伊藤詩織弁護団こそ名誉毀損ではないのか

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松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵

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青山学院大学大学院法務研究科卒業。1985年から2014年まで日刊スポーツ新聞社に勤務。退職後にフリーランスのジャーナリストとして活動を開始。
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 ジャーナリストの伊藤詩織氏が8月20日、杉田水脈衆院議員と東大大学院の元特任教授の大澤昇平氏に名誉毀損などによる損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。本人に代わり記者会見に臨んだ3人の弁護士のうちの1人が伊藤詩織氏と性交渉があったとされるTBSの元ワシントン支局長山口敬之氏の名誉を毀損する発言を行った。一体、弁護士の人権感覚はどうなっているのか。

■「いいね」で損害賠償請求は無理筋では?

写真はイメージ

 伊藤詩織氏は杉田水脈議員に対しては、ツイッターで自らを中傷する投稿に繰り返し「いいね」を押されて名誉感情を侵害されたことで、また、大澤昇平氏に対してはツイッターの投稿で名誉を傷つけられたとして、それぞれ損害賠償請求を提起した。

 会見に臨んだ弁護士は、杉田水脈議員に対する訴訟は佃克彦弁護士、大澤昇平氏に対する訴訟は山口元一弁護士、そして、これまでTBSの元ワシントン支局長山口敬之氏との訴訟を担当している西廣陽子弁護士の3名。それぞれ今回の提訴に及んだ経緯や意義について説明した。

 伊藤詩織氏が訴訟を提起するのは、憲法でも保障された裁判を受ける権利(憲法32条)を行使するものであるという説明もあり、「どうぞご自由に」と言うしかない。ただ、「いいねを押したことで、名誉感情を侵害された」というのは無理筋と感じる。

 そもそも「いいね」は備忘のために押すこともあり、誹謗中傷の意図がない場合もある。仮に賛同の意を示す場合でも、元のツイートが単なる誹謗中傷なのか、許容される批評なのかを区別するのは簡単ではない。リツイートのように拡散されるという性質とは異なり、対象者に対する法益侵害の程度も軽微である。「いいね」をしたことで損害賠償請求が認められるなら、表現者は萎縮し、その結果、表現の自由の過度な制約となってしまうであろう。

■名誉毀損ではなく名誉感情の侵害

 佃弁護士は名誉毀損ではなく、名誉感情の侵害での提訴と説明していたが(朝日新聞電子版は名誉毀損としているが誤報であろう)、佃弁護士自身、名誉毀損では難しいと判断したのは間違いない。「『いいね』で社会的な評価が傷ついたとは言わないが、気分が悪い」という裁判で勝ち目があると考えたのであろうか。

 実は僕は2017年12月に同弁護士を直接、取材した(参照:飲食店を悩ます「ネット上の名誉毀損」に弁護士がアドバイス。まずは削除依頼、法的責任の追及も=Foodist Media)。穏やかで常識的な方という印象だっただけに、(何でこんな筋の悪い案件を引き受けたのだろう)というのが正直な感想である。

■「性犯罪被害」と3度言った弁護士の倫理観

 記者会見の様子はYouTubeで見ることができる(伊藤詩織さんが杉田水脈議員と大澤昇平 元東大大学院特任准教授を提訴 弁護団の会見)が、驚かされたのは、山口元一弁護士による発言である。同弁護士は伊藤詩織氏について「性犯罪被害を受けた」と表現したのである。それも確認できるだけで3度。

「伊藤さんが性犯罪被害を受けた後に、さらに誹謗中傷を受けたと。その誹謗中傷について…」

「伊藤さんとしては、まあ、前回、はすみとしこに対する裁判と同じように、性犯罪被害者が、声を上げられない事態に対して、非常に憂慮している、おかしいことだと思っている。」

