東ちづるさん”燃料投下” こうすれば良かった…
松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵
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女優の東ちづる氏が車椅子利用者の伊是名夏子氏の電車利用をめぐるトラブルの投稿をリツイートした件で7日、高まる伊是名氏への批判に対して苦言を呈した。しかし、問題の本質に立ち入らない姑息な”火消し”に過ぎないと判断されたのか、さらなる炎上を招くだけの結果となった。彼女は何を間違え、どうすればよかったのか。
■発端は東ちづる氏が伊是名氏の投稿をリツイート
東ちづる氏は4日に、伊是名氏の投稿をリツイートした。伊是名氏の「JRで車いすは乗車拒否されました」と題するコラムを紹介する投稿を拡散したのである。
熱海駅長を含む駅員4人を動員させ、無人駅の来宮(きのみや)駅で電動式の車椅子を階段で降ろさせた経緯を紹介したもので、この時、東ちづる氏は「友だちのなっちゃんこと伊是名夏子さん。この現実を共有。何をどうすればいいか、つながりながら考えたいので。」とコメントを添えた(東ちづる氏ツイート4月4日22時21分公開)。
伊是名氏のTwitterが炎上した影響を受け、東ちづる氏のリツイートにも100を超えるコメントがつき、その多くが批判的なものであった。この状況で、以下のようにツイートした。
異論や思うことを伝えるのはもちろんいい。自由。だが、誹謗中傷は表現の自由とは言えない。リツイートした私への攻撃もロジックのない罵りばかり。精神的にダメージを与えて憂さ晴らしをしたいのかなあ。生きづらい人、多いんだなあ。これって、個人の問題じゃない。社会の問題なんだけどなあ。(東ちづる氏ツイート4月7日21時5分公開)
これに対しても批判的なコメントが50近くついている。このツイートは日刊スポーツ電子版でも「東ちづる、車いす問題リツイートで攻撃受け『社会の問題なんだけどな』」というタイトルの記事にまとめられ、公開された(日刊スポーツ電子版4月8日付け)。
■東ちづる氏の目眩し的手法による主張
問題を分かりやすくするために伊是名氏の主張を、主張の中身と主張の方法、便宜的に①実体と②手続きとして、分けて考えてみよう。
①実体:駅のバリアフリーは依然として進んでいない
②手続き:無人駅に乗り込み、駅員を動員させて問題の存在を世間に示す
①は社会的な問題であり、②は伊是名氏の個人の問題である。それゆえ東ちづる氏は、伊是名氏に関する騒動の本質は①の実体としての社会問題、公共性のある問題であるから、伊是名氏個人を責めるのではなく、バリアフリーが遅れている現状を考えるべきと言いたいようである。
一見、筋が通っているように見えるが、これは単純な目眩しと言っていい。なぜなら、多くの国民が怒っているのは②の手続きとしての個人的問題で、①については問題にしていないからである。
①の駅のバリアフリーが進んでいないことを、よく知らない人もいるはず。特に都内で暮らす人間には無人駅の存在そのものが想像しにくい。そのため、多くの人は駅のバリアフリーが進んでいないのは問題と思うであろうが、一方で鉄道会社の経営状況やバリアフリーを必要とする人の多寡で、エレベーター設置などの対策を施す優先順位が下げられてしまうということにも一定の理解は及ぶであろう。
このように一律に答えが出しにくい問題であるから、伊是名氏が①の社会問題を主張すること自体、何の問題もない。主張することだけで伊是名氏を、責める人などいないと思われる。
■多くの人が問題にする主張の方法=手続き
多くの人が問題にしているのは②である。バス、タクシーなど代替え手段があるのにそれを使用せず、JRに過剰なサービスを要求し、お礼も述べない失礼な方法で①を主張しなければならない理由があるのか、という点に一般の国民は憤慨していると思われる。
伊是名氏は自身のブログで、あるいは社民党の常任幹事の立場であるのだから社民党を通じ、「来宮駅のバリアフリー化を」という政策提言、そのような手続きで①を主張すれば、多くの国民から責められることはなかったはず。
こうして考えていくと、東ちづる氏の目眩しが分かるであろう。①の実体的主張は一定の合理性があり公共性を有する問題であるから、その政策の良し悪しを論ずるべきであり、②の手続きばかりが論じられているのはおかしい、というものである。この論法で②の手続きを問題にしている人々の目を①へ向けさせ、結果として②への攻撃を止めさせようというのである。
実体を目的、手続きを手段と呼びかえ、「目的が正しいのだから、手段を問うべきではない」という主張と呼んでもいい。それを踏まえて各人の主張を極めて抽象化して表現してみよう。
伊是名氏:お腹をすかせている子供がいるから、スーパーでパンを盗んで分け与えた。
東ちづる氏:子供がお腹をすかせている状況こそが大事な問題なのに、パンをどのように手にしたかばかりを問題にしているのはおかしい。
多数の国民:子供がお腹をすかせている状況は問題だが、だからといってパンを盗むな。貯金をおろしたり、消費者金融で借りたりして、パンを買え。
