エネイブルが逃げて快勝、12連勝で凱旋門賞へ ヨークシャーオークス

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松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵

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青山学院大学大学院法務研究科卒業。1985年から2014年まで日刊スポーツ新聞社に勤務。退職後にフリーランスのジャーナリストとして活動を開始。
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 エネイブルが8月22日に行われたG1ヨークシャーオークス(芝約2370m)を制し、G1を5連勝、通算12連勝を達成した。2着に2馬身4分の3差でマジカルが入った。(英国Racing TVより)

■逃げても強かった「ひたすら勝ち続けている」

Racing TV画面から

 レースはエネイブルが先手を取り、ラーティダー・マジカル・サウスシーパールの縦1列、ゼッケン番号の通り1~4の順で並んだ。馬なりのまま直線を向いたエネイブルは、内からマジカルに並びかけられたが残り2ハロンあたりからあん上のステッキを受けると徐々に差を広げ、最後は2馬身以上の差をつける完勝だった。ラーティダーは2着からさらに10馬身離された3着。

 単勝1.25倍の断然人気に応えたL・デットーリ騎手は目に涙を浮かべながら「素晴らしい。シンプルに偉大な存在感を有し、巨大なエンジンを持っている。みんな(今度は負けるのではと)疑うが、しかし、ひたすら勝ち続けている」と話したとメディアは報じた。

■ヨークシャーオークスは2年ぶりの制覇、凱旋門賞V3へ

 エネイブルは2017年に続くヨークシャーオークス制覇を達成。通算14戦13勝、勝ったG1は10クラという信じ難い成績を残している。昨年2018年は調整が遅れて前年の凱旋門賞から11か月のブランクを経てG3セプテンバーSを勝ってギリギリ凱旋門賞に間に合わせた。

 今年は7月6日のG1エクリプスSからスタートして、同27日のKジョージ6世&QエリザベスSを経て、ヨークシャーオークスから凱旋門賞へと挑む。臨戦過程は前年より遥かに好感が持て史上初の3連覇に視界良好と言えるが、本番には古馬ではクリスタルオーシャン、3歳ではジャパンなど強豪が控えているだけに簡単ではない。伝説の最終章は10月6日、舞台はパリロンシャン競馬場である。

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