「はすみさんの裁判については、性犯罪被害に対する声を上げたことに対する二次被害という側面を持ちますけど…」

 伊藤詩織氏と山口敬之氏との間で性交が行われたことについては争いはない。その件で伊藤詩織氏は同意なき行為だったとして刑事告訴したが、検察は不起訴処分とし、さらに検察審査会は「不起訴処分は妥当」という判断をした。山口敬之氏は起訴すらされていない、そして、検察審査会は不起訴は妥当と判断しているのである。それをなぜ弁護士が「性犯罪」という言葉を使えるのか。自分こそが名誉毀損をしていることの認識はないのか、不思議に思う。

 山口敬之氏自身、メディアの前で「私は犯罪者ではない」と何度も口にしている。伊藤詩織氏がどのように、どれほど苦しんでいるか知らないが、起訴すらされていない山口敬之氏がメディアから犯罪者のように扱われることがどれだけ苦しいことなのか、山口元一弁護士は想像できないのであろうか。

■「言論には責任を伴う」…それなら責任とって

 会見内で佃克彦弁護士は「言論というのは責任を伴うものである。何でも言っていいということではない。表現の自由、言論の自由というのは何でも言っていいということではない」と語った。それならば伊藤詩織氏、その代理人も自らの言論に対し、責任を負ったらどうか。

 「伊藤詩織氏は性犯罪被害を受けた」という発言は、山口敬之氏を犯罪者と断じたことと同義である。山口元一弁護士に、それがわからないはずがなく、3度も言っているのだから「口が滑った」と言い訳もできない。そして、同席した弁護士もその発言に対して一切、止めたり、訂正を求めていない以上、弁護団としての見解であると取られても仕方がない。

 少なくとも、山口元一弁護士に対する責任追及はあってしかるべきと考える。

3 thoughts on “伊藤詩織弁護団こそ名誉毀損ではないのか

  1. アバター 野崎 より:

    伊藤氏は今や社会活動家である。自らその決意表明を明確に行っている。
    (故木村花氏自殺を契機とする提訴において)
    そして、それは裁判長も認めている。

    >東洋経済オンライン
    2019/12/27 5:50
    レジス・アルノー : 『フランス・ジャポン・エコー』編集長、仏フィガロ東京特派員
    さらに重要なこととして、裁判長は伊藤氏が「公共性および公益目的」のために戦っていると明確に認めると同時に、山口氏の証言に食い違いがあることを指摘し、山口氏が起こして>いた名誉毀損の訴訟を棄却した。
    ⇓⇓⇓
    伊藤氏の活動は一人ではなく、東京新聞望月記者を含む勢力の強力な支援のもとに活動している。
    よって伊藤氏は望月記者の映画公開においてステージから挨拶した。
    望月記者は記者として山口氏をレイプ犯とした。

    個人の名誉棄損問題の次元ではなく、誹謗中傷を許さない社会を作る、その活動家としての次元ならば、
    山口氏への誹謗中傷、伊藤氏が提訴した、はすみとしこ氏 杉田水脈氏への誹謗中傷はどう考えるのか?

    山口氏への誹謗中傷は伊東氏自らが惹起したのである。

    伊藤氏が誹謗中傷を否定する論理は、そのまま山口氏、はすみ氏、杉田氏への誹謗中傷にあてはまる。

    私見として今般の提訴は勝訴を目的としたものではなく自己への社会的注目度維持の為と考える。

    たしか伊藤氏支援サイドにいる者達は、共謀罪は、いいね、も監視対象になる、と反対していたのでは?

    伊藤詩織氏は表現、言論の自由を否定するファシストである。

    訴えられるかな?

