菊間千乃氏 専業主婦を下に見る?
松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵
最新記事 by 松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵 (全て見る)
- 札幌市教委が情報隠し 教師免職絡みの文書非公開(1) - 2024年12月27日
- 札幌市教委が情報隠し 教師免職絡みの文書非公開(2) - 2024年12月27日
- スポーツ紙過去最大の12.4%減 廃刊ラッシュ間近 - 2024年12月24日
菊間千乃弁護士が朝日新聞の取材に答え、婚姻後に姓を変更することで味わったとする恐怖を語った。専業主婦の場合はさらに姓の変更による喪失感は強いと考えたとしている。恐怖を感じるほどであれば今からでも菊間姓に戻ればいいと思うのだが、そうせずに「夫婦の姓の制度を変えろ」というのは身勝手な議論のように思える。
■世間から菊間千乃という名前が消えていく瞬間
問題の記事は朝日新聞デジタルが7月15日午前10時に配信した。それによると、結婚した時(筆者註・2014年)には夫婦別姓を望んでおらず、「『名字が変わるの(ハート)』という風で『10代か!』みたいな感じでした(笑)」としている。
ところが、パスポート、通帳、カードなど様々な物の名前を変えてゆくことで、その手続きのたびに「世の中から『菊間千乃』という名前が消えていく瞬間を味わった」としている。そのことが「自分がなくなっちゃうっていうことのものすごい喪失感とか、気持ちが落ちていく感じは、やってみないと私はわからなかったです。名刺以外に菊間千乃という名前はもうなくなったことの怖さ。」とした。
さらに「専業主婦としておうちにいるという方だったら、本当に世の中から自分という名前がなくなっていくという喪失感ってさらに大きいんじゃないかなと思い」夫婦別姓に関心を持つようになったとする(以上、菊間千乃が消えていく 結婚後、姓を変えて味わった「恐怖」から)。
■旧姓が消えると同時に新しい姓の自分が誕生
菊間氏の話には理解に苦しむ点が多い。まず、パスポートなどから名前を変えてゆくことで、「菊間千乃」という名前が消える喪失感を味わったとするが、同時に新たに夫の姓である「●●千乃」という名前が誕生するのである。
「菊間千乃という名前が消える喪失感」という言い方で本人が消え去ってしまうようなイメージで語っているが、新たな「●●千乃」が自らのアイデンティティとして確立されるのである。そして自身はそのことを「『名字が変わるの(ハート)』という風で『10代か!』みたいな感じでした(笑)」と言っているのであるから、本人も積極的に望んでいたのであろう。
そもそも喪失感というが、弁護士やタレント活動をする際には「菊間千乃」を名乗っている。現姓を明らかにしていないことから、世間の多くは「菊間千乃」と認識しているはずで、「名刺以外に菊間千乃という名前はもうなくなった」は事実と異なる主張である。
そして、当該喪失感が怖いというのが選択的夫婦別姓制度の導入の理由であるなら、パスポート、通帳、カードなど様々な物の名前を旧姓のままでいいようにすれば(当然、戸籍名は注意書きなどで明記することになるであろうが)、導入の必要はないとなるはず。公的書類の氏名変更の制度を変更を主張せず、夫婦の姓のあり方を変更すべきとする理由は何なのか、是非とも明らかにしていただきたい。それは記事を書いている朝日新聞の記者が聞くべきことだと思うが、なぜか聞いていない。
■菊間氏は専業主婦を下に見ているのか
弁護士でタレントである自分よりも、専業主婦はもっと喪失感が大きいと想像しているようだが、世の専業主婦はこの発言を聞いてどのように感じるか、聞いてみたい。菊間氏の言い方は「私は弁護士でタレントだから名刺があるし、旧姓を名乗って仕事をしているけど、外に出ないでお金も稼がない専業主婦は名刺すらないから喪失感満載でしょ」と言っているように思えるのだが、いかがであろうか。
菊間氏は内心、(弁護士は専業主婦より偉い)と思っているのではないか。発言から特権意識、差別意識が感じられ、これほど不快な物言いはない。
そもそも、菊間千乃という名前が消える喪失感を払拭したいのであれば、いくらでも方法はある。相手の男性に菊間姓にしてもらうのも1つであるし、法律婚から事実婚に切り替えて公的に菊間千乃を復活させることも可能である。実際に社民党の常任幹事の伊是名夏子氏は離婚して愛着のある伊是名姓に変更している。どのような事情があったのかは知らないが。菊間氏が菊間姓の喪失がそこまで大問題なら、なぜ、そうしないのか。
