武豊騎手はアドマイヤビルゴで東京優駿か

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松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵

松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵

青山学院大学大学院法務研究科卒業。1985年から2014年まで日刊スポーツ新聞社に勤務。退職後にフリーランスのジャーナリストとして活動を開始。

 皐月賞トライアル若葉S(芝2000m)が3月21日に行われ、アドマイヤビルゴ(牡3、栗東・友道康夫厩舎)が1分58秒6のタイムで楽勝した。騎乗した武豊騎手は「クラシックを狙える」とコメント、5月31日のG1東京優駿(日本ダービー・芝2400m)は同馬とコンビを組む可能性が高くなった。

■サトノフラッグはC.ルメール騎手で皐月賞

東京優駿の舞台は東京競馬場

 G2弥生賞をサトノフラッグ(牡3、美浦・国枝栄厩舎)で勝った時点で、武豊騎手は皐月賞・ダービーはこの馬に乗るのではないかと書いたが、その後、C・ルメール騎手が4月19日のG1皐月賞に騎乗することになった。皐月賞の結果と、ダービーを目指すワーケアの前哨戦の結果次第ではあるが、ダービーでも継続騎乗する可能性は高いと思う。

 サトノフラッグが弥生賞を勝った時点で、武豊騎手は若葉Sのアドマイヤビルゴの結果まで待ってという話はあったようである。そのアドマイヤビルゴは初戦は勝ったものの4角では逆手前で走っていたようで、個人的には(このレベルではとてもダービーは間に合わない)と思っていた。

 ところが若葉Sはケタ違いの内容。今更言うまでもないが、2000mを1分58秒6のレースレコードで楽勝。特筆すべきはゴール前の伸び脚で、逃げたキメラヴェリテの勝ちパターンだったが、そこから1頭だけ次元の違う末脚で差し切った。メリーゴーランドが回る中、1頭だけ他の馬より速く動いていた感じだろうか。

 レース後に武豊騎手が「クラシックを狙える」と言い、しかも「皐月賞は使うかどうか分からない」と言っているのだから、この馬でダービーに行くことになりそうである。前に付けられる分サトノフラッグより競馬はしやすいと思うが、どちらが強いかと言われると分からない。単純に時計の比較ならアドマイヤビルゴだろうが、競馬は時計だけではない。

■ダービーまでにどこかで出走権を取らないといけない難しさ

 友道調教師は「騎手のこともあるから、皐月賞は分からない」とレース後に語っており、5月2日のG2青葉賞(芝2400m)か同9日のG2京都新聞杯(芝2200m)経由が考えられる。ダービーに出るには本賞金が不足しているため、どこかで出走権を取りに行かないといけないのが悩ましいところ。皐月賞4着と、京都新聞杯・青葉賞の2着のどちらか簡単かという選択も考えないといけない。

 そうなると仮に権利取りに失敗しても、5月9日のプリンシパルS(芝2000m)を含めもう1回チャンスがある皐月賞に行きたくなる気持ちも分からないでもない。仮に皐月賞で権利を取ってしまえばダービーまで中5週、じっくりと調整できるメリットもある。

 そういったことを考え、馬の状態を見つつ馬主と調教師が協議するのであろう。今のままだと武豊騎手は皐月賞マイラプソディ、東京優駿アドマイヤビルゴが最有力なのだろうが、仮にアドマイヤビルゴの馬主が「どうしても皐月賞を使いたい」と言えば、武豊騎手はこちらを選ぶだろう。マイラプソディの将来性は分からないが、春のクラシックは厳しいと思う。

 競馬どうこうより人間模様の方が面白いと感じてしまうのもどうかと思うが、それを含めて今年のクラシックは楽しみ。滅多にない好メンバー・ハイレベルのダービーは観客を入れて実施することを願っている。

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