長崎県キャラクターに難癖のピンクのセーター
松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵
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フェミニズム団体・BPW長崎クラブの代表などが4日、長崎県庁を訪れ、同県のキャラクターを廃止し、新たなキャラクターを作ることを求めた。報道によると、同クラブの黒崎伸子代表はキャラクターである「がんばくん・らんばちゃん」の性別を設定し、役職を設定するのは男女差別などと語っている。
■キャラクターの廃止、見直し求める
テレビ長崎が4日午後に放送したニュース番組によると、男女共同参画社会の実現などを求める女性団体であるBPW長崎クラブは長崎県のマスコット・キャラクターの「がんばくん・らんばちゃん」の廃止や見直しを求めた。
ジェンダー平等の視点からの要請で、ニュース番組内では黒崎伸子代表が県の職員に対して「がんばくん(男性)は隊長、らんばちゃんは副隊長という設定がされています。性別を設定し、さらに役職を設定する、これは男女差別だと思うんですね」と訴えている。
さらに、ナレーションで「男女が性別に関わりなく、個性と能力を発揮できる社会の実現を妨げるなどとして、がんばくん・らんばちゃんを廃止し、新たなキャラクターを作ることなどを求めています。」と紹介された。
取材に応じた黒崎代表は「おそらく、この隊長、副隊長の設定を知らないで、今までずっと見てきた方も多くいると思うんですね。男の子が赤でもいいとか、男女関係ないということをもっともっとみんなで認識すべきだと思っています」と話した。
一方で、県の担当者は「2014年の国体以降、様々な広報活動に関わり、多くの県民から親しまれているとして、廃止や見直しについては、県民の声を聞きながら慎重に検討したいとしています」と、その反応をナレーションで紹介された(以上、FNNプライムオンライン・マスコットキャラクターにもジェンダーフリーを「性別、役職を設定する、これは男女差別です」【長崎県】 から)。
■県の鳥・オシドリがモチーフ
「がんばくん・らんばちゃん」というキャラクターはオシドリがモチーフ。2014年長崎国体・大会の公式マスコットキャラクターとして、2014年に誕生。国体・大会の後は県全体の広報活動に取り組み、広報活動を行う隊員約20名の「長崎がんばらんば隊」を率いている。
がんばくんは体操着を着た元気いっぱいのスポーツ少年、らんばちゃんはチアリーダー姿で元気いっぱいの少女。中村法道県知事から、がんばくんが長崎がんばらんば隊の隊長に、らんばちゃんが副隊長に任命されている(長崎県HP・がんばくんとらんばちゃんのお部屋 プロフィール、2015年1月報道用資料PDF・長崎がんばらんば国体・大会の公式マスコットキャラクター「がんばくん」「らんばちゃん」県を PRする「長崎がんばらんば隊」の隊長、副隊長に任命 から)。
BPW長崎クラブでは、2つのキャラクターに性別があり、男の子が隊長で、女の子が下位の副隊長という設定が気に入らないようである。男がリーダーで女はそれに従うものということを象徴しているとでも言いたいのかもしれない。
まず、性別について考えてみよう。
確かに東京五輪・パラリンピックの公式キャラクターの「ミライトワ・ソメイティ」は、公式には男女の設定がなされていない。とはいえ、一目見てミライトワが男性で、ソメイティが女性というイメージを誰しもが持つと思う。
性別が判然としないキャラクターをつくるのは技術的に困難であると思うし、多くの人に好感をもって受け止められるかは疑問が残る。そのような性別未設定、性別不明のキャラクターをつくることが「男女が性別に関わりなく、個性と能力を発揮できる社会の実現」に資するとするのであれば、その因果関係は不明である。
そもそもがんばくん・らんばちゃんはオシドリがモチーフで、オシドリは長崎県の鳥であり、仲の良い鳥として知られている(長崎県HP・がんばくんとらんばちゃんのお部屋 プロフィール)。男女仲良く、力を合わせて長崎県をPRするという、両性が協力して社会に貢献する象徴でもあるから、性別をはっきりさせることの意味はある。
黒崎会長らが、女性の地位向上・差別解消と、両性が力を合わせて社会の問題に取り組むことは二者択一と考えているとしたら大きな間違いである。両者は互いに排斥し合う関係にはなく、並立が可能。両性が互いに敵視し合う社会より、力を合わせる社会の方が遥かに健全な社会であると思う。