喪失感の払拭が可能なのにせず、「制度を変えろ」と主張するおかしさを感じないのか不思議である。
■元テレビ東京アナの大橋氏との共通点
菊間氏はフジテレビの元アナウンサー。偶然なのかもしれないが、元テレビ東京アナウンサーで、現在はフリーの大橋未歩氏が同様の主張をしていた。
選択的夫婦別姓制度について「私はいち早く導入してほしいと思ってるんですね。離婚した時に本当に大変だったからなんです。…導入してほしいと思ってるんですよね。免許証(など様々な書類の名義を書き換えの必要がある)から…離婚した精神的な悲しさプラスその手間でホント涙が出ます。」と今年3月7日放送のワイドナショー(フジテレビ系)で語っている(参照:二度も夫の姓にした大橋美歩アナが別姓主張)。
離婚した時の手続きが面倒だからというのが制度導入の理由らしい。それなら手続きを簡略化するよう求めればいいのに、なぜか選択的夫婦別姓制度導入を訴えた。その上、大橋氏は2015年に再婚した際に菊間氏と同じように相手の姓(上出)にしているのであるから、何がしたいのか常人には理解不能である。
■「名字が変わるの(ハート)」は普通の女性アピール?
勝手な推測だが、菊間氏は結婚当初は、女子アナから弁護士という誰もが憧れる職業に就いた自分も「名字が変わるの(ハート)」と、普通の女性であるかのようなアピールをしたかったのではないか。
しかし、世間から憧れの存在として見られる自分が昨今の選択的夫婦別姓制度のムーブメントに乗らないわけにはいかないと、今になって制度導入の波に乗ってきたのかもしれない。
ところが、その主張をすると「なぜ、結婚した時に名前を変えた」と言われるため、冗談めかして「名字が変わるの(ハート)」の話を持ち出し「意識したのは最近です」とアピール。
その上、法律家であることを自慢するかのように、最高裁の少数意見を持ち出したというあたりが彼女の真意なのではないか。そう考えると、まともに論ずるのもバカバカしくなるが。
私は選択的夫婦別姓制度に賛成の立場です。
名前が変わると喪失感がどうのこうのという個人的なことではなく、少子化が進むこの国の未来を考えてのことです。
このまま少子化が加速すれば、一人っ子だらけの時代になることは避けられません。
家の事情等、双方で氏の選択を譲れない場合、結婚(法律婚)を諦めるケースも出てくると思うのです。事実婚の選択もあるでしょうが、法的にも認められた夫婦になりたいと思うカップルもおられるでしょう。夫婦別姓が可能であれば、氏に悩むことなく家族になることが出来ます。結婚したいと願う男女が、氏の選択が障害となって結ばれないのは悲劇でしかありません。
ただ、選択的夫婦別姓制度だと、氏が同じ夫婦、別々な夫婦、様々存在することになり、それはそれで混乱も生じるように思います。
では、「選択的」ではなく、完全に「夫婦別姓制度」にしてはどうか?という議論にもなりそうですが、お子さんの氏をどうするか等、悩ましいところではありますね。
専業主婦もお仕事を持った方も、その人が選んだ人生ならそれでいいのではないでしょうか。お家にいるから下位ということはないでしょう。家族の為に生きることを望む人もいれば、外で活躍したい人もいます。
ただ、夫婦関係に亀裂が生じた際、経済力の無い専業主婦は離婚に踏み切れず、我慢して暮らすしかありません。夫が病気や怪我で収入が途絶えることもあるでしょう。そういう意味では、専業主婦という選択はリスキーでもあり、やはり、社会に出ていた方がいいようにも思います。
ちなみに私は、「○○さんの奥さん」と呼ばれる人生が嫌で、仕事を持っています。
当然ですが、職場では「○○さん」と名前で呼ばれます。夫の氏を選択しましたから旧姓で呼ばれることはありませんが、喪失感はありません。私にとっては、姓名で呼ばれないことの方が寂しい。「○○さんの奥さん」だと、夫の付属品(オマケ)みたいではありませんか~絶対に嫌だね!失礼だ!(笑)
私は、松田さんが仰るように、新しい名前で生きることを楽しいと思って生きて来ました。何の不満もありません。
あ、こちらでの「名前」も楽しんでいますよ。「月の桂」は日本酒か?って感じですが、梅の品種の1つです。
梅は高貴で凛としていて好きなお花です。
中国や韓国が「日本はこちらの方式に合わせろ」と言っている政治的な話であって
一旦名前捨てるほどの気持ちになれないって、運命の相手でもないんじゃないの?
