武豊騎手快挙サウジアラビアで優勝 フルフラットがサウジダービー制覇
松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵
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武豊騎手騎乗のフルフラット(牡3、栗東・森秀行厩舎)が2月29日に行われたサウジダービー(ダート1600m)を制した。武豊騎手は自身のホームページによると16か国目の騎乗となるサウジアラビアで大きな勝ち星を手にし、陣営に1着賞金48万米ドル(約5180万円)をもたらした。
■大外から3番手追走、4角付近で先頭
大外14番枠から好ダッシュを決めた武豊・フルフラットは3番手に付け、逃げるラジーアラーを追走。馬なりで4角付近で先頭に立ち、直線でも手応え十分。鞍上の左ステッキに応えて末脚を伸ばし快勝した。勝ちタイムは1分37秒91。
武豊騎手は入線後、右手でガッツポーズをして勝利をアピールした。
5番手から内を通って直線追い上げたミシュリフ(牡3、英J.ゴスデン厩舎)が2馬身1/4差の2着。
2月20日にUAEオークスを勝ち、英ブックメーカーで単勝1番人気に推されていたダウンオンダバユーは8着に終わった。
■武豊「我々はUAEダービーに向かう」
武豊騎手は「彼は本当にいい感じで走って、レースにフィットしていた。昨年、アメリカでBCジュヴェナイルに出走して、よく走ってくれた(5着)。馬がそこで学んだことを最大限に活用できて嬉しい。我々は次走、UAEダービー(3月28日メイダン競馬場、G2・ダート1900m)に向かう、そしてもし、全てが予定通りうまくいけば、ケンタッキーダービーがその後のオプションとなる」と話したと、サウジカップの公式ホームページは伝えている。
また、同ホームページは森秀行調教師のコメントも掲載した。「UAEオークスの勝ち馬(ダウンオンダバユー)が行くと思ったが行かなかった。そこで逃げ馬のすぐ後ろにつけた。私自身、海外での最後の勝利(2000年英G1ジュライC=アグネスワールド)からずっと長い時間が経ってしまった。次のUAEダービーで我々はベストを尽くす」。