犯人に告ぐ「DoS攻撃を直ちに止めろ」

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松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵

松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵

青山学院大学大学院法務研究科卒業。1985年から2014年まで日刊スポーツ新聞社に勤務。退職後にフリーランスのジャーナリストとして活動を開始。

 当サイトの問い合わせフォームを通じて迷惑メールを送りつけるDoS攻撃が行われた。27日の午前0時過ぎから始まり、本日28日午前0時過ぎに停止。24時間で2000通を超えるほぼ同一のメールが送り付けられた。当サイトは実行者を強く批判するとともに、警告する。

■丸1日続いたメール爆弾

写真はイメージ

 当サイトへの攻撃は突然始まった。28日に日付がかわった頃から、「お問い合わせ」ページに次々とアクセスがあり、大量のメールが定期的に送信され続けた。早朝に管理者がパソコンを開くと、600通を超えるメールが入っていた。それらのメールのほとんどが「お問い合わせ」のページから転送されたものであった。

 当サイトでは「お問い合わせ」ページでは、必要事項を書き込み送信すると、管理者のメールアドレスに転送される仕組みになっている。今回送られたメールは名前の欄は全て同じで、英語で以下のように書かれていた(一部伏せ字とした)。

?? Alice sent you a hot video! Watch Here: https://●●●●●●●●??

(??アリスはあなたにホットなビデオを送りました! こちらですhttps://●●●●●●●●??)

 おそらくどこかの詐欺サイトの宣伝文句をコピー&ペーストしたものであろう。それ以外のメールアドレス、電話番号などの欄は1つ1つ異なるものが記載されている。メールアドレスも電話番号も実際には使用されていないと思われるものばかりであった。これはロボットを使ったDoS攻撃(Denial-of-service attack)の一種であるのは明らか。30分に50通届いており、1時間に100通を送りつけるようにプログラミングされていたと思われる。

 この攻撃は丸1日続き、28日午前0時19分に送信されたものが最後になった。およそ2400通の迷惑メールが届けられた。当初は削除して対応していたが、全く止む気配がないことから不毛なイタチごっこは止めて様子を見ることにした。その結果、24時間で攻撃は停止されたことを確認できた。

■サーバーを機能不全に陥れる目的か

 このような大量にメールを送りつける方法は、一般に「メールボム」「メール爆弾」などと呼ばれているようである。

 IT製品の比較・資料請求サイトによると「特定のメールアドレスに対して大量のメールを送りつける手法」であり「…目的は情報の詐取ではなく、対象のメールサーバを機能不全に陥らせること」としている。具体的に4種類の被害が生じることが紹介されており、その1つに「メールボックスの容量が圧迫され正常な利用が困難になる」があるとされている(ITトレンド・メールサーバを狙った攻撃の手法を4つご紹介!対策方法は?)。

 メールの正常な利用が困難になれば、当サイトの運営に影響するのは間違いない。通常の取材や出稿作業が停滞し、更新が滞ることも予想される。また、これ以上の被害の拡大を防ぐためにお問い合わせをしばし休止することを検討しており、それは当サイトにとって情報提供の有力な外部との接点を失うことになり、ニュース&オピニオンサイトの機能が著しく制約を受けることになる。

 今回のメール爆弾は業務妨害(刑法233条後段)、メールサーバーを機能不全に陥れる電子計算機損壊等業務妨害(同234条の2第1項)、同未遂(同第2項)のいずれかに相当すると思われる。当サイトとしては絶対に許すことができない。

■海外のサーバーを経由

 送られたメールを調べると、調べた限り全てのメールが海外のサーバーを経由していた。実行者を特定できないようにする常套手段である。

 世間では無名の当サイトに対する攻撃の目的は、当サイトの発信する情報が気に入らず、そのような情報を発信させないようにすることにあるのは明らか。

 言論に言論で対抗するのではなく、DoS攻撃で機能不全に追い込んで”口を塞ぐ”行為は憲法で保障された表現の自由に対する重大な挑戦であり、見過ごすことはできない。当サイトとしてもあらゆる手段を通じて、その目的を阻止する。

写真はイメージ

 そのような攻撃を仕掛けた者は、当サイトを煙たく感じている人物であることは間違いなく、当サイトが直接、間接に批判の対象としている人物と思われる。それが誰であるかを特定するための作業は続けている。

 もちろん、誰が行ったかは見当がついている。単なる推測ではなく、それなりの証拠に基づくものであり、動かぬ証拠を求め今も動いている。

■犯人への警告

 攻撃は現在、止まっているとはいえ、いつ再開されるか分からない。その時に備え、いくつかの対応策をすぐに発動できるように準備している。サイトの更新が止まることがないように、記事を楽しみにしてくれているユーザーのために最善を尽くす。

