な〜んも反省してない蓮舫議員 言葉のトリック

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松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵

青山学院大学大学院法務研究科卒業。1985年から2014年まで日刊スポーツ新聞社に勤務。退職後にフリーランスのジャーナリストとして活動を開始。

 立憲民主党の蓮舫代表代行が28日、Twitterで反省の思いを投稿した。27日の参院予算委員会で菅義偉首相に対する質問で、首相から「失礼ではないでしょうか」と答弁されたことについてのもの。しかし、蓮舫議員の反省は常に表現だけの反省、謝罪。反省の中身を見ると、どうしても頭を下げたくない意識が透けて見える。

■「想いが強すぎて語気を張ってしまう」と投稿

質問に立つ蓮舫代表代行(フジテレビ画面から)

 蓮舫議員は28日午前9時30分に以下の内容のツイートを投稿した。

いつも反省するのですが、想いが強すぎて語気を張ってしまうことを。

提案した内容がきちんと皆さんに伝わるよう、引き続き取り組みます。

 これは27日の参院予算委員会での質問で菅義偉首相に、「あなたには総理としての自覚や責任感、それを言葉で伝えようとする、そういう思いはあるんですか?」と問いかけ、首相から「少々失礼ではないでしょうか」と、厳しい答弁が返ってきたことに関するものであることは明らか。

 質問の直後から、首相とのやり取りに関しネットを中心に蓮舫議員を批判する声が上がった。翌日のフジテレビ系の「バイキングMORE」では坂上忍氏が「正直失礼」「自分に都合の悪いときは逃げて、人のはあんな芝居がかった追い込み方するって…」と批判し、それをメディアも伝えている。

■「高卒」発言でも見せた反省のトリック

 蓮舫議員も世間の反応を見て考えたのか、反省したかのようなツイートをしているが、このツイートをよく見てほしい。首相に失礼なことを言ったことではなく、「語気が張ってしまう」ことを反省しているのである。しかも、語気が張ってしまうのは、「想いが強すぎ」たのが理由。つまり「国民のためを思っているから、自然と語気が強くなってしまって、私ってだめだわ」と言っているに過ぎない。

 多くの国民は首相に対して「自覚や責任を伝えようという気がないんだろう!」という趣旨の明らかに礼を失した発言の内容に不快感を覚え、批判していると思う。ところが、肝心の部分については何の反省もない。ただ、強く言い過ぎたと、言い方の問題に矮小化して反省したフリをしているにすぎないのである。

 この手法は以前にも使用している蓮舫議員の得意技である。昨年4月29日の参院予算委員会で、以下のように質問をしたことを覚えている人は多いだろう。

 「学校を辞めたら高卒になる。就職はどうなるか、奨学金返せない…

 これに対して高校を卒業して社会に出た人を差別するものであるとして、ネット上を中心に猛烈な批判が集まった。さすがにまずいと思ったのか、ツイートで反省の弁を述べた。

 私の言葉すぎました。本当に申し訳ありません。高卒で頑張っておられる方々に心からお詫びします。目指す目的のため奨学金で大学に入った学生が、バイトがなくなり金銭的に退学しか選択肢がない場合の人生再設計の前の支援を求めました。

 使う言葉が全く駄目です。申し訳ありませんでした。

 この時もよく読むと分かるが、最後にはっきりと書いているように、自らの表現方法が上手ではなかったということだけを謝っているのである。自らの内に存在すると思われる差別意識を認め、それは間違った考えであることを認め、以後はそのような考えは捨てるとするのが本来の謝罪であろう。

 この点は「蓮舫議員 責任回避の謝罪術『差別を謝れ』」で詳細に論じているので、参考にしていただきたい。

■首相の演説原稿の事前投稿には説明も謝罪もない理由

 この2つの国会での質問と、その後の処理を見る限り、蓮舫議員は高卒の人間を差別し、政敵に対しては「お前はやる気がないんだろう」とレッテル貼りをしてでも足を引っ張る人間であると言われても仕方がない。実際にそういう面はあるように、僕には見える。

 そうかと思えば、首相が読み上げる予定だった施政方針演説原稿を事前にツイッターに投稿し、批判されると投稿を削除した件については、今に至るまで何の説明も謝罪もない。この問題では、自らの表現方法や言い方などを謝罪、反省することでは収まりがつかず、行為そのものを謝らないといけないから、説明も謝罪もしないのであろう。

 結局、蓮舫議員は世間から批判されるような言動があった場合、表現などの手続きが適切ではなかったとは言うものの、その実体については決して謝罪しないのである。どうしてここまで頑なに自分を守ろうとするのか。日本人のメンタリティーでは理解が難しい。

■青学大OGとして恥じない言動を

 蓮舫議員は青山学院大学法学部を卒業しており、僕と同門である。青学のスクール・モットーは「地の塩、世の光」。目立たぬ行いで社会の役に立ち、目立つ行いで希望の光として励ましと力、エネルギーを周囲に発していくことをつとめとしている。

 スクール・モットーに恥じない言動を心がけてほしいと、OBの1人として願っている。

"な〜んも反省してない蓮舫議員 言葉のトリック"に2件のコメントがあります

  1. スッパまん より:

    この御仁は、税金で私腹を肥やして前科持ちの上、厚顔無恥の辻元清美と同じタイプの人間。調子に乗って他人を攻撃する時は一見饒舌に見えるが、ほざいている事は何の根拠もない実は支離滅裂な口先だけ。逆に守勢にまわると論理的に説明できずにただ逃げ回るだけ。そもそも国民が最も知りたいご自分の国籍問題で未だ説明責任を果たしていないのだから、呆れて開いた口が塞がらない。

    この御仁や辻元清美だけではなく、他人(与党側)にあまりにも厳しく身内(左派系野党)の不祥事には激甘で、声が大きくて悪目立ちする人間が偉くなる無策無能な立憲民主党だから仕方がないのかもしれない。

    これで自称将来の女性総理候補というのであるから、日本の国民も舐められたもんだよ・・・。

    1. 松田 隆🇯🇵 @東京 Tokyo🇯🇵 より:

      >>スッパまん様

       今の野党の支持率の低さは、蓮舫氏ら女性議員の言動にあるような気がします。

       感情的な発言ですが、個人的に蓮舫、辻元、石垣、森らの立民女性議員は見ると不快になります。

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