安倍氏暗殺は「世直し」の宮台氏 襲撃され何思う
石井 孝明🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵
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安倍晋三氏の暗殺事件のあとで、醜悪な人たちや出来事を見続け、私はうんざりしている。その中の1人である東京都立大学教授で社会学者の宮台真司氏は11月29日、勤務する東京都立大学の八王子キャンパスで身元不明の男に襲撃され、大怪我を負った。暴力を肯定的にとらえた者が自ら暴力の被害者となる事態となることを含め異常な事態をどう考えればいいのか。(元記事は&ENERGY・安倍氏暗殺「世直し」と叫ぶ宮台真司氏ら、自分への暴力に何思う?)
◆テロを賛美する異常な人たち
そのうんざりする例の一つは安倍氏暗殺の山上徹也容疑者の映画ができたことだ。安倍氏の国葬儀が行われた今年9月27日の前日に公開されたという。当然見ていない。
制作した足立正夫監督は83歳で1970年代にテロを引き起こした日本赤軍、学生運動活動家の映画を繰り返し発表。今は生活保護を受給しているという。なんで憎む日本国の施しを受けるのだろうか。
そして文化人(というより変な人たち)が集まって、この映画の公開に合わせトークライブをしていた。気味悪いので、私は見ていない。最近、内容のおぞましさを知って呆れた。発言を書き起こした人たちがいた。
漫画家の石坂啓氏は、「事件を知った時は思わず『でかした!』と叫びました」。「夫は容疑者を山上様と呼んでいます」と言っていた。夫は出版社の小学館の役員だという。児童書を中心に発展してきた出版社の小学館は、テロリストの賛美者を出世させるらしい。
また、宮台真司氏は次のように語っていたという。
「(国葬儀が)途中で中断されないで、ここまで引っ張ってきたことによって、国辱の恥さらしになっていることが私はうれしいです。まさに落日、しょぼい日本が話題になる。G7から、誰ひとり来ませんしね」
「安倍というのは、ある種の日本の切り口であってね、日本全国どこを切っても安倍の顔なんですよ。映画だろうが音楽、芸能での五輪問題、電力の世界、大学だろうが、上を忖度するヒラメ、横をキョロキョロ見るキョロ目の空っぽな人間たちがぶざまに蠢いている。これを日本人の劣等性と言ってきましたけど、それが今、いろんな形で表に出てきている。それはいいことでね。なぜ、そうなったのか。安倍晋三氏という瓶のフタが取れたからでしょう。(今回の事件は)機能としては世直しとして機能している」(日刊ゲンダイDEGITAL・社会学者・宮台真司氏はなぜ襲撃されたのか? 安倍元首相銃撃事件で展開したメッセージ)。
学者と称するのに何を言っているのか意味が不明だし、テロを世直しと肯定している。あまりにも醜悪だ。「安倍の顔」とはなんだろうか。勝手に自分の妄想のメガネを通じて、社会を論評しないでほしい。
◆次のテロに、彼らは何を思うのか
こうした人たちを観察して、いつも抱く感想がある。第一にこうした人たちの言葉の軽さとみっともなさだ。安倍首相を冒涜する言葉を吐いた人たちは、凄まじい批判をSNSで受けた後に沈黙した。なぜかオールドメディアは自民党議員や保守言論人の発言は言葉尻を捉えて大騒ぎし批判するが、「普通の日本人」が批判する左派の異様な発言には反応しない。自分の言説を曲げずに思うことを堂々と主張すればいいのだが。やましさ、世論への怖さがあるために逃げるようだ。安倍氏は生前、このような人たちに寛容すぎた。
第二に、この人たちの本業のみっともなさなさだ。前述の映画監督も、漫画家も、今の時代に大したこともしていないし、社会から忘れられた人だ。背負うものがないことや、目立ちたいと思うから過激になるのだろうか。
宮台氏は、今はそれほどでもないが、1990年代、左派言論人の中心の一人だったようだ。私は日本のくだらない「論壇」に対して関心がないし、彼の著書も読んでいない。この人は、原発事故後にエネルギー政策に介入し、反原発で大騒ぎしていた。発言の間違いをツイッターで指摘したらブロックされた。写真は再エネを推奨し、菅直人首相と親しくする2011年の宮台氏の写真だ。彼の推奨した再エネは、今、日本中で混乱を引き起こしている。しかし、その問題を含めエネルギーの件について、最近は飽きたのか、ほとんど発言していない。無責任な言論人なのだろう。
第三に、この人たちの社会への配慮のなさだ。私は、テロが別のテロを生みかねないと警告を重ねた。その通りのことが起きている。
◆なぜテロを容認してはならないか
冒頭で記したように、宮台氏は11月29日、勤務する東京都立大学の八王子キャンパスで身元不明の男に襲撃され、大怪我を負った。動機は不明だが、テロの可能性がある。私はこの事件を含めてあらゆるテロと暴力を批判する。また彼の快癒を願う。しかし彼とその同調者は、自らのこれまでのテロ容認の発言とこの出来事の関係をどう思うのか。聞いてみたい。
「なぜテロを容認してはならないか」の答えがここにある。勝手に主観で作られた「世直し」を名目にした、無法で理不尽な暴力が、政治家に、国民一人一人に、そして「自分に」向かう可能性があるのだ。もしかしたら宮台氏は、自分が「世直し」の対象になったかもしれないのだ。
「蟻の穴が堤防を壊す」という例えが、古今東西にある。小さな誤りの累積が、社会全体を壊しかねない。テロを容認する人たちは、自らの行為を自制、自省してほしい。
※元記事は石井孝明氏のサイト「&ENERGY」に掲載された「安倍氏暗殺「世直し」と叫ぶ宮台真司氏ら、自分への暴力に何思う?」 タイトルをはじめ、一部表現を改めた部分があります。
この記事は未来永劫残してほしいです。
理由は2つあります。
1つはどんな理由があってもテロを肯定してはいけないからです。
私も宮台真司先生は大嫌いですが、今の時代において
暴力による言動の否定を行うべきではないからです。
良識のある保守派の言論人は宮台真司先生の暴力(テロ)を否定し、身の安全を心配することを言及しておりました。例えその言動が偽善でも、私は素晴らしいと思いました。
「暴力(テロ)を肯定することはすなわち、安倍総理のテロを肯定した宮台真司先生を含む極左の方々と同じレベルの人間である」ことを、今後を生きる全ての日本人に伝えてほしいからです。
2つ目の理由は、宮台真司先生は何十年も屁理屈を付けて自分の持論を世間に押し付ける存在であり、
そのやり口も記事に書いてある通りだからです。
シールズのデモ、極左の集会参加、そして安倍総理テロの肯定 大抵の左翼運動に宮台真司先生は参加しております。
今後も、未来の出来事に対して、宮台真司先生は屁理屈に則った持論の展開と、より過激な(テロを肯定するような)左翼運動を行うでしょう。
この記事を残すことで、宮台真司先生がどういう思想を持っているかを伝えることができると考えています。