蓮舫氏 自粛要請無視し沿道から応援か

The following two tabs change content below.
松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵

松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵

青山学院大学大学院法務研究科卒業。1985年から2014年まで日刊スポーツ新聞社に勤務。退職後にフリーランスのジャーナリストとして活動を開始。

 立憲民主党の蓮舫参院議員が2日、箱根駅伝の主催者から自粛を要請されている沿道からの応援を行なったと見られることに批判が集まっている。同日、本人のツイッターのアカウントで沿道から撮影されたと思われる5区の青山学院大の選手の走る姿の写真とともに、応援のコメントが投稿された。東京五輪中止を叫んでいた国会議員が主催者の要請を無視する行為には疑問を投げかける人は少なくない。

■現場からiPhoneで投稿か

 蓮舫氏の問題のツイートは2日午後に投稿されたもので、以下のような短いものだった。

5区!!!

がんばれ、母校📣

(※母校の後ろはメガホンのマーク、2日午後0時24分投稿)

蓮舫氏の撮影ポイント(筆者ドライブレコーダーの画面から)

 添付された写真には青学大の5区の若林宏樹選手(1年)が走る姿が映されており、周囲の光景から場所は東京から見て函嶺洞門の先の千歳橋付近である。「母校」という言葉から、蓮舫氏が出身大学である青学大を応援する趣旨であるのは明らか。

 問題はこの写真が沿道で撮影されていると思われることである。投稿された時間は午前8時のスタートから4時間24分後。

蓮舫氏が投稿した写真

 若林選手がたすきを受け取ったのは、公式記録から判断して午後0時11分20秒頃で、その13分後に投稿されていることから、函嶺洞門と千歳橋を過ぎた若林選手を撮影し、すぐにアップしたものと思われる。

 投稿にはiPhoneからのツイートであることが記録されており、沿道で撮影し、アップしたのは間違いないと思われる。

 実際、蓮舫議員は当該ツイートより前に「今年も箱根で母校を熱く応援します」(午前6時41分投稿)とツイートして、箱根にいることを示しており、さらに「熱く応援」という言葉から、自粛要請を無視して沿道から声援することを示唆している。

■沿道からの声援に自粛呼びかけ

沿道からの応援は自粛が要請されている(箱根駅伝公式サイトから)

 箱根駅伝は昨年に続き、沿道からの声援は自粛するように求められている。公式サイトには以下のように太字・アンダーライン付きで記載されている。

 新型コロナウイルス感染症観戦防止対策として、以下の通りご理解、ご協力をお願いいたします。

 第98回大会はスタート・フィニッシュ地点および各中継所、コース沿道での応援、観戦はお控えください。テレビなどでの応援、観戦をお願いします。

(第98回東京箱根間往復大学駅伝競走・箱根駅伝の応援に関するお願い から)

 2020年は夏の甲子園も中止になるなど、コロナ禍でスポーツイベントも軒並み開催が見合わされた。三大駅伝の1つの出雲駅伝は中止になっており、そんな中、2021年の箱根駅伝は事実上の無観客と言える応援自粛を要請することで何とか開催にこぎつけたという経緯がある。

 そして、今、オミクロン株が徐々に広まっており、2022年も事実上の無観客での開催となった。

 こうした経緯は蓮舫議員も知らないはずがない。青学大OB・OGの多くは沿道から声援を送りたいが、そうした事情からテレビ画面に向かって声を出すの者がほとんであろう。僕もその1人である。

 それを国会議員が沿道から応援をしているかのような投稿をするとは、全く理解に苦しむモラルの欠如と言うしかない。ネット上では批判が集中、当該ツイートにも疑問をなげかけるコメントが多数、付けられたのは当然である。

■東京五輪中止を迫った蓮舫議員

 蓮舫議員は2021年5月10日の参院予算委で、以下のように質問をしている。

 IOCは日本国民の命を守る立場ではないんですよ。IOCから中止を言うってことはないんですよ。…だから、この危機的な状況の中で、総理大臣がせめて、中止・延期も含めて相談の機会を設けたら如何ですかと提案しているんです。(参照・蓮舫議員「インド人来るな」1年前「中韓入れろ」