仕事を持ってバリバリやってるなら旧姓で仕事したっていいし。
事実婚だってあるし。
実家捨てるぐらいの覚悟がないからすぐ離婚に至るような相手を見抜けない。
子供に戻って考えても、両親が違う名前なんて嫌ですね。
時々、中国や韓国を「別姓だから日本より進んでる!」と褒め称える人がいますが、
あちらの別姓の由来は「嫁に家督や財産の相続をさせない&一族を乗っ取られないようにする」ためなんですが、
その辺は理解されているのでしょうかね。。。
特に中国では、嫁は例え結婚し子供を産もうが一族にとっては永久に他人でしかない、
そういう家族観であることを知っていただきたいものです。
> このまま少子化が加速すれば、一人っ子だらけの時代になることは避けられません。
いえ、そんなことはなく、少子化の進行は一人も生まない人が増えてるからであり、今でも完結出生児数は1.94でほぼ2であり、一人っ子は顕著に増加してる訳ではありません。一人っ子だらけの世の中などにはなりづらいかと思います。
> 結婚したいと願う男女が、氏の選択が障害となって結ばれないのは悲劇でしかありません。
たかが氏の問題ですら合意に至れない男女は、結婚しても、結局離婚するのではないでしょうか。
子どもの姓はどうするのでしょうか。
考え無しに結婚して、子ども生んで、子どもの姓でもめて離婚するような男女が増えれば、社会の不安定化を招くのではないでしょうか。
> そういう意味では、専業主婦という選択はリスキーでもあり、やはり、社会に出ていた方がいいようにも思います。
別姓問題とは独立した話ですね。
私は社会制度はフールプルーフを考えた設計であるべきだと思います。
選択肢が増えることがいいことだ、という単純な話にせず、どんな夫婦も子どもの姓でもめようがない強制同姓の仕組みは素晴らしい制度だと思います。
みんながみんな見識を持って、将来の困難を予見した上で最適の選択ができる訳ではなく、どちらかと言えば愚かであるのが人間ではないでしょうか。
自由というのは責任が伴います、希望してないのに勝手に責任を追わされるのは、私は迷惑ですし、子どもたちにも血迷った選択をする余地を残したくありません。
制度、システムの改修にはコストもかかります。今課題山積のこの国でベネフィットのよく分からない制度改正を急いで行う必要性などどこにもないのではないでしょうか。
taddy 様
単独のご投稿で、私のコメント欄の返信機能を使ってはおられませんが、私の文章を引用されていらっしゃいますので、お返事を差し上げた方がよろしいかと。
あなた様のご意見も間違いではないと思いますし、私の考えも間違っているとは思いません。一人っ子だらけになるというのは、ここ数年の話ではなく、遠い将来を見据えてのことです。
また、現状では圧倒的多数の女性が、結婚後に夫の姓を選択します。姓が変わらずにいると未婚だと知られて嫌だと言う人もいます。別姓なら、既婚も未婚も意識されないという理由から別姓を望む人もいます。子供のいない夫婦もいます。老舗の稼業の承継問題で姓を変えられない人も。制度への考え方は、立場や価値観等々もあり、人それぞれだと思います。
お返事は不要です。
追伸
そういう意味では、専業主婦という選択はリスキーでもあり、やはり、社会に出ていた方がいいようにも思います。
〉別姓問題とは独立した話ですね。
当然です。別姓問題とは切り離した異なる話題として書いたものです。前段の文章を読めば、その意は理解できるはずです。誤読による感想ですね。
稼業の承継問題→家業に訂正です。急ぎで書くとダメですね。失礼しました。
