江川紹子氏炎上 ウイグルの叫びに耳塞ぎ

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松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵

松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵

青山学院大学大学院法務研究科卒業。1985年から2014年まで日刊スポーツ新聞社に勤務。退職後にフリーランスのジャーナリストとして活動を開始。

 ジャーナリストの江川紹子氏のTwitterが炎上している。人権問題で中国を批判する人の中には中国批判に関心があり、人権には関心がないという趣旨の投稿を行い批判が殺到。さらに、返信した者を挑発するような投稿も行い、怒りを買っている。日本を代表するジャーナリストの人権感覚、品性のないツイートには驚かされる。

■問題ツイートで炎上 中国の立場に寄り添ったか

 江川紹子氏は3月25日午後11時24分に以下の投稿を行なった。

人権問題で中国を批判する人の中には、自国等の人権問題には冷淡で、中国を非難する問題だけに熱心という人がいる。関心があるのは中国批判であって、人権ではないんだろうなあ…。

 この投稿が突然なされた理由は分からないが、23日、加藤勝信官房長官が記者会見で新疆ウイグル自治区の人権侵害に深刻な懸念を表明、それを受けて25日に中国外務省の華春瑩報道局長が「日本は慰安婦問題という人道上の犯罪で言葉を濁している。彼らは人権を尊重していると言えるのか」と反発したのを受けたものと見るのが通常の思考であろう。

 この中国の言い分を受けて、上記のツイートをしており、まさに中国側の反発に沿った思考法である。

 どこの国にも人権問題は存在する。米国ではBLM運動が大きなムーヴメントとなり、日本でも今ならジェンダー平等の問題もあるし、在留外国人の問題も人権問題と言っていい。西欧でも同様である。しかし、中国のウイグルに関する人権問題はそれらの人権問題より遥かに重大で深刻である(香港も相当に深刻ではあるが、ウイグル問題はそれ以上であろう)。

 100万人以上が収容施設に収容され、そこで組織的に性的虐待も行われており、ジェノサイドも発生しているという話も出ている。実際にオランダ下院は2月25日にジェノサイドに対する非難決議を賛成多数で採択した。

 こうした批判に対して中国外務省は、朝日新聞の誤報から始まった従軍慰安婦問題を引き合いに出して(日本にも人権問題がある)という、およそ反論にならない反論をしたのである。

■世界中に広がる中国批判を無視する江川氏

江川紹子氏にはウイグル族の叫びが届いていないのか…(日本ウイグル協会、毎日新聞政治プレミアの写真等から)

 ウイグル族への弾圧は身体の自由や性的自由、あるいは生命への侵害という最大級の人権侵害であり、一刻も早く止めなければならない。そのため世界中で多くの人々が声を上げ、3月22日にはEUの外相理事会で中国の当局者らへの制裁を採択している。

 このような深刻な状況を知らないはずがない江川紹子氏が、批判する人に賛同の意を示すどころか(人権なんかどうでもよくて、中国批判をしたいだけなんだろ? )という趣旨の投稿をしたのだから言葉を失う。

 江川氏がぬくぬくと暖房の効いた部屋でツイートを投稿している、まさにその時、新疆ウイグル自治区で理由なく収容所に放り込まれ、組織的にレイプされている女性の悲鳴をどう聞くのか。あるいは理由なく殺害されている人もいるかもしれない。

 そうした女性や子供を含むウイグル族の悲鳴や鳴き声に耳を塞ぎ、日本人に向かって「お前はウイグルをダシに中国批判したいだけだろ?」と悪態をつく行為を恥ずかしいと思わないのか。ウイグルの人々の悲痛な叫びに対して何も感じないのか、ウイグルの女性がレイプされるより、森喜朗元首相の言葉で傷つけられた女性の方が被害が深刻とでも言うのか。

■削除して謝罪できないならジャーナリストの看板下ろせ

 当然のように殺到した批判に焦ったのか、江川氏は3月26日午後5時49分に問題のツイートに自身で返信した。

自分のことを言われたと思って(自覚して?)反応してくる人が結構いる…(苦笑)

 僕のように憤りを覚え、批判の声を書き込んだ人間を挑発するかのようなツイート。つまり、批判した相手が反論してきたら、苦笑しながら「お前、図星だろう」と言い返しているのである。当然のように炎上している状況に油を注ぐような状況となった。もはや言うべき言葉もない。

 僕は以前から江川紹子氏を批判してきた。それは主に法律に対する不勉強に対するものであった。しかし、今の江川紹子氏は不勉強な上に、価値判断のバランスが崩れ、社会通念から大きく乖離している。有り体に申せばイデオロギー優先で人権は二の次、三の次の状態。少なくとも今回のツイートを見る限り、社会の木鐸としての役割を彼女に期待することは無理であろう。

 早めにツイートを削除して、真摯に謝罪することをお勧めする。それが出来ないのなら、ジャーナリストの看板を下ろしなさい。

One thought on “江川紹子氏炎上 ウイグルの叫びに耳塞ぎ

  1. アバター 野崎 より:

    ポリティカルコレクトネス及びダブルスタンダートとしての批判か?

