”フェミ”元女子アナ小島慶子氏 フジに沈黙の醜悪

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松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵

松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵

青山学院大学大学院法務研究科卒業。1985年から2014年まで日刊スポーツ新聞社に勤務。退職後にフリーランスのジャーナリストとして活動を開始。

 元TBSアナウンサーで女性の人権侵害に敏感な小島慶子氏(52)が、フジテレビの問題に沈黙を守っている。かつて、夫が「歓楽街で女性をモノのように消費」したと自身のコラムで責めたほど、女性に対する「性的搾取」を許し難いと考える一方で、フジテレビの女性アナを大物タレントなどに「上納」していた疑惑が生じているのに、なぜか見て見ぬふり。フジテレビへの出演も少なくない小島氏は、女性の人権より自身のビジネスが大事なのかと思わされる。

◾️小島慶子氏の不自然な沈黙

小島慶子氏(フジテレビYouTube番組シゴトズキ画面から)

 フジテレビへの批判はとどまるところを知らない。中居正広氏の女性とのトラブルについてはフジテレビは関与していないとしているが、新たに現役の女性アナから衝撃的な内容の告白が飛び出している。フジテレビの社員が主導的な役割を果たしてホテルのスイートルームで飲み会が行われ、そこへ騙し討ちのように女性アナを呼び出し、”上納”先のタレントが全裸で寝室から手招きをするという信じ難い行為が行われたという(参照・中居氏”新たな被害者”報道 問題の根源フジの体質社長会見という名の茶番 スポンサー逃げ出す)。

 女性アナの人権を著しく侵害する行為がフジテレビの社員によって行われた疑いが濃厚である。中居氏の問題もトラブルは示談で解決はしているものの、女性が意に沿わない性的行為をさせられたと報じられた。

 中居氏の話は詳細は不確実な部分が多いので保留するが、現役の女性アナが告白した内容は、フェミニストたちの言葉を借りれば女性が意に反して性的搾取をされているのである。おそらく20代そこそこの若い女性たちが被害に遭っていたと思われる。非常に狭き門であるキー局のアナウンサーとして採用されて期待に胸を膨らませて入社したに違いない。(頑張るぞ)と思いを持って入った若者が、社会人経験豊富な先輩社員に欺かれ、性的行為をするように仕向けられるのであるから、どれだけ傷付いたことかと思う。フェミニストではない者でもそうした行為に対して怒り、憤りを感じるであろう。

 このような問題に元アナウンサーで、事あるごとに女性の人権保護を主張する小島慶子氏が口をつぐんでいるのは不自然と言うしかない。もちろん小島慶子氏だけでなく、かつて東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長が女性差別発言をしたとされることに抗議の意思を示すために衆議院本会議に白い服を着て出席した野党の女性議員たちはなぜ、このような重大な人権侵害が発生していると思われる状況で沈黙するのか(参照・福島みずほ議員 どの面下げて白い服)。自民党には言えても、フジテレビには言えない事情でもあるのか不思議に思う。

◾️夫の風俗には大変な剣幕で…

 小島慶子氏は女性の性の商品化に対しては異常なまでの嫌悪感を示していた。かつて女性誌のサイトで、長男が生まれた直後に夫が「歓楽街で女性をモノのように消費」したと明らかにした。夫に「なぜ、女性をモノと見なすような行為ができたのか」と問い続け、夫に女性差別に関する資料などを送り続けたとされる(婦人公論.jp・小島慶子〈エア離婚〉を選んで2年「夫婦リセットか、続行か。いま心は揺れて」)。

写真はイメージ

 夫が風俗に行ったことをネチネチと言い続けるのは、夫婦の問題なのでご自由にされればいいが、今、フジテレビで囁かれていることは、そのようなレベルの話ではない。風俗の女性は性的サービスを提供する仕事であり、自らの意思でその職に就いている。

 しかし、女性アナはもちろんそのような仕事ではない。本来の仕事をするために性的なサービスを強要されているのである。そして、小島氏自身もTBSでアナウンサーをしていたのであるから、そのような行為を求められることがどれだけ屈辱的で耐え難いものであるかは想像がつくはず。

 風俗に行った夫と、女性アナに性的サービスを強要させるように仕組んだ男性社員と、どちらが許せないのか。

◾️フレッシュな女子

 小島氏がこの問題に黙り込んでいる理由はわからないが、フジテレビで仕事を貰っているから、いつものようにジェンダー論やフェミニズムの面からフジテレビを叩くと、その後の仕事に影響すると考えているのかもしれない。

 小島氏は1月2日放送のフジテレビのYouTube番組「シゴトズキ」に出演した。そこで自身がアナウンサーとしてTBS入社時のことを話をしている。

 「TBS新人女子アナ3人組とかですね、「新人女子アナ、新人女子アナ」っていう言葉がずっとついてきて、フレッシュな女子であることに重きが置かれる仕事なのか、これは! 『これか? これが私の仕事なのか?』と思って、ちょっとショックを受けたんです。」(#シゴトズキ・「新人女子アナ」の違和感を解消!元TBSアナ小島慶子の上司による秘策とは?

