精神科医が暴言 渡部建さん「性欲の異常亢進」
松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵
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精神科医の片田珠美氏が不倫問題で渡部建さんを厳しく批判している。しかし、その中身は医師らしからぬ独断、思い込み、偏見に満ちており、渡部建さんの名誉を傷つけるものであると感じられる。
■男性は不倫で「狩りのような快感」?
片田珠美医師はビジネスジャーナルで「不倫の渡部建、性欲異常亢進「サチリアージス」の可能性…女性の征服に快感か」(6月10日公開)という記事を公開している。この記事で同医師は、美人妻を持ちながら、不倫を繰り返す男性医師は少なくないとし、その特徴は以下の3点としている。
(1)女性を顔で選ぶ
(2)女性を征服することに「狩り」のような快感を覚える
(3)それだけモテる
自らの経験則だけを頼りに、この結論を導いているのはとても医師の書く文章とは思えない。「女性を顔で選ぶ」というが、そもそも美人と不美人の線引きなど曖昧模糊としたもので、「顔で選ぶ」というのは何をどのように、どんな基準に照らしているのか全く分からない。要は「浮気をする男は可愛い子ばかり狙うのよね」という世間話レベルの話でしかなく、医師の文章とは思えない非科学的なものである。
さらに、浮気をする男性が「狩りのような快感を覚える」というのは、何を根拠にしているのか全く分からない。まさか1人1人に「女性を狩りの獲物のように感じてますか?」と聞いたのではあるまい。不倫をする男性がそのような心境であると断定するのであれば、その根拠を示すべき。そうでなければ、単なる思い込みと大差ない。
経験則に由来する思い込みをベースに渡部さんもそうであろうとするのは、あまりに失礼であり、根拠のない批判であろう。
■渡部さんを性欲の異常亢進の疑いと中傷
さらに渡部さんを「サチリアージスの可能性も考えられる」としている。サチリアージスとは、片田医師の説明によると男性の性欲の異常亢進(こうしん)を指す医学用語らしい。診察もしていない相手を一方的に性欲の異常亢進であると断じるのは、名誉毀損であろう。
文章の最後を「(渡部さんが)心から反省しているのか、はなはだ疑問である」と結んでおり、この疑問の根拠も全く示されていない。
読んでいて不快になる以上に、精神科医の書く文章がここまで合理性が欠如していることに驚きを禁じ得ない。
■以前にも名誉毀損と思われる表現
実はこの片田医師、以前にもとんでもない文章を書いている。同じビジネスジャーナルで公開されたもので、このサイトでも「山口敬之氏を『性犯罪の加害者』と書く無法メディア 目に余る人権侵害を許すな」で紹介した。
文中で片田医師は、TBSの元ワシントン支局長の山口敬之氏とジャーナリスト伊藤詩織氏の間で係争中の民事裁判に関し、山口氏を「裁判で性犯罪の加害者と認められた人物」と断定している。検察官が不起訴とし、検察審査会も不起訴相当と議決した案件である。山口氏は起訴すらされていない、つまり刑事責任を追及されていないのに、「性犯罪の加害者」と書く非常識さ。
医学には詳しいのだろうが、法律は素人以下の知識しかないのであろう。山口氏の時もそうだし、今回の渡部建さんもそうであるが、ここまで非常識な言論をする人物に発表の場を与えているメディアの見識を疑う。ビジネスジャーナルがどういう媒体なのか知らない。山口氏の記事が公開された時は、「名誉毀損ではないか」と問い合わせのメールを出したが、回答はなかった。媒体として言論に責任を持っていないと判断されても仕方がないだろう。
渡部建さんの行為は許し難いし、同性としても不快感を覚えるが、それによって渡部さんに対する誹謗中傷が許されるわけではない。
渡部さんと同じように反省が必要なのは、片田珠美医師、あなたですよ。