”捨てアカ”大量フォロー Twitter保守系狙い攻撃か
松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵
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ツイッターで新たな方法と見られる攻撃が、保守系と見られるアカウントに対して行われている。対象のアカウントを次々とフォローするもので、短時間の間に1000件を超えるスピードで大量のフォロワーがフォローしていくというもの。これが続けば、ターゲットとされたアカウントが、偽フォロワーを増やしているかのように見られ、アカウントが停止されるなどの可能性が考えられる。
■インフルエンサー”にこ姉”氏への不気味な攻撃
今回、捨てアカウントによるフォローという、おそらく新たな攻撃は著名なインフルエンサーを対象に行われている。ターゲットにされた1人に、本来のフォロワーが8万人を超えるインフルエンサーである”にこ姉”氏がいる。
多数の情報を吟味し、(これは)と思えるものにコメントをしたり、拡散したり、そのバランス感覚の良さ、歯切れの良いコメントで多くの人の支持を受けており、有力なインフルエンサーとして知られている。
にこ姉氏が異変に気付いたのは3月4日深夜から5日にかけてのこと。次から次へとフォロワーが増えていき、それらのほとんどが日本人の名前で、プロフィール写真がなく、自身にフォロワーがいない即席アカウントと思われるものばかり。
にこ姉氏はそれらのフォロワーを600人前後ブロックしたが、それでも押し寄せる波は止まらない状況。3月4日午後11時過ぎにスクリーンショットで不気味なフォロワーの写真をアップして状況を明らかにし、ブロックしても収まらないフォローの波に、ついに「鍵をかける」こととした。インフルエンサーが鍵をかけるということは伝えられる情報が限られることになり、大きな痛手となる。
にこ姉氏は「おそらく1000人ぐらいは押し寄せてきたと思います。ブロックしている間にさらにフォロワーが出てくる状況でした」と説明する。
このようなフォロワーが押し寄せる現象は、その量やフォロワーの即席ぶりから、機械(ボット)が行っているのは間違いない。ターゲットとされた側としては、まず、不気味であって精神的に疲弊してしまう。
もちろん、それにとどまるとは思えない。ツイッター社が、ターゲットとされたアカウントが自らのフォロワーを多く見せるために不正にフォロワーを増やしていると判断する可能性は考えられる。
■「偽フォロワーは不正」を逆手に?
ツイッターではインフルエンサーや、インフルエンサーを目指すものが、自身に大きな影響力が備わっているように見せるため、偽のフォロワーをつくることはよくある。2018年に同社では、偽のフォロワーを世界的に削除すると発表した。フェイクニュース対策の一環であり、実態のないアカウントはツイッター社としてもなくす方向であることは明らか。
実際、政治家やモデル、作家などでフォロワーを外部事業者から買っている例があると指摘されたこともあり、そうした点の対策もあると思われる(日本経済新聞電子版・ツイッター、「偽のフォロワー」を世界で削除、2023年3月5日閲覧)。
つまり、ツイッター社が偽フォロワーを増やすことは不正であるという認識でいることを利用し、ボットを用いて、ターゲットのアカウントを次々とフォローしていくという目的があると思われる。
こうした攻撃方法は、ネットで検索する限り、これまでに報告例は目につかない。ボットで大量にフォローしてくるのを人力でブロックしても限界がある。そのため、ターゲットとされた側はアカウントが停止されないように鍵をかけてフォローできないようにするしかない。
「鍵をかけたら、フォローしたい人はリクエストという形で来るのですが、ボットと思われるアカウントからのリクエストはありませんでした。普通のアカウントの方から来るだけです」とにこ姉氏は言う。
攻撃者の狙いはインフルエンサーに鍵をかけさせるのを1つの目標・目的にしているのかもしれない。にこ姉氏は本来のフォロワーとともにツイッター社に状況を説明(通報)し、善処を求めているという。
■保守系アカウントへの攻撃
それでは、なぜ、にこ姉氏はターゲットにされたのか。にこ姉氏は一般に保守系の論客のインフルエンサーと目されている。この点、にこ姉氏は他のインフルエンサーも被害に遭っているとする。
「フォロワーが多い保守系のインフルエンサーのアカウントを見ると、何人かがボットで作成されたと思われるアカウントからフォローされているのを見つけました」と言う。今回の攻撃が保守系で影響力の強いアカウントが狙い撃ちされているのは間違いなさそう。
