と苦笑していた。
「×××区では、居酒屋を喫煙目的店として認めていません。バーやスナックなど喫煙を主目的にして、そのついで一杯飲みますという場合であれば、喫煙目的店として認められる可能性がありますが、居酒屋は喫煙目的店にはなれません。今のお話では喫煙可能室でも喫煙目的室でもありませんから、喫煙ルームを作らなければいけません」という明確な回答が得られた。
そこを確認した上で、該当する店舗名と住所、電話番号を伝えた。保健所では指導を行い、違反する事実が確認できれば過料などの処分を下す。その結果は希望すれば伝えてくれるとのことで、「ぜひとも連絡してください」と頼んでおいた。
もっとも都の条例では過料は最高でも5万円。カエルの面に…という状況であれば、虚しい話ではある。
私は山口敬之氏問題の記事を読み、
松田さんのお話に納共感してました。
しかしながら、今回のは共感できません。
何故、外資系と書いたのか?
条例違反をするのに外資と国内もない。
外資系だから、そういう事はありがちだと思わせる意図があるのですか?
それと通報も感心しません。
正しい行動かと思いますが、松田さんの影響力を踏まえると、見つけたら通報しろと、受け取る人も多いと思います。
通報は悪くない。
もしかしたら、私が頓珍漢な事を言ってるかもしれせん。
ただ、自分の事を考えると、
私は、自営業をしています。
生きる為の仕事をしています。
その中で法令を完全に守れていない部分があります。
法令をクリアしないと商売する資格はないと、突きつけられている感じがしました。
松田さんにそのような意図はない事は分かってます。
ただ、それを守る事で商売が不成立になるのです。
なので、言ってる事は分かりますが、通報したとは書かないで欲しかったのです。
>>斉藤様
コメントをありがとうございます。
外資系かと書いたのは、出来る限りの情報を提供したかったためです。
>>その中で法令を完全に守れていない部分があります。
>>法令をクリアしないと商売する資格はないと、突きつけられている感じがしました。
そうとっていただいて結構です。国民は法令を守るべきです。東京都受動喫煙防止条例は都民の健康を守るための法令であり、事業を営む以上、顧客の安全と健康を守るのは当然の務めです。例えば妊婦が受動喫煙をする危険性をどう考えていますか? それを「店を守るために、妊婦と胎児が危険に陥っても関係ない」というお考えなら、ご商売はやめるべきでしょう。我々は受動喫煙することはないと店舗を信頼して入店します。その信頼を裏切る行為の上に成立するビジネスは、非喫煙者の健康を犠牲にして成り立っているという意識を持たれた方がいいと思います。
>>なので、言ってる事は分かりますが、通報したとは書かないで欲しかったのです。
通報は都民として当然の責務です。目の前にある不正義に黙っているなら、ジャーナリストなどやっていません。
ご商売が不成立になるとおっしゃいますが、他の店舗は成立しています。他の人にできて、なぜ、そちらはできないのですか? ご自身の努力不足は、法令に反することの言い訳にはならないと思います。
山口氏と伊藤詩織氏の件で松田さんを知り、いつも記事を楽しみにしていますが、
今回の記事は賛同出来ません。
私は愛煙家でヘビースモーカーです。昨今の喫煙者虐め 喫煙者差別に対し、
強い怒りを感じています。喫煙は法律違反ではありません。勿論歩きたばこが駄目とか
ポイ捨てが駄目は当然ですが、飲食店を一律で「禁煙」とする事にファシズム精神を
感じ、喫煙者として犯罪者扱いに 迫害を感じている者です。
今回の記事は東京の条例に違反してる店舗があったという事実に、松田氏の嫌煙感情が
のっかり、「正義」を振りかざした様に感じて不快でした。通報までされたとの事。
そこまで飲食店を虐める事が、果たして「正義」なのでしょうか?