以上から、長崎県のキャラクターに性別をつけることにクレームをつける理由はない。
■がんばくんが隊長の理由
次に役職について考えてみる。BPW長崎クラブでは、男のがんばくんが隊長、女のらんばちゃんが副隊長という設定が「女は男に従うもの」という役職固定につながると考えているのであろう。
しかし、「長崎がんばらんば隊」には隊員約20名がおり、それを率いるという設定で隊長・副隊長を決めることは何らおかしくない設定であり、隊長が2人というのは分かりにくいから、どちらか1人を隊長とするのもごく自然である。別にらんばちゃんが隊長であっても「何で女の子が隊長なんだ」などと言う人間はいないと思うし、そういう発言をする人間がいたら、多くの人は軽蔑の眼差しを向けるであろう。
なぜ、がんばくんが隊長に任命されたのかは分からないが、もしかすると、がんばくんの方が誕生日が早いため、年長であることが理由なのかもしれない(がんばくんは10月12日、らんばちゃんは11月1日)。あるいは、がんばくんがスポーツ少年(プレイヤー)で、らんばちゃんがチアリーダーという設定から、プレイヤーが隊長である方が分かりやすいという意味があったことも想像できる。
それらの設定が逆なら、隊長はらんばちゃんになったであろう。いずれにせよ、「がんばくんが男だから隊長になった」などという説明はHPのどこを探してもないし、県もそのような意図はないと思われる。
BPW長崎クラブがキャラクター設定からどのような解釈をするのも勝手であるが、社会通念上、認められないような合理性に欠けた主張をするのであれば、対応する県の職員にとっても迷惑でしかない。しかも新型コロナウイルス禍が拡大し、長崎県でも感染者が急増している時期に、県のキャラクターを廃止し、新たなキャラクター設定という緊急性が全くないことを求めるのか。少しは社会全体の利益を考えて政治主張をしたらいかがかと思う。
黒崎会長には2つのキャラクターとその設定が「男女が性別に関わりなく、個性と能力を発揮できる社会の実現を妨げる」こととの因果関係をはっきりさせることを求めたい。それをはっきりさせなければ、単純に「女は男に従うような設定になっているのが気に入らない」と難癖をつけているとしか思えない。
■「男の子が赤でも」ピンクのセーターの女性
黒崎会長は、性別と色についても「男の子が赤でもいいとか、男女関係ないということをもっともっとみんなで認識すべきだと思っています」と話している。これはがんばくんのシャツや帽子の色が水色、らんばちゃんの着衣が赤が基調であることを指しているものと思われる。
日常生活で男性が寒色、女性が暖色を使用することは多く、それが性のイメージの固定化につながるというのは、フェミニストの定番の主張。小学生のランドセルが、男の子が黒で、女の子が赤が多数なのはその例である。
もちろん、男性が暖色系の用いることに何の問題もない。逆に女性が寒色系でも良く、実際に小学校では黒いランドセルの女の子をよく見かけるようになった。大事なのは、例えばトイレや浴室のピクトグラムで、自分がどちらを利用すればいいのかを瞬時に分からせる場合に色は大きな役割を果たしていることである。
イラストを見ていただきたいが、Aのトイレであれば、女性は瞬時に右側が女性用トイレであることが分かる。Bのトイレはかなり迷うのではないか。既に社会に根付いている男性=寒色系、女性=暖色系は、このような時に役に立つ。
同じようにがんばくん、らんばちゃんもオシドリの男女であるから、すぐに分かるように着衣や帽子、リボンについて、がんばくん=青、らんばちゃん=赤としたものであろう。あくまでも記号のようなものであり、それを見て「男性が赤でもいい」とクレームをつけるのは、色の果たす社会的役割を理解できていないとしか思えない。
そもそも着衣の色を問題にするのであれば、黒崎会長も、ある種女性を象徴するピンクのセーターなど着ずに、がんばくんと同じ水色のセーターを着用してきたらいかがか。自分は女性を強調するような着衣で、性別で色を使い分けるなという主張をしても周囲の失笑を買うだけであることが、なぜ分からないのか。
■異なる性への敵愾心
女性団体が女性の地位向上、差別解消のための活動をするのは勝手である。まだ、女性の社会進出が難しかったり、女性ということを理由に見下されたりすることもないとは言わない。
その不条理を主張するのは結構であるが、せめて合理的な主張、社会に必要な改善を求める主張をしたらいかがかと思う。
