河野太郎氏が当サイトをブロック「江の傭兵」原因か
松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵
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当サイトが1月9日までに河野太郎デジタル大臣からツイッターでブロックされた。前日の8日に同氏の父である河野洋平氏に関する記事を公開。ツイッターで拡散し、インフルエンサーの協力もあって7万近いインプレッションがあったが、河野太郎大臣はその内容が気に入らなかったのかもしれない。
■”江の傭兵”揶揄された過去を紹介
当サイトが河野太郎氏のブロックに気付いたのは9日夜。8日午前11時前に河野洋平元自民党総裁に関する記事(”江の傭兵”本領発揮「反撃能力の前に中国と話を」)を公開したところ反響は大きく、引用する形で紹介したツイートは、著名なインフルエンサーが拡散をしてくれたこともあり9日21時の時点で6万7000以上のインプレッションを記録した。
当該記事は河野洋平氏が”安保3文書”の閣議決定に基づく安保政策の変更を「報道特集」(TBS系)に出演して批判したことを、批判したもの。詳細はご覧になっていただきたいが、「政治信条の一貫性に欠ける上、国民の生命や財産を守るという点についてあまりに軽く考えていると言わざるを得ない。」と厳しく断じた。
また、「河野氏の発言は泥棒が侵入しようと窓のすぐ横にまで来ている状況で『侵入しないように話し合いはしたのか。もう窓の外まで来ているなら話し合う必要がある。』と言っているに等しい。」と具体例を挙げて河野氏の主張が社会通念上、多くの人が違和感を覚えるであろうことを指摘した。
そうした河野洋平氏の姿勢を、かつては中国の江沢民総書記の言いなりになっているとして”江の傭兵”と揶揄されたことを紹介。これが若い世代があまり耳にしたことがなかったのか、ツイッター上で多少、話題になっていたようである。
問題の記事の公開から30時間後までに、河野太郎氏にブロックされたことになる。このような吹けば飛ぶような弱小サイトのツイートもしくは記事を国務大臣が読んでくれたのかと思うと、ある意味、光栄である。同時に弱小サイトの情報を閣僚の目の届くところまで届けたインフルエンサーの力には驚くしかない(にこ姉様、ありがとうございます)。
当サイトは河野太郎氏を一時、フォローし、河野氏のツイートに直接コメントしたこともある。どちらかといえば、河野氏については好意的に扱っていたと見る人は多いと思う。たとえば、2019年8月に北京で行われた日韓外相会談においての発言が、なかなか政治的センスが優れているという評価をしたこともある(参照・河野太郎外相が見せた政治センス「それは何? キヤノン?」)。
もっとも、2021年の自民党総裁戦では河野太郎氏ではなく、高市早苗氏が有力ではないかという予測を立て、論じていた(参照・高市早苗首相誕生と予想「天の時」到来)。
■過去に沖タイ阿部岳記者をブロック
河野太郎氏が当サイトをブロックするのは一向に構わない。その理由は分からないが、2020年に防衛大臣であった同氏は記者会見で特定の相手をブロックしていることについて「誹謗(ひぼう)中傷うんぬんはブロックしている」「個人が暇つぶしでやっているものにとやかく言われることはない」などと話している。
実はこの時のブロックした相手が沖縄タイムスの阿部岳記者であった(参照・沖タイ阿部岳記者「僕をブロックするな」 問われる記者としての資質)。
その際に当サイトでは、ブロックしていることを批判する阿部記者がおかしいと指摘し、河野太郎氏の行為に何の問題もないと論じた。その考えに今も変わりはなく、同氏が当サイトをブロックしたことについて「都合の悪いことに耳を塞ぐのか」とか「国民の声に耳を傾けろ」などと言う気は全くない。ちなみに阿部記者は、同氏が持っている情報は納税者のものであり、例外的な秘密を除いて持ち主である納税者に一律に公開義務がある、とする謎の主張でブロックした行為を批判していた。
かつて情報発信はメディアの特権であったが、IT技術の発展で、今は誰もが情報発信者になれる。それだけに利用する一人ひとりにメディアリテラシーが求められ、リテラシーに反する行為をした場合は自らが責任を負うことになる。それを踏まえて、ツイッターはその使用するルールに従って個人がそれぞれの使い方をすればいい。それは国務大臣であろうが、新聞記者を隠れ蓑に政治活動をする者であろうが、変わりはない。
ただ、1点だけ確認しておきたいのは、当サイトでは河野洋平氏の行為、その政治信条を批判したが誹謗中傷はしていないということ。
「江の傭兵」という表現を誹謗中傷と受け取ったのかもしれないが、それはかつて河野洋平氏がネットを中心に親中・媚中ぶりを批判された際に用いられた用語であり、それを紹介して河野洋平氏の客観的評価や等身大の姿を伝えるのは報道の一種であろう。
もし、それを誹謗中傷と判断するのであれば、太郎氏でも洋平氏でもいいので法的措置をとってはいかがか。
■当サイトは河野氏に対してオープン
河野太郎氏からブロックされたのは残念ではあるが、それによって当サイトの同氏に対する評価が変わることはない。同氏の政治主張には問題がないわけではないが、一方で評価すべき点も少なくない。
特に徴用工問題で韓国大使に対する毅然とした姿勢・態度はこれまでにない日本の政治家の姿と言ってよく、非常に好ましく感じさせられた(テレ東BIZ・河野外務大臣「極めて無礼」【ノーカット】(2019年7月19日))。
このように評価すべきは評価し、批判すべきは批判するという、これまでと同じ客観的姿勢をもって対処していく考えである。
河野太郎氏に申し上げたいのは、いつまでもブロックするのも、あるいはブロックを解除するのもご自由にどうぞということで、当サイトはそちらに対しては常にオープンでいると申し上げておく。
》》ジャーナリスト松田様
遅くなりましたが本年もよろしくお願いします。
ブロック上等じゃないですか!
令和電子瓦版が良い意味で認められた証しです。
松田さんは当然ですが、無能であったり、時に理不尽な権力にはとことん抗うお気持ちでしょう。
全く無力ではございますがお供いたします!
河野太郎さんも何だかなぁ〜という感じです。父親同様、総理まであと一歩で終わりそうな気がしています。
こちらこそ、よろしくお願いいたします。今年は昨年以上に多くの情報発信をしていく予定です。。競馬の話題も、チョコチョコと入れていこうとは思っておりますので、ご期待いただければと思います。