伊藤詩織氏に質問「虚偽を述べたのか」

The following two tabs change content below.
松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵

松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵

青山学院大学大学院法務研究科卒業。1985年から2014年まで日刊スポーツ新聞社に勤務。退職後にフリーランスのジャーナリストとして活動を開始。

 ジャーナリスト伊藤詩織氏(32)が、TBSの元ワシントン支局長の山口敬之氏(55)に1100万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審が21日、東京高裁で開かれた。両者がそれぞれ法廷で意見陳述を行い、審理を終え、判決は2022年1月25日に言い渡されることとなった。審理後の囲み取材で当サイトでは伊藤詩織氏に日頃の疑問点を質問した。周囲の記者から当サイトに罵声が浴びせられ、取材を妨害される状況となった。他の媒体には決して出ないであろう、伊藤詩織氏とのやり取りを公開する。

■40席に62人の傍聴希望

裁判所を出る伊藤詩織氏(撮影・松田隆)

 審理は101号法廷で行われ、62人の傍聴希望者から40人が抽選で傍聴が認められた。当サイトはおよそ3分の2の確率の抽選を潜り抜け、傍聴することができた。

 最初に伊藤氏、続いて山口氏が意見陳述を行った。詳細は後日、別記事でお届けするが、伊藤氏は自分が被害者であるのに、世間からいわれなきバッシングを受け、傷ついたことなどを述べて「被害者が司法できちんと守られること、そしてこれ以上『真の被害者』という勝手なステレオタイプによって、誰かを貶める出来事がおきないことを願っています」(伊藤氏サイドから提供された意見陳述書から)と陳述した。

 これに対し、山口氏は客観的事実について伊藤氏の供述のおかしさを指摘し、伊藤氏に今からでも真実を語れと迫った。全体の印象として伊藤氏は情に訴え、山口氏は最後まで理詰めで攻めるという構図であったと言っていい。

 その後、山口氏はメディアには対応せず、都内で支援者らへの報告会を実施。弁護士も出席し、当サイトや月刊誌を発行する出版社の取材に対応した。その点も後日、詳述する。

■囲み取材で伊藤氏に直接質問

取材に応じる伊藤詩織氏(中央、撮影・松田隆)

 一方、伊藤氏は法廷の外で囲み取材に応じた。この日は法廷でも涙ぐむなど、感情の高まりが見られたが、取材では比較的落ち着いて受け答えしているようであった。

 囲んだ記者が挙手し、弁護士が指名する形で話が進んだ。東京新聞の望月衣塑子記者が最初に警察庁長官の人事に絡む質問をするなど、裁判とは直接関係のない質問が続いたが、当サイトも指名されたため、これまで疑問に感じていた部分を聞いた。

 疑問点は数多くあるが、特に、検察審査会に審査の申し立てがされていること、意見陳述で山口氏から厳しく「真実を述べよ」と迫られており、その点について聞いた。やりとりは録音しており、それを忠実に再現した(言い間違えなどは除く)。

松田:フリーランスの松田と言います。恐れ入りますが、山口さんの方が検察審査会に審査を請求されています。伊藤さんがこの後、名誉毀損と虚偽告訴で刑事責任を問われる可能性が残っていますが、その点についてはどのようにお考えでしょうか

弁護士:もう1回言っていただけますか

松田:もう1回ですか? 山口さんの方から、検察審査会へ審査の請求をされています。それで、場合によっては、あなたが名誉毀損と虚偽告訴で刑事責任を問われる可能性がありますが、その点についてどのようにお考えでしょうか

弁護士:●●(聞き取れず)●●ありませんけども…

松田:ご本人から聞かせてもらえませんか

伊藤:はい、刑事事件…私は昨年10月に取調べを受けています。その結果も出ています。

松田:で、検察審査会に審査請求してますよね、山口さんが。で、それによっては、もしかしたら、起訴という可能性もあるわけで、あなたが刑事責任を問われる可能性もあるわけなんですけれども、その点について伊藤さんのお考えをお聞かせください

伊藤:司法の判断を待つのみです。

■質問を妨害する記者たち

 さらに質問を続けた。司法の判断を待つのは当然としても、司法が有罪だと判断する可能性もあるわけで、その場合、この日の意見陳述と齟齬を来してしまうことが考えられる。

松田:もし、あなたが、虚偽告訴だということで有罪になった場合、今、おっしゃられたこと、法廷でおっしゃられたこと、これが事実ではないんじゃないかと、多くの人が思うと思いますけど、その点についてはいかがでしょうか

