渡部建さん豊洲ベンツ通勤 何が悪い?
松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵
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アンジャッシュの渡部建さん(48)が豊洲市場でアルバイトをする際にメルセデス・ベンツで通勤していることを、デイリー新潮が26日、報じた。六本木ヒルズの多目的トイレでの性行為が発覚し、昨年6月から謹慎を続けている渡部さんに対し、通勤手段にまでケチをつけるメディアの方が異常に思える。
■本当に「ベンツです。700万円」と言ったのか?
デイリー新潮の「渡部建が『豊洲市場』でバイト “微妙に金持ちアピール”をしていると言われたワケ」によると、渡部さんは豊洲市場で週に1回、仕入れたウニの整理をしており、午前4時から無給で働いているという。従業員から豊洲までの交通手段を聞かれると「『ベンツです。700万円くらいですけど』と、サラッと答えました。何だか微妙に“金持ちアピール”をしているように聞こえたそうですよ」と、関係者の話として伝えている。
もし、本当に渡部さんがそのように言ったら、嫌味な人間と感じる人は少なくないだろう。しかし、よく考えてほしい。
従業員:豊洲までどうやって来たんですか?
渡部:ベンツです。700万円くらいですけど
本当にこんな答え方をする人間がいるとは思えない。普通の日本人の会話ならこんな感じだろう。
従業員:豊洲までどうやって来たんですか?
渡部:自家用車です。
従業員:何に乗ってるんですか?
渡部:ベンツです。
従業員:ベンツ! すごいですねえ。いくらぐらいするんですか?
渡部:…700万円くらいですけど。
実際はこんな感じだったのかもしれない。車好きの若い人には車種を気にする人もいるから、このような会話になることもあり得る。正直に答えているのに、何か問題があるのか。車種を隠したり、虚偽の事実を言ったりする方がよっぽどタチが悪い。
■午前4時勤務なら自家用車は当たり前
こんな記事を誰が必要としているのか分からない。このような話題をわざわざ伝える意味があるのか疑問が残る。午前4時からの仕事なら、自家用車以外に使える交通機関はタクシーしかない。駐車場代がどうなっているのか分からないが、普通に考えればタクシーの方が高いだろう。
そうなると自家用車で通勤するのは当然で、愛車がベンツならベンツに乗っていくのは当たり前の話。「謹慎中だから、国産の軽自動車で行こう」などという人間がいたら、それこそ「復帰のためのパフォーマンスか」と叩かれる。
渡部さんがやったことは倫理的に許されず、芸能活動を控えているのは当たり前のことだと思うし、また、年末に行った記者会見はお粗末そのもので、世間からの風当たりが強くなるのもやむを得ない(参照:渡部建氏お粗末会見 人力舎は無能集団か)。
だからと言って人格攻撃をしていいわけではない。いま、何を考えて豊洲市場でアルバイトをしているのか知らないが、バイト先の仲間との会話を聞き出して真偽不明の「微妙に金持ちアピール」などという記事を書く記者は、自分の仕事が嫌にならないのか。書いた記者に聞きたいが、渡部氏はどんな交通手段を使えば良かったのか、しっかりと記事内で示してほしい。
■無理に芸能界に拘らなくても
週刊誌も話題がほしいのは分かるが、いい加減こうしたスタイルは改めた方がいい。この先、渡部氏が芸能界に復帰するのかどうか分からないが、多芸多才の方だし、芸能界にこだわる必要はないと思う。
世間の反応をビクビクして復帰の日を待つより、伸び伸びと仕事ができる環境で頑張ってみるのも一手ではないか。
渡部氏のやったことを肯定するつもりはありません。でも、今、彼は立ち直ろうとしています。
芸能界で売れに売れていた彼です。豊洲市場でのアルバイトは、本音ではしたくないと思います。それでも、なんとか自分の為、そして家族の為に立ち直ろうとして、選んだことなのでしょう。人間は誰でも過ちを犯します。その大小はありますが。でも、そこで立ち直れるかどうかが、運命の分かれ道なのだと思います。
話は変わりますが、私は今まで一度もネットで誰かを批判したことはありませんでした。でもそんな私でも、伊藤詩織氏のことは批判します。なぜなら、彼女は誰の疑問にも答えず、真実も話さず、一度も反省をしていないからです。また彼女を擁護することは、山口氏をレイプ犯だと断罪することにもなります。だからもし彼女がきちんと真実を話し、反省し、新しく生まれかわろうとするならば、逆に応援したいと思います。
同じ批判の言葉でも、過ちに気づき精一杯立ち直ろうとしている人に対して、罵詈雑言を浴びせるのは、残酷だと思います。ましてや、発言を切り取ったり、真実でないことを書いたりして、わざわざおとしめるようなことをして、何が面白いのかと思います。
でも、過ちを認めず、さらに過ちを重ねようとしたり、さらに誰かを傷つけようとしたりするならば、それをいたずらに擁護することは、罪を重ねさせることにも繋がりかねないと思います。
松田さんは伊藤派から「セカンドレイプだ」などと責められていましたが、渡部さんへの記事を読めば、見せかけではなく、その真の優しさがおのずと伝わってきます。面白半分の誹謗中傷と、正しい道を探り見つけていこうとする為の真実の追求は、全く違うものだということを、他のメディアの方々にも、わかってもらいたいと思います。
お忙しいと思いますので、御返信は不要ですよ。
>>名無しの子様
コメントをありがとうございます。
確かに渡部建氏への誹謗中傷も目に余るものがあります。片田なる精神科医は「性欲の異常亢進」と書いていたのは、さすがにひどいと思って記事にしました。
渡部氏の行為を批判するのはいいですが、反省し自分を見つめ直していると思われる時に、その行為を嘲笑うかのような行為は信じられません。新潮社もその程度かと思います。
人を叩くことを快楽にしている人が、多過ぎないでしょうか。
過ちを犯した人間には、何をしてもいいのでしょうか。逃げ道も無いほどに、追い詰めて…何が面白いのでしょうか。
彼のしたことには嫌悪感しかありませんが、反省し、やり直そうとしている人を叩く感覚が理解出来ません。
この記事を書かれた記者さんは、後ろめたい気持ちにはならなかったのでしょうか。
私は、立ち上がろうとしている人に、手を差し伸べられる人間でありたいです。
>>月の桂様
コメントをありがとうございます。
批判と誹謗中傷の違いをしっかりと認識していれば、この類の記事は出てこないと思うのですが、そのあたりの意識が新潮社もおかしくなっていると思わざるを得ません。
新型コロナウイルス禍でネタがないから、というのは言い訳になりません。新潮社はその程度か、と感じさせられる記事でした。
》》ジャーナリスト松田様
書いた記者のセンスなのか、会社の方針なのかは分かりませんが、(仕出かした行為や)キャラ的にどの様に叩いても容認されるこの空気が嫌ですね。
>>MR.CB様
コメントをありがとうございます。
>>キャラ的にどの様に叩いても容認されるこの空気が嫌ですね。
まさにその通りです。読んでいる方が不快になる記事でした。新潮社は昔はもう少し骨太で、正論を書いていたように思いますが、出版不況で人も劣化してしまったのかと疑いたくなります。
正当な批判と、誹謗中傷の峻別。あらためてこのことの大事さを思います。