このような行為を誰が行なっているのか現時点では全く分かっていない。ただし、ボットで作成されたと思われるアカウントには共通した特徴がある。
①実在する名前であること
②ユーザー名(@の後ろの英数文字)が、名前のピンイン(漢字の中国語の発音をラテン文字化して表記)にほぼ対応していること
③捨てアカの多くがShare News Japanをリツイートしている。
①については、ごくありふれた日本人の名前であり、検索するとfacebookでアカウントを持っている人ばかりである。facebookは実名での登録であるから、そこから取ってきたのかもしれない。
②はにこ姉氏をフォローした人の名前のピンインを少し変えたものがユーザー名になっている。4つのアカウントを具体例で示してみたが(表①参照)、例えば「首藤豪(shou teng hao)が、「@shutngho12」と、かなり類似している。このボットを作成した者が中国語のネイティブである可能性はありそうで、何らかの形で中国が関係している可能性は否定できない。
③は今回の”捨てアカ”を作る際に、Share News Japanが何らかの形で利用されているのかもしれない。SNJは一般的には保守的と見られるアカウントである。
疑問なのは現在、ツイッターでアカウントを作成する場合、電話番号が必要になるため、それをどのようにクリアしているかという点である。この点は、2022年8月にツイッター社が電話番号とメールアドレスのデータを流出させた事件があり、そこが関係しているのではないかという予測もある。もちろん確証はない。
このように現時点では分かっていることは多くないが、少なくともにこ姉氏ら保守系と目されるアカウントには対抗言論の原則とは無縁の、不正な攻撃でアカウントを無力化させるような組織的な攻撃が行われているのは間違いない。
■にこ姉氏「ツイッター社は対応を」
日本国民は憲法で保障された表現の自由に従って表現活動を行っており、その表現方法が行きすぎた場合には、たとえばSNSであればアカウントの停止などのペナルティが科され、表現が他者の権利侵害にならないようにシステムが機能している。
しかし、にこ姉氏や当サイトに対する攻撃はそのような種類のものではなく、システムを悪用して相手を表現できないように追い込むというものである。民法709条の不法行為にあたるのは間違いなく、損害賠償請求の対象となるのは確実。
こうした表現活動に対する妨害と思われる攻撃に対し、にこ姉氏は「ツイッター社に通報していますが、5日夜の時点でまだ何も対応してくれていません。明らかにボットを使った攻撃なのに、どうにかしてほしいです。早くこういう攻撃が終わり、鍵をかけなくていい状態になってほしいです」と話した。
倫理的には明確にアウト、ルール的にはグレーな攻撃という事ですね。
ツイッターはシャドウバンが復活したと少し前に騒がれていたので、以前のツイッターJP体制にならないか心配です。
ツイッターやyoutubeなどのプラットフォームが情報統制をする、もしくは徒党を組めば相手の言論を封じる事ができるような仕組みはどうにも無くして欲しいです。
私も今月4日の午後10時30分ごろ、同様の攻撃を受け、一時的に鍵をかけることで凍結を真逃れました。
この手口は以前から存在し、事前に「今からアカウントを凍結する。嫌ならば〇万円支払え」といった脅迫が行われ、被害者が支払わなかった結果、大量のアカウントからフォローされてアカウントが凍結されたという事例があります。
しかし、今回は私の元に事前の脅迫がなかったことから、金銭目当てではないことは容易に推測されます。
フォロー元のアカウントは全てJoined November 2022となっており、プロフィールは他のTwitterユーザーの情報を無断でコピーしているものでした。
ターゲットの選出方法は不明で、私は普通の中学生であり政治的な発言は行っていないため、「保守系」を始めとした「犯人の思想にとって都合の悪い人間」が狙われているのではないかと考えております。
また、記事内では犯人が中国に関与しているとされていますが、DiscordのShop界隈などにおける「アカウントのフォロワーを購入するサービス」を悪用してフォロ爆行為を行っている可能性があります。
ある意味「防ぎようのない攻撃」であり、これは表現の自由を侵害するため、今後Twitter社は対応を迫られることになるかと思います。
長文失礼いたしました。
Twitter社に多くを望むのは無理です。
後ろ姿の女性が10万円をあげるよとLINEに誘導するアカウントを大量に作られており、それを通報しても何もせずに逆に通報した人間を凍結する位です。
トレンドが正常化したこともありましたが、それも元に戻っていますね。