青山学院と成蹊、もし戦わば・・気持ちは一つ
松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵
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正月は4年連続で箱根駅伝で母校青山学院大の優勝に酔いしれた。僕がロースクールに在学中の2009年に久々の出場を果たし(22位)、同級生の間で「青学が出てる!」と盛り上がった。あそこから急速に強くなって今を迎えている。
プロフィールにあるように僕は大学は成蹊で、大学院が青学。たまに「どっちが母校なんだ」と聞かれるが、答えは決まっている。「どちらも大事な、愛する母校」。
ただ「両校がスポーツで対戦したら、どちらを応援するんだ?」と聞かれるとつらい。ジャーナリストを名乗る以上「両方勝ってほしい」などと逃げ口上は許されない。正直に言おう。
青学を応援する。
これは感情、心境の問題だから好き嫌いと似たようなものだが、その理由ははっきりしている。「学びたい」という、より強い意思を持って入学したのは青学であり、勉強を一生懸命したのも青学だから。
会社に在籍しながら30代後半の頃から自分自身の成長が感じられなくなり(このままでいいのだろうか?)と悩み、出した答えが「大学院で学ぼう」だった。当時、ロースクールは結構な難関で僕の年の青学は社会人枠でも競争率が10倍程度。よく合格できたものだと思う。学費は3年間で450万円ぐらいだったか。当然、自分が全額出した。卒業後も先生方に演習などを担当していただき、お世話になった。
一方、成蹊大学については、僕の高校が進学率100%の学校で卒業後に就職や専門学校というのは選択肢になく、ほとんど何も考えないままに受験して入学したというのが実情。学費も親任せで、勉強はせずに剣道だけやっていた感じである。
そうしたバックボーンがあるから、青学への想いは相当強い。2015年に箱根駅伝を初優勝した時はテレビの前で絶叫していた。ラグビーの対抗戦で青学と成蹊はともに1部なので毎年、対戦しているが、迷わず青学を応援する。
数年前に剣道での対戦があり、この時は成蹊が勝利。さすがに剣道部出身だけに「青学に勝つなんてすごいな」と驚き、喜んだが、少しだけ悔しさもあったのは事実である。このあたり、本当に微妙な感覚。
最近は高齢になって大学や大学院に進学する人が増えてきていると聞く。みんなそんな思いを持っているのかもしれないね。応援する大学が2つあるのは、幸せなことだとは思うけど。