私は飲食店での喫煙は、オーナーが決めるべきものと考えており、喫煙OKでも禁煙でも
経営者がリスクを背負うのですから、条例でなく、オーナーが決めれば良いと
考えています。 それを見て店舗を選択出来ますから。
嫌煙の方には煙は不愉快なのは理解出来ますが、不愉快=違法として、迫害する事が
「正義」なのでしょうか? 「正義」って使い方で非常に怖い権力になると思います。
お気持ちは理解しますが、今回の記事は賛同できなく、とても残念に思いました。
一喫煙者の悲鳴として、聞いて頂ければ幸いです。
>>佐藤裕佳様
コメントをありがとうございます。
僕は喫煙する権利を奪えなどとは一言も言ってません。吸うのは自由です。しかし、喫煙によって周囲にいる人が健康被害を受けるのは容認できません。
東京都の条例の名前を見てください。「東京都禁煙条例」ではなく「東京都受動喫煙防止条例」です。つまり、「人に迷惑をかけるタバコの吸い方をするな」という趣旨です。飲食店は行政からの許可を得て運営しているわけで、当然、そこには公共性があります。非喫煙者が健康を害しないように守るのが飲食店の管理者の責任であると東京都が定めたわけで、オーナーに非喫煙者の健康を害する権利は認められていません。
>>通報までされたとの事。
>>そこまで飲食店を虐める事が、果たして「正義」なのでしょうか?
正義だと思います。経営の維持のために、法令に従わず非喫煙者の健康を害する事業者に、その行為をやめさせるには監督者に通報するしかありません。「不義を見て見ぬふりをせよ」が正義とは思えません。
>>嫌煙の方には煙は不愉快なのは理解出来ますが、不愉快=違法として、迫害する事が
>>「正義」なのでしょうか? 「正義」って使い方で非常に怖い権力になると思います。
この点はただ単に「ルールを守ってください」と単純なことを言っているに過ぎないのに、それを「怖い権力」という理由が僕には分かりません。「我々はタバコを吸う権利があるから非喫煙者は副流煙を我慢しろ、肺がんになっても関係ない」と多くのスモーカーと飲食店経営者が考えているとしたら、そちらの方が恐ろしいと感じます。
それはともかく、前の斉藤様と同様に、佐藤様もおそらく実名で記事への反対意見を書き込んでくださったことと思います。その点に敬意を表します。そのようなご意見があったということには十分留意したいと思います。
毎回、更新を楽しみにしているのですが、最近、記事のタイトルの重要さに気づきました。タイトルを目にし、「え?何?どういうこと?」と思えば、読みますからね。
今回の【通報済みです】部分は、インパクト最強です!!
私は、「通報するのが正義」だと思います。
個別の事情で、法令を守らなくていいなら、この国は無法地帯となり、秩序が崩壊する。都から許可を得ての営業と勘違いしている店について、条例違反を確認した上での通報です。これは、店を陥れる行為などではありません。店が、勘違い営業を正せばいいだけの実にシンプルな話だと思います。
正義なら何をしてもいいのかと言われそうですが、正義と正義感は違います。
歪んだ正義感からの暴走行為が、問題なのだと思います。
飲酒は本人に影響があるだけですが、喫煙は受動喫煙により他者を巻き込んでしまうが為に、制限を設けなければなりません。
喫煙者さんには、お気の毒な状況ではあるんですけどね…。
>>月の桂様
コメントをありがとうございます。
見出しにインパクトは基本なのですが、やりすぎると東スポになってしまうので、いつも迷うところです。
>>都から許可を得ての営業と勘違いしている店について、条例違反を確認した上での通報です。これは、店を陥れる行為などではありません。店が、勘違い営業を正せばいいだけの実にシンプルな話だと思います。
その通りだと思います。客の健康を守ると同時に、真面目にルールを守っている事業者が結果的に損をするようなことがあれば、ルールを守るという社会規範が失われかねません。堤防も蟻の一穴からという話もありますから、事業者には遵法精神を求めたいです。