イタリアで死者3405人 増加率から”危ない”国は米・英・蘭

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松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵

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青山学院大学大学院法務研究科卒業。1985年から2014年まで日刊スポーツ新聞社に勤務。退職後にフリーランスのジャーナリストとして活動を開始。
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 イタリアで3月19日、新型コロナウイルスによる感染症による死者が3405人となり、3245人とする中国を上回った。過去24時間で427人増え、容易に制御できないような状況となっている。しかし、死者数の増加を見ているとイタリア以外にも米・英・蘭の3か国の増加率が高く、危険な兆候が見て取れる。(データは日本経済新聞「新型コロナウイルス感染 世界マップ」)

■米国は1日で死者数が2倍 保険制度が問題か

イタリアだけではない、米・英・蘭も危険な兆候

 イタリアは3月19日の1日で400人以上の方が亡くなり、死者数は3405人となった。3月2日のデータでは35人だったからそこから100倍近い数の方が亡くなったことになる。

 日本では3月2日から学校の休業が始まったが、その日のデータで死者は6人。それが3月20日のデータでは31人と5倍程度で済んでいる。日本とイタリア、防疫対策の違いでここまで状況が変わってしまうのかと驚かずにはいられない。

 3月20日のデータで注目すべきなのはアメリカである。前日まで75人だった死者が2倍の150人に増えた。前日からの増加率では最悪となっている。よく言われることだが、アメリカは日本のような健康保険制度がなく、貧困層がなかなか病院に行くことができないという事情があると言われる。実際、僕がグアム島で風邪をひいて病院で診察してもらった際に500米ドル(5万5000円)を請求された。

 そうした事情から感染した後も病院に行くハードルが高く、死者数が増えるのではないかと想像できる。トランプ米大統領が「中国ウイルス」と中国の責任を明確にしたがるのもそれなりに理由があるように思える。

■英国は4日で死者3倍、オランダは2.8倍に増加

 欧州では英国である。前日から4割近く増加し累計の死者は144人。3月16日のデータから最も増加したのは300%増の同国である。オランダは280%の増加と、欧州のイタリア・スペイン以外の国での感染による死者の増加が深刻である。

 英国もオランダも3月9日のデータではそれぞれ死者数2人と3人で、日本の7人より少なかった。それが今や完全に逆転している。

 日本でこれだけ騒ぎになっている状況を考えると、死者数が急激に増加している米国と欧州の人々の混乱、恐怖はその比ではないはず。「明日は自分か、自分の家族が死者に加わるのではないか」という恐怖心で日々を過ごしているに違いない。

 日本の政策はここまでうまく行ったと言えるであろう。一歩間違えれば、日本が米・英・蘭のようになっていた可能性もある。引き続き気持ちを緩めずに、感染防止を心がけたい。

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