伊藤:あのー、周りが社会がどう受け止めるかは私がコントロールできることではありません。

松田:もう1ついいですか? 山口さんは真実を述べてくださいとおっしゃってましたけど、伊藤さんは虚偽を述べているんでしょうか

 ここに至って、周囲の記者たちから大きな声が出されるようになった。「なんだよ、どういう話だよ」(東京新聞望月記者と思われる)、「何考えているんだよ」(神奈川新聞石橋記者と思われる)という声が飛んだ。

伊藤:もう1度お名前と、媒体を教えてもらえますか。

松田:僕、フリーランスの松田と申します。令和電子瓦版の松田隆と申します。

 周囲の記者から笑い声が起きた。なぜなのか分からないが「記者でもないヤツが入ってくるな」「何だ、個人ブログか」「メディアを自称とはおこがましい」とでもいうような笑いだったように感じられた。

伊藤:その質問の趣旨を、もう1度お願いできますか。

松田:山口さんが、今の意見陳述の中で、伊藤さんに対して「真実を述べてください」とおっしゃってました。あなたは真実を述べずに虚偽を述べたんですか、という風に聞いてます

 「必要じゃないですよ」(東京新聞望月記者と思われる)という声が飛ぶ。

伊藤:私はこれまで、自分の、まず、今日、山口さんが述べられたことで、すごく驚いたのが、正直、ブラックボックスで書いたことの中であったりとか、この裁判中も例えばデートレイプドラッグに関しても、確証はないです、ということをはっきりと述べてから書いているのに、それにも関わらず、法廷の中では私がそれを、えー、それが決定的なことだと主張しているというふうにおっしゃっていました。また、私はできる限り自分の記憶、そして果たされた(?)事実を分けて、これまで主張を繰り返してきたまでです。なので、それ以上、真相がどうなのかという質問に対しても、私が述べてきたことが全てです。

 続けて質問をしようとすると、多くの罵声が飛び、伊藤氏サイドと思われる人から「他の記者の方が聞けないので、ここでやめてください」と言ってきたので、質問を終えた。

 伊藤氏はよく答えたと思う。それだけ答えられるなら、山口氏サイドから出された疑問点について答えたらいかがかと思う。意見陳述も涙を流して陳述していたようであるが、その内容の多くが自分が裁判を続けることで被害を受けたということにとどまっている。意見陳述を終えて、伊藤氏への疑惑はより深まったと感じさせられた。

■神奈川新聞石橋記者の妨害

カメラの前に立ち撮影を妨害する記者(撮影・松田隆)

 メディアの態度についても言及しておこう。山口氏が伊藤氏に厳しく「真実を述べよ」と言っているのに、なぜ、他の記者は伊藤氏に「あなたは本当に真実を語っているのか」と確認しないのか不思議に思う。そこが最も大事な点。この裁判では、伊藤氏が性的暴行を受けたと主張しているが、山口氏は真っ向からその事実を否定している。一方の主張だけを聞いていると、社会に事件の本質が伝わらないことは子供でも分かることであろう。

 彼らは伊藤氏の意見陳述を聞いていたのか分からないが、聞いていれば「山口氏サイドの事実の摘示に対して反論できないから、情に訴えているのではないか」と考えるのは当然。

 その点を聞かないで記事ができるということは、最初から結論ありき、予定調和の囲み取材に他ならない。そこに当サイトが入って予定調和を破壊したということのように感じられた。伊藤氏に有利にならない質問に対しては、大声で質問を妨害して止めさせようとする、これがメディアの姿である。

 その後、伊藤氏がタクシーに乗る際に写真を撮影しようとすると、3、4人の記者がカメラの前に立ち、撮影できないようにした。1人は体が当たっていないのに「痛い、痛い」と騒ぎ出した。

 その中の1人に見覚えのある顔がいたので声をかけた。

松田:お前は神奈川新聞か

:そうだ

松田:石橋(学記者)か

:そうだ

松田:何で邪魔するんだ

:邪魔してない

松田:邪魔しただろう

:名刺を交換しよう(と言って名刺を取り出す)

松田:暴行をしてきた人間と名刺交換などできるか

■記者の妨害は逆効果では?