 自身がアナウンサーとして女性の性的側面をビジネスにされることにショックを受けたというのであるから、アナウンサーという職業とは何ら関係のない行為、意に沿わない性的行為を強要された女性アナの苦しみについて想像がつかないはずがない。

 この問題を小島氏が言わないで誰が言うのか。それぐらいこの問題を語らなければならない立場にあることを認識していれば、Xで情報発信することができるであろうし、夫の風俗通いを書くぐらいなら、モノとして扱われた女性アナの話を書いたらいかがか。

◾️批判を躊躇するな

 小島氏にも表現の自由は保障されており、当然、書かない自由もある。それはそれで結構であるが、このような不作為が続けば、小島氏のフェミニズムも所詮は相手を見て主張しているだけと思われることは覚悟した方がいい。極めて醜悪な行為(不作為)であることを理解しているのか疑問に思う。

この件で小島氏はなぜ沈黙…

 社会に対して広く主義主張を唱えるのであれば、それが正義と信じているのならば、相手が誰であっても言うべきは言う姿勢を保たなければならない。

 禁煙エリアでタバコを吸っている人に注意をする時に、相手が体の不自由な方や老人であっても、レスラーや力士のような体格をしていても「ここで喫煙してはいけない」と言うべき。(注意したら殴られそうだな)(差別だと言われそうだな)などと相手を恐れて沈黙しているような人間の言うことなどに誰も耳を貸さないことぐらいは理解できるはず。

 大事な取引先であろうが、自らの主義主張からして許せない行為をしていれば批判を躊躇すべきではない。それが出来ないのであれば、オピニオンリーダーのような顔をして物を言ったり書いたりすのは控えていただきたいと思う。

    "”フェミ”元女子アナ小島慶子氏 フジに沈黙の醜悪"に1件のコメントがあります

    1. 野崎 より:

      この女性の場合、保身的要素が大と思うがお仲間達も沈黙だ、大阪地検元検事の記事にも同じくコメントした。

      沈黙という言葉はいささか高尚、ダンマリが相応しい。
      福島瑞穂はほんの少しコメントした、フジTVは利害関係の無い第三者による調査組織を起ち上げ、そしてフジTVの自浄を期待する、、、、あなた任せよ何とやらと言う奴か、Mee toの勢いはどこへやら、

      伊東詩織は自身が製作した映画がアカデミー賞の何とかを受賞したことを踏まえ、
      >権力によって沈黙を強いられているすべての人に希望をもたらすものだと思います。~~この作品は私個人の物語にとどまるものではありません。声を奪われてきた人々、そして今もなお声を上げ続けている世界中のすべての方々に、この瞬間を捧げます~~
      と、
      ならばフジ問題に一言あってもよかろうに映画配給に忙しいらしい、映画製作においてお仲間達と内ゲバを起した事も合わせて鑑みれば映画の目的は映画それ自体にある。

      奴バラの沈黙、否、ダンマリ、、何故か、私見ながらそれは状況の変化を奴バラなりに感じ取っている、、奴バラファシストの目的が露呈、知られる様になって来た、同じ戦略、戦術ではまずい、、、とファシスト共の本能的、集合意識における認識、それ故のダンマリ、、
      ジェンダー フェミニズム Mee toのステレオタイプの論理ではまずいのだ、

      奴バラファシストは戦略戦術を狡猾に変える。
      コスモポリタニズム(世界統一)は地球市民、異文化共生(これは論破されるのでまずい)
      から多様性と抽象的表現に変化した、ここへ来て性同一性障害は性別違和(Gender Dysphorla) 性自認違和(Gender incongruence)と変わりつつあると(米国)
      障害ではまずいのだ、性自認の問題へとすり替えだ。

      なぜ障害ではまずいのか、トランプ氏の明言、男と女と二つの性しかない、が証明されてしまう。(障害は治療すればよいの論理)
      同性愛は同性に性的指向を持つ者、これも二つの性しか無いことを証明する。
      男(女)が男(女)に性欲を持つことで本来の男性であること女であることに変わりは無い。

      ファシスト共の目的、近代国家、自由社会を形成するに至った普遍的価値観の破壊、既成秩序の破壊、その戦略戦術としてLGBTの利用、コスモポリタニズム(ジョンレノン、イマジンの価値観)国家を解体させるための移民の利用等々がバレて来たのだ。

      過ぎたるは及ばざるがごとし、パリ五輪開催式のファシストの挑戦状、仲間達への呼びかけ(NHKのLGBTダンス)欧米、米国における移民戦略の過ち、その他奴バラファシストの二重規範、

      70年代、東西冷戦時代はイデオロギーの対決と称した、価値観の戦いだ。
      今もそれは同じだ。
      その価値観の戦いをトランプ大統領は大統領就任式において明確にしそして米国民、ひいては世界へ訴えた。

      改めてコメントしたい。

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