蓮舫議員「武漢熱は差別的」なら「香港かぜ」は?

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松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵

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青山学院大学大学院法務研究科卒業。1985年から2014年まで日刊スポーツ新聞社に勤務。退職後にフリーランスのジャーナリストとして活動を開始。
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 立憲民主党の蓮舫参議院議員が2月15日にツイッターで「『武漢熱』などと差別的な表現をする自民党議員がいるが、国内の新たなフェーズに迅速に対応すべきだ。」とつぶやいた。武漢が発生源であることは間違いない状況で「武漢熱」と呼ぶことが差別的であるというのは理解に苦しむ。また、迅速に対応すべきとしながら「桜、桜」と騒いでいたのは立憲民主党であることはお忘れなのか?

■香港かぜ、スペインかぜは差別的ではないの?

蓮舫議員のツイッターから

 武漢を発生源とする新型コロナウイルスによる新型肺炎は猛威を振るっているが、メディアの呼び方は「新型肺炎」や「新型コロナウイルス」である。しかし、発生源や流行地の名前を用いて表現される場合は少なくない。

 例えば「香港かぜ」である。H3N2亜型と呼ばれるインフルエンザウイルスの亜型が原因で、このウイルスはA香港型などと呼ばれているようである。一般的には香港かぜと呼ばれるのは、我々も良く知っている。蓮舫議員によるとこの香港風邪も差別的表現になるのだろうか。

 歴史的に見ても1918年から1919年にかけて流行したインフルエンザは「スペインかぜ」という名前で知られている。発生源はスペインではないが、感染情報が最初に出たのがスペインだったからと言われている。

 こうして地名がインフルエンザの呼び名となる例は過去に存在する。そうであれば武漢熱だけが取り立てて問題視することには違和感を覚える。

 立憲民主党は杉尾秀哉参議院議員が2月13日に行われた集会で、咳が止まらない状況で「新型コロナではないので、ご安心いただければ」と冗談を言ったことの方がよほど問題であろう。こういうことがあると、蓮舫議員は発言そのものではなく、発言者を見て事の是非を論じているとしか思えない。

■新型コロナウイルスの前に「桜」と言った立憲民主党議員

 また、今回のツイートで「迅速に対応すべき」としているが、国会でこの議論をしなかったのは立憲民主党である。1月29日の参議院予算委員会で同党の石垣のりこ議員は、新型コロナウイルス問題より、桜を見る会の問題を優先すると宣言して、桜を見る会の質問をしたのはほんの2週間前のことである。

 石垣議員のその時の発言は「本来であれば、新型肺炎ウイルスの件、また、自衛隊の中東派遣など、我が国において、我が国に住む人々、その生命、財産、そこに直結する問題を質疑したいところではございますけれども、我が国の安全の最大の障壁となっている、この、政権の公文書管理、及び公金管理の杜撰さ、責任感のなさを質さなければならないと思います」というもの。参議院予算委員会で行われたこの石垣議員の質問に蓮舫氏は拍手を送っていたのでは? 

 こうしたことを棚に上げて、政府に「迅速に対応しろ」と言う御都合主義、「武漢熱は差別的」と言う非論理性。蓮舫議員は、その政治的信条云々の前に、そうした言動が人として信用できないと思われていることを少しは自覚した方がいい。

    "蓮舫議員「武漢熱は差別的」なら「香港かぜ」は?"に2件のコメントがあります

    1. MR.CB より:

      》》ジャーナリスト松田様

      蓮舫女史はWTOの事務局長さながら、『中国共産党の習近平さんに十分過ぎるくらい配慮しなさいよ』とおっしゃりたいのでしょう。台湾ではなく(そして日本でもなく)、北京がお好きなお方です。誤解を恐れず言わせて頂ければ、国会議員の資質さえ疑わしいと思います。

      1. 松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵 matsuda より:

        >>MR.CB様

         中国共産党べったりのアグネス・チャン氏とはまた違ったいやらしさを持つ、蓮舫氏ですね。参議院選だと投票する人が多いというのが本当に歯がゆいですし、民主主義とは無駄の多いシステムだと思います。

         個人的には金美齢氏のように尊敬できる(元)台湾人は多いのですが、やはり人によるのでしょう。

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