 望月記者が何度か当サイトの質問中に大声を出したように見えたが、そうであれば彼女も石橋記者も他者の取材を妨害する行為はやめたらどうか。君たちがどういう考えで取材をするのも勝手だが、伊藤氏への自由な取材を妨害することは、伊藤氏の不公正さを印象付けるだけで逆効果でしかない。

 記者は真実を追求するもの。それが真実追求の質問を遮ろうとするのは、君たち自身がもはや記者であることを放棄しているに等しい。

 伊藤氏の陳述の感情的な内容に驚き、彼女の周囲に蠢く魑魅魍魎の姿が見えたかのような意見陳述の取材となった。

"伊藤詩織氏に質問「虚偽を述べたのか」"に17件のコメントがあります

  1. ケン より:

    松田様 
    完全アウェーのフィールドで、「記者」として取材した松田さんを尊敬します。しかし、伊藤さんチームが松田さんを知らなかったのは驚きです。

  2. 冬夜 より:

    石橋さんとか望月さんとか最早記者(ジャーナリスト)とは呼べない。
    普段のツイート等見てもただの活動家。

    記者が他の記者の質問を妨害とか有ってはならない。

    1. 匿名 より:

      石橋や望月を刑事告発したらどうか

  3. sakura より:

    松田さんお疲れ様でした。抽選当たって良かったです。
    するどい質問を投げかけて下さったんですね。で、左派達にヤジられたと。
    この事件は最初から非常に政治的な匂いのするものでしたが、望月いそ子&神奈川の石橋など
    記者という肩書の活動家が今も動いてる事から、やはり政治的に利用したい輩が
    蠢いているという事でしょうね。

    記事の中で書かれてた今後発表する無い様に凄く興味があります。
    楽しみにしています。

  4. 月の桂 より:

    お疲れ様でした。
    ゲス記者達からの妨害や屈辱に耐えながらも質問を続けた松田さんに敬意を表します。
    40席に62人の傍聴希望とは意外です。この事件、もはや世間的には感心薄なのでしょうか。かくいう私も今日の控訴審を忘れていました…(-_-;)

    次回記事をお待ちしております。

  5. 名無しの子 より:

    松田さん、やってくれましたね❣️さすがです。
    それにしても、運が良かった!傍聴券も当たり、質問もできたとは。
    なぁ〜にが「(著書についても薬についても)確証はないです、ということをはっきりと述べてから書いているのに、それにも関わらず、法廷の中では私がそれを、えー、それが決定的なことだと主張しているというふうにおっしゃっていました。また、私はできる限り自分の記憶、そして果たされた(?)事実を分けて、これまで主張を繰り返してきたまでです」だ〜‼️散々、薬盛られたと、主張してきたじゃないか‼️と、言いたくなりますよね。つまりは、著書の中身は「ただの、疑ったという事実」って、ことですよね〜。公式の場で、認めちゃいましたね。
    ルール違反の記者についてですが、望月イソコ記者監修の「新聞記者」というノンフィクション映画にあったと思いますが、森というカメラマンがカメラ付き眼鏡を、嬉しそうに自慢していました。裁判所にカメラを持っていってはいけないんですよね。それをわざわざ映画の中で見せびらかすなんて、常識はずれすぎですよねー。
    伊藤詩織さんを応援し、女性の権利を主張する人に限って、なぜか高市早苗さんのことをボロカスに言います。高市さんは、女性特有の病の専用病棟支援や、家政師やベビーシッター支援などを政策に掲げています。伊藤氏よりよっぽど、女性のことを考えてくださっていると思いますが。不思議ですよねー。

  6. さや より:

    東京新聞の望月衣塑子記者が最初に警察庁長官の人事に絡む質問をするなど、裁判とは直接関係のない質問が続いた

    さすがのイソコ記者です笑。

    「山口氏サイドの事実の摘示に対して反論できないから、情に訴えているのではないか」と考えるのは当然。

    自然だと思います。

    ヤフコメ見ましたが、中村さんや安倍さん憎しという政権批判を絡めた内容や、既婚者なのに不倫ではないかという論点のずれた話になっておりました。左バッターたちは伊藤詩織の言動に矛盾を感じつつも、なかなか突っ込めないという印象ですね・・

