玉川徹氏”情弱”か妄想癖か 国葬電通発言の愚
松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵
最新記事 by 松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵 (全て見る)
- 見えてこない導入の必要性 分娩費用の保険適用化 - 2024年11月18日
- 検討会で弁護士暴論「産科医は医療安全に前のめり」 - 2024年11月16日
- ズレてる安藤優子氏 窓際指定席を外国人に「どうぞ」 - 2024年11月12日
テレビ朝日のコメンテイターの玉川徹氏が9月29日、「羽鳥慎一モーニングショー」に出演し、前日の放送で事実と異なる発言があったとして訂正し謝罪した。いわゆる「電通発言」を取り消したが、国葬の業務を行う会社は既に公表され、報道されている。メディアに身を置く玉川氏がその事実を知らないのであれば、素人以下の「情弱」と呼んでいい。こうした謝罪は2020年以降3度目。いい加減、テレビ朝日も玉川氏を画面から消したらいかがと思う。
■妄想のような主張は取り消さず
今回の玉川氏の失言は、9月28日の羽鳥慎一モーニングショーでされた。安倍元首相の国葬における菅義偉元首相による弔辞に関するものだった。安倍元首相との交流、第二次政権誕生への秘話を霊前で語った菅氏の弔辞は、感動的なものであり、会場は大きな拍手に包まれた。ところが、玉川氏は以下のように語った。
「僕は演出側の人間ですからね。テレビのディレクターをやってきましたから、それはそういう風に作りますよ。当然ながら。政治的意図がにおわないように、それは、あの、制作者としては考えますよ。当然、これ、電通入ってますからね。…菅さん自身は自然に喋ってるんですよ。でも、そういう風な届くような人を人選として考えてるってことだと思います。」(テレビ朝日・羽鳥慎一モーニングショー9月28日放送分から)
このように菅氏の弔辞は大手広告代理店の電通が主導で行われ、感動的に仕上げられたとしたのである。ところが、翌29日には電通は全く関わったことがない事実が明らかになったとして、以下のように謝罪した。
「昨日のパネルコーナーの中で、私が安倍元総理の国葬に電通が関与しているというふうにコメントをしたんですけれども、この発言はですね事実ではありませんでした。で、さらに、電通はですね、全く関わってないというふうなことが分かりました。関係者の皆様、それから、視聴者の皆様に訂正して謝罪いたします。申し訳ございませんでした。」(テレビ朝日・羽鳥慎一モーニングショー9月29日放送分から)
この謝罪は電通が絡んでいないのに絡んでいると虚偽の事実を述べたことを謝ったもの。しかし、前日の玉川氏の発言は(国葬には(政府の)政治的意図がある。胸に刺さる言葉を使って、それが既成事実として残すもので、それゆえ国葬には反対する。(国葬または弔辞の)制作者は政治的意図がにおわないように、それを行う。そうするのが制作者として当然であり、実際、そうしたことを得意とする電通が入っている)という趣旨である。
玉川氏の主張の前提となる電通が入っているという部分がデリートされれば一気にその根拠は失われてしまうが、主張そのものを取り消すとは言っていない。根拠はなくなったが「政府は胸に刺さる言葉を使って既成事実として残した」という部分は間違っていないという立場と解釈できる。報道に携わる人間なら、その部分まで「その主張は根拠を失いました。取り消します」と言うべきと思うが、そこまでの良心があれば、これほど世間から叩かれるコメンテイターにはなっていないと思われる。
■国葬の企画・演出業務の受注会社
今回の国葬に関しては電通が関与していないことは、少なくない国民は知っていたはず。なぜなら国葬の企画・演出業務についてはイベント会社の「ムラヤマ」が落札したことが明らかにされているからである。
同社は日本テレビの100%子会社であり、その件で9月5日に松野博一官房長官は「特定の業者に便宜を図った事実は一切無い」(共同通信・安倍氏国葬入札ムラヤマ1社のみ 松野官房長官「便宜図ってない」)と、記者会見で答えている。
さらに9月26日には日本テレビの石沢顕社長が定例会見で10%子会社の国葬の企画・演出業務を受注したことに言及し、「正しい手続きで正当に選ばれた。報道姿勢にいささかも影響はない」と述べている(東京新聞TOKYO Web・日テレ「報道に影響ない」 HD子会社の国葬受注で)。
テレビ朝日の情報番組でレギュラーコメンテイターの立場にある玉川氏が、このような基本的な事実を把握していないことには驚きを通り越して呆れるしかない。問題の発言が「日テレの息のかかった会社が入っている」だったらまだしも、全く無関係の電通を挙げるのだから、(前夜の酒が残っているのか)(妄想癖があるのか)と疑われても仕方がないレベルの失態である。
■過去2度のミスも事実誤認から
玉川氏の失言は2020年以降、確認できる範囲で、今回で3度目。過去2回は以下のとおりで、出演番組はともに今回と同じ「羽鳥慎一モーニングショー」である。
★2020年1月23日・大阪府箕面市の箕面大滝について「トンネルを掘ったら水が枯れ、滝の水が少なくなった」という趣旨の発言。番組が翌日、事実誤認として謝罪した。
★2020年4月28日・新型コロナウイルスに関して東京都のPCR検査に言及。「週末は行政の検査機関が休んでいた」とコメント。しかし、行政は休日返上で検査を実施していた。翌日、テレビ朝日の記者の取材メモの解釈を謝ったと理由を述べて、訂正・謝罪した。