    ポリコネ 一見正論又ある主張の裏に隠されている事、本音。
    表面ウィグル問題(人権)だが基本中国批判のポリコネだ。
    Cの人権問題は非難するがJPの人権問題は非難しないダブスタだ。

    ポリコネではなくダブスタでもない。

    >人権問題で中国を批判する人の中には、自国等の人権問題には冷淡で、中国を非難する問題だけに熱心という人がいる。関心があるのは中国批判であって、人権ではないんだろうなあ…。

    上記、論理の体をなしていない、ジャーナリストとしては失格であり、そもその資質がない。
    ●まず発言のタイミングである。中國擁護である、違うというならばジャーナリストとして同じく失格である。
    情報の送り手は受けてがどう反応するかを考慮する必要がある。
    マーケティングしかり、個人の生活においてもしかり、よって皆、誤解を回避するコミニュケーションをするのだ。
    江川氏は自らの発言が中国擁護として受け止められても甘んじて受けるべきだろう。
    いわゆる確信犯であるとは思う、その程度によっては望月記者に同じく活動家である。

    ●無視しているのではなく解っていないのだろう。

    >自国等の人権問題には冷淡で
    日本は一応まがりなりにも基本的人権が尊重される近代国家である、イチオ~ 
    近代国家の構成要件は中学校?で習った、江川氏は授業中寝ていたとしても、その後の日本における生活でおのず理解でき解るはずだ。
    言論表現の自由がある日本、よって江川氏はジャーナリストとしての仕事ができる。

    中国は一党独裁の全体主義国家だ。人権に関し決定的相違であり比較の次元ではない。

    >関心があるのは中国批判であって、人権ではないんだろうなあ…。
    ウィグルは狭義の問題としての中国批判で広義には中国の体制そのものの批判でる、ともに人権問題だ。

    ●論理の体をなしていない
    >自国等の人権問題には冷淡で
    その人権問題とは具体的に何を指すのか、冷淡だとする根拠は何か?
    慰安婦問題(自国等は韓国を示すと解釈して)であるとしたら江川氏はファシストだ。
    ファシストの構成要員は前に記した。その一員だ。
    よって全体主義国家と近代国家の相違を認識している。

    ●ジャーナリストとしての問題ではなく人格の問題だ。
    >自分のことを言われたと思って(自覚して?)反応してくる人が結構いる…(苦笑)

    心理学は科学科という命題があった、科学ではないと考えていたが今や再現性のある立派な科学であると評価している。

    心理学の基礎的解析方を用いれば(エラソ~)このコメント部分は江川氏の心の投影であり人格の問題だ。(コメント総体とこのタイミングでリアクションを想定し投稿する心理も)

    自らがダブスタでありポリコネ的要素があるということであり、それを語っているに過ぎない。その自覚はないのだろうが。

    >自分の事を言われたと思う,← 何らの根拠もないく無理がある、思い込み、自己心理の投影
    >反応してくる人が結構いる…(苦笑) ← 反応しているのは自分である。

    (苦笑) 笑いではなく、何故苦笑なのか? 苦笑いとは相手のみならず自らを鑑みて、省みて自らを笑うことをも含む
    自己に内在するものを潜在意識的に自覚して苦笑となったのだろう。
    潜在意識故、御当人には自覚がない、あれば苦笑とはしない。

    江川氏が自国等の人権問題にに無関心だとする人達に真に問題を感じていのであればそも笑いは出ない、でるのは怒りである、苦笑いは当然でない。

    ●逆
    江川氏は何故、日本を批判し中国を批判しない左翼、日本を批判し韓国を擁護する左翼を問題としないのだろう。

    殺された坂本弁護士の御母堂が江川氏を嫌悪していたとの事をこの記事で思い出した。
    故坂本氏の御母上は見抜いていたのだと思う。

    御返信は不要です。

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