■東ちづる氏はこう呟けば良かった
こうして考えると、東ちづる氏のツイートが4日だけでなく7日公開分も炎上したのは当然と思えてくる。では、彼女は4日のリツイートが炎上後、7日にどのように呟けばよかったのか。
僕が東ちづる氏なら、手続き(個人的問題、手段)について正面から言及する。
伊是名氏は社会問題を提起したのは事実ですが、その主張の仕方が不適切でした。私は友人ということでリツイートしましたが、適切ではありませんでした。友人として「主張が正しくても他人に迷惑をかけてはいけない。適切な手段で社会に問題提起しよう」と忠告します。ですから皆さん、批判は結構ですが彼女への罵詈雑言、誹謗中傷の類はお控えください。
こう言えば、炎上も少しは抑えられたのではないか。東ちづる氏がそのように考えることができる女性なら、そうすべきであったと思う。
赤字と青字で書かれた部分、非常にわかりやすいです。
〉「目的が正しいのだから、手段を問うべきではない」という主張と呼んでもいい。
*****
その通りだと思います。
多くの方は、伊是名氏の社会性ゼロとも思える振舞いを問題視しています。
今回は何事もなく終わりましたが、電動車椅子を運ぶなど、駅員さんであっても不慣れなはずです。万が一、事故になっていたらどうするつもりだったのでしょう。
急遽、集められた駅員さんの労務管理に影響は無かったのでしょうか。
伊是名氏は、後々、この一件を自分の手柄にしようとしていたようにも思えますし、共感して貰えないのは当然でしょう。
東さんも同類のようで、失望しましたね。
* 返信のお気遣いは不要ですよ。
》》ジャーナリスト松田様
この問題で多くの議論が行われていますね。
そして松田さんの分かりやすい解説は、丁寧で理にかなっています。なにより客観的な視点なので心地良く読めます。
東さんが【令和 電子瓦版】をお読みになることを願っています。
>>MR.CB様
コメントをありがとうございます。返信が遅れまして申し訳ございません。
東ちづるさんのTwitterの投稿にもコメントしたのですが、返事はいただけていません。ただ、ブロックもしていません。ブロックしたら体裁が悪いからなのかなと思っていますが(笑)。
彼女もちょっと安っぽい人権派という感じです。言っていることは結構面白いのでそこそこ話の分かる方なのでしょうが、あと一歩、前に進めないかなと思ってしまいます。
松田さんこんにちわ
東氏も炎上中のツイコメは事務所や弁護士に相談してからでないと大火傷すると、危機管理がなってないですね~。
他の方が発掘した過去ツイを見ると伊是名氏とは友だちになりたくないな~と思います。
カレーにケチャップとソース入れろというなら何でハヤシライス頼まなかったのかな?
とか。(これ、令和の子には、分からない味だと思う。)
卒業、就職した子に週1できて欲しいけど会社が副業を禁じているからと断られたら会社が社員の私生活を管理するのはおかしい!
とか、いや、あんたがおかしいんだよ。おめでとうが言えないの?
東さん、友人なら社会受けがよいようにアドバイスしないと。それができなきゃ友人とはいえないよ。
>>ななし様
コメントをありがとうございます。
東ちづるさんもおかしな方へ行ってしまった感じがします。しかも今回のつぶやきは、論理的に外しており、(このレベルの人だったのかな)という印象を持ちます。
ケンミンショーに出た時にはいいコメントをしていて好感を持っていたのですが、ちょっとがっかりです。
坂本龍一氏の、たかが電気 を思い出す。
ファシスト達は一般の者の理解を得ようなどとは思っていない。
前に70年代左翼の常套句の一つをコメントした。
我らは連帯を求めて孤立を恐れず。
我ら(ファシスト)は連帯(ファシストに)求めて孤立(一般の者、社会から)を恐れず。
石原慎太郎氏が当時の大学紛争を小説化した、野蛮人の大学、のエピローグに使った言葉だ。
石原氏もその意味を理解してのことだろう。
ファシスト達の戦略、戦術は狡猾にして巧みだ、徐々に、だが確実に蟻の一穴を開けて行く。
伊是名夏子氏は一般の者達や、社会に理解など求めてはいない。(反発など想定内のことだ)
ファシストは民主主義を守ろうなどとは考えてはいない、破壊の対象だ、既存の社会、既成秩序、普遍的価値観の破壊が目的だ。その破壊戦略戦術は巧緻に満ちている。
ファシストの構成を再度
ファシスト その中核を成すプロ組織 プロ市民 シンパサイダー その資質を有するもの
洗脳されたもの(洗脳を解く必要がある、としたが修正する、敵である、洗脳を解くのは時間、エネルギーの無駄である。)
自らの利害でファシストを利用する者
伊是名夏子氏は上記の構成員が増えればよく、その中で評価され自らの位置が高まればよいのである。
東ちづる氏は構成員の最後に類するのだろう。
両者とも反発は想定内、炎上注目されればよいのである
坂本氏も同じだ、たかが電機な訳は無いことは承知の助。
職業的左翼=自らの利害でファシストを利用する者
70年代、代々木共産党本部前に左翼書籍専門店がありました(共産党経営?)
