広末涼子氏「ごめんなさいをしました」の真意
松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵
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女優の広末涼子氏(42)が週刊誌で伝えられた不倫を認め、直筆の謝罪文をインスタグラムに掲載した。不自然な記述を含む謝罪文を見ると、現在の配偶者であるキャンドル・ジュン氏(49)との夫婦関係は破綻していると判断した上で離婚の準備を進めたいという、広末氏の思惑が透けて見えるかのようである。
◼️週刊文春が火付け役
広末氏はオーナーシェフの鳥羽周作氏(45)との不倫疑惑を6月8日発売の週刊文春で報じられた(同電子版では6月7日に公開)。記事内ではその事実を強く否定していたが、同14日に一転、不倫の事実を認め直筆の謝罪文をインスタグラム上に公開した。
この謝罪文が一部に不自然な表現を含んでおり、様々な憶測を生む要因となっている。文章を読む限り、広末氏は現在の配偶者であるキャンドル・ジュン氏(49)との夫婦関係は破綻しており、離婚に備えているように思える。
まずは、広末氏が発表した謝罪文を以下に示す。便宜的にナンバリングしてあるのでご注意いただきたい。
①この度は、私、広末涼子の軽率な行動により、たくさんの方々にご迷惑とご心配をおかけしてしまったことを深く、心よりお詫び申し上げます。
②一部、週刊誌で報じられているとおり、鳥羽様との関係は記事のとおりです。
③鳥羽様のご家族に悲しい思いをさせてしまったこと、辛い気持ちにさせてしまったことを何よりも申し訳なく思っています。
④私自身の家族、3人のこどもたちには、膝をつき合わせ直接、「ごめんなさい」をしました。彼らは未熟な母親である私を、理解し認めてくれました。
⑤また、今回の一件により、これまで応援してくださった大切なファンの皆さまをがっかりさせてしまったことも、この場でお詫びさせてください。
⑥みなさま、本当にほんとうにごめんなさい。
⑦私の憧れだった女優業を汚してしまった事実と、鳥羽様のご家族を傷つけてしまった罪を心に刻み、これからの人生を考えてゆきたいと思います。
2023年6月14日 広末涼子
◼️謝罪の対象を巧みに限定
当該文章で、注目していただきたいのは、①にある、自身の軽率な行動に関する謝罪の相手を「たくさんの方々」としている点。「方々」という他者を敬う表現にしている点から、自身の子や配偶者を含まないと考えるのが通常の思考であろう。また、⑤と⑥でファンをがっかりさせてしまったことに謝罪をしていることから、「たくさんの方々」にはファンも含まれていないと解釈できる。
そうなると「たくさんの方々」は、鳥羽氏の家族、広告起用した企業、あるいは事務所のスタッフなど広末氏と(利害)関係を持つ人々と考えられる。覚えておいていただきたいのは、配偶者のキャンドル・ジュン氏と3人の子供がここでのお詫びの対象に含まれていないように読めることである。①のお詫びの対象が事案に関係する人々という限定をはっきりさせるために、わざわざ⑤でファンへの謝罪を別に行っているという推測も可能である。
続いて③では、鳥羽氏の家族に対して謝罪。鳥羽氏も広末氏も家族があるW不倫であり、まずは相手の家族への思いを書いている。鳥羽氏の家族に対しては①のお詫びの対象に含め、③で「何よりも申し訳ない」と念押しする意味も持っているのかもしれない。
そして、問題の④である。言及の対象を「私自身の家族、3人のこどもたち」としているが、後段で「彼らは未熟な母親である私」という表現があることから、対象にキャンドル・ジュン氏は含まれていない。しかし、「私自身の3人のこどもたち」とするとキャンドル・ジュン氏を含まないことが明確になってしまうため、3人のこどもたちを形容する語句として「私自身の家族」を入れたのではないか。もっとも「私自身の家族である3人のこどもたち」のように子供と限定することが明らかになってしまう表現は避け、一読すると配偶者も含めてしまうかのような表現をしていることには、当然、それなりの思惑があることは想像がつく。
その上で、「膝をつき合わせ直接、『ごめんなさい』をしました。」とあり、「ごめんなさいをした」相手は直接膝をつき合わせた人々で、これは後から「直接膝をつき合わせたのは3人の子供です」と言える仕組みになっている。