    ただ、判決で山口さんが有利となっても、伊藤詩織は「証拠を揉み消された」とか「司法にも安倍陣営の力が及んでいる」とか言い出しそう。

    だからこそ、松田さんのような方が、フラットな視点で情報発信されることは大変意味のあることと存じます。

    確証はなくとも自分がそう思ったから書いたという無責任な伊藤詩織とは比較にならない、情報は非常に大切です。
    これからも応援しております。

  7. no name より:

    松田さんお疲れ様です。

    松田さんのBlogに登場する三悪女
    伊藤詩織
    伊是名夏子
    新井祥子
    女であることを悪用し「可哀想な私」を演出し利益を得ようとする者。
    最近はここに石田氏なる人物が加わるようですが。

    話は全く異なるかもしれませんが、森進一氏が半世紀近く前に虚偽の婦女暴行をでっち上げられ、責任を感じた実母が自殺に追い込まれたと言う大変痛ましい過去を最近ようやく知りました。
    氏が「お袋さん」を熱唱する陰にこんな痛ましい理不尽な事件があったなんて。
    SNSなど無かった時代ではありますが、現代だったら一体どんなことになっていたのか。
    森進一氏にも山口氏のように想像を絶する誹謗中傷が向けられていたのだろうかと考えてしまいます。

    こんな世の中で真実に迫ろうとするジャーナリストを力づくで妨害しようとする左派メディア所属の連中には寒気しか覚えません。
    組織的な妨害も予測できます。
    松田さんの無事を祈ります。

  8. むい より:

    うわぁ……
    伊藤氏より他の記者の態度にドン引き!
    伊藤氏を一方的に擁護してるって事は、伊藤氏が「作られた悲劇のヒロイン」であるってるようなもんじゃん。
    つまりイカサマ!
    この内容だけで伊藤氏の胡散臭さが10倍プッシュですわ。
    東京新聞のみならず、神奈川新聞も終わってるなー
    個人ブログより新聞のが終わってるって自覚しろよ。

  9. 野崎 より:

    松田さん
    ご不快だったと思います。

    ジャーナリストの評価は読者が決めるのです。
    我らが松田さん!と慕ってくれるユーチューバーの娘さんもいる。

    松田さんはすでに(ファシスト共)からは敵として捕捉されている、とコメントしました。
    団塊の世代の爺さんたちが味方だぜ! 若い(?)娘さんも!
    とは言っても闘いにおいては究極独りです。(人生も)

    勝海舟が江戸城無血開城に至るまで、孤立した時、
    氷川清和の中で、妻さえ理解してはくれなかった、自分は独りだった、だが、

    ★この世には道というものがあると思い一人楽しんでいた。
    と述べています。

    人知人力を超えたものが自分を見ていてくれる又導いてくれるとも解釈できるのでは、
    誰のためでもない自分の人生を自分の信じるところに従い生きる。
    それは正なることを十全に成し得ない人としての限界はあるけれど、

    自由を守らんとする戦士よ、戦い抜いて生きて死ね!
    他者には見えなかったものが見え、他者には到達できえなかった次元へと導かる也。

    えらそ~ ごめんなさい~
    だが心よりそれを信じている。

    ご返信は不要です。

  10. 野崎 より:

    追伸

    松田さん。

    生きて死ね!は大変失礼しました。
    筆の走りというか指の走りです。

    生き抜いて欲しい、という思い、昨日のコメントの思いからです。

    失礼しました。

    ご返信は不要です。

  11. もとMikamimi より:

    松田さんへ

    真実を知りたいという思いで、この事件に興味を持ってきました。個人的な事情がありTwitterは引退しましたが、松田さん始め皆様の発信はチェックしています。

    今回の控訴審に関する報道でも、勘違いを生み出すような各社の見出しや伊藤氏による根拠のない疑惑の持ちかけや論理的でない主張に驚いており、疑問が絶えません。

    松田さんのジャーナリスト魂を感じる取材記事に感動しました。松田さんの受けた取材の妨害や松田さんが感じ取られた雰囲気によって、この事件の不気味さを再認識しました。

    勇敢にもお1人で立ち向かい、このような貴重な情報を配信しただけることに感謝しています。松田さんや、関連のよしりん裁判傍聴記を発信なさった上田24さんのような素晴らしい方々のおかげで少し真実に近づけるのではないかと期待しています。

