日本代表の監督交代劇、JFAという組織に思う
松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵
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日本代表監督に西野朗氏が就任することになった。サッカーW杯まで2カ月の時点での監督交代劇をどう評価すればいいのか。
これではダメという状況のまま本番に突入するよりはマシなのかもしれないが、4年に一度のW杯舞台に向けて4年間準備期間があったにもかかわらず、指揮を執る監督が2カ月前に決まるという状況は、先の見えない世界とはいえ、というか、だからこそ、どう考えても賢い組織のやることではないだろう。
僕は新聞記者の時代に少しだけ、フリーランスになってからも「奪われた旭日旗」で日本サッカー協会(JFA)を取材した。その程度の接点しかないが、「どんな組織だと思いますか?」と聞かれたら、厳しすぎるかもしれないが「無能な集団」と答えると思う。
詳細は「奪われた旭日旗」をご覧になっていただきたいが、日本代表の試合で旭日旗を振れなくなったのは、日本サッカー協会の前会長の大仁邦彌氏、現会長の田嶋幸三氏の国際感覚の欠如、なぜか「韓国にへりくだって仲良くしていただくことが、最も重要」と言わんばかりの姿勢に原因がある。
「奪われた旭日旗」を執筆する際にJFAに対して質問状を出したにもかかわらず、まともに答えもせずに自分の見解を繰り返すのみという対応。しっかりとした信念、自分たちの行動を論理的に説明する能力も持っていない組織なのだろうと感じていた。
今回のハリルホジッチ監督解任の理由は「選手とのコミュニケーションや信頼関係が多少薄れてきたこと、さまざまことを総合的に評価してこの結論に達した」とのことである。
多少薄れたぐらいで解任ですかね(笑)。
ワールドカップというゴールは決まっているのだから、そこから逆算して物事を考えたらどうなのか。西野監督の下、ワールドカップで1次リーグを突破できるかもしれない。しかし、仮にそうなっても結果オーライではなく、そこに至る過程の議論はしっかりとしておいた方がいいと思う。