それでは、この「『ごめんなさい』をしました。」はどのような意味を持つのか。それは後段の「彼らは未熟な母親である私を、理解し認めてくれました。」とセットで考える必要がある。夫や家族がありながら夫以外の男性との情事に溺れた倫理観の欠如を謝罪したのであれば、子供達が「理解し認めて」くれるはずがない。もし、それを謝罪したのであれば「彼らは未熟な母親である私の一連の行為に対する謝罪を受け入れてくれました。」とすべき。そうではなく、「ごめんなさい」をしたことで、子供達が理解し認めてくれたのは「未熟な母親である私」である。つまり、「私は未熟な母でした。ごめんね」という趣旨の言葉を述べたところ、母が未熟である事実を理解し、未熟であるが故の行為を許容してくれたという意味に取るべきであろう。
「『ごめんなさい』をしました。」を「謝罪をしました」とすれば、「理解し認めてくれました。」という結びはおかしくなるため、子供のような表現を使って、その点をクリアしたと考えるのが通常の思考である。そして「ごめんなさい」は謝罪ではなく、「自分が未熟な人間であることを申し訳ないが理解して欲しい」というお願いであり、謝罪ではないと説明ができる余地を残したものと思われる。
◼️空きスペースの意味するもの
④をこのように解釈すると、⑥で「みなさま」を(がっかりさせて)「ごめんなさい」と謝罪していることと整合性が取れなくなるようにも思える。しかし、あくまでも⑥のごめんなさいは、⑤でのファンに対する謝罪であるから、自身の子供達への謝罪は含まれていない。
ここで原文をよく見ていただきたい。①と②、②と③、④と⑤、⑥と⑦の間は1行分の空きスペースが設けられている。一方、③と④、⑤と⑥にはそのスペースがなく、改行してすぐに次のパラグラフに移行している。③と④は双方の家族への言及、⑤と⑥はファンへの申し訳ない気持ちとファンへの謝罪ということでひとまとめにしている意識があると思われる。
こうすることで、⑥のみなさまへの謝罪が⑤にだけかかり、自身の家族を含む④にはかかってこないようになっている。
結局、広末氏が謝罪文で表明したのは、関係する人や鳥羽氏の家族には申し訳ないと謝罪し、一方でキャンドル・ジュン氏には一切の謝罪はなく、3人の子供には自分が未熟な母親であることを理解し、未熟でいることを許容してもらったということである。⑦で自らの罪として鳥羽氏の家族を傷つけたことのみを挙げているのは象徴的で、自分の家族や配偶者に対する罪はないと考えていることを示している。
◼️広末氏は離婚決意か
広末氏はなぜ、倫理観の欠如した行為に対して配偶者や子供に謝罪をしなかったのか。その答えは、キャンドル・ジュン氏との離婚を考えているためと思われる。
広末氏としては、既にキャンドル・ジュン氏との夫婦関係は破綻していると考えているのであろう。両者が同居中なのか、既に別居しているのかは分からないが、同居していても夫婦関係が破綻していると判断される場合はある。もし、破綻した状態であれば、基本的にキャンドル・ジュン氏は妻の不貞行為の相手である鳥羽氏に対して慰謝料請求はできない。
最高裁は「丙(不倫の相手)が乙(甲の配偶者)と肉体関係を持つことが甲に対する不法行為となる…のは、それが甲の婚姻共同生活の平和の維持という権利又は法的保護に値する利益を侵害する行為ということができるからであって、甲と乙との婚姻関係が既に破綻していた場合には、原則として、甲にこのような権利又は法的保護に値する利益があるとはいえない」(最判平成8年3月26日)としている。甲=キャンドル・ジュン氏、乙=広末氏、丙=鳥羽周作氏として読んでいただければ、分かりやすい。
仮に広末氏が離婚し、鳥羽氏と婚姻するなら、キャンドル・ジュン氏が鳥羽氏に慰謝料請求することは考えられる。それが婚姻の障害になるのは確実で、それを防ぐためには不倫関係はなかったとシラを切るか、既に広末氏自身の夫婦関係が破綻していることを立証する方法が考えられる。2人が不倫関係を認めたことで前者の方法は消滅、後者を選択するしかない状況となった。
そのような状況下で広末氏が夫婦関係が破綻していないことを認める謝罪文を出したら、後者の選択肢も消滅してしまう。そうなると、謝罪文の書き方も自ずと制約を受けることになる。
夫婦関係が破綻している以上、自分が戸籍上の夫以外の男性と恋愛をすることは、相手の男性が慰謝料を請求されるような行為ではないと考え、「夫を裏切ってごめんなさい」「不倫をしてごめんなさい」という謝罪はできない。他の男性と会っていることを子供達に隠し、別の理由を付けて外出していた、そのように自身の未熟さゆえの行為について「ごめんなさい」をして、(お母さんは未熟だね)と理解し、認めてもらったという表現にしたのではないか。
◼️文春砲で作戦変更?