 無観客で行う東京五輪・パラリンピックについても、感染拡大防止のために中止を迫っているのである。

 さらに東京五輪開幕当日の同年7月23日には以下のようにツイートした。

今夜、五輪開会式。

1年延期を乗り越え挑戦する選手の皆さんの健闘を心から願います。

が、この感染拡大の状況で五輪強行することは反対です。直前の関係者の解任騒動にこのニュースは、組織としてのガバナンスも極めて内向きと指摘せざるを得ません。7月23日午前8時16分投稿

 感染拡大防止で国民の生命と健康を守るために東京五輪の中止を再三、主張していたのは誰あろう蓮舫氏。それが、感染拡大防止のために応援自粛を呼びかける箱根駅伝の主催者の要請を無視して沿道から応援し(たと思われる)、感染拡大防止策に真っ向から反対する行動を取るのはなぜなのか。蓮舫氏を含め沿道からの応援が後を絶たないことから翌年の大会が中止になったら、どう責任を取るのか。

■説明責任はどうなったのか

箱根駅伝5区の函嶺洞門付近

 蓮舫氏がよく使うセリフに「説明責任」がある。他者によく求める説明責任、我が身に起きた今回の件はしっかりと説明する責任があると思われる。しかし、3日午前7時の段階で、何の説明もされていない。

 2日午後3時11分にはNHKニュースを引用RTし、青学大の優勝を伝えている。さらに3日は豪雪の話題、東京スポーツの立憲民主党を批判する記事の引用RTを再度、引用RTして「コタツ記事」と批判する投稿を行なった。

 自身に持ち上がった疑惑については一言の説明もない。まず、実際に沿道で応援したのかをはっきりさせるべき。もし、そうなら、なぜ主催者の要請を無視したのか。それらの点について説明し、自らの行為を謝罪し再発防止を誓うのが国会議員のあるべき姿というもの。

 蓮舫議員にモラルを求めるのは八百屋で肉を買い求めるようなものかもしれないが、真摯な説明と謝罪を多くの国民は待っていることは覚えておいた方がいい。

    "蓮舫氏 自粛要請無視し沿道から応援か"に7件のコメントがあります

    1. ちくわ大明神 より:

      「蓮舫議員にモラルを求めるのは八百屋で肉を買い求めるようなもの」
      松田さん、今年も攻めますね。

    2. 匿名 より:

      >八百屋で肉を買い求めるようなもの

      立憲民主くんのツイートの意趣返しで草

    3. 真実 より:

      政治家の資格はない
      立憲として、何ら懲罰がないのなら、
      もう、誰も立憲を支持できない

    4. 名無しの子 より:

      松田さん、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
      新年早々、蓮舫さんは、やってくれましたね。あれだけうるさく、東京五輪反対と言ってたくせに。
      ところで、東京五輪反対デモを行っていた人達が、実はお金をもらって動員されていたアルバイトだったと、NHKBSで放送されました。
      https://twitter.com/wadamasamune/status/1477622326724542466?s=21

      これは、凄いことになりますよね‼️お金の出所はどこかと、皆、噂をしています。
      もしかしたら、立憲民主党だったりして。蓮舫さんの行動を見てたら、それも起こりうるかもと思いました。

    5. 一読者 より:

      この場所は福住楼(老舗旅館)の真ん前ですので、福住楼に滞在していて宿の前で応援していたとすれば、まあその程度なら…と思えなくもないですが、もし本当にそうだとしても然るべき立場の人間が投稿する内容としてはあまりに軽率すぎますね。

    6. 通りすがり より:

      多重国籍についての説明責任も一切果たさず、自分の疑惑は全て逃げ回るR4に真摯な説明や謝罪など行うつもりは毛頭ないでしょうね。
      代表が変わろうとどうしようと「他者に厳しく身内に甘い」立憲共産党は健在という事ですね。

    7. 老眼ジジ より:

      国籍不明議員蓮舫にルールやモラルを求めるのは無意味でしょ。
      共産立憲に投票した友人知人とは距離を開けました。

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です