5万PV到達 岐阜の事件に涙が止まらず…

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松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵

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青山学院大学大学院法務研究科卒業。1985年から2014年まで日刊スポーツ新聞社に勤務。退職後にフリーランスのジャーナリストとして活動を開始。
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 新サイト「令和電子瓦版」の通算PVが4月27日、5万に到達した。4月6日のオープンから22日目にして区切りの数字に届いた。岐阜市のホームレス男性殺害に関する記事で大きくPVを伸ばした結果であり、やり切れない思いが募る。あらためて亡くなった渡邉哲哉さんのご冥福をお祈りしたい。

■岐阜新聞の記事を目にしたのがきっかけ

通算5万PV到達も、気持ちは晴れない

 区切りの数字は4月以内にと思っていたが、あと3日を残しての達成となった。4月27日未明にアップした「岐阜ホームレス男性殺害 19歳に極刑を望む」の記事が1万近いアクセスを集め、さらに、26日公開の「吉祥寺混雑記事 今週は標準レンズで撮影か」も2000近い数字を記録。この2本が一気に5万PVへと押し上げる原動力となった。

 岐阜のホームレス男性殺害事件に関する記事は、たまたま岐阜新聞を目にしたのがきっかけで書いた。東京では新型コロナウイルスのニュースばかりのせいか、あまり報じられていない。しかし、記事を見た瞬間(これは許せない)と感じた。

 わずかな現金収入の多くを捨て猫の餌に費やしていた渡邉哲哉さん、その優しい81歳の老人の尊厳を傷つけ、殺害した少年5人に対する怒りから一気に記事を書き上げた。

■記事を書きながら涙が止まらず

 僕の父は84歳で死亡したが、ガンのため最後は歩くこともできなかった。若い頃はとても怖く、大柄ではなかったが筋肉質の引き締まった体をしていたが、入院してからは別人のように痩せ衰えてしまった。

 5月の爽やかな季節、病院に見舞いに行った。父の車椅子を押して中庭を散歩し、眺めがいいところに止まって2人で風に吹かれた。どちらも何も言わず、父と息子、ただ、お互いの存在を感じながら過ごした数分。まだ意識のはっきりしている父との最後の思い出である。その10日後に息を引き取った。

 81歳の渡邉さんが殺害された記事を見て、僕は死んだ父のことを思い出した。そして、渡邉さんはどんなに恐ろしく、辛く、悔しい思いをして、この世に別れを告げたかと思うと、キーボードを叩きながら涙が止まらなくなった。

 僕たち50代の人間は80代の親を持つ者が多い。介護で心身ともに疲れてしまっている同世代の人間はいるが、多くの者にとって80代は身近な存在であり、親には少しでも元気に長生きして欲しいと願うものである。

■ジャーナリストとして社会貢献を

 新サイトがこういう形でPVを伸ばしたことにやり切れなさを感じる部分はあるが、今回の事件については僕なりに考えるところがある。「ホームレスの方たちのために、何かできないか」という思いが強く、今、具体的にプランを練っている。

 いずれ、明らかにしようと思うがジャーナリストとして出来ることをして、社会貢献できればと思っている。

"5万PV到達 岐阜の事件に涙が止まらず…"に1件のコメントがあります。

  1. 野崎 より:

    こんにちは

    ホームレス男性殺害の記事に関してお伝えしたいというか、思うところが多々あり、
    例によって長文をしたためましたが上手くまとまりません。

    まとめようのない事だと思っています。

    極刑を望むとハッキリ表明。

    異論、批判、死刑反対派、多くはリベラル、それなりの力をもつ勢力から敵と位置付けられ今後への影響の可能性、、当然お分かりの事と。

    死刑という言葉を選択し旗幟鮮明にされる姿勢は見事です。

    事業は人なりという言葉の解釈の一つとして、トップに立つ者の資質が現れる。
    類は友を呼び社風となる。

    敵もできるが同志的な者達も必ず集まる。

    松田さんの信ずるところを邁進されることを又本来の意味での君子は豹変す、も。

    ●強きをくじき弱きを助く。
    この言葉の逆が世の中ですね。
    渡る世間に鬼は無い、は別の意味、切り口です。

    力のある敵対勢力に明確に反旗を翻し、弱きもの達。

    >ホームレスの方たちのために、何かできないか
    とは上記の言葉どおりなり~! 松田隆は人の上に立てる男だぜぃ!

    ホームレスのような人達によりそい救済(好きな言葉ではない)活動を行った人物として、60年代後半から山谷の労働者達へ心身ともに注ぎ込んだ森本春子牧師が浮かびます。
    狭い集会所に労働者達があふれ近隣から苦情、立ち退きを迫られ、
    新たな物件を紹介された時、理想的な物件で、これは神よりのものだと信じ、金が全くないにもかかわらず与えられると信じ購入の意志を表明し、その物件が与えらる様は圧巻です。

    NGO NPO ボランティア団体は多くありますが、私が調べた限りにおいて、
    寄付金の内訳は公表しているものの個々人の給与の詳細を公表している団体はありませんでした。

    ユニセフ、日本ユニセフ、アムネスティも、国境なき医師団はわかりません。
    これらの団体のスタッフ、若い者達と話しましたが誰一人問題としませんでした。
    日本ユニセフの一人は私を睨みつけ、個人情報だから開示義務はないと。

    私は開示すべきと思っています。

    故牟田 悌三氏という芸能人がいました、世田谷でボランティア活動に力を注ぎ、
    社会福祉活動家という評価になりました。
    故牟田氏のスタッフが、有償のボランティアというものがあってもよい、と言い出し
    異論をとなえたことがあります。

    難しい問題でもあり、
    松田さんがどのような構想をお持ちなのか、
    松田さん自身のお考えも当然ある訳ですが、

    個人給与を公開する社会福祉団体として先鞭をつけて欲しいな、などと勝手に思ってしまいました。

    都内で少女たちを性的被害から守ると称し活動している、女性が主幹する団体がありますが(メディアによく登場するのは二団体)
    私はビジネス要素が極めて強いと思っています。

    ホームレスが販売する雑誌、ビッグイシューにも問題を感じています。

    御返信は不要です。

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