キャンドル・ジュン氏は広末氏との離婚をあっさりと認めるかどうかは分からない。その場合、広末氏は離婚訴訟を提起することになるかもしれず、自らが不貞行為を働いた上で離婚を求めることになる。最高裁は有責配偶者からの離婚について、一定の条件を付して認めている(最判昭和62年9月2日)ものの、広末氏の場合、離婚が認められるかは見通せない。
ただし、夫婦関係が既に破綻していたという事実があれば「婚姻を継続し難い重大な事由」(民法770条1項5号)があると認められ、広末氏からの離婚請求が信義則上、許されないということはないと判断される可能性はある(参考・札家判平成27年5月21日)。
広末氏と鳥羽氏が一転して不倫関係を認めたのは、週刊文春のスクープ第二弾による広末氏のラブレターの公開により、もはや言い逃れはできないと考えた結果であろう。不倫の否定を諦め、広末氏の夫婦関係の破綻で今後に臨むことを明らかにしたものと言っていい。当然、謝罪文は弁護士が入念に練ったものであることは予想がつく。
以上のことは全て筆者(松田隆)の想像である。当たらずとも遠からずであるように感じているが、この先、広末氏と鳥羽氏の男女の関係がどう変化するかまでは分からない。あくまでも現時点での想像であることはご理解いただきたい。
広末涼子氏のラブレターが公にされたと、
そしてその表現を揶揄する声が多いと、今般の事に関して広末氏の冷徹な計算もあるであろうが私はそのラブレターに感ずるものがあった。
そのサイトには今現在私を含め3つコメントがついているが揶揄するものではなく逆に見事と思うコメントがついている。
以下記事より引用
●広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》
日刊ゲンダイDIGITAL • 1 時間前
広末がかつて通っていた早稲田大学の名前を挙げつつ揶揄する声が上がっている。
ヤリ玉に上がっているのは、広末についての特集の3ページ目に掲載されたラブレターの画像。『出逢ってくれてくれて、会ってくれて、くっついてくれて、入ってくれて、泣かせてくれて、』と、読む者の顔から火が出そうなフレーズが連発されたあと、『きもちくしてくれて』という表現が出てくる。
以下コメント引用
●1 野口英世の母の手紙を思い出しました。『出逢ってくれてくれて、会ってくれて、くっついてくれて、入ってくれて、泣かせてくれて』というところ。言葉の選択の率直さと稚拙さと繰り返しが、綺麗なまっとうな文章より心に迫るかもしれません。
<<英世に帰国をせがむ、母の手紙の抜粋。→はやくきてくたされ。はやくきてくたされはやくきてくたされ。はやくきてくたされ。いしよ(一生)のたのみて。ありまする。にし(西)さむいてわ。おかみ(拝み)。ひかしさむいてわおかみ。しております。きた(北)さむいてはおかみおります。みなみ(南)たむいてわおかんておりまする
●2 幼く、可愛いく思って貰いたいアラフォー女性心が出てるんですねぇ
●3 私のコメント
人は不条理の中を生きている、、
結婚していても他の異性に心が移ることはあるし又それを実行したとて単純に責められない状況状態もある又完全な裏切りも、、
心が、心理が子供の様な状態にもどることは専門家ではなくとも理解できるだろう。
高齢になって母親に死なれ夜ベッドの中でお母さん、お母さんと子供の様な状態になることは報告されている。
極端な話風俗の赤ちゃんプレイなど特殊な性癖ではあるが誰にしも多少とも内在しているのだろう、、
なんと素直で可愛らしいことよ、思う、あえての表現だとも思う、
こんな表現で、自分の内を見せてられて男は嬉しくないか、、
誰にも人に見せない心の内がある、それをのぞき見して揶揄嘲笑する輩より、
この女性の素直さは素晴らしいと思う。
●1に対する私のコメント
素晴らしき感性、又お心、、
ご返信は不要です。
キャンドル氏からのコメントがあり、離婚の意思が示されていた事が判明しましたね。