そして今回で3度目の失言。この3度に共通するのが事実確認のいい加減さである。主張ありきの姿勢なので、「トンネルが滝の水量に影響したに違いない」「お役所が休みにPCR検査をやるはずがない」と前提事実を確認しないまま信じ込んでしまうのかもしれない。
人間にはミスがつきものとはいえ、3つのミスはどれも事実確認という報道の基本を守っていれば防げた事案。「国葬は政府の陰謀」という妄想に取り憑かれているから、事実が見えなくなっているのかもしれない。
どのように考えても、玉川氏を地上波の情報番組でコメンテイターとして起用する理由はない。一刻も早い退場を願うのみである。
自分のyoutubeチャンネルとかで言うのと、テレビで言うのでは全く違うことを認識してほしい。
上司などに怒られたと思っての謝罪なのでしょうが、自身で裏取りして本当に事実なら通して欲しいです。
少し調べてわかることをミスするなら放言はやめて欲しいです。
メディアに求めるものは「感想」ではなく「事実」です。
オールドメディアの変わらな過ぎる姿勢を変える為にも、電波オークションが進んで欲しいな。
新しいチャンネルが増えた所で「テレビが洗脳装置」なのは変わらないけど、今の左寄り一辺倒しかない状況よりも、左右入り乱れる状況の方が楽しそう。
モーニングショーの炎上担当コメンテータとして参加されている玉川氏の発言が、御自身の意見なのか、カンペや台本通りの発言なのか、そこをまずは確認しておかねば、議論が進まないと思うのです。
団本通りであれば、責任は玉川氏には無く、モーニングショーの制作会社の責なのですから、難しい所ではあります。
まぁ、制作側の人間であったのですから、其処らを踏まえて、事前に番組サイドと打ち合わせ済みでしょうから、局自体の責任ではないかなと思う私であります。
ドラマの役者のセリフなら役者には責任がありませんが、コメンテイターとして情報番組に出演したのですから本人の責任がないわけがありません。
テレビ局にはそのような局員を番組に起用した責任はあります。その意味で番組制作者と、制作に最終的に責任を持つテレビ局の責任も免れません。
以上のようなことですから、
>>難しい所ではあります。
全然難しくありません。極めて単純な話です。
流石に松田さんらしい切り口で、胸がスーっとしました。
あの番組は仕事で観ることは有りませんが、上から目線で喋る玉川氏に違和感を持っていました。朝から不愉快な気分になる人が多いのでは無いでしょうか!退場が良いと思います。
う~ん、玉川氏は所詮コメンテータとしての素地も無い制作上がりの人間じゃ無いですか?
普通程度の知識があれば、太陽光発電では設備償却出来ないし、バックアップ電源の確保も出来ない不確定レベル満載の欠陥システムで、風力も安定性に欠けるので、これらを多用すれば各出力の5日分程度の蓄電システムの存在が必要ですから、設備の償却が更に困難の度合いを高める訳ですから、そんなシステムを擁護するなんざ、台本通りの発言としか思えないんですよ。
TVショー化したニュース番組のヤラセ発言して居る専門俳優達で世論を誘導して居る状態で、能力も才能も欠ける玉川氏に御自分の意見を会話中にまとめて発言出来るとは考えにくいのですが、、、
あなたの発言には理由がありません。
台本通りに発言したなら、謝罪の時に「局からもらった台本を言っただけです」と説明するでしょう。それをせずに自分の発言を謝罪した時点で、その説ではないことを玉川氏自身が認め、公言したことになります。ですから、その説を論ずる意味はありませんし、社会通念上、認められません。
玉川徹発言台本説という妄想にはこれ以上付き合いませんので、以後、この件についてはコメントをいただいても公開しません。どうしても、というのなら玉川氏に直接「あれは台本ですよね? 局に言わされたんですよね?」と確認したらいかがですか。妄想の続きはSNS等でどうぞ。
この件については、郷原信郎弁護士が、
>テレビ朝日において、「電通の関与」が真実ではなかったことについて訂正・謝罪放送が行われ、放送法上十分な対応が行われている。それに加えて、玉川氏の10日間の謹慎処分や番組関係者の社内処分を行ったことは全く理解し難いものである
https://news.yahoo.co.jp/byline/goharanobuo/20221007-00318555
と発言されています。
郷原氏も触れているように、学術会議に関するデマ発言をした平井文夫がフジテレビから何らの処分を受けていないのに比べれば、今回、玉川は十分な制裁を受けており、それ以上とやかくいうべき性質のものではありません。
玉川氏を批判すべきではない理由が「十分な制裁を受けており」ですか。
後から何か言われるかどうかは、社会的制裁を受けているかどうかにかかっているとする考えに合理性は見出せません。
10日間の出勤停止程度の激甘処分が「十分な制裁」?
そんなもん遅れてきた夏休み、とか秋休み程度のバカンスでしかない。
19日の出演時の釈明で結論がどう転ぶのか分からないが、一般社会人が「会社の信用と名誉(テレ朝にそんなものがあるかどうかは別にして)を棄損」というあれだけのことをやらかしたら普通は懲戒免職にされても文句は言えない。
たった10日出勤しないだけのことは「制裁」でも「処分」でも何でもないよ。
あと、菅元総理にはただの一言の謝罪もないのはどういうことか説明すべき。