「『名字が変わるの(ハート)』という風で『10代か!』みたいな感じでした(笑)」というくだりからは、「今の私はそんなガキじゃないの」「今の自分の姿勢には10代なんかにはわからないリアリティがあるの」という牽制のようなものを感じます。
典型的な「自称サバサバ系女子」の態度ですね。
しかしながら現在の主張を見ても結局のところ現実的になったというよりは感傷の方向が変わっただけに思えます。
「『名字が変わるの(ハート)』」が
「『名字が変わっちゃうの(しゅん)』」に置き換わったにすぎませんね。
松田さんこんにちわ
専業主婦って絶滅危惧で介護やバイトをやっている人が多数だと思います。
別姓については賛成です。
住民票などの手続きが面倒なのと銀行口座の名義変更には手数料がかかります。
今はどうかわかりませんが住民票二重線で消すのは貧乏くさいし、美しくないです。
職場の同僚は旧姓でとうしている人が多いですね。もちろん名札や印鑑など新しい姓に替えて貰っている人もいます。
離婚も増えているので別姓に進むのもわかります。
ご無沙汰しています。
私の弟は婿に入ったので、姓を変えました。結婚式は私の方が喪失感を感じて、嫁に出す弟みたいで泣けて来ました。本人はケロッとしています。佐渡の田舎では結婚すれば姓が変わる事は当たり前で、変えない方が違和感が有ります。女房も私の姓を名乗る事で、我が家の太陽となっています。太陽になるまで、苦労は有りましたが、今では女房が一番上です。選択的夫婦別姓制度は良いと思います。選択的だからです、色んな方が居るので仕方ないと思います。氏には重みが有ります。簡単に離婚する事の方が、結婚に対する覚悟が足りないのではと私は思います。あくまで個人の考えです。
こちらに限らず夫婦別姓賛成論の意見を見ていると、結局は「手続きが面倒」「場合によってはお金がかかる」「住民票の記述がみっともなくなる」等や離婚前提の意見など、厳しい言い方で申し訳ないが端的に言ってしまえば私的都合の主張のみ。
制度そのものを変えてまで、というよりそれぞれのシステムである程度の手続き簡略化で対応可能なことが多いのではないか、もしくは松田氏の仰る通り旧姓時に作成したものでそのまま運用可能なものは現状維持で使えるようにすることでいいと思う。
それよりも弁護士という職業であり、TVでこういった主張をする人間が実はどういう真意に基づいて夫婦別姓を訴えるのか、マイナンバー制度も結果的に骨抜きにした特定野党が夫婦別姓を押し通そうとするのはなぜか、そういうところを考えてみて欲しい。
私が選択的夫婦別姓に賛成の人は子供の事をあまり考えていないのではと思います。
自分の姓が変わると自分が無くなるような気がする
>別に男性が姓を変えてもいいし女性がどうしても変えたくないというなら自分の姓を変えてくるやさしい男性と結婚すればいいのではと思います。そういう男性なら女性を大事にしてくれるのではないでしょうか。通名で旧姓を使える職場も増えてきてますし制度も整ってきています。私には別姓にしたい人たちはどうしても男性と同じ姓にはしたくないというように聞こえます。そんなどうしても同じ姓にしたくない人と結婚したいのだろうか?私には理解出来ません。
変更手続きが面倒
>結婚って手続きが面倒だからしないものですか?結婚したら手続き以上に大変な事の連続ですよ そんな事を面倒だとか言ってるなら結婚しない方がいいですよ。
少子化の解消になる
