蓮舫議員「働く人に補償」の論理破綻投稿
松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵
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立憲民主党の蓮舫参院議員がインスタグラム上で論理破綻した安倍首相への批判投稿を行った。「働いている人に補償するのが政治」とするが、本来「働けない人に補償するのが政治」である。
■補償の意味が分かっていない蓮舫議員
安倍首相が12日に自宅でくつろぐ様子をインスタグラムやツイッターにアップしたが、これに対して蓮舫議員は4月13日、インスタグラムで以下のように批判した。
…危機の最中、国のトップがするべきことが違う、と。
医療現場、福祉の現場、ライフラインを守るために働く方々、生活のために働かざるを得ない方々、家にいられない環境を補償するのが政治です。
総理がすべきは「自粛と補償はセット」の政策を今すぐ実行すること。…
この投稿(以下、批判投稿)に賛意を示すものがいるが、その一方で「文句をつけるだけの人」「クレーマー」等の批判を受けている。
だが、そうした批判投稿への批判以前に、その批判投稿が論理的に誤っていることを指摘すべきであろう。同議員の言う「補償」は「損失補償」を指すと思われ、損失補償とは「適法な公権力の行使により、特定の者に財産上の特別の犠牲が生じた場合に、公平の理念に基づいて、その損失を補填するもの」(行政法第5版 櫻井敬子・橋本博之 弘文堂p392)のことである。
今回の場合で言えば、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために休業を余儀なくされたり、予定していた興行が中止させられたりした場合に生ずる財産上の損失を補填するのが補償である。多くの人が「営業を自粛させるなら(損失が出るので)補償してくれ」と言っているのである。
■蓮舫議員の挙げた人々には補償は不要
ところが批判投稿では、医療や福祉など、新型コロナウイルスで不眠不休状態であろう人々、生活のために働かざるを得ない人々が家にいられなくなることに対して補償するのが政治と言っているのである。それらの人々のご苦労は尋常のものではないのは分かるが、家にいられないことは財産上の損失ではない。財産上の損失がない者に補償する必要はない。
補償すべきは休業等を命じられ、自宅で寛ぐしかない人々である。もし、同議員が首相の動画を批判するのであれば、「仕事をしたくてもできず、不安でたまらない状況で家にいるしかない人たちへ補償するのが政治」とすべき。
同議員は自宅で寛ぐ安倍首相に対して「今、働いている人がいるぞ」と批判したい、「補償が必要だ」と主張したい、という思いが強かったのであろう。「安倍首相と反対のことをしている人に補償すべき」と短絡的に思い込んで論理破綻に気付かないまま、インスタグラムにアップしたのかもしれない。
結局、「補償すべきでない人に補償するのが政治」と言う矛盾した内容となってしまった。このような短い投稿の中で矛盾が生じているのだから、これは単純なミスというより個人の資質の問題ではないか。アップから2日経っているが、未だに誤りに気づいていないようで削除されていない。
■蓮舫氏が国会議員という民主主義の非効率
何れにせよ、冷静で的確な判断が求められる国会議員としては失格。この程度の議員に政治を任せるのは国家の方向性を誤る可能性が強く、極めて危険である。
ついでに言えば、同議員もインスタグラムに犬がのんびりしている画像を多くアップしている。自分は良くて対立する立場の人はダメという、いつもの二重基準にうんざりしている人は少なくないと思われる。
蓮舫議員が国会議員で居られる民主主義とは、全く、非効率なシステムであると改めて感じさせられる。
おはようございます。
この蓮舫議員はなんでもかんでも批判しかしていない。それがヤフーニュースに出てくる。見たくもない記事をタイトルだけ見ても、うんざりします。もう少し、政府と一緒にコロナ対策を真剣に考えて欲しい。批判だけなら誰にも出来ます。議員とは全て上手くいくなら、政治家は要らない。こちらが良ければあちらが悪くなる、そこでどちらも妥協してベストな状況に持って行くセンス(アイデア)を考える事だと思います。信念は潔癖でも、政治は妥協です。国民により良い生活を提供する為にどうすれば良いかを常に考える事だと思います。政権交代が必要なら、国民を第一に考えるべきです。無私の精神で働いて欲しいものです。
>>山口秀明様
コメントをありがとうございます。
蓮舫議員に無私の精神を求めるのは、八百屋で魚を求めるようなものなのでしょうね。彼女は東京選挙区ですから東京の選挙民の意識が問題で、よくこのサイトでも書きますが、民主主義は非効率なシステムだということをあらためて思わされます。
蓮舫議員は政権批判が現在の野党である自分たちのレゾンデートルという意識があるのでしょう。塩村文夏、石垣のりこ議員らも同様でしょう。自分が国をどうしたいという明確なビジョンがないからそうなるのだと思います。資質のない政治家は政治の世界から去っていただくのが一番。つい最近、有害無能な市長を追放した、某市の選挙民を見習いたいですね。