    御返信は不要です。

  2. アバター 佐藤 より:

    まず、メディアの人でここまで真面な論考は、この伊藤詩織なる女性の反日活動が始まってから初めて読みました。ちょっと感動です。松田さんの視点は正しく、この裁判は、最初から
    伊藤詩織という女性の売名行為であり、「被害者」という名の暴力行為を用い、日本と日本社会と日本人男性を貶めて、金と名誉と仕事と、彼女が欲しがっていたもの全てを手に入れる為の行為です。 

    そこに、日本に反日集団(本人たちはリベラルというサヨク)が、支援し、当時安倍総理の本を書いた山口氏を貶め、倒閣を図った人間が絡み、山口氏という一人のジャーナリストの名誉を棄損し、犯罪者と汚名を着せ、仕事も家庭も全てボロボロにしたのです。

    一般女性がどうして外国人記者クラブで 記者会見が出来ます? 誰かが手引きしないと無理です。そしてBBCに出演も、BBCが伊藤詩織に密着したのも、本を出版した時のタイミングも全てが 反日軍団の計画です。

    けれど、伊藤詩織氏の態度や言動が 余りにおかしいのでネット等でも、山口氏への罵詈雑言の嵐でしたが、伊藤詩織氏への疑惑も当然ありました。匿名ですから、ネット民は本音で
    書いてたと推察されます。

    文芸評論家の小川氏なども検証し、ネットに伊藤詩織の「お疲れ様」メールとか、伊藤詩織の証言通りなら、強姦直後に髪をまとめて強姦した人のTシャツを平気で着て帰ってる映像が流出したり、ネット上では疑惑が深まる一方でした。

    それが伊藤氏には都合が悪かったのです。彼女は「被害者」でないと、反日軍団には使い勝手が悪く、利用価値が無いのです。安倍総理を支持してる人達や、冷静に物事を見る人達から疑惑を持たれると、彼女は今の立場を失います。

    だから、反日軍団は、彼女を批判する人や、疑惑を持つ人を全て黙らせる為に「誹謗中傷された」とまた「被害者」になり、訴訟を起こし、それだけでは飽き足らず、保守系の言論人である、はすみとしこ氏、大澤氏、杉田水脈議員等、自分達の気に入らない人の口を塞ぐために、「名誉棄損」という都合の良い『スラップ訴訟』を起こしたのです。

    最初から全て嘘っぱちですよ。伊藤詩織氏の過去の言動を調べてブログに詳細を載せてる人も居ます。私も女なので、強姦は死刑にせよと思うくらいに憎んでますが、同時に「強姦された」と虚偽を訴える事も同じくらいに許せない行為です。

    私は山口氏を無実だと信じています。外国人記者クラブの会見時から、伊藤氏には胡散臭さしか感じません。女の直感としか言えませんが、彼女の発言に全く共感出来ず、言わば
    韓国の虚偽である「慰安婦問題」と同じものを感じたのです。

    私はこの訴訟は「韓国の言う慰安婦問題」と、日本国の戦いであると思っています。

    日本は法治国家であり、何人も公平に「法と証拠」に基づいて裁かれるべきであり、女性だから=被害者なんだ。女性が証言したら=それは事実なんだという、偏狭な目線で裁かれるべきでないと思います。 なので高裁では必ず山口氏の無罪(刑事では無罪ですが)の判断がされると信じています。

    最後に、この弁護団も反日軍団なので、そんな真っ当な事を言っても無駄だとは思いますが
    松田氏の仰る様に、不起訴の人間を「犯罪者」とレッテルを貼り罵倒する事は、弁護士とバッチをつけてる人のやる事ではありません。 彼ら反日軍団は日本人の人権など、一切顧みません。自分達のイデオロギーが主であり、それ以外は認めないのがサヨクです。

    本当に嬉しかったので、思わず書き込みしました。長文失礼致しました。

    1. 松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵 松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵 より:

      >>佐藤さま

       コメントをありがとうございます。

       この件についてメディアの山口氏へのバッシングは異常としか言いようがありません。松本サリン事件で河野氏を犯人扱いしたメディアは全く反省していませんし、人権を守るべき弁護士が率先して人権侵害をしているという考えられない状況です。

       もし高裁で山口氏が逆転勝訴となったらどうなるのか、山口氏は伊藤詩織氏を刑事告訴もしていますから、伊藤氏は刑事責任を問われる可能性もあります。その時にメディアはどう報じるか。われわれはよく見ておかないといけないと思います。

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