国境なき医師団の倫理なき寄付金集め(2)あなたの個人情報が買われている
松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵
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「国境なき医師団の倫理なき寄付金集め」の第2回をお届けする。12月10日、国境なき医師団日本事務局(所在地:東京都新宿区、代表:加藤寛幸)の「ヨシダ」と名乗る人物と電話で話をした。同団体が業者から名簿を買い取り、寄付を依頼する手紙を無差別に送っていることについて、再三、中止するように申し入れたがヨシダ氏はやめることを約束しなかった。今後も、あなたの生活空間に突然、NPO法人の寄付を求める手紙が送り付けられる可能性がある。
■話し合い2時間 DMをやめるつもりはない
責任者と称するヨシダ氏との話し合いは2時間に及んだ。詳細は後日お伝えするが、彼らは今後も買い取った名簿をもとにダイレクトメール(DM)を送ることをやめるつもりはないようである。
筆者はそれによって大きな迷惑を受け、埼玉県警熊谷署に相談し、もう少しで事件になるところであった。それに対してヨシダ氏は申し訳ないという気持ちを表明していた。しかし、約束したのはお詫びをして、今後は送らないなどの措置が取れるということまで。
DM送付を止める予定はなく、新たな被害者が生まれることについては、その都度、事後の対応のみを考えているようである。
■名簿業者からあなたの個人情報を買い取った国境なき医師団
彼らの言い分は(あなたには迷惑をかけたので、これからは迷惑をかけません。でも、問題の行為はやめる予定はなく、他の人に迷惑がかかるかもしれません。その時は、その都度謝ります)という趣旨と言えよう。
名簿業者から名簿を買って、ダイレクトメールを無差別に送るのをやめるように再三、忠告したが最後まで聞き入れてもらえなかった。今後、あなたのもとに突然、国境なき医師団から「寄付をお願いします」という手紙が届くことは起こり得る。
それは国境なき医師団が、あなたの個人情報を名簿業者から買っているからである。あなたが高校時代に他者に漏れることなど想定もしなかった個人情報が、巡り巡ってNPO法人に買われ、突然、手紙を送り付けられるのである。
■命をかけて危険地域で働く医師らの顔に「泥を塗るような行為」
医師、看護師として世界の危険な地域に足を運び、自らの命もかえりみずに苦しむ人々のために働く国境なき医師団のボランティアの崇高な行為は誰もが認めることであろう。その団体が個人情報を名簿業者から購入し、無差別に手紙を送りつける手法は「そうした人々の顔に泥を塗るような行為ですよ」とまで忠告したのだが、僕の言葉はヨシダ氏の胸には届かなかったようである。
(続く)
※筆者は情報をお待ちしています。国境なき医師団日本事務局から手紙が届いたという方など、情報をお寄せください。あなたの個人情報は、いまだにNPO法人に握られたままのはずです。
はじめまして。
数日前に実家に、去年亡くなった父宛に国境なき医師団からDMが届き、母が気味悪がっていましたのでサイト上でダイレクトメール停止の手続きをしてあげ、ネット検索で調べていた所に貴殿の記事を見つけました。実家の住所と父の名前は学校の卒業名簿にはないはずなのでなんの名簿から個人情報が買われたのかと思うと気味が悪いです。
ろくな団体ではない事が分かったので寄付しない事を恥じたりしなくて済みました。
ありがとうございました。
>>カオリ様
コメントをありががとうございます。
当サイトの記事がお役に立てたのであれば光栄です。国境なき医師団、本当にとんでもない連中がやっているというのが正直な感想です。実際に担当者と電話で話しましたが、モラル欠如が著しいと感じさせられました。
外務省や東京都に状況を伝えており、行政が何らかのアクションをしてくれるといいと思っています。
これからも胡散臭いNPOを監視していこうと思っています。
これからもよろしくお願いします。