佐渡市長選で三浦氏落選 日刊スポーツ元社長
松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵
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4月12日に投開票が行われた新潟県佐渡市長選で、新人の渡辺竜五氏が当選した。現職の三浦基裕氏の再選はならなかった。
■現職に挑んだ渡辺氏 接戦を制す
佐渡市長選は現職で2期目を目指す三浦基裕氏に、渡辺竜五氏、新人で元副市長の藤木則夫氏ら5人が立候補した。
選挙管理委員会の発表では投票率は70.92%。新人の渡辺竜五氏が1万1210票を獲得して当選し、現職の三浦氏は1万576票で次点に終わった。
渡辺氏は元・市総務課長。三浦市政下では冷遇されていたと言われ、退職して自ら三浦市長に挑む形になった。直前に藤木則夫・元副市長が立候補し、混戦となったが際どい勝負をモノにした。
渡辺氏の支援者の1人は「現職と戦うので厳しい戦いは覚悟していたが、勝つことができた。これまで三浦市長が議会とギクシャクしていたので、渡辺新市長には議会とよく話し合い、市民と議会と執行部が一体となって、いい佐渡市にするために頑張ってほしい」と話していた。
■三浦氏にまた2期目の壁
現職の三浦基裕氏は日刊スポーツ新聞社の元社長。2016年の市長選で現職の甲斐元也氏を下した。
だが、議会との対立があった上、2019年3月、佐渡市の沖合で高速船「ぎんが」が海洋生物とみられる物体と衝突して80人が負傷する大事故が発生した際に、市内の自治会との会合に出席して現場に出向かなかったことで批判が集まった。後日陳謝したが、市民の間に行政能力を疑問視する声が高まっていた(参考:新潟県佐渡市の三浦基裕市長は日刊スポーツ前社長、不祥事連発に「やっぱりな」)。
1期目は2万703票を獲得したが、今回は候補者が乱立したとはいえ票が半減。1期4年の市政に対し、市民から厳しい声を突きつけられる結果となった。
三浦氏は日刊スポーツ新聞社の社長も1期2年務めただけで2011年6月の株主総会で再任されずに同社を去った。その後、佐渡市長となったが、またも1期で去ることになった。
佐渡市長選投票結果(選挙管理委員会発表)
⭕️渡辺りゅうご 11,210票
三浦もとひろ 10,576票
藤木のりお 7,272票
宇治さやか 3,332票
後藤浩昌 242票