「なでしこに学べ」中国掲示板で自国批判
松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵
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なでしこジャパンの活躍で盛り上がるサッカー女子W杯で、1次リーグで敗退した中国で「日本に学べ」という主張がなされている。欧州やアフリカ勢に押されて敗退が続いたアジア勢の中にあって8強進出を決めた日本代表の活躍は、アジア諸国のサッカー関係者を刺激している。
◼️中国代表FWの言葉を引用
中国の代表的なポータルサイト「捜狐(Sohu)」は、日本が決勝トーナメント1回戦でノルウェーを破ってベスト8に進出した5日夜、有名な評論家のコメントを引用する形で、日本に学ぶべきとする記事を掲載した。
試合終了後、中国のスポーツなどのコメンテイターである黄健翔氏は、自らのSNSで「日本女子サッカーは先進的で高度なサッカーをしている」と絶賛し、8強進出を伝えている。
これを引用する形で始まった記事は、3日前の8月2日に中国代表FW王霜選手がイングランド戦で1-6で大敗後に、厳しい言葉を述べたことに言及。
この王霜選手のコメントは中国の媒体でも伝えられている。
「我一直有个问题,为什么我们比欧洲的那些球员都要练得苦、付出更多,但始终没有拿到想要的成绩。」(私は常に疑問に思っています。なぜ私たちは欧州の選手よりも辛いトレーニングをし、より多く犠牲を払っているのに、望む成績を手に入れることができないのでしょうか)
「看看邻近国日本怎么踢,她们为什么能够换了一批又一批的人,但是她们DNA始终不变,而且她们的DNA是越来越好。」(近隣国の日本がどのようにプレーしているかを見て、なぜ彼らは一つ一つ新しい選手を投入しても、そのDNAは変わらず、ますます良くなっているのかを考えてみると良い)(聯合早報・王霜:中国女足比欧洲球员练得辛苦成绩却不行、和訳は翻訳ソフトを使用)
◼️ここまで言って大丈夫?
このように評論家も現役の選手も、なでしこジャパンの強さを認めているが、このことは現在の中国の育成システムをはじめとするサッカー界のあり方への批判ともとれる。彼らもさまざまな思惑、政治的な理由から、それ以上のことは言えなかったのかもしれない。
しかし、「捜狐(Sohu)」の8月5日公開の記事「日本女足世界杯“超神表现”,黄健翔又发表高见!王霜:学习邻居 」(なでしこジャパンのW杯での「超神表現」について、黄健翔がまた高い見解を発表! 王霜:“隣人に学ぶ。”)では、かなり踏み込んだ表現をしている。読んでいる方が(そこまで言って大丈夫?)と心配してしまうほど。
「日本足球真正崛起是因为1993年开始的足球改革,一步一步的改革。」(日本サッカーが本当に台頭したのは1993年に始まったサッカー改革からです。一歩一歩改革を進めてきたんです。)
「你们听说过日本足球吗?真是让人佩服啊! 他们不像我们这些神奇的足协、」(日本のサッカーを聞いたことがありますか? 本当に感心します! 彼らは私たちの不思議なサッカー協会とは違います、)
関係者に聞くと、この「神奇的」という表現は、軽蔑的な意味合いを持つことがあるとのこと。日本語でも「不思議な考えをする人たち」というように、遠回しに批判する表現を使用することがあるが、それに似たものなのかもしれない。
実際、元中国代表監督の李鉄氏が贈収賄罪で起訴されていたことが8月2日に湖北省の検察当局から発表されており、また、中国サッカー協会の陳戌源会長らも調査の対象となっていると報じられており(Sponichi Annex・元中国代表監督が贈収賄の罪で起訴…W杯アジア最終予選では“前髪フーフー男”として日本でも話題に)、こうした点を踏まえての表現と取るのが一般的な解釈であろう。
◼️日本サッカーから学ぶべき
このように微妙なニュアンスの内容に触れながら、記事は続ける。
「我们连青训都忽视掉了,总是只盯着成人组国家队。就像克劳堔的国青队,带得好好的,荷兰世青赛上还打出了好成绩,结果却被一纸空文的下课解雇了。连想留洋的陈涛都被俱乐部雪藏了。」(私たちは青少年育成すら見過ごしてしまっています。常に成人チームのナショナルチームだけに目を向けています。例えば、クラウツンの国内U-20チームは素晴らしい成績を残して指導していたのに、オランダU20W杯で良い結果を出した後、解雇通告を受けてしまいました。海外留学を望んでいた陳涛さえもクラブに凍結されてしまいました。)
これは2005年に行われたU20W杯で、ドイツのエックハルト・クラウツン(Eckhard Krautzun)監督に率いられた中国代表が、1次リーグを勝ち抜き、決勝トーナメント1回戦でドイツ相手に2-3と健闘しながらも、その後に監督が解雇されたことを示している。
そして、最後にこう書いている。
「我们真应该向日本足球学习,不要害怕承认自己的“菜”,因为只有这样才能进步!就像王霜说的那样,我们应该学学日本足球,她们踢得真的很厉害!」(本当に日本サッカーから学ぶべきです。自分たちの”未熟”を認めることを恐れてはいけません。それが進歩する唯一の方法なのです!王霜が言ったように、本当に日本サッカーを学ぶべきです。彼女たちは本当に凄いサッカーをしています!)
◼️中国と韓国の報道の違い
ネットの世界では話題になることが多いのが、日本のサッカーに対する中国と韓国の報道の違い。
韓国が審判のせいで負けたなど、何かと理由をつけて素直に負けを認めない、あるいは今大会のように1次リーグ最下位で敗退しながらも、強豪ドイツを道連れにしたことで勝利気分を味わうかのような記事を配信することが多いように見えるのに対し、中国は勝った日本を称え、自国が勝つためにどうすればいいのか、客観的に報じることが多いように感じさせられることが少なくない。
今回の中国と韓国のなでしこジャパンに関する報道を見ていると、そうしたステレオタイプの論評がそのまま当てはまるかのようである。
なでしこジャパンの活躍は日本国内のメディアでは今一つ、報じられていないように感じるが、近隣諸国では日本以上の衝撃をもって語られていることを我々は認識すべきと思う。
東京オリンピック、女子バレー日紡貝塚が思い浮かびました。
又メジャーリーグ最下位チームが優勝する方法 | NETFLIX 実話映画、も、
この映画、統計は嘘をつかない、そこことをまざまざと、そしてその情報を駆使し活用できる能力を思います。
なでしこも日紡貝塚もメジャーリーグ最下位だったチームを優勝に導いたのも、この種の能力を有した人物がいたのでしょうね。
この能力の発露がスポーツにおいてのみならず企業経営、社会全般に敷衍されれいけばと、、
あの昭和30年代の終わり、高度成長へ向けて日紡貝塚のオリンピックでの優勝は確かに日本社会に何かをもたらしたと、、又それは記事にある民族性も働いたと、、
団塊の世代のセンチメンタリズム~
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