立憲民主党が志村けんさん悼むツイートで延々と政治主張…人としてダメ
松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵
最新記事 by 松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵 (全て見る)
- 見えてこない導入の必要性 分娩費用の保険適用化 - 2024年11月18日
- 検討会で弁護士暴論「産科医は医療安全に前のめり」 - 2024年11月16日
- ズレてる安藤優子氏 窓際指定席を外国人に「どうぞ」 - 2024年11月12日
立憲民主党が3月30日、コメディアンの志村けんさんが前日の29日に亡くなったことを受けツイッターで弔意を示した。しかし、ツイートの大半は反ヘイトスピーチに費やされるなど政治色の濃いものであった。
■お悔やみは一言だけ 2倍以上の分量で政治主張
志村けんさんの死後、「志村さんが死んだのは中国のせいだ」などのツイートが増え、Yahoo!のトップでも「志村さん死去 ヘイト投稿増加」という見出しでBuzzFeed Japanの記事を紹介している。それはそれで問題がないとは言わないが、中国政府の初動の悪さが世界的に批判を浴びているのもまた事実である。
立憲民主党の公式アカウントでは30日14時46分に、志村けんさんの死去に関するツイートをアップした。
志村けんさんの突然の訃報。心からお悔やみ申し上げます。
志村さんの死去でネットに広がる光景に心を痛めています。特定の地域や民族を攻撃したり憎悪を煽ったりすることは、許されません。人ではなく、ウイルスが悪いのです。
お悔やみは「心からお悔やみ申し上げます」の一言だけ。残りは事実を伝える短文と、ヘイトスピーチを止めるための主張である。
日本を代表するコメディアンで多くの人に愛された志村けんさんが亡くなったことに、多数の国民はショックを受けている。しかし、立憲民主党はお悔やみの2倍以上の分量を使って政治主張をしているのである。
■「人ではなく、ウイルスが悪いのです」なら政府批判できないが…
ツイートの中身についても疑問が残る。「人ではなく、ウイルスが悪いのです」と断言しているが、そもそも中国政府が早めに手を打ち、あるいは日本政府がもっと早めに中国からの人の流れをシャットアウトしていれば、ここまで感染が広がらなかったかもしれない。「れば、たら」を言ってもキリがないが、少なくとも今回の新型ウイルス感染拡大は人災の面もある。立憲民主党自身も政府の対応を「スピード感がない」と批判している。
「人は悪くない」と言うのであれば、以後、政府の対策を批判できないはず。それとも中国政府は悪くない、日本政府は悪いと言いたいのだろうか。そこははっきりさせてもらいたい部分である。
何より当該ツイートに違和感を覚えるのは、立憲民主党が本当に志村さんの死を悼んでいないだろうと思える点。国民に愛されたタレントが亡くなったら、まずはお悔やみであろう。それをこのような形でツイートすることは、全く悲しみもなく、ただ有名人の死を政治利用しているのではないかと疑われても仕方がない。
■台湾の蔡英文総統の愛情溢れるツイート
折しも、台湾(中華民国)の蔡英文総統が、ツイッターで志村けんさんを悼むツイートをしたばかり。
その内容は故人を思う気持ちにあふれており、しかも雪の中で咲く満開の桜の写真をつけ、志村さんへの思いを表している。
この人間としての当たり前のことが、立憲民主党はできない。新型コロナウイルスの感染拡大の時期、党の支持率が下がっているのは、こういう部分に多くの人が愛想を尽かしているからと考えた方がいい。
そうしないと、支持率は歯止めなく下がっていくと思う。
》》ジャーナリスト松田様
蓮舫氏の小池都知事批判が象徴していますが、特に立憲はじめ旧民主党の議員の多くが『劇場型パフォーマンス』を好まれます。平時の、自称市民団体とのデモ参加や与党批判も良しとしましょう。しかし、人の死に便乗するようなあからさまな政治利用はダメです。誰もそのような愚か思考を正す人(人材)は党内にいないのか?
国民にとって、「力なき野党」の心ないパフォーマンスは観るに耐えません。