サイトのダウンの経緯とお詫び
松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵
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9月29日午前9時頃から、午後5時頃までアクセス集中が原因と思われる障害でサイトが閲覧不能になる事態となりました。詳細はまだ調査中ですが、楽しみに訪問していただいている皆様には大変ご迷惑をおかけしました。深くお詫び申し上げます。
■きっかけとなった記事
詳細については現在、調査中ですが、きっかけは石井孝明氏からの寄稿「国葬の献花10万人超 デモはシルバー人材数百人」(9月28日午後2時頃公開、以下、当該記事)をアップしたことです。
実際に日本武道館周辺を取材し、国葬を静かに見守るべきという趣旨の記事は順調にPVを伸ばしました。サイト内の人気記事ランキングでも早々に1位になっています。
順調に見えたサイト運営ですが、29日午前5時過ぎにはサイト全体が重くなるのが確認され、管理画面にも入りにくい状態となり、午前9時頃には完全にアクセスが不能となってしまいました。セキュリティーのため詳細な時間は明らかにできませんが、サーバー会社からは午前4時過ぎから午前7時過ぎにかけて高い負荷がかかったという報告を受けました。
当サイトでは午前6時前に技術担当に連絡し、サイトが重くなっているので対応を求めるメールを出しました。正午頃にデータベースに高い負荷がかかっており、接続に制限がかけられている状況であること、復旧に向けて動いていることについて説明を受けました。
午後5時頃までに復旧作業は終了。29日午後8時現在、多少、不安定ながらもサイトが公開されているという状況です。
■過去に実施したサーバー強化
過度のアクセスの集中の原因は、作家の百田尚樹氏のリツイートにあると思われます。石井氏の記事を「拡散希望!」と引用付きで紹介した方がいて、それを百田氏がリツイートしたことでいいねが1万8000、RTが8000近くされ、そこから一気に当該記事へのアクセスが伸びたようです。
もちろん、百田氏を非難する意図はありません。逆に記事を多くの人に紹介していただき感謝しています。ただ、百田氏の拡散力に見合うだけのサーバーの強度がなかったということで、結果として楽しみにしていただいた皆様にお届けできない事態となってしまいました。
実は昨年4月頃、伊是名夏子氏関連記事でPVがアップした際に、サーバーの強化をしました。そのため安心していたということはあるのですが、百田氏の拡散力はそんな小手先の強化を吹き飛ばすぐらいの破壊力があったということです。
サイトが復旧した際に、前日9月28日のバックアップで復元したために当該記事が欠落してしまいました。それで一部では「記事が消された」という話が出たのかもしれません。しかし、これは当該記事が国葬反対派のプレッシャーで消されたということではなく、あくまでも技術上の問題であって、仮にそのようなプレッシャーがかかっても当サイトはそのような圧力には屈しません。
それはともかく、技術的に欠落する形になってしまった当該記事については、筆者の石井氏と協議し、再度、記事を作成してアップすることでご了解いただきました。また、Twitterを中心に多くのリンクが貼られていることからURLは前回と同じにすることとしました。ただし、記事公開のタイムスタンプは9月29日と1日経過した状態になっています。
このようにして、午後5時過ぎに当該記事を再生する形でアップというのがここまでの簡単な経緯です。
■お金集めの才覚は…
当サイトはこれまでにDDoS攻撃を何度か受けています(参照・犯人に告ぐ「DoS攻撃を直ちに止めろ」)。8月末にも一度、攻撃を受けましたが、ダウンすることはありませんでした。犯人は見当がついています。今回の件で、当初、またしても攻撃かと思ったのですが、どうやら違ったようです。ただし、詳細は分析中で、その可能性も完全には排除できません。
2017年にスタートした当サイトも、足掛け6年となります。今回、初めて訪問したという方も少なくないでしょうから、当サイトについて簡単に説明しておきましょう。当サイトは独立したニュース&オピニオンサイトであり、いかなる個人、団体からも影響を受けずに報道、論評を続けています。収益はGoogle Ad Managerによる広告のみです。とはいえ、広告料は微々たるもので、サイトの維持管理の費用は完全に持ち出しです。
「貧乏サイト」「赤字サイト」ではありますが、スポンサーがない分、自由な情報発信、主張が可能で、それが少なくない方にご訪問いただいている理由と考えています。立憲民主党から支援を受けていたメディアがありましたが、当サイトの主宰者には、そのようなお金集めの才覚はありません。宗教とも無縁です。今、何かと話題の宗教団体とも全く接点はありません。そして、名前から「れいわ新選組」の仲間と間違われることがありますが、一切、関係ありません。
そういう立場で情報発信を続けている弱小サイトです。今回の件につきまして、あらためてお詫び申し上げます。そして、これからもよろしくお願いいたします。