>むしろ子供の姓で揉めて離婚に繋がったり結婚前に揉める事にならないでしょうか?そもそも別姓じゃないから結婚出来ない人ってものすごく少数だと思います。少子化の解消にはならないと思います。むしろ離婚や結婚しない人が増える可能性すらあります。
選択的夫婦別姓は子供の気持ちを考えていない制度だと思います。選択的だからしたい人はすればいいは間違いです。子供にとって家族と感じるのは一緒に暮らしていることと姓が一緒だと言うことだと思います。また選択的だからこそ別姓の家族と同姓の家族が出来てしまう。だからなんでうちは両親の姓が違うんだろと悩む子供も出てくるでしょうし兄弟姉妹で姓が違う家庭も出てきます。夫婦別姓はまるで男女の問題のように扱われていますがこれは子供を含めた家族全体の問題です。夫婦別姓=家族別姓=親子別姓です。必ず家族の中に違う姓の人がいるという事です。子供の事を考えれば夫婦同姓が最良の制度であるのにわざわざ問題点の多い夫婦別姓を導入する必要はありません。
おはようございます。
独身のわたしに言えることはほとんどないですけれど、しかし権利には義務と責任がついてくることを菊間さんはじめわかってるのかなあ?
松田様
記事フォントを変更いただけたようですね。ありがとうございます。
お陰様でプラウザズーム機能の10%UPで快適に読めます。
アドオンは時々悪さをすることがありますので助かります。
社民党常任幹事 伊是名夏子氏は最近鳴りを潜めているようですね。
やはり、偽装離婚中のNHK職員元夫がパラリンピックメインキャスターを務めるからでしょうか?オリパラ終了後には大量に燃料を投下してくれることを楽しみにしています。
選択的夫婦別姓制度については、かつては賛成でした。私と夫は一人っ子の為、結婚時に、非常にもめたからです。
しかし、反対している方々は、そのような理由ではないようです。
選択的夫婦別姓制度にすることにより、戸籍制度が崩壊するとか。
私もなぜそうなるのかは、勉強不足ではっきりとはわかりませんが、確かに月日が流れていくうち、誰の子孫なのかがわからなくなってくると思います。すると、世の中がますます複雑化し、国籍すらわからなくなってしまいます。それが実は反日勢力の狙いだと、主張する方々もいます。そういう意味ならば、私も、選択的夫婦別姓制度には反対ですね。
専業主婦についてですが、私は母がキャリアウーマンで、ほとんど家にいなかった為、とにかく子供が3歳過ぎるまでは、家にいようと思いました。
それは、本当に大変な決意だったと思います。もちろん、幸せを感じることも多々ありましたし、恵まれているからできることなのだとも感謝しました。
でも、家で子供とサシで向き合うというのは、想像以上に大変でした。また暗黙の了解で、PTAなどは専業主婦の役目みたいになっており、なぜ自分ばかりがと悩んだこともあります。
もちろん、全ての専業主婦がそうだとは言いませんし、何事も一概には言えませんが、家庭で沢山の子供を育てていたり、大家族の家事を一手に引き受けていたり、寝たきりの老人を介護していたりする方々は、この少子高齢化の社会において、充分に、社会の役に立つ、貴重な方々だと思います。
介護職をしている友人が、人手が足りないといつも言っています。歳をとったらすぐ施設、子供が産まれたらすぐ保育園。働く女性は素晴らしい。その考えが、このまま完全な常識になりすぎるならば、介護施設や保育園が、足りなくなるのは必至です。
弁護士は、資格試験が通りやすくなった為、今余っているほどだと聞いています。私は菊間さんに、憧れは感じません。家庭で寝たきりの、夫の母親を介護しているような方を、尊敬します。大変なご苦労だと思いますから。