日刊スポーツ誤報3発 結婚報道4組中3組が否定

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松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵

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青山学院大学大学院法務研究科卒業。1985年から2014年まで日刊スポーツ新聞社に勤務。退職後にフリーランスのジャーナリストとして活動を開始。
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 日刊スポーツが1月1日付けの紙面で河北麻友子さんら4組の結婚話を報じた。しかし、そのうち3組が報道を否定。新年早々、読者の信用を失う結果となった。

■河北麻友子さん、藤森慎吾さんら「エア結婚話」

 元日付けの紙面で日刊スポーツは4組の結婚話を並べ、派手に報じた。その4組と日刊スポーツによる報道の文言は以下の通り。

河北麻友子さん・一般人:かねて交際していた一般男性と結婚の意思を固め、結婚準備をしていた

徳井義実さん・ももさん:近く結婚する決意を固めた

藤森慎吾さん・ブラジル人ハーフ美女:結婚の意思を固めた

狩野英孝さん・一般人:近く再婚する決意を固めた

 以上の4組のおめでたい話に対して、以下のような反応があった。

●河北麻友子さん:全く結婚の予定は聞いておりません。突然の報道で困惑しています(オスカープロモーション、スポーツ報知が報道河北麻友子の結婚報道を事務所が否定『困惑しています』

●徳井義実さん・ももさん:そういった事実はございません(双方の事務所、ORICON NEWSが報道チュート徳井とももの結婚報道 双方事務所が否定『そういった事実はない』

●藤森慎吾さん:残念ながらまだその予定はないですー!!日刊さん!!言ってくれたらちゃんと取材に答えましたのにー!フェイクっ!!(本人のツイート

 狩野英孝さんについては反応が伝えられておらず、否定はされていないが肯定もされていない。

■「結婚する決意を固めた」他者の内心を断定する根拠は?

日刊スポーツ2021年1月1日付け芸能面

 4つの記事の書き方を見ると、どれも「結婚する決意を固めた」など、本人の内心を断定的に語っている。第三者がどうやって本人の内心を知り得るのか、その時点で信用できない。仮に本人が決意を固めていたとしても、相手が応じなければ結婚とはならない。

 それを考えれば、せめて「周囲の状況から結婚することが濃厚となった」と書くべきだろう。もっとも、そうすると「結婚」の見出しが取れない。そこで合理性に欠ける表現にしたものと思われる。

 少なくとも藤森さんに対しては本人に取材もしていない。それを内心を断定的に書く時点で記者失格、原稿を通したデスクも同罪であろう。

 こうした記事が出るのも「元日紙面を派手におめでた記事で派手に飾りたい」という、紙面作りありきの姿勢が原因と思われる。読者無視、書かれたタレントは大迷惑と言うしかない。

■元日の誤報連発 終わりの始まりか

 日刊スポーツも相当苦しいのかもしれない。元日に僕に届いた関係者からの年賀状には「会社は整理部が日刊スポーツPRESS(旧日刊スポーツ印刷社)へ移管されるなどボロボロ」と冗談のように書かれていた。整理部とは紙面のレイアウトをするセクションで、整理と野球が日刊スポーツのエリートコース。現社長の高田誠氏も整理部出身である。

 移管されることや、ボロボロの状態が事実なのか分からない。仮に事実だとしても「移管」がどのような形なのか分からないし、また、組織を切り分ける理由も分からないが、経営が順調であれば新聞社を支えてきたメインのセクションを関連会社に移管する組織改編などするはずがない。この年賀状に加え、元日紙面の誤報3発を見て、(僕の出身媒体も終わりが近いのか)と胸が締め付けられるような思いになった。

 こういう記事を書くのは元社員として忍びない。しかし、心を鬼にして書くことで出身媒体に喝を入れ、立ち直るきっかけになればとの思いである。

 がんばれ、日刊スポーツ!

2 thoughts on “日刊スポーツ誤報3発 結婚報道4組中3組が否定

  1. アバター 誤報の嵐 より:

    松田様記事をありがとうございます。

    それにしても日刊スポーツが整理部をグループ会社に移管というのは非常に驚きました。
    日刊整理部と言えば業界トップと言われてたと思うんですが何事でしょうかね。正社員が減ってるらしいと耳にしたことはありますが。

    1. 松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵 松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵 より:

      >>誤報の嵐様

       コメントをありがとうございます。

       整理部の件は僕も全く状況を知らないので、どういうことか分かりません。ただ、早期退職制度で毎年、相当数の社員が辞めているというのは聞いていますし、会社を去って、第二の人生を頑張っている後輩も結構います。不足分を派遣社員で埋めているという話も聞きますから、多分、かなり減ってるのでしょう。

       新聞社は人が命ですから、その意味で会社全体の劣化は進んでいるのだと思います。

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