「総理、逃げないで」宮原健太記者は中2病か
松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵
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安倍晋三首相が8月4日の官邸での囲み取材に答えた際に、毎日新聞の宮原健太記者(28)が取材終了後に罵声を浴びせた。最近、この例が目立つが、罵声を浴びせて「取材に答えようとしない総理」というイメージ作りという政治目的、そして自分は権力と戦っているというアピールと自己満足のためにやっているとしか思えない。
■取材終了後に質問と政治主張する記者
4日の官邸での囲み取材が終了し、帰りかけた首相に「臨時国会については準備できれば早急に開いていただけるんですか、総理」と男性記者が声をかけた。すると、安倍首相はマイクの前に戻り、既にその質問に答えたことを明かし、もう一度、同じ説明を繰り返し、マイクの前を離れた。
しかし、その声の主は「すぐに開く必要があるんじゃないですか。諸課題整理している時間ないんですよ、総理」と続けた。安倍首相が無視して歩くと、さらに「総理、逃げないでください、総理!」と罵声を浴びせたのである。
既に会見が終了したのに、一度答えた質問のためにわざわざ戻ってきて答え、それで引き上げる首相に「逃げないで」は罵詈雑言の類であろう。
こうしたやり方は政府へのネガティブキャンペーンとしてよく用いられる。会見が終了して引き上げる時に「●●はどうですか」と質問を浴びせ、もう終わったからと取材対象が引き上げると「質問を無視して引き上げた」「逃げた」という記事にするのである。おそらくそれを察知したのであろう、安倍首相は「先ほどお話をさせていただいた通り」と前置きして回答したものと思われる。
首相が答えると、今度は質問ではなく、自分の意見・見解(すぐに国会を開く必要がある)をぶつけた。そのような見解は記事の中で記者が主観として書けばいい。首相は「諸課題を整理する時間はある」と判断しているのであり、それが記者にとって不満なら、記事の中で事実関係を摘示し、時間はないことを自らの意見として書けばいいだけの話である。
つまり、それは聞く意味などない記者の主観でしかない。当然、答えは返ってこない。すると引き上げる首相に向かって「逃げないで」と罵声を浴びせて、記者は所期の目的達成であろう。本当に何をしに官邸まで来ているのか、この記者は。
■大人に逆らってヒーロー気取り?
声の主である毎日新聞の宮原健太記者はYouTubeのLIVE配信で、その件について語っている。一連の行為を「声かけ」「追及」などと表現しているが、やっていることは相手に罵声を浴びせることでしかない。「声かけ」かもしれないが、迷惑行為、相手を傷つけ、周囲を不快にする行為である。また、何の追及かは分からないが、政治的な問題を追及する行為とは程遠いのは確か。
この様子はサンデー・ジャポン(TBS系)で報じられたが、大人に逆らってヒーロー気取りの中2病と大差ない行為と思える。自身が演劇経験者で、求めに応じてセリフの一部を披露しているが、その一連のやりとりから自己顕示欲が強いであろうことは理解できた。もしかすると、宮原記者は囲み取材の場を自己アピールの場ととらえているのかもしれない。いい加減、この種の記者を会見場に送り出すのはやめてほしい。行政の邪魔をすることが目的であれば、最終的な被害者はわれわれ国民である。
そもそも宮原記者の言うように臨時国会を開く必要があるのか、疑問が残る。感染者が増えたからこそ、行政を総動員して感染防止策を取らなければいけない時期。その司令塔となるべき霞が関の官僚を国会対策にあてさせることで、感染予防対策が等閑になることの方が怖い。それゆえ、総理は臨時国会は与党とよく協議してという答えになったと思うが、至極まっとうな話である。
■法学と政治学を勉強してから取材を
宮原記者は文学部の出身であるという。ということは法学も政治学も学んだ経験がないものと思われる。まずはそういった基本的な勉強をしてから取材の現場に立つべきであろう。取材や報道は自らの政治主張をする場ではない。真実を伝えることである。それは記者の初歩の初歩であり、理解できないのであれば辞めた方がいい。厳しい言い方だが、演劇と文学しか学んでない者には、それにふさわしい場は他にあると思う。
出身学部は何でも良い。
工学部を出ていようが
文学部であろうが
あくまで個人の資質だ。
元同僚で早稲田理学部出身のCMプランナーは優秀だったのを思い出す。
>>山地陽介様
コメントをありがとうございます。
もちろん、個人の資質なのは言うまでもありません。ただ、宮原記者の場合は、その質問の仕方から関連する学問を学んだことがないことが推測され、しかもその点を自分なりにカバーしようという気もないように見えたことから、そのような記述をしました。
文学部出身で演劇経験があるなら、新聞社でも文化担当などの方が向いているのはということでもあります。
文学部出身者はいい記者になれないということを一般的に言ったつもりはありません。
報道三流ッて言われて久しい。
昔の政治記者は、中立性を持って現場に出てた
新聞記者から議員になった人も多い60年代に産経新聞社に入社して代議士の秘書をえて、国政にそんな議員が与野党含めて居た。当時の記者会見や(ぶら下がり取材)会見を見てもレベル高く、記者の品格が多少は有った。
今の記者は、野次馬でしか無い。
>>匿名様
コメントをありがとうございます。
今の記者の多くは野次馬であり、時に政治活動家であり、というのは感じます。
僕が記者をしていた時代にもいましたが。
報道の皮を被った活動家、古くは筑紫哲也氏が典型だと思います。
上昇志向が強い新聞記者。
現役のころよく支局の新聞記者から取材を受けたが、自分の書いた記事が本社から認められ、一日も早く本社へ戻ることばかり夢見ていることが取材態度からも明らか。
この記者も本社の政治部と云う花形部署で存在感を示したかったのだろう。
>>inkyo様
コメントをありがとうございます。
>>この記者も本社の政治部と云う花形部署で存在感を示したかったのだろう。
多分、これに尽きると思います。それに何でも政府批判こそがジャーナリズムという単純な思い込みが重なっているのだと思います。
おかしなのが出世するのが朝日や毎日なんですよね。
かつての朝日の福島某もそうでしたね。
>>nietz様
コメントをありがとうございます。
宮原記者が出世するかどうか分かりませんが、朝日や毎日におかしなのが多いのは確かですね。
こんにちは。
よくて中二病、悪くて輩。一般常識を持ち合わせていないのかなと思います。
個人的に毎日は大学生のとき2年間新聞奨学生でお世話になったことから愛憎合わせ持つ感情があり、またOBに食の安全に明るいジャーナリストもいるんで、どのように評価してよいのか悩んでおります。しかしこういうカバチタレの大アンゴウ(岡山弁)が記者にいると、ほかの記者が迷惑し、あげく悲劇的な結末を迎えるのはたしかといえます。