訴えられた准教授 掛谷英紀氏の”自爆”ツイート
松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵
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TBSの元ワシントン支局長の山口敬之氏が名誉を毀損されたとして3人に対して損害賠償請求を求めた件で、被告の1人である掛谷英紀氏が13日以降、Twitterで繰り返し投稿し、全面的に争う姿勢を見せている。しかし、その反論はほとんど効果を発揮していないように見える。
■掛谷准教授の判決の解釈に誤り
山口氏が13日、自身のフェイスブック上で明らかにしたところによれば、筑波大学准教授の掛谷氏は、2019年から2020年にかけて、以下のようなツイートを投稿したという。8つ示された中から4つを示す。
▶︎TBSだから同じ左翼の同志であると期待して近づいた女性を欺いたことは間違いない
▶︎マスコミの仕事を餌に騙したことは間違いない
▶︎そういう不誠実な人間は、叩けば埃が出る
▶︎私が問題視しているのは就職の斡旋と性的関係を絡めていること
これに対して掛谷氏は13日午後9時44分に最初のツイートを投稿、その後も他者・自己の投稿へのリプライを含めて15日までに16の投稿を確認できる。自らのツイートが名誉毀損にあたらないと主張するものばかりだが、メインの主張は以下の部分と考えていい。
私は山口氏が上級審で逆転して、伊藤氏を騙して性的関係をもったという事実認定が覆れば、もちろん発言は撤回する。ただし、その逆転が起きるまでは、伊藤氏の言い分に「真実であると信じるに足る相応の理由」があることになる。(5月14日午前8時17分投稿)
分かりやすく言えば、以下のようになる。
①山口氏が伊藤氏を騙して性的関係を持ち、
②それを一審が認めたから真実であると信じた
①については、判決文は「本件居室(筆者註:山口氏が宿泊していたホテルの一室)への入室が原告の意思に基づくものではなかったと認められる」と認定しているが、それが山口氏の欺罔行為によるものとはしていない。伊藤氏がトイレで意識を失い、意識が戻った際には本件居室で性行為が行われていたという認定である。
そうなると掛谷氏の「マスコミの仕事を餌に騙したことは間違いない」というツイートは、裁判所が認定していない事実を根拠にしていたことになり、②が破綻し、主張できなくなってしまう。また、「伊藤氏を騙して性的関係をもった」という表現そのものが事実の摘示として名誉毀損になり得る。
■掛谷氏の「真実と信ずるについて相当の理由」の危うさ
念の為、②についても見てみよう。掛谷氏がツイートで「真実であると信じるに足る相応の理由」について触れているのは、名誉毀損が不法行為とならないための条件を弁護士などに聞いていたのであろう。その条件は3つある。
(1)その行為が公共の利害に関する事実に係り
(2)もっぱら公益を図る目的に出たこと
(3)摘示された事実が真実であることが証明されたこと
以上に加え、(3)は「真実と信ずるについて相当の理由があるとき」も加えるのが判例である。掛谷氏は相当の理由を一審の判決に求めている。そのため、控訴審で事実認定が覆ったら「発言を撤回する」とした。
このあたりが理系の発想と言うべきか、法律に無知な部分と言える。自然科学の分野であれば、絶対的な真実に触れるのは比較的容易で、たとえば水素と酸素を化合すれば水になることを疑う人間などいない。
しかし、裁判所の判断はそうした絶対的な真実や神の声ではなく、人の判断に過ぎない。山口氏と伊藤氏の密室での出来事について、その真実は当人にしか分からない。そのため、両者の主張や客観的な証拠を積み重ね、裁判官が「こうだったであろうから、こういう判断をする」と判決を下すのである。絶対的な真実と裁判所の判断の間で乖離が生じ得るのであり、誤謬の存在を前提として三審制が採用されている。
しかも事案の真相を明らかにすることを目的の1つとする刑事訴訟(刑事訴訟法1条)と異なり、民事訴訟は分かりやすく言えば権利の有無を判断する裁判でしかない。
その点は掛谷氏も分かっているからこそ、上級審で事実認定が覆れば発言を撤回すると言っているのであろう。それは一審の判断が誤っている可能性が存在することを認識できていることを意味する。つまり、一審の当該判決は間違いは起こり得る、真実と信じてはいけない場合もあることを認識しながら、「マスコミの仕事を餌に騙したことは間違いない」と事実を摘示したことになる。真実と信ずる根拠は脆弱であることを吐露しているのであるから「真実と信ずるについて相当の理由」と認められない可能性は高い。