    危険な人々も世の中にはいますので、安全には十分配慮なさってくださいね。今後のご活躍も楽しみにしております。

  12. 真実 より:

    松田さん、お疲れさまでした。
    他の新聞媒体では、全く真実を知ることができません。
    ジャーナリストでありながら、事件の原告と一緒にお酒を飲む(写真ありましたよね)って、もう失格ですよ。仕事とプライベートを分けない人に、中立的な記事は書けません。
    彼らは、なぜ、事実を確認すると言う行為をしないで、盲目的に原告側を擁護するのだろうか?そこが、一般国民からは、なぞなんです。何か大きな力が働いているのでしょうか?
    また、彼ら支援団体が起こした別の訴訟も、一審が行われています。この資料を情報公開請求しており、非開示の審査請求の意見書作成中です。たぶん、いつか、松田さんが、取り上げられるのではないかと思っています。

  13. 道草人 より:

    勇気ある行動に、敬服します。
    石橋などと言う人物は、悪質な活動屋として有名です。
    こういう人物が背後で操っていることがよくわかりました。
    このような社会の流れだと、子や孫(男)の行く末が心配です。
    特に証拠思ないのに、供述だけで強姦魔にされてしまう。
    いつ引っかかって、人生を棒に振ることになるか。
    ぜひ、粘り強く活動をお願いします。

  14. めるも より:

    伊藤氏の主張「DRDに関しては確証は無いと述べている」には納得できませんね。
    DRDはこの揉め事の核心部分です。山口氏がDRDを飲ませたのであれば彼は犯罪者だし、飲ませていないのであれば一夜の情事にすぎません。
    伊藤氏はDRDを飲まされたと信じたからこそ、山口氏を犯罪者と断定したのではなかったか。
    確証はない、とは、つまり、ただ酔っぱらっただけの可能性もあると言っているも同然です。酔っただけかもしれないと頭の片隅で思いつつ、伊藤氏は彼を犯罪者扱いし、著書まで出したと言うつもりでしょうか。確証が無いのが本心であれば、山口氏に対するあまりにも酷い名誉毀損です!

    DRDが無ければ、この揉め事は、犯罪として成立しません。伊藤氏は、自分で自分の主張を崩してしまったことに気付いていないのだろうか。

  15. 彰太 より:

    学生の頃、「共産党より左」と信じていた集団で活動していた者です。いま振り返ると、その時にどうしても馴染めなかったふたつの特徴が今も左翼活動家の行動の底流にあるような気がします。

    ①目的が正しければどんな手段を執ってもいい
    ②糾弾/批判対象からの論理的な反論には弱者側に立って大声で罵倒することで黙らせる「おまえは差別された人の心がわからないのか!」みたいな。

    これと「マルクスはこう言っている!」がすべての仲間うちの議論の切り札になることにどうしても馴染めず、幸い党派じゃなかったこともあって卒業後は彼らから離れたのですが(仲良かった某君は中核派になっちゃって今や幹部ですw)、このカルチャーに染まり続け、その中で「出世していく」人たちは、①②を当たり前と信じて諸々活動をしているんだろうなぁと。

    団塊が若い頃に「自己否定」という言葉が流行っていたと思いますが、左翼活動家の皆さんにはもう一度思い出してほしいです。まあ人生が仕上がっている老人には無理でしょうけど。

    松田さんのことは全く存じ上げませんでしたが(すいません)たまたま飛んできて拝読しました。キチンと公平で論理的で、批判対象に対しても節度ある筆致の文章は素晴らしいです。陰ながら応援しています。

    1. NA より:

      共産党宣言

      Die Kommunisten verschmähen es, ihre Ansichten und Absichten zu verheimlichen. Sie erklären es offen, daß ihre Zwecke nur erreicht werden können durch den gewaltsamen Umsturz aller bisherigen Gesellschaftsordnung.

      ゲバルトよりも、本来の社会観・目的を隠していることの方が怖いかもしれませんね。
      アメリカのBLMやアンティファ(マルクスどころか毛沢東主義とも)、保守を装う維新とか。

sakura へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です