異なる性への敵愾心だけで主張を続けても、男性はもちろん、女性からの支持も得られないと思う。
この方々、思考が極端ですし、問題提起するにしては説得力に欠けるように感じます。
他人に何かを伝える手段が、戦闘モードになるのはよろしくありませんね。
私の習い事の先生(女性)は、男性を「殿方」と表現します。初めて耳にした時は、「殿方?何それ!」と笑い転げてしまいましたが、それは柔らかい優しい言葉でもあります。対して、男性方は、「お嬢様方」「ご婦人方」と呼んで下さいます。女性に対して、未婚か既婚か区別して呼ぶのですから、厳密には問題あり!なのかもしれませんが、どちらも美しい日本の言葉です。
性差による不利益を被ることがあってはなりませんが、性差を完全に無くすこともまた出来ないことです。性差を認めて、平等になる場合もあるでしょう。
言葉や色は、文化の一つでもあります。
ピンクは、優しく柔らかい色目で私も好きなカラーです。攻撃的な方には、似合わない色のような気がするなぁ~。
もともと私は日本のキャラクター乱立の現状には極めて冷めた目で見ています。地域や組織の特徴をアピールするためにわざわざキャラクターを利用するのは幼稚に感じてなりません。また、最近のジェンダーフリーの流れも、ほんの一部の声が拡声器で広まっている様で息が詰まる世界になって来たなという思いです。
ロゴも同様ですが、如何に多くの人に容易にイメージを持ってもらえるかが重要なので、明らかに不快感を与えるものでない限りは問題ない様にも思います。それよりは個人的には例えば街中での看板規制の様に安易にキャラクターを作りまくる事自体を規制してもらいたい位です。
色やデザインは感性の問題であり、男女云々以上に似合う似合わないのセンスを磨くべきです。
隊長&副隊長は“輪番制”にして、らんばちゃんを隊長に任命すれば、即解決w
これが女の子キャラが隊長で男の子キャラが副隊長という設定ならば、このおフェミどもはまず何も言わないと思う。
彼らの主張が正しいのなら例え逆でも差別になるはずなのだが。
そもそも分別がついて然るべきいい歳をした大人が、こんなモンスタークレーマー染みた言い掛かり的苦情をいちいち役所に出しに行くってのは正常な社会と程遠いこと。
加えて連中の何が卑怯かといって、基本的には公共機関や名の知れた私企業の考案したキャラクターを意図的に選び出し、基本的にクレームに対して反論してこない相手を標的にしているところ。
そのくせ彼らが声高に主張する「女性の性的搾取」の最たる業界である夜の街などの水商売や、アダルトコンテンツの業界に全く噛みついていかないのは全く腑に落ちない。
》》通りすがり様
私が言いたいことを見事に代弁(?)して頂きました。ありがとうございます。
特に、「基本的には公共機関や名の知れた私企業の考案したキャラクターを意図的に選び出し、基本的にクレームに対して反論してこない相手を標的にしているところ」には、まさにこの手の輩が共通して持つ特性と言えるでしょう。
選択的なクレーム野郎が、偽りのジェンダーを気取る、まさに福島瑞穂氏と同じ「エセ偽善者」たちをみんなで駆逐しましょう!
このキャラクターの存在に関連して実害を被っている人なんていないでしょう。
例えば、サウジアラビアでは女性は運転免許が取得できません。女性のことはすべて男性の後見人が決めます。後見人の許可がなければ、女性は、学校に行くこともできないし、働くこともできません。1人で旅行することもできません。携帯電話を買うこともできません。医者に行くこともできません。要するに、何もできません。
こういう差別が地球上に厳然として存在しています。こういうのこそ優先的に解消されるべき女性差別問題です。こんなキャラクターのしょうもないことに時間使ってないでそっちやってください。
あと、日本国内に残っている一番重大な女性差別問題は、一部の地域や会社組織の中で妙な因習として残っている女性蔑視からくる差別(些末な例ですが女性新入社員のお茶くみや、親戚が集まったときの雑用を女性だけがやらされるとか)です。こちらを解消するための運動をなさってください。
あるある!!
共感し過ぎて、笑ってしまいました。
地方では、親族が集まると、女性はこき使われ座る暇もありません。
ピンクさんには是非、こちらにも視察に来て頂きたいものです。(*^^*)
廃止して新しくキャラクター作るなら棒人間にでもしとくか?色も黒。性別もなし。それで満足か?いい歳こいた人間が何言ってんだ。