そこで買い求めた書籍の中に左翼の構成を分析したものがあり。
職業的左翼との言葉が印象に残ったことを思い出しました。
東氏は左翼というほどその知識はないのでは?と思います。
>>野崎様
コメントをありがとうございます。
東ちづる氏は僕と同じ世代ですが、「しらけ世代」と呼ばれた年代です。野崎様の世代が学校や街で暴れているのを子供の頃に見て、心情左翼みたいな連中が多かったように思います。
その意味では東ちづる氏はその延長線上にあるのかなと思います。おっしゃる通り、左翼関連の(覚えてもほとんど意味がない)知識はないのでは? もちろん、僕もそうした知識は全く持ち合わせていません。
とにかく、東ちづる氏は、あまり論理的に考えず、心情左翼のまま投稿したのが真実なのかなと想像しています。
パンのくだりはいまひとつ腑に落ちませんでしたが、説明されていることはおおむね正しいことをおっしゃっていると思います。自分の仲間だからっていうのはなしにしていただきたいですよね。フェミニスト仲間とか左翼仲間とか他にも色々ありますが、客観視できるかどうか。今後ももやもやした気持ちになったら松本さんの解説を読むように心がけます。
>>司波 章様
コメントをありがとうございます。
>>自分の仲間だからっていうのはなしにしていただきたいですよね。
視聴していると、まさにこれだけ、という感じでした(笑)。論理がどうこうではなく、その人が味方か敵かで言うことを変える人たちだと思っています。
ちなみに
×松本
⭕️松田
学生時代に、作詞家の松本隆さんの名前で呼ばれたことを思い出しました(笑)。
例の電動車いす騒動について、貴誌は本当に立派な仕事をなさってて本当にすばらしかったです。
ただ、パンの例えは、私ならこうしますね。
伊是名氏:お腹をすかせている子供がいるから、スーパーの店員や店長に1時間以上交渉に交渉を重ねて、パンを特別に無償提供をしてもらった。
東ちづる氏:子供がお腹をすかせている状況こそが大事な問題なのに、食料をどのように手にしたかばかりを問題にしているのはおかしい。
多数の国民:子供がお腹をすかせている状況は問題だが、だからといってスーパーの店員や店長にゴリ押しで無償提供をさせるな。
スーパーの店員や店長が他の代替案を提供したとかで、なんでそっちを利用しないのか。すぐ近所には無償の子供食堂があるし、有志の市民活動で無償の食事提供がある。フードバンクもある。市役所の福祉担当に相談をしたら生活保護もあるし、子供のための福祉施設での緊急保護もあるでしょう。
>>のら猫の手様
コメントをありがとうございます。
パンを無償提供の話にするのもいいとは思います。ただ、実際の例からあまり抽象化されていないかなと感じる部分もありますので、受け取り方は人それぞれではないでしょうか。
この部分はあくまでも理解を助けるために僕なりの考えを示した部分ですから、さまざまな捉え方があるのは当然でしょう。貴重なご意見としてうけたまわっておきます。ありがとうございました。
東という女は昔から自意識過剰で視野が狭くちょっとズレてたところがあった。
某人気バラエティ番組のゲストとして出演したときのこと、自分が当時はまっていたか何かしたのだろうボランティア活動にちなんで、海外(欧米)に行って現地のボランティアと接して意見を交わすという場面があった。そこでこの女は日本のボランティア活動は遅れているだの、善意が足りないだの、散々日本をこき下ろし、得意然としてご高説を打っていた。
本業の傍ら、片手間にボランティアの真似事をしてるに過ぎないたかが芸能人が、本気でその活動に誠心誠意取り組み、時間と労力を捧げている人々をさげすみ善意が足りないだの知ったような口を利く、随分無礼で傲慢で思い上がった浅はかな女だと、怒りを感じたのを覚えている。
左翼的思想を持つ連中の概して共通の思考回路として、自分はいつも正しいことを主張し実践していて、周りが遅れていてついてこれず間違っているのだ、という自己中心的なものをしばしば見出すことができるが、この女もまた然り。非常に独善的で客観性を欠く偏った主張に走る傾向があり、この手の人間が暴走すると社会にとって極めて甚大な損失と害悪がもたらされる危険性があるので用心が必要だ。
コメントをありがとうございます。
東ちづるさん、もともと頭はいい方だと思います。バラエティー番組などでは気の利いたコメントをすることも多く、ルックスからも重宝されるのだろうと感じていました。
ただ、政治的な話になると、斜め上を飛んでいるようなところは昔からありました。一切、政治的な話をしなければ、もっと好感度が上がったように思います。