自らのツイートの中に、自らの主張を攻撃する材料を含めて反論する准教授というのも、稀有な存在である。これはもう”自爆”ツイートと呼んでいい。
■「裁判慣れ」で余裕の掛谷氏に刑事告訴の可能性
掛谷氏が裁判でどのような主張をするのか分からないが、ツイートにある内容をメインに置くのであれば、勝ち目はないと思われる。
ただ、掛谷氏は「私はNHK問題で裁判慣れしているし、ウイルス漏洩を追及する中国相手の命懸けの戦いに比べれば、取るに足らないレベル。」と余裕を見せている。余裕の根拠は裁判に慣れている点にあるようだが、あまり楽観視しない方がいい。山口氏はFacebookで「ケースによっては刑事告訴も行います。」と明らかにしている。
「民事訴訟なんて軽い」とたかを括っているのかもしれないが、刑事告訴される可能性もあることにもっと危機感を持った方がいい。
「民事訴訟なんて軽い」と掛谷氏が思っているとしたら、なぜ伊藤事件の一審判決をここまで重視するのかがわかりませんね。この事件の山口氏の刑事不起訴は、完全に確定しているのに。伊藤氏の虚偽告訴罪の不起訴はまだ確定していませんが。
「中国相手の命がけの戦いに比べれば」と言っていますが、山口氏にとってこの事件は、社会的に一度殺され、復活するための、まさに「命がけの戦い」掛谷氏も有田氏も、一人の男性の社会的立場や人生そのものを、軽く見過ぎだと思います。
軽蔑しますね
こんばんは
>私は山口氏が上級審で逆転して、伊藤氏を騙して性的関係をもったという事実認定が覆れば、もちろん発言は撤回する。ただし、その逆転が起きるまでは、伊藤氏の言い分に「真実であると信じるに足る相応の理由」があることになる。
では民事の結果が出るまでは山口氏をどう思っていたのか?
掛谷英紀氏なる人物を知らない、よってその発言の時系列を知らない。
民事の一審判決以前から山口氏に対して名誉棄損に該当する発言があったのか否か?
この御仁、裁判結果を山口氏黒の根拠にしているようだ。
ならば民事ではなく刑事においてはいかに、山口氏は不起訴でありブラックボックスは虚構だということだ。
掛谷英紀さんブラックボックスは嘘ですよね? 伊藤詩織さんは嘘つきですよね?
と聞いて見たい。
掛谷英紀氏いわく、いや、自分は事実だと思っていると? それは自由だ、それは憲法で保障されている内心の自由に広義に包括される、よって思う事は自由だ。
では
ブラックボックスにあることを事実として公に喧伝することは犯罪ですよね?と聞いて見たい。
有田芳生氏は名誉棄損を犯している犯罪者ですよね、と聞いて見たいものだ。
いや、私は裁判結果を根拠にする、よって有田氏はまだ黒だとは言えない? か、
ならあなたのブラックボックス対する見解は?に戻る。
掛谷英紀氏はそれに答える義務がある。
何故ならば民事を根拠として山口氏を黒としそれを公に表明、賢伝するのならば、当然刑事との相違に対して見解を表明する義務があり又当然問われる。
掛谷英紀氏の主張はそも論理の体をなしていない、というより恥というものを知らぬ卑劣な主張だ。
これが准教授か、学生がかわいそうだ、、
>は山口氏が上級審で逆転して、伊藤氏を騙して性的関係をもったという事実認定が覆れば、もちろん発言は撤回する。ただし、その逆転が起きるまでは、伊藤氏の言い分に「真実であると信じるに足る相応の理由」があることになる。
逆転が起きると、信じるに足る相応の理由は消えてなくなるのか?
掛谷英紀氏の心の中で消えてなくなるのか?
消えはすまい、判決以前から自身の判断があったはずであり信じていたのだろう。
まったく事件に対し何も考えず判決結果を待ったいたのか? その様な事は有り得ない。
逆転すれば発言を撤回する? 何故撤回するのだ?
逆転にいたるまでの自己の責任をどうとるのだ。
つまりこ奴は
判決の有無に関わらず山口氏を黒としてきたのだ、その証左は今後結果が覆る可能性があることを認識していることだ。
にもかかわらず山口氏を黒と喧伝して来たのだ。
山口氏を黒とする根拠が判決ではないことは明白だ。
提訴されて自己の発言の責任を裁判結果に転嫁し社会的対面を保とうとする、ごまかそうとする無責任で卑劣な人物だ。
ファシストめ!
御返信は不要です。
この人は、5回も公判準備手続きになっていることも知らずに、
自判コースに突入していることも理解不能か。
https://note.com/ueda_news24/n/n47fadc306df2
こういう手合いは一度徹底的に痛い目に遭わないとわからないんだろう。
その他の被告もまるっと刑事告訴をお願いしたい。