 最後にこのサイトを見ているはずの犯人に警告する。

 全ての攻撃を直ちにやめろ。ネット空間で自らの姿を隠せると思っているのであれば、それは大きな間違いである。君が誰かは分かっている。違法な手段を行使すれば必ずその責任が問われることを、いずれ、君も知ることになるだろう。

"犯人に告ぐ「DoS攻撃を直ちに止めろ」"に7件のコメントがあります

  1. 名無しの子 より:

    松田さん、絶対に負けないでください‼️私はこのサイトを読むことを、本当に楽しみにしています。一日に何度も更新されていないかを確認し、新しい記事が出ないかと心待ちにしています。
    令和電子瓦版の記事は、私達にとって、真実を知る最後の砦です。少なくとも私にとっては、もう今では、なくてはならないものになってしまいました。だから、私も、それを妨害されることに、強い憤りを感じます。
    でも私は、同時に、松田さんの身も心配です。どうか身辺には、充分にお気をつけ下さい。
    一日も早く問題が解決し、これまで通り、普通に記事が楽しめるようになることを心からお祈りし、応援しております。

  2. 湘南の小市民 より:

    卑劣ですね。松田さんの信奉者では決してありませんが、意に沿わぬ物言う者の口を塞ごうと言うやり方は怒りしかありません。今後も投稿楽しみにしております。

  3. 月の桂 より:

    性犯罪被害者である木村陽子さん(仮名)の記事の時も業務妨害がありましたね。
    やっぱりまた来たか…という感じです。

    松田さんのスタンスは「真実を追求する」ことであり、誰かの擁護目的での記事ではなく、例えば、山口敬之氏や鈴木浩氏(仮名)を支援する立ち位置での記事掲載ではないと承知しています。
    私は、そのスタンスを高く評価しています。
    (中立的立場で真実を知りたいので、応援&支援記事には興味はありません)

    伊藤詩織氏、伊是名夏子氏、新井祥子氏、石田郁子氏、その他、固有名詞の全ては挙げきれませんが、松田さんは、それぞれ、おかしな部分を指摘しているだけです。
    目の前にある不正義を追求し、世に知らしめる為に記事を書くのはジャーナリストとして当然のことです。

    どちら様か存じませんが、姑息な手段で攻撃しても、令和電子瓦版は沈むことはありません。真実を追求する正義のペンが折れることは無いからです。

  4. MR.CB より:

    》》ジャーナリスト松田様

    卑劣な手段にしか訴えられない哀れな小心者に告ぐ。おまえさんは松田さんのことを解っていない。
    プロフィールの松田さんの面構えをご覧なさい。「神に逢うては神を斬り、仏に逢うては仏を斬る。戦えば必ず勝つ!」。そう言うお方です。
    まあ、首を洗って待ちなさい。

  5. 海軍大将 より:

    松田さんの言論に対して、折角問い合わせフォームを開いたのに言論で応じようとせず、サイバー攻撃で黙らせようとするなんて最低ですね。お気持ちで自由な表現を弾圧するツイフェミですら、論理としては完全に支離滅裂とはいえ、ちゃんと言論で批判するという近代社会の最低限のルールは守っていますし、卑劣なスラップ訴訟も、一応は理屈を並べて提訴します。つまり、このサイバー攻撃犯はツイフェミやスラップ野郎以下だということです。

    ただ、一つ言えることは、このサイバー犯罪者がDoS攻撃を仕掛けるのは、松田さんの言論に対して言論で反論できないからだということです。DoS攻撃の存在が、逆に松田さんの言論の正しさを証明している訳です。
    正しい言論は最後には必ず勝ちます。一刻も早く犯人が逮捕され、法と社会の裁き、国家と国民の制裁を受けることを望みます。

  6. 老眼ジジ より:

    久しぶりにお邪魔しましたら、映画の世界(ダイハード4)で知ったメール爆弾攻撃が身近な訪問サイトに現実として行われたことに驚きました。

    同胞が維新に選挙で負けたのがよほど悔しかったのでしょうか?
    同胞が区分変更で介護サービスを減らされたのが悔しかったのでしょうか?

    松田さん パヨクに負けず頑張って頂きたいです。

    流行語大賞の季節になりました。過去ノミネートで一番わろたのがあります。 「パヨパヨチィ~ン」 彼ら彼女らでは大賞だったのでしょうけど。

  7. 山口秀明 より:

    これは、有る意味正しいが故の反発だと思います。相手に非が無ければ、過剰な反応はしない筈です。面白くなって来ました。しかし、身の安全には気を付けて下さい。

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